2017年08月08日

「プリンセス・プリンシパル」#5

 今回が5話目なのですが、エピソード7。前回から微妙に遡った時系列となります。エピソード3だとばかり思い込んでいたので、ちょっとぴっくり。



 サムライ娘・ちせの合流は結構遅かったということですね。そして前回4話で示されたのがcase9ですから、さほど時間が経っていない段階でのお話。今回はちせ合流ということで、この世界での日本の姿を示すものとなるのですが、使節団の大半がチョンマゲで、和服の上に背広を羽織のように着込んだケッタイないでたち。ひょっとしてこの世界の日本は公武合体で侍が生き残ったのでは……と思ったりもしたんですが、「幕府の亡霊」とか言ってますから、やはり明治維新はあった模様。

 おそらく堀川公は、岩倉使節団になぞらえたものでは、と指摘している人がいてなるほどと納得しましたよ。つまり戊辰戦争の直後、明治新政府は出来立てのホヤホヤなのですね。そしてエピソード9では堀川公はマゲを切って背広の洋装をしていますから、まさにちょうど過渡期。なかなか細かいなあ。どこまで見ている人に通じるか、ですが、ここでもシャッフルが生きている。

 今回は単体のエピソードでも実に完成度が高く、走る列車を飛び移りながらの刀剣と銃を交えた派手なアクションの連鎖。そして苦みのこもったハードボイルドな結末。これぞ「NOIR」ですよ!父さん。
 アクションシーンで梶浦節炸裂のよく歌詞がわからない声楽が鳴り響いているのもいい。ああこういうのが見たかったんだよなあと本当感慨深かった。剣戟シーンでの刀の重みを感じるやり取りも実に良かった。手描きのアニメならではですよね。
 なんか本気でディスク買おうか迷い始めてる。まあこの先の展開次第ではありますが、少なくともこのエピソードは確保したい感じ。「NOIR」で言えば3〜4話というところですね。「暗殺遊戯」と「迷い猫」はシングルカットでも楽しめる好篇でしたから。

 アクションにツッコミ所満載と言ってる人はいますが、それは我らが真下ブランドでも同じことでして、リアリティよりも映像的カタルシスを優先させる姿勢こそが映像表現の妙味で、面白いんですよね。それこそがアニメならではの面白さなんだと思う。

 そして次回は大半の予想を覆してなんとcase18! さてさてどうなりますことか。間を開けてランダムにエピソードを積んでくるあたりがポイントですね。空いている部分に何があったかと考えずにはいられないわけで、なるほど、うまいというほかない。次回も楽しみです。
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2017年08月07日

「メイドインアビス」#5

 まだまだアニメの演出でできることってあるんだなあと思います。それなりのスピーカーをお持ちの方は、ぜひとも立体音響を体感してください。これが劇場版ではなくて、テレビアニメというのがなんとも豪華すぎる。



 特に今回の目玉、火葬砲の発射シーンのサウンドがいやはや実に凝っていることといったら、本当に感心しました。空気を貫いていく感じ、音によって表現される奥行きの表現は実に見事というほかありません。あとは逆さ森で次々と木々の間を突っ切って飛び渡っていく時の空気を切る音とか、本当に凝っていましたし。割とありきたりの音響でごまかす風潮が続いている中にあって、声優以外の音響づくりにここまで凝った作品はなかなかなかったと思います。Fateとかのバトル作品でもここまで凝ってはいない。それはたぶん、この作品が極めてシンプルな異世界冒険活劇だと最初から分かっているからなんでしょうね。

 いろいろなキャラと要素をぶちこんでなんだかよくわからないラブコメに堕してしまっている作品が大半の中にあって、キャラクターも設定も極限まで絞り、ただひたすら降りていく異世界冒険ものとしたこの作品は、本当に今時珍しいシンプルさ。でも「ああ、冒険ものって楽しかったなあ」と初期宮崎作品を初めて観た時の感動を思い出させてくれました。

 しかも、みんな言ってますが、派手なアクションシーンではなくて、レグの腕を水平に伸ばして切り立った谷を渡るロープウエイ的な場面とかで、結構ジーンとくるのが面白いですよね。いかにそういうシンプルな作品がなくなってしまったかということでもあります。現在はゲームの方でも、やたらパーティを増やした書き割り的RPGばかりがもてはやされてますからねえ。凝るべきは世界の作り込みの方だろうに。

 その一方で、強くてまっすぐなレグといい加減に見えて精神は強靭なリコのコンビはキャラ設定としてもなかなかよく考えられている。キャラクターというのは、ツンデレとか熱血脳筋とか、パラメーターを一方向に振り切った記号として見せるのではなくて、その世界を魅力的に表現するためにベストな形というのがあるはずなのですよね。

 本当、この作品もそうですが、今期はスロースタートながら尻上がりに評価を高めていく作品が多くて驚きます。それはそれでもうけた気分になるからうれしいんですが。「正解するカド」みたいにラストで大コケするよりはよっぽどマシで。かといって、1話斬りした作品も今は面白くなっているかも……と思うかというと、それはあんまり感じることがありませんで。やっぱり地味な作品でも、最初から「これは見なくては」と思うオーラというのは、違って見えるものですよね。
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2017年08月06日

「サクラクエスト」#18

 どうもいまいちはじけない本作ですが、個人的にはすごく評価してます。地域起こしの難しさという点では、PAが語ると本当にリアリティがあって、富山に現在の拠点を確立するまでには、実際にこうしたあれこれでつまづいたんだろうなあと天を仰ぎたくなります。



 だから、プロデューサーが「毎回脚本にはすごい時間をかけて練った」と自慢しても、「それでこれか」と視聴者に叩かれる羽目になってしまっているわけですが。つまりみんな地域に根を下ろす大変さは骨身に染みて分かっているので「いや、こんなにうまくいくわけがない、あのエピソードも入れるべきだ」みたいになって、著しくカタルシスに欠けるストーリーになってしまったと。それはそれで苦みも味となっていて好きなんですが。

 今回の話なんて、珍しく死が描かれていて、視聴者を驚かせたわけなんですが、実はこういう死は地方にはいっぱい転がってる。だってみんな年寄りだから(^^; 決しておとぎ話とせず、教授たちの独立闘争にも、かなり現実的な落としどころを示して見せたのはとても良かったと思います。大臣チームもみんなそれぞれの持ち味を生かして、解決策を導き出しているし。練り上げた脚本の面白さというのは嘘ではないわけです。

 ただ、ここまで来てようやくクエスト最初の成果というのはいかにも腰が重すぎる。祭りを再開するための三種の神器を集めよう、という至上命題は、かなり最初の方で提示しておくべきだったんじゃなかろうか。それで、このエピソードを1クール目のクライマックス、13話あたりに持って来れば、もっと全体に盛り上がったんじゃないですかね。

 個々のエピソードの脚本は確かによくできてる。でもシリーズ構成にはもう少し考える余地があったんじゃないか、というのが私の意見。もったいないです。本当によくできているだけに。せめて結末は、カタルシスのあるものにしてほしいなあ。
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2017年08月05日

「ゲーマーズ!」#4

 さてこの作品、どれほど売れることになるんだろうか。前期は3桁の惨敗作品がゴロゴロ出て頭抱えました。「正解するカド」みたいに結末部で大コケした例もあれば、「アリスと蔵六」みたいに、いまいち盛り上がらない第二部で切らざるを得なかったことで弾けそびれた例もあって。

 それから見ると、今期は比較的粒がそろっていて、見ている作品の中では大コケは少なそう。「セントール」は視聴止めましたが、あれは本当に超大コケしそうで……

 

 こちらは、ラノベ原作なのに先が読めない珍しい展開。前回は珍しい引きのオチでしたが、なんと今回にストーリーはつながっておらず、番外編的なエピソードが放り込まれているという。

 番外編といいましても、本来のメインヒロインがさっぱり本筋に絡んでこない変なキャラとなってしまったため、まとめて描いておこうというものらしい。ちなみに、この先もメインヒロイン、出番はないそうです。ご愁傷様。主人公に視界の外扱いされて石化、さらに崩れて砂と化し、主人公に踏まれるという珍しいヒロインになってましたね、この人(笑)

 そんな彼女の残念化した日々を見せようという展開のため、本当に久しぶりにゲーム部の先輩方も出てましたね。この先はもう出てこないんでしょうけど。いやはや、変な作品です本当。そして今後、このメインヒロインさんにはほとんど出番はないそうです。嗚呼… ていうかイカちゃんは怒っていい(^^;
posted by てんちょ at 01:39| 大阪 ☁| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月03日

「喫茶安元〜アナログゲームはじめました」#3

 いや、これ本当に面白いわ。サンテレビとBS12でしかやってないというのが本当にもったいない。ていうか、ネットで配信しようよこれ。いまだに宣伝動画すらないのはどうかと。



 というわけで今回も関係ない動画。しかしこういうチャンネルあるんですねー

 今回の喫茶安元は「ハゲタカのえじき」とかで、極めてシンプルな点数対決ゲーム。ただ、駆け引きのおもしろさは、見物しているだけでも十分に面白い。マイナスカードをいかにして回避するか、が腕の見せ所ですね。そして、ゲームが進んでいくにしたがって、手持ちのカードがなんなのかみんなに一目瞭然になってしまうのも面白いところと言えます。

 そして今回も、オッサン声優たちのアツい駆け引きを、ほんのちょっとあきれ気味の冷たいトーンで実況してくれるのがあっちゃんの味。これが実にいい感じではまっておりまして、あっちゃん名調子やなあ。この番組の楽しみは安元さんたちのボケっぷりと好対照なあっちゃんの実況を楽しむことでもあります。ある意味で、これ永久保存版。全話残すことを決めました。それだけに、たまらなく悔しいのですけどね。第一話を見逃してしまったのが。

 まさかアナログゲームをやってるのを見るのがこんなにも面白いとは思いませんでしたもの。ポールさんがしきりにゲーム小説を書こうとするわけだ。ただ、その面白さを未経験者に伝えるのは本当になかなか難しいと思う。そのあたり、できればぜひ一度みて参考にしてほしいところ。BS12見られるかどうか知りませんけど。

 今回で言えば、安元さんが計算して作りこんだ自分のキャラが崩壊していくさまが実に面白い。はてさてどこまで目算どおりだったのかわかりませんが。
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2017年08月02日

「18if」#4

 ああ、なんかトマトカレーが食いたくなってしまった。カレー好きなんですが、うちの家族が「しょっぱいのイヤ」というからなかなか作れないんですよねえ。あと、煮たトマトはすっぱいからイヤなんだそうな。困った困った。本当は加熱したトマト料理、コクが出て好きなんですが。



 さて今回は女性監督ということで、めずらしく「らしい」作品になりました。最近は女性監督でも普通にエンタメに徹した作品が多くて、こういう風に女性性を強調した作風は結構珍しくなりました。確かにこういう競作シリーズの時は効果的で、うまいセレクトかもしれない。

 男の側からすれば「やせてる女が好き」というのにはさほど意味はなくて、たぶん今回の主人公のモデルの子も実際ぜんぜん太ってなんかいない。だから男は「気にすんな」と軽く言いがちなんですが、そういうもんではないらしい。自分の母親とか見ていると、際限なく太った時の反面教師としての恐怖感があって、絶対甘言には乗るまいぞと思うものらしい。これはある意味で女の意地みたいですから、男性諸君、彼女に無責任なこと言うのはやめましょうね(^^; たぶんボコられる。

 そういう意味では、空腹のあまり、深夜に無意識のうちに食べては吐く行動が止められなくなった少女が魔女化するというのは、結構切実な傾向かもしれない。しかも職場はOLではなくて、喫茶店で、自分が作るカレーが評判メニューと化してしまっているという。それは地獄だ。しかも例の猫博士が常連さんになって毎日のようにお代わりしに来るという。客じゃなかったら殴られてるな、これ(^^;

 そういう意味で言うと、ダイエットヒステリー状態の女性をどうやって正気に戻すかというと結構難しくて、そこは天然タラシの主人公、こういう「ひとくちだけ笑顔で食べてみようよ」というのはいいかもしれない。自分が食べられなくても「作った人が笑顔で食べてくれるならいい」とか思えますしね。

 全体として、これはなかなか面白い展開でした。もはや「魔女ってなんだ」という感じになりつつありますが。そもそもどうやったら解決なんだっけとか疑問が生じつつある。猫博士、実は何も考えてないんとちゃうかとか。まあ、オムニバスアニメだと割り切るとこれはこれで楽しいのでこの先も見ますけどね。
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2017年08月01日

「プリンセス・プリンシパル」#4

 この作品の魅力のひとつは、ランダムに展開されるエピソード。こういうのは別に新しいことではなくて「ハルヒ」とかでも行われていたことではありますが、ことこの作品に関しては、ミステリ的な味わいが増すという点で絶品の演出といえるでしょう。



 ここまでの展開は 13、1、2という展開。最初が奇手なだけで、後は順繰りなのかと思わせておいて、実は今回はなんとエピソード9!いやあ、予想を裏切ってくれますね。そして実際にこれはただのデタラメじゃなくて、この順序で見ることで、このチームの各メンバーの微妙な立ち位置、必ずしも一枚岩ではないそれぞれの思惑が見えてくる仕掛け。そしてこの過酷なもうひとつの冷戦世界の仕掛けも徐々にわかってくるというわけ。

 今回は作品世界を支えるキーアイテムというべきケイパーライトの技術争奪戦。そしてそこに、謎のニンジャ娘ちせと日本の情報戦略が絡んでくるという仕掛け。このあたりは、どうやら次回のちせ加入エピソードでさらに詳しく語られることになるはず。

 それにしてもこの作品、一話ではここまでとは思いませんでした。もっとチャラい作品だとばかり。非常に綿密に伏線が組み立てられていて、無駄な捨てエピソードとか日常描写かと思われるようなことも、ずっと後になってあああれが伏線かと唸らされる。今回で言えば、チームの尾行訓練が最初の方で出てきますが、これは素人であるプリンセスとベアトがちゃんと訓練を重ねていることを見せつつ(プリンセスは素人ではない可能性もありますが)、後半の潜入シーンでちゃんと生かしてる。こういうのがスパイドラマならではのミステリ描写の妙味ですよね。

 こういう小粋さ、やっぱり絶品。いやーこの先も楽しみです。
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2017年07月31日

「あすかりんのこぜにかせぎS」#4

 というわけで、はや4回目。とにかく繰り返しは避けるといういばらの道を選んだ以上、出来不出来にはばらつきが出てしまうわけで。残念ながら今回はややはじけなかったかな。



 照明と音声が不調で、いきなりハイキー画面から入るわ、音は飛ぶはずれるわで、いったん放送をリセットしなければならない羽目に。なつかしいな、「みならいディーバ」思い出してしまったぞ。

 というわけで、あっちゃんたちはいきなり楽屋オチから始める展開に。途中で画面外に出てしまって、2人はメイクを直してもらうは、画面上には誰もいなくなるわともうやりたい放題。まあ、困難な状況下で少しでも笑いを詰め込もうというあっちゃんの機転は十分に伝わりました。

 「落書きにらめっこ」は悪くはなかったと思うし、2人の機転ぶりもよくでていたんですが、いかんせんやはり企画として弱かった。もう少し大ネタの間にアクセントとして入れた方がいいネタじゃないですかねえ。

 「効果音神経衰弱」は、前回結構盛り上がったんで今回も、ということになったと思うんですが、やはりよほどうまく仕掛けておかないと、ハズします。そして、今回は見事にハズしてしまった。やはりタスマニアデビルの鳴き声のように天丼として使えるものを入れておくべきでしたね。何に当ててもいける引きの強い音を仕掛けておくべきでした。まあ、2人のフォローぶりはなかなかうまかったけど。

 こういう過酷な環境下でも、本当にタフにやってくれますね。結果としてまあまあのところに着地しましたけど、今回はスタッフ側の練り込み不足を指摘せざるを得ない。最後に香鈴ちゃんがかたっぱしから押してましたけど、全体にセレクトが悪いと言わざるを得ない。まあ、こんな回もありますよ。次回期待してます。
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 西明日香 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月30日

「メイド・イン・アビス」#4

 ややモヤモヤしながらここまで観続けてきたんですが、さあ出発という段になると俄然盛り上がってくるのは素晴らしいかもしれない。やや段取りが長すぎた気がしないでもないのですが、しかし王道は王道。



 何に感動したって、最近ここまでスケールの大きい音づくりをやってのけた作品はちょっと見た記憶がない。いちおう、5.1chに振り分けて聞いているんですが、たいていの作品は、アナログステレオとどこが違うねんというレベルの平板な音づくりしかしてない。

 ノイズ音もBGMも、あちこちから振り分けて音が聞こえてきて、それが結果として階層世界のスケールの壮大さを感じさせるものになってる。ある意味、ものすごくシンプルな冒険物語で、異世界を旅する不安と好奇心がひしひしと伝わってくるのが本当に素晴らしい。

 ガコーンとかズズーンとかいう重低音を効果的に聞かせて、空間の広がりを感じさせるのですよね。これほど「感じる」作品は久しくなかった気がする。この作品はなるべく、昼間にスピーカーで視聴しよう。リアルタイムだと近所迷惑だからね(^^;
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2017年07月29日

「ゲーマーズ!」#3

 本当、まったく期待していなかったんですが、尻上がりに面白くなってる。こういうのがあるから、とりあえず第一話は興味と関係なくひとまず見られるだけ見るかとなるわけで。ただ、テンプレハーレムものとか、100%女子向け、見て無い作品の続編は無条件で切りますが。そんな中にあって、今時ラノベでここまで風変りな展開てできるものなんですねえ。



 大半のラノベ作品は、テンプレートを逸脱することを一切許されないそうですが、たまにこういう暴投気味の作品が出てくれるのが面白い。というか、そもそもアニメでは、「のうコメ」とか悪意を持ってテンプレートを揶揄した作品が先にアニメになって、売れてはいたかもだけど、正常な神経では見るに耐えないほどのテンプレ爆走作品が今頃になって撃つ弾がなくなってアニメ化されてるわけですよね。当然炎上してるし、見る気なんて1ミリもないですけど。

 まあこの作品の場合、第一話だけ見た人は、よくある部活ものだと思ってしまったやろなあ。まさかまさか本当にゲーム部はこの先もまったく出てこないのか! 今回は珍しく記憶喪失君が再登場してましたけど。そしてメインヒロインがまったく主人公の視野に入らずストーカー化してしまい、主人公の周辺の人間関係がどこの実話雑誌かと思うようなドロドロの錯綜した構図になっていくという。もはやゲームもラブコメも関係ない! というかこれ何なんだ(^^;

 面白いのは、もてまくるのは主人公ではなく、その相方であるイケメンの方ということ。だれか指摘してましたけど、実はハーレムテンプレートが確立される前の70〜80年代はむしろ主人公はモテなくて、参謀役というべきイケメンの相方がやたらもてたと。ああ、言われてみれば確かに。当時ハーレムなんて概念はないから、そんな見方はしていなかったけど、現在から思い返してみれば確かにそうなのですよね。

 ただ、当時の作品は、何か目的があったはずで。全国大会に行くとか廃部を食い止めるとか。こいつら部活ですらなく、目的もないのに、ひたすら人間関係は混沌化していくという、ある意味スゴいな。こういうなんの主軸もないまま読者を引っ張っていけるというのは、大した才能なのかもしれない。

 今期はイマイチ斬る作品が多かったんですが、残した作品はどれも案外いい。ある意味理想かも。見る作品
は少なくてハズレはないという。
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする