2016年05月28日

「おじょじょじょ」#3

 クール教信者のもうひとつの代表作。やっぱこの人、ラブストーリーを描かせると絶大にうまい。

おじょじょじょ(3) (バンブーコミックス 4コマセレクション) -
おじょじょじょ(3) (バンブーコミックス 4コマセレクション) -

 ただのラブストーリーにはならないんですね。「旦那」にせよこれにせよ、恋をすることで人が変化し成長していくさまが描かれていく。特にこれはお嬢様と庶民の恋というベタな展開なんですが、あんまり障害は起きない。財閥の長である父親にせよすっかりひねくれてしまったハルをなんとかしたいと思っており、川柳君には次第に信頼を寄せていく。

 原則この話に悪人は出てきません。登場人物はみんなひねくれているんですが、ハルと川柳というカップルと出会うことで、自分を取り戻していく。それもご都合主義としてではなく、川柳が「ハルの恋人」としての自分を自覚し、進むべき道を次第に見つけていくことによってもつれた関係が丁寧に解きほぐされていくことになるのです。

 人に恋することは「あがり」じゃない。それからどうするべきなのか、その次にどうしたいのか、常に問われていくことになる。彼女とイチャイチャすることでもツンデレに腹の探り合いをすることでもなく、恋人同士になることで周囲との人間関係もまったく変わってしまう。

 恋人同士になったあと、周囲とどう付き合っていくのか、その部分にドラマを見付けていったのはこの作品の大いなる独自性というべきでしょう。多くのラブストーリーが周囲を遮断する形で幕を閉じるのとはまったく逆の方向性。本当すごい。もちろんここまで来てしまうと、そう長くは続けられないわけで、次回最終巻だとか。もったいないけど… まあ楽しみに待ちますか。
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2015年11月18日

「ゆるキャン」1巻

 「魔法少女ほむらたむら」でおなじみあfろ氏は、きらら系4コマ作家の中では飛び抜けて才能のある人だと思います。すっかりパターン化してしまった「きらら★マギカ」の収録作家の中では、飛び抜けて面白い、というか、この人を読むためだけに今も定期購読している。

 そんなあfろ氏、初めてのオリジナル長編ストーリーコミックが始まりました。

ゆるキャン△ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) -
ゆるキャン△ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) -

 今まで「月曜日の空飛ぶオレンジ」「シロクマと不明局」と、2本の4コマシリーズを発表していますが、どっちも設定に凝りすぎて沈没しており、2巻止まり。オリジナルには課題の残る人でした。いろいろ思いつくぶん「あれもこれも」と入れたくなるんでしょうな。結果として後半になるほど意味不明になってしまう。それに対して二次創作である「ほむらたむら」は、元ネタという制約があるぶん、アイデアの奔流がうまく制御されていて、いまだにワンパターン化しない。ある意味すごいことです。

 そんなあfろ氏が初めて描いたストーリー漫画。超自然的要素は一切なく、かなりリアル志向のキャンパー少女たちの青春ストーリー。孤独な一人キャンプを楽しむリンと、その一人キャンプに闖入してしまったがためにキャンプの魅力にはまりこんでいく元気少女なでしこの物語。

 ああ、こんなにも描きこんだ学園生活とかアウトドアの絶景とか描ける人やったんやと感心しました。この人、まだまだ才能を隠し持ってる感じ。とにかく説明しすぎない感じがよくて、なんと1巻が終わってもリンの姓はいまだに分からないまま。その一方でキャンプのマニュアル的知識の数々はなかなかにお役立ちで、キャンプに出掛けたくなってしまう。登山志向の「ヤマノススメ」とはまた違いますね。登ることよりはテントを張って火を焚いて飯を食うことこそが楽しいという。しかし松ぼっくりは着火剤になるのか…

 きっとこのシリーズは長く続くと思います。これからが楽しみ。
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2015年05月29日

「魔法少女ほむらたむら」#2

 あfろはオリジナルの第二作「シロクマと不明局」も終わったばかり。前回の「月曜日の空飛ぶオレンジ」といい、話を壮大に広げすぎて畳み切れないのがオリジナル版での欠点といえば欠点。ただ、徐々にうまくなってはいますから、今後に期待。なんといってもこの「ほむらたむら」シリーズは大人気で、あfろ作品としては唯一、第三巻に到達することがきまりました。

魔法少女ほむら☆たむら〜平行世界がいつも平行であるとは限らないのだ。〜 (2) (まんがタイムKRコミックス) -
魔法少女ほむら☆たむら〜平行世界がいつも平行であるとは限らないのだ。〜 (2) (まんがタイムKRコミックス) -

 いや、実際「同じ人か?」と不思議に思えるほどに「うまい」んですよね。これだけ続けてもまったくマンネリにならず、むしろ「あけみ屋」とか「盾の吉田くん」とか、勝手に広げたネタをキレイに回収してむしろ話をうまく広げていっている。

 この人は、オリジナルよりは二次的な枠をはめた方が、あふれすぎる想像力がうまく制御できるんじゃないだろうか。実際、まどか二次創作専門誌「きらら★マギカ」はおそろしいことにまだ続いてまして、まどか新作の情報なんて欠片も出てないのにどこまで続けられるんだろうと不安になるんですが、この人だけは創刊号からの継続組で唯一マンネリになっていない。

 強みはなんといっても、ギャグなのに無駄に壮大なSF的世界観でしょうね。他の人たちが叛逆ネタを入れてなんとかしのいでる中で、ただ一人正編ネタだけで勝負しているのもすごい。まあそのうち時空が歪んで出てきそうな気もしますが。

 いつのまにか「たむらさん」と化してるあfろほむら。もうこうなったら、三十路マミさんじゃなくてこっちをアニメ化しましょうよ。こっちの方が断然アニメ向きだと思う。
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2014年11月23日

「少女終末旅行」#1

 コミックバンチという微妙にメジャーな青年誌は未チェックだったのですが、これは表紙に魅かれて買ってしまいました。こういう勘は当たりと外れが半々ぐらいでちょっと難しいのですが、思いがけない出会いを引き当てることもあるので、リスク覚悟で時々やります。

少女終末旅行 1 (BUNCH COMICS) -
少女終末旅行 1 (BUNCH COMICS) -

 こういう終末ものは、かなりお手軽なセカイ系となることも多々あり、なかなか傑作が出にくいのですが、これはまた大胆に来たなという感じ。終末後の世界で、少女二人が軌道バイクに乗ってただひたすら進んでいく。全編ほぼ何も起こらず、少女たちがただ黙々と食糧を探し、服を洗い、橋を渡る、といった日常を描いていきます。

 ただし終末後の世界はよくある砂漠の荒野ではなく、膨大な建造物が放置された廃都市。このカオスめいた迷宮感覚がなかなか印象的なのです。しかも少女たちは特に悲観的でも楽観的でもなく、ただ淡々と状況を受け入れ、クールたくましく世界を渡っていきます。

 なんというか、特に希望は描かれていないのだけど、世界には絶望もなく、ただそこにあるものをあるがままに受け入れる強さが、少女たちの魅力であり、不思議に引き込まれる秘密なのかもしれない。さて、この先どうなるのやらまったくわかりませんが、しばらく付き合ってみる価値はありそうです。
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2014年08月13日

「夏の前日」5巻(完)

 すごくゆっくりゆっくりと描き続けられてきた吉田基巳の最新作、ようやく完結しました。もともと彼の作品はまったく追いかけていなかったのですが、これはすごくまじめにチェックしました。

夏の前日(5)<完> (アフタヌーンKC) -
夏の前日(5)<完> (アフタヌーンKC) -

 破局が最初から強く予感された刹那な恋の物語でしたが、より大きな意味ではラブストーリーではなくて、主人公二人が「どう生きるか」をお互いを通じて感じ取り、新しい明日に向けて一歩踏み出していく。

 だからラブストーリーとしてはバッドエンドだけど、物語そのものとしてはハッピーエンドなんだと。そんな力強い手ごたえを感じられた結末でした。男と女がくっついたり離れたり、というのは実はどうでもよいのだと。それよりはどうやって明日に向かう気持ちをつかみとるのか。これは本当に難しいことなので、よくぞまあここまでたどりつけたなと著者をねぎらいたい気分です。本当におつかれさまでした。

 なんといっても、大人の色気に満ちた和服美人・晶のキャラクターが最高でしたね。彼女のアンニュイな魅力があればこそ、作品がぎゅっと締まったのだろうし、晶に転がされっぱなしの若造ではなかったことが哲生の、ちょっと珍しいぐらいに誠実な悩める画学生のキャラを説得力のあるものとして見せていたのだろうなと思います。

 あまりキャラクターの多い作品ではありませんが、森君・華海さんのコンビも晶と哲生に決して負けてはおらず、二人に楔を打ち込む役目を意図せず果たすだけの存在感をきちんと示していました。そしてこの二人、最後まで自分たちが何を成してしまったのか知らないのね。なんと罪深い(^^;

 その中で、唯一色恋に関わらないボーイッシュなメガネっ娘画学生・井上さんが最後までキラキラし続けていたのは印象的かもしれません。ある意味、哲生君にとっては、アーティストとしての憧れなのでしょうね。彼女は。

 それぞれのキャラクターが型にはまらず非常に奥深いものがあって、それがこの作品を他にあまりみない魅力をたたえたものにしていた気がします。長期連載マンガの単行本は、完結と同時に憑物が落ちた気がして手放してしまうことも多いのですが、これは今後も大切に持ち続けるんじゃないかと思う。

 まあそもそも、晶のぬめっとした色気は本当にすばらしかったですからね。凡百の萌えキャラごときに叶うはずがない。こういうの読むと「マンガってすごい」と思いますね。本当。
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2014年05月24日

「リュウ」が「アフタヌーン」を抜いた

 本日「アフタヌーン」の最新刊を買ってきました。ついに、なんの感慨もなく「ああっ女神さまっ」が終了した先月号。ここまで盛り上がらずに「結婚エンド」になるとは思いませんでしたよ。ペイオース登場のころやってた性欲問題とか置き去りなわけ?

月刊 アフタヌーン 2014年 07月号 [雑誌] -
月刊 アフタヌーン 2014年 07月号 [雑誌] -

 まあそれでも「女神さま」のない「アフタヌーン」はちょっとスリムになって尖りぐあいを復活できるでしょうか。

 しかしなんとなく並べてぶったまげたのだけど。はじめて「リュウ」のページ数が「アフタヌーン」を抜いた!んじゃなかろうかアフタヌーン730ページ。リュウ798ページ!おおおおおーっ!!

 どんどん厚くなる「リュウ」。厚さが一定しない「アフタヌーン」。しかしまさかそんな日が来ようとは。

 少なくとも「実験性」とか「ラディカルさ」という点ではとっくの昔に「リュウ」が水を空けてる。あとはマイナーメジャー的な質・部数兼ね備えたメジャー性ぐらいでしょう。「アフタヌーン」が勝ってるのは。でも、どんどん尖った新人を繰り出す「リュウ」にいつまで勝てるか。「モンスター娘」とか結構売れてるみたいだしねえ。

 まあ両誌ともお手並み拝見ですが。しかしこんな日が来るとはなあ。
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2014年05月12日

「ゲキカラ文化交流」2巻

 最近の4コマの中ではかなり注目してる一冊。いわゆるメジャーな作家さんではありませんが、3巻へ続いてるということは結構人気あるのかな?

ゲキカラ文化交流 2|沼江蛙|芳文社|送料無料

ゲキカラ文化交流 2|沼江蛙|芳文社|送料無料

 まあ、もともとインド料理大好きなんですよ。この本読んで、翌日にはムラムラして近所のインド料理屋へキーマカレー食いに行ってしまった。最近増えてますよねえ。インド料理屋。いいことだ。

 本作品の主人公はカレー大好き日本人少女みゆきと、ピザをこよなく愛する(!)インド料理屋の娘アイシャ、そしてみゆきとともにこの変なインド料理屋の常連であるイギリス人少女キャサリンのトンチンカンな国際交流4コマストーリー。

 とはいえそれぞれのお国柄が理解できてテンプレートな誤解とあるある的展開の差異がわかったりするわけではない、日印の国際交流にはぜーんぜん役立たないシュールギャグ系4コマです。

 まあ私の行くような店のインド人店主はツッコミ系の人が多いかなあ。アイシャのような究極のボケ系店主はちょっと見たことがない。インド料理屋なのに「へい、いらっしゃい」と威勢よく客に挨拶、隙あらばナンの代わりにピザを焼こうとするし、夏には変化をつけて冷やし中華を出そうとするし…いや、カレー売れよ。

 そんなアイシャにいちいちツッコむ体質のキャサリン、もはやカレーを食べに来ているのやらツッこみに来ているのやら。その一方でみゆきはひたすらカレーだけを食べ続ける。毎日カレー、一日三食カレー、いやカレー以外も食えよ(−−;

 ああ、そう言ってるうちにオレもまたカレー食いたくなってきた。マスター、いっちょうたのむ。

 「そういう時はおかゆを食べればいいです」

 仕事しろよ。
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2014年05月03日

「百合星人ナオコサン」5巻

 kashmir最高の出世作、ついに完結となりました。

百合星人ナオコサン (5) (電撃コミックスEX) [コミック] / kashmir (著);...
百合星人ナオコサン (5) (電撃コミックスEX) [コミック] / kashmir (著); KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (刊)

 いや、それにしても感慨深い。なんと9年連載してたらしいんですよ。9年も連載して単行本たった5冊か
という気がしないでもないんですが(^^;まあだからこそこの最終巻に至ってもぜんぜんテンションが落ちていないのがすごくて、相変わらず笑い転げてしまった。

 学校に来ちゃダメと言うので本当に行かなかったらお昼頃「来てよ!話進まないし」とか催促に来る、という展開にはまさしく爆笑。なんのことかわからないという人はぜひ本編をご覧あれ。本当、ナオコサンは変わらないなあ。

 しかしながら、最後には忘れられていたかと思われた本当の直子お姉ちゃんが現れ、ナオコサンの正体について驚愕の真実が語られることになります。このあたり、ダークなkashmirの廃墟趣味が横溢したちょっぴりシリアスな展開。しかし、物語を壊すものではないのでご安心を。シリアスやってもギャグを忘れないのがこの人のえらいところ。

 なんだかんだいって、煩悩と同じ数の108話で締めるあたり、実にこの作品らしいといえばらしいんでしょうか。あとはアニメ版の続編が見たい(笑)
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2013年11月28日

「アフタヌーン」はヤバいのか

 つい先日のことですが、「アフタヌーン」の部数がいきなり6割減!とネットで話題になったことがありました。なんとあれ、流通サイドの集計ミスだそうで。さすがにそうかぁ。

 でもそのことで改めて考えたわけです。ひょっとしたら「アフタヌーン」、ヤバいんじゃないかと。

アフタヌーン 2014年1月号 [2013年11月25日発売] / 講談社

アフタヌーン 2014年1月号 [2013年11月25日発売] / 講談社

 今月号はかなり気合が入ってて、表紙が金色(笑)久々に「蟲師」が再登場、「寄生獣」が再掲載されてる。でも、よく考えればどちらも過去の作品で。学生時代、「寄生獣」の連載時からずっと「アフタヌーン」を購読している身にしてみれば、現状かなりヤバいんじゃないかと思わざるを得ない。

 気がつけば「無限の住人」も「ヨコハマ買出し紀行(とその次の作品)」も終わってて、「セラフィックフェザー」も終わってた。まあ、いずれも終わる頃には気の毒なほど擦り切れてましたが。まだ終われただけましで、「ああっ女神さまっ」は永遠に終わりそうもない。

 連載開始当時は衝撃的だった「おおきく振りかぶって」も「ラブやん」も、いまやただ続いているだけ。昔日の面影はありません。目次欄を改めてみて「コレはヤバいんじゃないか」と思わざるを得ませんでしたよ。

 アフタヌーンらしい尖っててかつメジャーな強度を持った作品て、「宝石の国」と「シドニアの棋士」ぐらいじゃないだろうか。「謎の彼女X」「げんしけん二代目」は、まあまあうまく水準を保っているかと思いますが。でも五年ぐらい前までは、このレベルの作品がうじゃうじゃあったはずで。秋山はるが大出世作「オクターヴ」の後を受けて「こたつやみかん」でうまく転換したのは見事でしたが、それに続く作品が極端にマイナーになってしまっている。つい先日はじまった「月に吠えらんねえ」は、いかにも今時の擬人化(いや作家は人だけど・笑)マンガとして期待できますけど、せいぜいそれぐらい。後は本当にこじんまりまとまってしまっていて…

 「アフタヌーン」購読25年(!)にして初めて「これはヤバいかもしれん」と思いました。むしろメジャー性という意味では「good!アフタヌーン」の方がうまくたちまわってるかもしれない。

 いやそれどころか、「リュウ」の方が最近はラジカルさとメジャー性の両立という意味においてはるかにうまく立ち回っている気がする。「ヒトミ先生」なんて表紙を正視できないほどドン引きでしたけど、インパクトとしては大成功だと思うし、気がつけば結構なれてきている自分に気付いたりして(笑)

 いや本当、がんばってほしい。アートなコミックをメジャーに化けさせる老舗としては。かなりマジで。もちろん危機感持ってるからこその「蟲師」再登板なんでしょうけど、過去作品に頼りだしたらいよいよヤバいと思う。いや、「蟲師」はアニメ化も含めて楽しみだけど。 
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2013年10月08日

「女声男子」5巻

 これにて無事完結。それにしても、これどこで売ってるんだ?入手にはかなり苦労しました。今回に限らず毎回のことで、割とよく売れているようなのに本屋にまったく見かけないので、探して駆け回る羽目になる。いや、アマゾンで買えばいいんですけどね。何か悔しいじゃないですか。

女声男子 (5)(完) (ガンガンコミックスONLINE) [コミック] / 険持 ちよ (著...

女声男子 (5)(完) (ガンガンコミックスONLINE) [コミック] / 険持 ちよ (著); スクウェア・エニックス (刊)

 流行りの男の娘モノでちょっとエッチなシーンもあったりして…といかにも計算高い作品に見えますが、実はかなりシリアスで、製作態度は極めて真面目。そこが惹かれた原因かもしれない。

 まあ編集部の方はかなり計算高かったようで、ここで切ってしまうのはちょっともったいなかった。まあ、尻切れにせず、すばらしく感動的に盛り上げてみせたのはさすがというほかありませんが。最終回ホンマ泣けますよーそして最終回の表紙がこうなっているというのはかなり意味のあることだということがわかる。

 主人公二人、ポチとアゲハの抱える苦悩が、音楽への愛に昇華されて癒されていく、という形で決着をつけたのはなるほどうまいなあという感じでした。ラストのステージシーン、泣けること泣けること。

 本当はね、作者としてはもう少し続けたかったんだろうなと思いますが。出版サイドのゼロ在庫主義は、一巻からのファンしか繋げないので、はっきり言ってあこぎすぎる気がする。そりゃあノーリスクで初版をバッと売り切って終わるのはうまい商売だろうけど…

 これ、アニメにしませんか。そのほうが絶対盛り上がるし。ぜひぜひもっと多くの人の目に触れるようなってほしい。
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2013年09月11日

「はるみねーしょん」4巻

 大沖の代表作というべき本作品もいつの間にか4巻目。あちこちで連載も増え、いつの間にか同人誌は減っているんですが(^^;まあこれは仕方ないか。東方はついていけないけどダイオキシン版だけは買ってたんですが。

はるみねーしょん 4|大沖|芳文社|送料無料

はるみねーしょん 4|大沖|芳文社|送料無料

 さすがにこれだけいろいろやってると「シンプルなダジャレ」で押し切るはるみのパターンも難しくなってきたなあと思っていたんですが、いや今回はちょっと突き抜けた感じになりましたね。はるみの髪飾りの秘密がここに来ていきなり明かされたり。

 まあ例によってしょうもないんですが(^^;

 あとダジャレもかなり凝ったものになってきて、ほとんど予測不可能。ていうか、これツッコむ方がすごくないか。いやーこの期に及んでダジャレで笑わされてしまうとちょっと悔しい(^^;
 まあそれが大沖の魅力ではあるんですけど。
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2013年08月30日

平方イコルスン「成程」

 存在すら知りませんでした。まったく呆然としてしまうような恐るべき才気。

成程

成程
 
 夏休みの宿題のワークブックのような大判で豪快な判型がすごい。もちろん収録されている作品の唯一夢二度もすごいが。なんだこれ。キャラクターデザインが変、奇をてらったヘタウマとかじゃなくて、普通に描きこまれたそれなりにうまい絵。でも女の子三白眼。ストーリーがとても変。でもよくある不条理で片付けられない不思議なところで噛み合ってしまう会話。

「じゃあ先生が大阪弁喋ってくれたら見返りとして、あたしが、わらじ、編んであげますよ」
「…編んで…くれるのか」
「あー嚙み合ってしまった」

 そんな感じ。なんで大阪弁なのか、なんでわらじなのか、わからないけど。この作品を「恋のわらじ編み」と名づけるセンスも大概すごい。

 ちなみに知ったのは年刊SFアンソロジー「極光星群」に収録作品のひとつ「とっておきの脇差」が採用されていたから。今回唯一のコミック。よりによって、コレを収録しますか。絶句。しかし改めて読んでみるとやはりコレが一番面白いかも。

 あとは「針のゆくえ」とか「むずかしい」とか。それにしても、この人もともと小説家志望だったらしい。いや、頼みますからマンガ家でいてください。平方氏に小説家の世界に来られてしまうとご飯が食べられなくなる人がいっぱい出てしまうので(^^;
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2013年08月23日

「わたしのおウチはHON屋さん」8巻

 昨日発売、というわけで買ってきました!本屋でこのまピンクの表紙はよく目立つので、買いもらしせずに済みました(^^;

私のおウチはHON屋さん(6) (ガンガンコミックスJOKER) [コミック] / 横山 知生...

私のおウチはHON屋さん(6) (ガンガンコミックスJOKER) [コミック] / 横山 知生 (著); スクウェア・エニックス (刊)

 ネットではまだ出てないみたい。これは6巻ですが、実際には8巻にて完結。なんかさみしいなあ。でもよく続いてくれました。エロ本屋さんの看板娘の小学生を主人公にしつつ、エロ本を愛するいろんな人々にスポットを当てつつ、それでいて非常に品のいい18禁要素ゼロの健全コメディに仕上がっているんですから実に不思議なものでした。

 しかも、最終巻ではまさしくオールスターが総登場で、Hな本にだって人を幸せにすることはできる、と見事な労働賛歌で締めくくられていたのは見事であったと思います。それにしても中沢書店をめぐって次々と登場した妙な人々を改めて見返していると、よくできた話だなと感心させられます。

 そうですね。個人的には男の娘アイドルの由香ちゃんとちびっこ官能小説家の野々村先生が一番面白かったかも。由香ちゃんのエピソードはスピンオフで描いてもいいんじゃないでしょうか。まだまだ根強く流行ってるし(^^;

 しかしこの作品どうやってオチに持っていくんだろうと思っていたら、結構凝った多段オチの最終回で、びっくりしました。普通にハッピーエンドにすると思っていたので。でもこれが実にきれいに決まっていたので恐れ入りました。

 この後どんな次回作を描くか結構難しいと思うんですが、楽しみです。横山知生、覚えておこう。
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2013年07月31日

「せんせいのお時間」12

 とうとう最終巻ですよ。足掛け16年。感慨深いなあ。全部単行本持ってるオレって(^^;

せんせいのお時間【特装版】 12 (バンブーコミックス ) [コミック] / ももせたまみ (...

せんせいのお時間【特装版】 12 (バンブーコミックス ) [コミック] / ももせたまみ (著); 竹書房 (刊)

 しかしこの後に及んでまさか「卒業」で終わらせるとは!思い切りエンドレス時空にいた作品だったというのにアンソニーあっさり帰国しているし、ああ本当に終わるんだなあと感慨深かったですよまったく。

 そしてあの個性的な面々がそれぞれの夢に向けて散っていく…みか先生役の南央美さんがラストで泣いてしまったというのもなんか分かります。本当、四コマなのにずいぶんと重みのある作品になりましたねえ。みか先生は最後までまるく…でもちょっとだけ成長したのですね。

 そして最終巻の特別版には「出席簿」の形で超豪華なゲストブックが。なんかひさびさにアニメ版も見たくなってしまった。アニメ版はあまりに豪華なキャストを配置しすぎて作画予算がなかったという笑うに笑えない作品でしたが。でも今度こそリメイクを…って、同一キャストでやったらもっと総キャストのギャラ上がってるよ!!(^^;
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2013年07月29日

「燃焼系魔法少女 やまとなめてお」

 表紙を見れば「ん、まどかのパロ創作か?」と思うこと間違いなし。そもそも冒頭が100%コピーですからね。そしてその結果1巻だけで慌しく打ち切り(^^;

燃焼系魔法少女やまとなめてお (ブレイドコミックス) [コミック] / まいたけ (著); マ...

燃焼系魔法少女やまとなめてお (ブレイドコミックス) [コミック] / まいたけ (著); マッグガーデン (刊)

 でもひっそり発売、というわけでもなくて、ためし読み小冊子が本屋に置かれてた。んで、それをパラパラとめくってみて購入を決定した次第。まったく売る気があるんだかないんだか…

 なまじ画力があるので露骨にまどかに似せすぎて「パチモン」扱いされてしまったのが敗因といえば敗因。でもストーリーは微妙に違う方向に向かい、これがまた面白い。

 降り止まぬ隕石に怯え暮らす人類。謎の宇宙人から力を得て魔法少女になったやまとは、町の平和を守るため隕石に立ち向かう。しかしそこに第二第三の魔法少女が現れ…というとほとんどまどかなんですが、やまとがとことん体育会系でマジカルステッキをバットのように振り回して隕石を打ち返し、その超人的な体力で魔法を使わずに事態を収拾してしまうというのが読みどころ。この微妙な付かず離れず感は面白い。まあ、やまとがまったく体育会系に見えないあたりが問題といえば問題なんですよ。そこはちょっと戦略ミスだったかもしれない。

 ただ、展開は非常に面白く、方々に埋め込まれたアイデアも秀逸。紹介するとネタバレになってしまうのが辛いところなんですが。ここで打ち切るのはなんとももったいない。ひょっとして単行本が売れたら続きもあり、でしょうか。いや是非!
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2013年06月30日

「カレーの王女さま」

 おお、読んでてカレー食いたくなってきた。明日行ってこよう。

カレーの王女さま (2) (まんがタイムKRコミックス) [コミック] / 仏さんじょ (著)...

カレーの王女さま (2) (まんがタイムKRコミックス) [コミック] / 仏さんじょ (著); 芳文社 (刊)

 世の中にさまざまなネタコミックあれどここまでカレーに特化したものは早々ないと判断。仏さんじょは「となりのドワーフちゃん」で知った作家ですが、こちらではさらに取材ネタが増えていろいろと面白い。世の中広いといえどカレーが嫌いな人などいない!というわけで、これほどいろいろなカレーを追い求めて東へ西へ。北海道カレーの旅はマジで面白かった。うーん食べてみたくなったなあ、スープカレー。

 その余波で寿司カレーも食べてみたくは…ならんか(^^;

 まあ第一巻でも「何を混ぜてもカレーはおいしい」という最強な豆知識を伝授してくれたりしたわけですが。世の中にはどんなカレーも実在し得て、それはそれでおいしい、という最強な豆知識を補強してくれました。すごいなカレー。

 これがたった二巻で完結とはいささかさびしい限りですが、うむむちょっとマニアックすぎたか。しかしまあ、みなさん「乙カレー!」次回作も期待してます。さて、明日はカレーにするか。マジで。
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2013年06月28日

「テルマエ・ロマエY」

 とうとう出ましたね。これにて完結。まさかここまで大ヒットすることなろうとは。実はヤマザキマリを最初に見つけたのはうちの家族の方で、結構センスいいなと驚いてしまう。「モーレツイタリア家族」のころから読んでいるわけですが、よもやこんな事態になるとは思いませんわな(^^;

テルマエ・ロマエVI (ビームコミックス) [コミック] / ヤマザキマリ (著); エンター...

テルマエ・ロマエVI (ビームコミックス) [コミック] / ヤマザキマリ (著); エンターブレイン (刊)

 まあ六巻まで続いたのが驚きではありますが、最後はさすがに作者が飽きてしまったのがわかります。よくぞここまで引っ張った、とむしろほめるべきところなんだろうけど。

 最終話の展望シーンの気合の入り方はさすが元油絵画家と感心させられる壮絶な画力で、ずっしりと重みのある結末となっていたと思います。もちろん「え?これで終わり?」と若干尻切れ感の残る展開ではあるんですが、まあ、なんか番外編とかもある模様なので、今後も気軽に時折描いてもらえればと思います。

 風呂とローマ帝国と日本、というこの人にしかできない作品を思いついた段階で勝利は約束されていたのかもしれない。ともかくもおつかれさまでした!
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2013年06月21日

第13回龍神賞

 「リュウ」の今月号が出たので買ってきました。それにしても、どんどん厚くなるな。そのうちアフタヌーン抜きそう(^^;

月刊 COMIC (コミック) リュウ 2013年 08月号 [雑誌] [雑誌] / 徳間書店...

月刊 COMIC (コミック) リュウ 2013年 08月号 [雑誌] [雑誌] / 徳間書店 (刊)

 今月はずっと追いかけてる龍神賞の発表。例によってずいぶんと尖った作品がラインナップされててすごいなあと思うことしきり。今回で吾妻先生と安彦先生退任なのか。残念。でも、ここまで固まった路線が早々変わることもないでしょう。たぶん。

 今回も最高の銀賞をとったのはいしがきさんの「ロンドンより愛をこめて」。なんともシュールなコメディで、アート性の強い絵柄がまたぴったり。それにしてもこの笑いのセンスのよさは尋常ではなくて、よくまあ毎回こんなにも妙な才能が集うものだと驚くばかり。

 そして、けっこうヒット率が高いのですよね。総括されているとおり。確かに他誌ではちょっと出てこないタイプの才能が集ってしかもそれが評価されているのがすばらしい。

 個人的なベストは過去にも言ったかと思いますが第3回奥川気化「女鹿の学校」と第10回成松幸世の「紙の馬」。今回の「ロンドンより愛をこめて」はそれに次ぐ衝撃でしたね。

 むむ、個人的ヒット作はあまりに尖りすぎているのか、なかなか次回作が掲載されないことで。そこが残念といえば残念だけど。いしがきさんにはマジで活躍期待したい!!
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2013年06月06日

「バーナード嬢曰く。」

 なんと刊行直後に本屋から消え去り、それと同時にネットでSFファンの間で爆発的に評価が高まったため、慌てて購入した次第。ちなみに私の買った版には「重版出来!」と大書されてる。

バーナード嬢曰く。 (REXコミックス) [コミック] / 施川 ユウキ (著); 一迅社 (刊)

バーナード嬢曰く。 (REXコミックス) [コミック] / 施川 ユウキ (著); 一迅社 (刊)

 施川ユウキを読むのは実は初めて。「サナギさん」で一部にはカルト的人気のある人みたいですが。それにしても、ここまで絵が下手だとはビックリしましたよ。いや、本人も認めててそのこと自体をネタにしてるみたいだからまあいいんじゃないかと思いますが。まさか十年やっててこれって…ここまでビックリするほど自身なさげな線ってちょっと描けるものじゃない。

 それでいてこの内容。ギャグの秀逸さはさすがというほかない。しかも半分ぐらいがSFネタで

 「グレッグ・イーガンは私も半分ぐらいよくわからないまま読んでいる」

 と言われると「そうやったんやー」と気が楽になる(笑)「今日の早川さん」が読書家のセクト争いを主にネタにしているとしたら、この人はむしろ読書の半可通やミもフタもない積読やカッコつけなどをネタにしてしまうのですさまじく凶悪感が高まります。そして確かに読み進めると、いわゆる「うまい」絵ではこの感じは出ないなあとしみじみ納得。

 それにしても熱血SFファンの神林さんはいいキャラだ。

「次はイーガンの『ディアスポラ』を貸してあげよう。冒頭から延々わからないから」

「わーよくわからなそー」

 このミもフタもなさにはひたすら大笑いしてしまいましたよ。

 裏表紙の「ディックが死んで30年だぞ!今更初訳される話がおもしろいワケがないだろ!」

 というのも名台詞ですね(^^;
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2013年05月23日

「這いよれ!ニャル子さんコミックアンソロジー」

 ニャル子さん、今週関西はお休み(泣)

 まあ、ニコ動では見てるんですが。とりあえずこっちを買ってきたのでそれを先に。

這いよれ!ニャル子さんコミックアンソロジー|逢空万太|フレックスコミックス|送料無料

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 なんかもう無駄に豪華ですね。kashmirの超マイペースが逆に新鮮だ(^^;もうみんなやたらフォーク刺しまくってやたらテンション高くて、こういうのが望まれてるニャル子さんなのかとしみじみ。いや、私もそうだけど(^^;

 テンションが高い系で行けばYUの人生ゲームネタとか、えろ豆先生の精神交換とか、ルパンダイブする執事クマとか、まあ、バラエティ豊かです。逆にだからこそ、ダウナー4コマのハトポポコとか結構面白かった。なんかみんなヒドいこといってるんですが、全員途方にくれたような顔してるのでかえって妙におかしい。

 あとは定番の童話パロでSANAの「邪神デレラ」もよかったなあ。実のところ、オチがまったく予想外だったので。そう来たか!
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2013年05月22日

「わくわくろっこモーション」1巻

 「はるみねーしょん」は最近さすがにツラいなあとか思えてきましたが、こうやって新シリーズを立てると相変らず面白いなあと思える大沖の最新巻。

わくわくろっこモーション 1|大沖|アスキー・メディアワークス|送料無料

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 しかしこの人、相変らず無意味なことやらせると壮絶に面白いな。ヒロインの名前が東灘ろっこ、というので関西の話かと思いきやぜんぜん関係ないのでした。ていうか、大沖さん、関西のことカケラも関心ないな。ipadで調べるなや(^^;ラストのメイキングコミックが、あまりにも何も考えていなくて爆笑してしまった。

 特にこの作品では珍しいことにヒロインがツッコミ担当。今まではるみもはつめもボケ役ですからね。女の子一人にツッコミやらせてひたすらボケまくるのは商店街のオヤジたち。「たまこまーけっと」もこういう話だったらおもろかったのに(違)

 なにがすげーってアンタら、地鎮祭でコックリさんやんなや(笑)
posted by てんちょ at 02:35| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月17日

「柳ヶ瀬のアイドルやななやよ」

 この春引退した伝説のゆるキャラ(笑)の実録四コマコミック。とうとう全国発売されたので購入しました。読むのはちょっとかかったけどとりあえずご紹介。

【Amazon.co.jp限定生写真付】柳ケ瀬のアイドル やななやよ♪ (BAMBOO ESS...

【Amazon.co.jp限定生写真付】柳ケ瀬のアイドル やななやよ♪ (BAMBOO ESSAY SELECTION) [単行本] / ゆあさみき, やなな (著); 竹書房 (刊)

 かつて彦根の「ゆるキャラサミット」に行った時もその強烈なキャラクターにのけぞったものでしたが

http://tenchyo.seesaa.net/article/108611113.html

 この時も超インパクトぶりを発揮してた「段ポールと人魚のハーフ(笑)」その後もあれよあれよという間にメジャーなゆるキャラに。確かに総制作費1万円というチープなインパクトが絶大で、ヲタク層にウケまったというのもむべなかな。

 そのやななの活躍ぶりは、地元出身マンガ家ゆあさみきさんがマンガ化していて、私もゆるキャラサミット会場で同人誌版の第一巻買いました。本書にもその一部が収録されてます。

箱入り娘〜非常識でごめんなさい…〜 / 山口敏太郎タートルカンパニー

 しかしまあ、それにしてもこうして見返してみると、本当にワイルドなキャラだ(^^;下ネタ上等、どつく、暴れる、ボケる。見た目以上に中身もインパクトあったんですねー

 鬼マネはじめ、周辺のキャラクターもなかなかインパクトあってやななに負けてない。これを仕掛けたスタッフたちは本当に楽しかっただろうなあ。丸っこくてかわいい方向にほとんどのゆるキャラが収斂していってしまっている中で、八頭身のインパクトで個性を発揮したやななはお見事。

 本当におつかれさまでした。これ以上記憶に残るゆるキャラはもう出ないかもなあ。
posted by てんちょ at 02:53| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月03日

「デイドリームネイション」5

 これにて完結。複数間巻作品ではkashmirの完結作品はこれが初めてということになるのでしょうか。学園ものであるにも関わらず、主人公たちの卒業に完結を合わせなかったのは意外だし、結構思いがけないところで結末を持ってきたなあという感じ。

デイドリームネイション 5|kashmir|メディアファクトリー|送料無料

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 なんかいつまでも学園祭が終わらないなあと思っていたらそういうことでしたか。ギャグ度の高い作品が多いkashmirの中では、青春学園ストーリーがいい具合にブレンドされていて、結構ちゃんとしたストーリーマンガになっているのがポイント。

 漫研の青春ストーリーって、今までにもいっぱいあった気がしますけど、これは本当に各キャラの描き分けがたくみで非常に面白かったし、部長とか久遠寺先輩とか非常識系のキャラが、「神様」というもっと非常識キャラのおかげでさほど異常でもない立ち位置になりえているのはうまかったと思う。

 特にこの巻では、なかなか名台詞が多くて、印象に残ります。まあ、学園祭という非日常空間をうまく利用しているということなんだろうなあ

 紗英「なぜかいやらしーものならすごいスピードで出てくるんですが」

 久遠寺「前期に選択科目で『瞬間移動』とっといたから楽勝よ」

 夏穂「性癖かたっぱしから部にしてんじゃねえ!」

 いや楽しかった。久々に「ビューティフルドリーマー」とか思い出してしもうたよ。本当、おつかれさまでした。ファンとしては大満足の結末でした。最後の最後でダメ押しのオチがあるのもいい。

 でもまあ「ナオコさん」と「○本」はまだまだなるべく長く続けてほしいなあ。
posted by てんちょ at 01:40| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月26日

「靴ずれ戦線 魔女ワーシェンカの戦争」

 実のところ「リュウ」の連載の中では一番楽しみにしていた一本。終わってしまった時はがっかりしたものでしたが、このたびようやく全2巻にまとまりました。しかしこの作品何部出てんだろう。ジュンク堂でも実物は見たことがない。結局1巻も2巻も通販で買いました。

靴ずれ戦線 2 (リュウコミックススペシャル) [コミック] / 速水 螺旋人 (著); 徳間...

靴ずれ戦線 2 (リュウコミックススペシャル) [コミック] / 速水 螺旋人 (著); 徳間書店 (刊)

 何が燃えるって、ソ連カルチャー+ロシア民話!ソ連好きロシア好きにはもうたまりません。「鶏の脚が支える小屋」というのもストルガツキー兄弟の民話SF「月曜日は土曜日に始まる」で知ってたけど、こうやってビジュアル化されると「おおこれか」と感慨深い。他にもイリア・ムロウメツが出る、ポルードニツィアが出る、キキーモラが出る。ロシアの精霊・妖怪が大暴れする独ソ戦とはすごいアイデアです。

 本当の独ソ戦はこの世の地獄というぐらいにおぞましい総力戦だったんですが、そのことを理解したうえで不思議にのんびりしたドタバタに変えてみせるのがすばらしい。本当、こんな呑気な世界だったらどんなによかったか。一応ミリタリーマニアを自称してるマンガ家さんですが、普通のミリタリー系作家のような殺伐としたところがないのがいい。大暴れのドンパチは楽しそうだけど、実はたくさんの人が死んでいく。それが戦争。ナージャたちの行軍に寄り添う不気味な死神の姿が象徴的です。

 読んでいる間はめいっぱい楽しませてくれて、終わったらきちんと戦争の残虐性も理解させてくれる。ある意味ですごい。

 いやそれにしても物知りな人だ。コミックの合間の薀蓄エッセイもとても楽しい。ミリタリーというよりも、近代史全般がお好きなようで。そのあたりはもう一方の代表作である「大砲とスタンプ」でも感じられます。だって戦争の後方支援の話なんですもん。ロシアが帝国のまま、先にトルコが共和化して戦争に突入していたら、という設定が面白い。これまたトルコ好きとしては燃える燃える。

 作者の速水螺旋人さんは関西人のようですが、「靴ずれ戦線」の世界の妖怪・精霊たちが皆関西弁というのはなんかうれしい。これが牧歌的なドタバタの世界にまたぴったりなのです。
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2013年02月15日

「まんがタイムきらら☆マギカ」Vol.5

 はや五号めですよ!奥さん。最初は何号続くやらと思ってたけど、続いてるなあ。まどか同人もさすがにちょっと落ち着いて一時期から見たら減ったけど、まだまだ面白い本はありますね。

まんがタイムきらら☆マギカ Vol.5 2013年3月号 (雑誌) / 芳文社

まんがタイムきらら☆マギカ Vol.5 2013年3月号 (雑誌) / 芳文社

 んで、今号でも結構冒頭のインタビューが貴重な資料だったりしまして。すごいなあ、劇場版でも10話部分はリテイクしなかったのか。まさしく唯一無二の会心の出来だったということか。

 それはさておき「叛逆の物語」の情報はまだぜんぜんですね。本当に今年中に公開されるんやろか。

 そして肝心の中身のコミックですが、今回もいろいろ工夫がこらされていて面白い。とくに今回は4コマが元気で、「まどか☆えんがわ」「ほむら☆たむら」「ぽむ☆マギ」あたりが面白かった。みんなほむほむ好きだねえ(^^;まあ、あのムッツリ顔でボケさせたらそれだけで大ネタになりますから。「ぽむ☆マギ」のダメほむほむは非常に人間臭くて面白い。あ、人間じゃないのか(^^;

 あと、今回はゲストが結構豪華。ざらの「だめほむ。」、仏さんじょの「○○なキュゥべえ」はレギュラー陣とは違う切り口で楽しませていただきました。キュゥべえネタって最近減ってますけど、まだまだいけるんじゃないか。あーでもこのお二人もメインはほむほむなのか。ほむほむって本当に転がしやすいんですかねえ。

 個人的にはまだまだ「杏さや」見たいんだけど。
posted by てんちょ at 01:54| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする