2005年06月20日

真下にハードボイルド。

 今週は「ツバサ・クロニクル」から行きます。というあたりでおわかりでしょうが、今回の中華街編(勝手に命名)完結編は結構おもしろかったんですよ。いや、五回もいるかと問われれば「3回で十分」と答えたくなりますが。それでも今回はおもしろかった。

 アクション的には前回がクライマックスで、今回は特に見るべき演出はありません。しかし、小狼君の
「サクラ姫は…もう、俺のことを…小狼とは呼ばない」
という苦さをかみしめるようなセリフの、ハードボイルドな演出がすばらしかった。真下にこういう演出を任せたら、まさしく天下無敵ものですね。しかし原作版で小狼君こんなにカッコよかったっけ。

 古くは「イートマン」しかり。「NOIR」では「女だけのハードボイルド」という前代未聞の演出に挑み、見事に成功させてしまいました。これで真下ファンになったという方も多いはずです。少年主人公の復権としては「LAST EXILE」のクラウスに先を譲りますが、さわやか系のクラウスに対して暗い影を引きずった小狼君の演出はアニメ版ならでは、真下独自の演出でしょう。

 原作版では「少年誌に連載するから少年の主人公に」という口実以外の何ものでもない小狼君ですが、真下はおちゃらけたギャグを排除し、お家芸のシリアス描写を突き詰めることで、独自の小狼像を作り上げてしまいました。

 そしてツバサが戻る瞬間。サクラは「記憶が戻っても決して取り返せない何か」を思い知ることになります。このあたりの残酷な描写は映像で語る真下一流の演出です。CLAMPは「たとえ記憶が戻らなくても二人で旅をしながら築いた記憶が代わりになる」と言いたげですが、そんな気休めが通用しない「絶対に取り戻せないものがある」という冷酷な事実を我々は直視することになります。

 ガイド本の真下のコメントを見ているとやたら「これはいい話だ」と繰り返してます。まあ原作者への社交辞令もあるんでしょうが、できあがった作品をみているととても本気でそう思っているとは思えない。というか、明らかに原作に対して悪意を持って接してますよね。ひょっとしてこれは
「本当はとてもいい話になるはずなのにそうなっていないので徹底的に直しを入れて使う。そうすればいい話になるはず」
っていう意味なんでしょうか。

 まあそういうことならこの作品は成功に近づきつつあります。国が代わる次回で仕切りなおし、うまく軌道に乗ってくれるんじゃないでしょうか。相変わらず国名は出ないんでしょうけどね(^^;このへんも本当、意地悪だわ。
posted by てんちょ at 19:59| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月12日

ツバサ・クロニクル10話

 さて、というわけで「ツバサ・クロニクル」。乗りに乗ってる梶浦サウンドに乗せられるように、演出もテンポが出てきました。少なくともアクションのメリハリという点では、今まで一番いい。小狼君、今までで一番ちゃんとアクションしたんじゃないだろうか。促成筋肉男の息子相手に足技主体でグイグイ攻める。
 緩急をつけた知恵比べという趣のファイ+黒鋼、静かなサクラとチュニャンのやり取りと3者がテンポよく切り替わりながら次第に盛り上がっていく演出はなかなか心憎い限りです。

 サクラにチュニャンの母の霊が憑依し、母娘別れの段、と恐るべき古風な展開には頭を抱えましたが、まあこれはCLAMPの原作がそうなんだろうから仕方がない。君ら、江戸時代の人か。しかし、いくらなんでもこれはないよな…と真下も思ったのかどうか知りませんが、サクラの身体から母の霊が離脱して天に昇っていくとき、地面にばったり倒れてるサクラを思いっきり見せてます。意地悪ですねえ(笑)

 まあ、そんなわけでアナクロな筋立てとクールかつシニカルな演出の齟齬を楽しみながら見てきたこのシリーズもいろいろ次回で終了。…って、まだ続くんか!そろそろ君ら次の国行けよ。このシリーズ、相当にゲンが悪いから、真下も困ってる風だし。

 それにしても、やっぱり国名は出ないんですね(^^;
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2005年06月05日

巻き返し

 本日、「ツバサ・クロニクル」第9話。中華篇(と勝手に呼んでみる)に移行してから陳腐な股旅的展開にどうしようと頭を抱えてきましたが、さすがに真下、徐々におもしろくなってきました。
 いや、ストーリーはそのまんまなんだけど(^^;いろいろとベテラン演出家らしい工夫の跡が見られて好感が持てました。

 特に酸の海での飛び石を利用した闘いは、枚数を消費せずに緊迫感を盛り上げる、まさしく真下一流のお家芸。原作はどうなっとるやら知りませんが、さすがです。よく考えたら、主人公3人そろってちゃんとした闘いというのは、これが初めてなんじゃないか。ただひたすらにダラダラと枚数を食うアクションよりは、こういう制約を生かした演出の方が、私は好きですね。

 そして要所要所で脱力感満点なモコナのボケが、非常にいい具合に緊張感をほぐしてくれて、緩急のメリハリがつきます。かわいい系のキャラを真下が扱うのは本当に久々ですが、予想外に力が入っていて驚きました。

 もちろん梶浦サウンドは絶好調で、イスラム調、中華調、ロック調と自在に変化し言語的な意味すら持ち始めています。このあたりは真下演出の定番でもあるので、さすがだなーと思うほかないんですが。

 たぶん、次回で中華篇最終回。各キャラがそれぞれにキャラの立った動きを始め、徐々に盛り上がってきました。特に、ほとんどセリフのないまま独自の魅力を引き出しつつあるサクラは注目に値します。さて次回、どういう決着となりますか。まずは期待して待つことにしましょうか。
 とりあえず「期待して待つ」ところまで回復してきましたよ。あーよかった。ひとまずホッとしたってとこでしょうか。現況はこんなかんじです、みやびさん。
posted by てんちょ at 23:56| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月29日

ツバサ・クロニクル第8話

 サクラが何かいい感じでした。地獄巡りは面白かったので、もうちょっとねっちり描けばよかったのに。子供が泣くか(^^;

 しかしこの作品、「カードキャプターさくら」から見れば到底子供向けに配慮して作っているとは思えないし、CLAMPファン向けとしては意地悪だし、真下ファン向けとしては物足りないし、困りましたねえ。

 まあ確かに深夜に比べればはるかに縛りは多そうなんですが、梶浦サウンドは絶好調だし、何か仕掛けようとしている形跡は見られるので、とりあえず見守りますですよ。

 それにしても、今回も国名出ないのね(笑)ここまで意地悪だと、ちょっとCLAMPが気の毒にもなってきますが。次回はこのシリーズ最終回、かな?もはや派手なアクションが見たいとは申しませんが、演出の手の内はそろそろ見たいです。
posted by てんちょ at 23:56| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月27日

股旅ツバサ

 はっ!気づいたら明日はもう「ツバサ・クロニクル」の放映日ではありませんか。今までずっと2回ずつ視聴してたのに、今回は無理そうですね〜これもみんな、「MADLAX the bible」が悪いんです。ヤンマーニが相手じゃ、ツバサでは勝てません(^^;

 ただ、その後いろいろと考えていて、なんで第7話は特につまらなく感じたのか、気がついたことがあるので、今回はその話を。
 どうも私の側の特殊事情もありそうなんですね。実は私は真下監督と同じく映画ファンなんですが、邦画を結構見てます。一番好きなのは戦前のサイレント映画ですが、最近では60年代の大映シネスコ時代劇もよく見ます。地味?いやいや実際に見るとこれがおもしろいんですってば。

 で、「座頭市」なんか特にそうなんですが…
 主人公がふらりと立ち寄った宿場町。善良な親分が殺され、流れ者の悪い親分が実権を握って住民を虐めている。善良な親分のひ弱な息子あるいははねっ返りの娘が、無謀にも一人で敵討ちを強行しようとするが、あっさり返り討ちに遭いそうになり、たまたま出くわした主人公に助けられる。で、主人公は悪い親分をやっつけなければいけないはめになって…

 もう、前回の第7話、まんまですね(^^;
 中華っぽい世界ですが、本当にただこのパターンをなぞっただけ!
 パターンも悪くはないんですが、毎回それなりのひねりが効いているから、ワンパターンでも楽しめるわけであってね。時代劇を知ってる人間からすると、前回は相当イタい。

 まあ、真下がそれを分かってないわけはないんで、今回は何か仕掛けてくるでしょう。とりあえず信じます。待て!しかして希望せよ(それは違う作品)
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2005年05月21日

国は変わったけれど…

 「ツバサ・クロニクル」は今日から新しい国でのエピソード。またしても国の名前は出てきません。もう原作読んでる部分じゃないから、原作ではどうなっているかすら知りません(笑)そのへんはあんまり興味もないし。

 これは真下よりもCLAMPに言うべきことなんだろうけど、いまどき、こういう使い古された中華世界を二番目に出してくる意味は、どのへんにあるんだろうなと。

 ちなみに、最初のエピソードにして、このパートにおける最後までの道筋が全部見えてしまって、何とも面白みのない展開。このパート短そう。ひょっとして、次回もう終わり?たぶん、今までで一番つまらないエピソードで、真下ファンとしてはかなり意外だし、がっかり。

 とはいえ、真下のことだから、何か仕掛けている可能性もないわけではないけど…そのへんは次回を見て判断したいと思います。
例によって私は真下信者なので否定という選択肢はとりたくないし、取るつもりもないけれど、これ以上今回は言うべき言葉が見つからないので、今回は保留。ちょっと短いけど勘弁してください。もう一回、今週中に見るつもりではありますが…
 
posted by てんちょ at 23:58| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月17日

ツバサ・クロニクル本発売

本日、店頭で確認。内容はこんな感じです
 真下と脚本の川崎ヒロユキ氏、CLAMP名代の大川嬢の対談が載っているのが最大のウリです。なんせ真下は自作についてほとんどまとまった発言をしない人ですからね〜ちょっと心動くんですが。ただ、第1話のフィルムコミックとか、キャラクター表とか、かなりいらない要素がたくさん収録されてて1000円はちょっとツラい。まあ、真下のことですから、かなりのらりくらりと体をかわした尻尾をつかまれない発言になっているんでしょうけど。
 チラッとのぞいてみると、真下が
「原作がまだ未完だから、ストーリー展開が原作の側と矛盾したりネタバレになったりしないように、絶えず問い合わせしながら作っていかなきゃいけない」
という意味のことを言ってます。大川嬢の介入は適当にあしらえるとしても、こういう純粋に商品価値的な事務作業はツラいかもですね〜それが、この作品がイマイチ覇気に欠ける原因かも。手足を縛られて演出しているようなもんですから。

 押井守の「うる星2」は、今だったら成り立たないってことなんですかねぇ。劇場版で事実上の完結編をやってしまって、高橋留美子は、原作の最終回でやることがなくなってしまったと。そりゃ恨まれるよねえ(^^;

 ストーリーを多少変えるのはよいけど、原作を描けないようにするなと。それ相当に難しいですよ。もともと原作が壊れているだろう、という話はみんな思うとは思うけど、それはまた別の話だから置いておいて(笑)
 でも、それでもCLAMPでない完全に真下テイストの作品に仕上げてしまうのですから、真下耕一という演出家は本当に大したもんなんですけどね。

 それよりかは、やはり期待は「MADLAX the Bible」。とうとう21日発売です。今から落ち着きません。こちらはもちろん買いですとも。
posted by てんちょ at 18:29| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月16日

「ツバサ・クロニクル」阪神編終了

 とうとう国名は出ずじまい。まあ、あまり気にすることはないのかもしれませんが。要するに真下が気にしてるのは、雰囲気を台無しにするおちゃらけた設定のことなので。
 今回6話も、とにかくシリアスな雰囲気を作り出すことに全神経が注ぎ込まれていて、おそらく原作にはあったであろうコミカルな描写はほとんどカット。まさよし君のクダンが巨大化して暴れる今回の「見せ場」シーンも、普通の演出家なら怪獣映画のパロディ的カット割りをすると思うのですけど、一種バカバカしくさえあるシーンをとことん禁欲的に描き切っています。
 真下が怪獣映画が嫌いだとは思いません。なんせ劇場版「ダーティペア」で、主人公・ワッツマン教授をオリジナル版「ゴジラ」さながらの演出で描いてしまった人です。ただ、今回はいらないと思ったんでしょうね、たぶん。まあ常識的に考えていらないよな(^^;怪獣映画したくなる「気分」というのは理解できるけど。

 そして、今回こそは奇想天外バトルが見られると期待していた我々の思いにも見事に肩すかしを食らわせ、小狼のバトルも極めて抑制的。まあ、真下が化け物アクション(笑)にあまり思い入れがなさそうだというのもあるでしょうが(^^;
 ただ、今回に関しては、本当の見せ場は小狼のバトルではなく、まさよし君の巨大クダンから羽根を取り戻すシーンでもなく、ようやく意識を取り戻したサクラがまったく小狼のことを覚えていないという、残酷な事実。
 もちろん散々繰り返されてきたことだし、小狼も覚悟はしていたはずだけど、それでも変えようのない事実を目の当たりにした時の暗澹たる思いはまた別のこと。そのへんの絶望的な気分、それでいて先にすすまなければならない残酷さ、そのあたりが見事に描かれていました。こういう暗い重厚な展開を描かせると真下は本当に見事ですね。

 CLAMPの能天気なテーマパーク的世界観における、真下的な絶望に満ちた旅。これって相当に悪意的な批評精神に満ちた傑作になるかもです。ちょびっとずつ真下の意図が見えてきたかな?
posted by てんちょ at 19:08| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月13日

真下的第1話

 昨日の続きです。
 その後、いろいろと過去の真下作品の第1話について、思いを巡らしていたのですが、真下にとって第1話は、他の演出家とはちょっと変わった位置づけになってるなあと思います。

 第1話って、大事ですよね。とにかく先々まで見てもらえなければ意味ないわけだから、かなり予算と労力を注ぎ込んで、耳目を集めるものを作ろうとするわけです。普通。
 なかむらたかしの「ファンタジック・チルドレン」は、その点かなり変わっていて、非常にのんびりとした出だし。みなさんの助言を受けてがんばって見続けてきた結果、第12話「閻魔」でようやく全体像が見えてきておもしろくなってきました。しかしいくらなんでも引っ張りすぎ!複雑な話を古典的に順を追って語っていこうとすると、こういう重たい展開になります。真下ならもっと映像をシャッフルして、重要な映像をかなり早い段階から見せていくでしょう。それでサスペンスが盛り上がるとみるか、ただの混乱とみるかは人によって違うのでしょうが。

 で、真下がどうするのかというと、第1話はその後の展開と大きく変化することもいとわず、とにかく派手に花火を打ち上げる。耳目を集めるためなら、リアリズムも無視、賛否両論が出れば逆にしめたもの。「MADLAX」第1話のヤンマーニダンスはその極北と言えるでしょう。

 つまり第1話はシリーズ全体を代表しない。むしろ第1話からイメージされる架空のテーマを、いかに真のテーマに浸食させていくかが演出家としての腕の見せどころになります。

 典型的「ハードボイルド」な第1話をもった「NOIR」はいい例ですね。毎回淡々と「仕事」をこなしていくようでいて、アルテナの企みが徐々にストーリーを浸食していくことになります。格闘バトルの話と見えた「Avenger」は、極端に省略され寸断されたストーリーを再構成していく物語となります。コンピュータゲームの世界に隠された陰謀を暴くはずだった「.hack」は、司の逃亡(もしくは転生)とそれを手助けする人々の物語へと変化していきます。「MADLAX」は…もういいでしょう。

 そうすると「ツバサ・クロニクル」はどういうことになるか?これが意外と難しいのは、ストーリーが細部まで固まった原作を手がけるのはかなり久しぶりだということなんですね。「ポポロクロイス」だって、ゲームのキャラだけを使って好き勝手なストーリーを作っているわけですから。
 たぶん、先行きが見えるのはかなり先のことです。ただ、この先も何度かはさみ込まれるオリジナルストーリーが重要な役割を果たすのは間違いないでしょう。そしておそらくは、これらのストーリーがCLAMPの原作ストーリーを併呑していくことになるはずです。
posted by てんちょ at 21:33| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月12日

第1話の話

 みやびあきらさんが「ツバサ・クロニクル」を見続けるかどうか迷っておられるご様子。
http://earthtail.seesaa.net/article/3530752.html
 
 個人的には、このタイムテーブルに従って、みやびさんが週40本のアニメをどんなふうにして消化しておられるのかも興味あるんですが(^^;私なんぞ週7本のアニメでも結構メンドかったりするぐらいですから。それ以外にあの長大なブログを毎日アップしておられるわけです。本当にどうやって???

 それはさておき…

 みやびさんは「ツバサ・クロニクル」の原作がかなりお嫌いのようで、アニメ版も見続けるのが辛いようです。それって、私が「F」(六田登原作)とか「爆れつハンター」(あかほりさとる原作)とか見るのが辛くってしょうがないってのに似てますかね。私、どっちも原作者が嫌いでして…
 CLAMPはそれほど嫌いでもないですが、まあ関心はあんまりない。だからストーリーの行く末には関心がないけど、真下演出は集中して見られると。

 今回はとにかく第1話がすばらしかった。奇行に走ってしまうぐらいに(笑)
CGを駆使した鮮やかな「空気」の表現、盟友・梶浦由記の圧倒的なサウンド、緻密な空間構成…まさしく完璧でした。で、それからみると確かに第2話以降はちょっと緩んでますね。

 でも、第1話でグッとつかんだ路線でそのまま突っ走るというのは、最近の真下はまずやらないんですよ。「MADLAX」でも、鈴木清順的荒唐無稽アクション路線で突っ走ると思いきや、ああいった路線に行ったでしょう。それがよかったか悪かったか。意見はいろいろだと思いますが、私はよかったと思います。

 まあ、今回真下が何を仕掛けているかはわからないので、私は最後まで見続けるつもり。よほど辛い場合は無理に見ることもないとは思いますが、見続けただけの価値はもたらしてくれる演出家だと思います。私は真下をそう評価してます。
 第1話についての演出方法は、いろいろと思いついたので、明日に続きます。
posted by てんちょ at 23:48| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月07日

戦闘の記述

 はい、というわけで「ツバサ・クロニクル」第5話。今回こそ真下節炸裂な戦闘シーンを…と思いきや、闘い避けまくりのファイ君じゃあ、カタルシスはなし。本当のツバサを持っているのは誰だ?というのもかなりバレバレの展開のようで、予告編であっさりネタを割ってます。

 たぶん、真下の関心はそのへんにはなかったんでしょうねえ。今回一番印象に残ったのは、人質(?)になりながら能天気に騒いでたモコナだったりするし(^^;確かにアニメ版のモコナは原作よりもはるかにキュートなようで、私の常連HPのBBSでも、「モコナ可愛い」という女性陣が圧倒的です。確かに今回の
「ぶーらぶーら揺れるわ〜た〜し〜♪」
とか調子っ外れのモコナソングは、耳について離れません(笑)

 みやびあきらさんご指摘の通り、確かにこの「阪神共和国」編は原作からしてあまり出来がいいとはいえません。しかしストーリーの出だしから大きく話を改変したら、後々のストーリーとの噛みあわせが悪くなるのも確かで痛し痒し。まあせいぜいは、「この国」「この国」と「阪神共和国」という人をバカにした名前を排除するのが関の山な程度なわけです。本当は、ぜんぜん違う国の話にしたかったんでしょうなーさすがにそんな低レベルなところで頑張るのもアホらしくなってきたのか、今回は「阪神城」「阪神ドーム」なる名詞が登場してますが。発せられるのはほんの数回だし、「まあ大勢には影響ない」って判断でしょうか。

 ストーリー的には工夫の余地も少ないのですが、この作品のフィールドの中でどこまでのことができるかいろいろと演出上の実験はしてますね。前回の第4話はその典型例ですが。やはり原作の枷がないと格段におもしろくなるっていうのは何とも複雑ですが(^^;
posted by てんちょ at 23:58| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月05日

病み上がりの夜に「ツバサ・クロニクル」4話

 ごぶさたしてしまいました。
 原因不明の頭痛と高熱に襲われ、しばらく寝こむハメになってました。世間さまはGWだってのにせつないですよ本当に。くしゃみも喉の痛みもないのに、ただひたすら熱っぽくて頭が痛い。本格的な風邪は久々だったので、参りました。割と流行ってるみたいなんで、みなさまもご用心。

 まあほかにやることもないので「ツバサ・クロニクル」4話の2度目の視聴はしました。今回のみやびさんの分析はちょいソフト目のようで。でも、特徴は細大漏らさずフォローしておられるので、私が言うべきことは少なそう。音楽は暴走型のものというよりは、じっくりしっとり聞かせるタイプでしたが、それはそれでよかったと思います。サントラは7月6日発売かあーまだだいぶん先ですね。ただ、梶浦嬢の音楽への評価は、おしなべて絶賛のようなので、「NOIR」以来のアルバム大ヒットになるんじゃないかと期待してます。NHKがいくらやる気がなかろうが、そんなことは問題じゃない。演出も音楽も、NHKがやるんじゃないんだから。
 確かに尋常ならざる頭身のキャラが混在するこの作品は、シリアスを主軸にした真下演出には結構ツラい。でも、蟹夫の扱いを見ても、真下は逃げずに自分の土俵でがんばってるなあと思いますよ。そのへんは認めてあげたほうがいい。肉団子キャラがシリアス演技をするというだけで本当にすごい。これからさかのぼれば、昔の「ウラシマン」とか、まだまだスベることも多かったよなあと思います。

とりあえずみやびさんの分析はこちらに。
http://earthtail.seesaa.net/article/3255498.html#trackback

 まあ、そうですね。前回は書きませんでしたが、サクラのファッションショーは、視聴者サービスというよりは、少し演出家の悪意的なものを感じました(笑)。なんせサクラは起き抜けのどよーんとした目つきで、愛想も何もあったもんじゃない。それでも無意味な着替えを忘れないのはCLAMPキャラだから…なんて(^^;これ、たぶん真下一流の「すまし顔ギャグ」ですよ、きっと。サクラが漁った服が山と積まれているシーンなんて、完全に確信犯だもの。
 そして、この次のカットは、編集における「切り替えし」のイタズラが仕掛けられています。帰宅した嵐が驚いたのは、あくまで服が山と積まれていたからではなくて、サクラの布団が空だったから。わざわざ服の山のカットの後にこれをつなぐって、まあ意識してますよね。ということは、サクラ、あの膨大な服をいちいち畳んで箪笥にしまったのかとかツッコミ入れたくなる仕組みだもの。

 ストーリーに対する関心が薄いぶん、真下演出への分析は非常に細かくなってます(笑)。でも、細かく分析していけば、それに見合った答えを見せてくれるのが真下演出の妙味。さてさて、気が付けばもう次は5話。どうなりますか…
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(2) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月01日

初オリジナル

 当然のことではありますが、こっちの方が真下らしいですね。「ツバサ・クロニクル」第4話は初のアニメオリジナル版。期待して見た甲斐がありました。サクラメインなんだけど、サクラがほとんどしゃべらず「…ん」とか「…あ」とか言うだけの寡黙な「間」重視の演技。新人にこれをさせて、見応えのある内容にしてしまうのが、真下の力量。「Avenger」でも試みられた顔アップの目バチだけで緊張感ある空気を作り出してしまう方法論が、きちんと応用されてます。もちろんベテラン演出家としての編集力があればこそですが。
 特に今回は、コミカルキャラで誇張されたシリアス味のない顔つきの蟹夫(デブのチームリダーのこと)に、非常に重厚な演技をさせてしまうのが、新機軸。梶浦サウンドの強烈な援護射撃もあって、実にいい雰囲気を作り出していました。この人、本当にシリアス演出は天性のものがあるなあ。「おいしいところ持っていかれた」と子分がグチってましたけど、なんのなんの。今回の隠れた主役は蟹夫です。
 特に今回は夕焼けの美しい岸壁で、日がゆっくりと落ちていき、空気の色が紅から蒼へと変わっていく姿が見事にとらえられています。ある意味、今回の主役は、透過光で描かれるひたすら美しい「空気の色」かもしれません。
 そして、何の説明もなくクレーンの上から飛び降りるサクラ。背後に流れる梶浦サウンド。ヤンマーニ舞踏でこそないものの、それにかなり近いアクの強い象徴的映像で、落下しているようにも飛行しているように見えるところがミソ。
 オリジナルエピソードは今後も楽しみになりそうです。
posted by てんちょ at 16:54| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月30日

第3話再々検証

 あちこちブログを見て歩きました。やはりメジャー作品、「ツバサ・クロニクル」、いっぱい書かれてますねー大半は原作とどう違うかとか、粗筋を追っかけるだけに終ってるのがちょい残念。真下演出に注目して見てるのは、オレとみやびあきらさんだけなのか?(^^;

 本日は、第4話の放映ちゃんと収録したんですが、家族にテレビを占領されてるんで、また明日にでも。

 とりあえず、本日は第3話を再検証してみます。いうなれば、みやびあきらさんの検証をふまえての自分なりの考察という次第。本当は直接みやびさんのサイトに書き込もうかと思っていたのですが、長くなりそうだし、お互いに主張の内容が離れてきたので、お互いの趣旨を尊重してやっていくためには、トラックバックが最適と考えた次第。今後、そういう路線で行こうかと思います。ROMオンリーのみなさまも、ぜひ両方のサイトを比較していただきたい。それぞれに中身のある分析になっているはずだから。何かを論ずるってのは、本来こういうことじゃないでしょうか?

 とりあえずみやびさんの分析はこちら。
http://earthtail.seesaa.net/article/3198452.html#trackback

 公平さ、という点では、みやびさんの分析の方が断然公平。深夜のオリジナル作品とはいえ「MADLAX」とか「NOIR」に比べるとかなり迫力に欠けるのは確かです。私は真下信者ですから、「これは失敗作である」という前提は立てません(オイ)。でも単なる雇われ仕事にしか思えなかった「マイネ・リーベ」でもあれだけのことをやってしまった御仁です。何かを企んでいることは確かでしょう。その萌芽はあちこちに見られるわけで、それがはっきりと見えてこないのが実にもどかしいところなんですが。

 しかし「MADLAX」で量子論を発見したのが第21話、「マイネリーベ」に至っては、螺旋構造の発見が、最終回終了後ですから。早い時期での結論が意味を持たない演出家であることは確かでしょう。特に今回はまったく白紙のオリジナル作品ではなく、原作付きですから、原作ファンの関心である程度まで序盤は引っ張れると踏んだのだと思います。

 今のところ原作との最大の違いは、よりシリアスに演出が施されているということ。細かい遊びやギャグは刈り込まれ、あまり崩した演技はありません。それはつまり、CLAMPならではの同人誌的な遊びには興味がないということ。だから阪神共和国についての説明がカットされているわけで。
 関西人の一人として言いますが、阪神共和国の設定は、まったく面白くありません。まるで「フジヤマ・ゲイシャ」の誇張された日本観みたい。確かに関西人というのは結構サービス精神が旺盛なので、ふだん全然使わなくてもリクエストされると「どやー、もうかりまっか?」とか言って笑いをとってしまいます。ただ、それは自分でやるからいいんであって、他人にされるとおもしろくない。関西の笑いの基本のひとつは「自虐」ですから、自分で自分を貶めるのはかまわないけど、「うん、確かに君はバカだね」と他人から言い放たれるとミもフタもない。
 関東の方で、関西人の友人のおられる方は心当たりがありませんか。関西弁の「〜やねん」とかの語尾を関東弁のイントネーションのままでマネして、露骨にイヤな顔をされたという経験があるでしょう。関西弁のキモはイントネーションであって、語尾ではないのに、表面的な部分だけマネされると、すごくバカにされた気分で腹が立つんですよ、我々は。阪神共和国の設定は、どうみても関東弁の「〜やねん」なんですね。

 で、今のところ楽屋落ち的テイストをそぎ落として、原作のモタつきは解消されてるから、まあストーリー的にはいいんじゃないでしょうか。黒鋼の見栄とか、徐々に真下タッチの演出も増えてきましたし。まずは混乱したCLAMP作品の不純物を取り除き、ストレートな物語としての方向性を見定めること。オリジナル作品なら不要な一段階がはさまっているので、少しスロースタートな印象がありますが、そこは目をつぶりましょうよ。

 この作品はCLAMP作品ではなく、真下耕一監督作品です。その点で既に、これまでのCLAMP作品のアニメ化とは圧倒的に異なっています。真下テイストが加味されていくのは、ストレートな物語が抽出された今後なのだと思いますよ。きっと。
posted by てんちょ at 22:46| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月26日

第3話再見「ツバサ・クロニクル」

 というわけで、すっかり恒例になっている「ツバサ・クロニクル」の二回目視聴。今回は第3話です。
 
 どうやら、梶浦嬢は、黒鋼のテーマとして、和太鼓を選んだみたいですね。今までの梶浦・とはまた少しテイストが違うので、新鮮。本当に何でもやる人だ。
 少々出し惜しみ気味ですが、黒鋼のバトルシーンは、和の趣で歌舞伎っぽく、最後に黒鋼が見栄まで切る!このへんはなかなかケレン味を恐れない多下です。夕方の全国ネットということでまだややセーブ気味ですが、そのうちガンガンやってくれることでしょう。そういう期待感は存分に感じられるバトルでした。敵方の肉団子親分(蟹男って言うの?)と子分たちの「名づけて…」とか変な決めポーズもうまくジャマにならないように処理されてたし。

 小狼とファイはツバサを探してお好み焼き屋へ。いきなり回想シーンで手抜きというなかれ。その後の切り返しカットが豚玉お好み焼きのアップなんで、妙におかしい(笑)「ここからはお前がサクラを守れ」という桃矢の回想カットの切り返しは「ここからは自分で焼いてください」だもんなあ。やたらチャラチャラしたCLAMP独特の笑いよりは、こういうすごい多面目な顔でバカバカしいシチュエーションを見せるところが多下らしい笑いのスタイルかもしれません。
 そもそも多下は天性のシリアス表現の才能からみるとコミカル描写はあんまりうまくなくて、「ウラシマン」でもギャグシーンはかなりスベってました。「タイラー」でようやくそれなりにうまくなりましたけど、ギャグのうまい演出家は別に他にもたくさんいるわけで。
 むしろ「MADLAX」のときに開拓した「シリアス顔ですごい妙なことをする」という微妙な笑いが、多下独自のコミカル演出の活路かなあと思っていたので、こういう自覚した演出はファンとしてはなかなかうれしかったりするのでした。
posted by てんちょ at 14:00| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月24日

「ツバサ・クロニクル」第3話

 もう出ないかと思っていた空汰&嵐が登場。なんと陶山氏&平松晶子嬢ですよ。平松嬢は「.hack」のBT役。やはりこの先、要所要所に真下番声優さんが登場しそうですね。こうなったらもう、江原正士氏の登場に注目!たぶん出る!お願い出て!(^^;
 原作版の空汰&嵐はあまりに便利すぎるキャラだったので、真下の非常に抑制した使い方は好感が持てます。やっぱりこのほうが無理がない。というわけで、相変わらず「阪神共和国」の名は出ずじまい。このまま出ないかもしれませんね。一関西人として、マジでそのほうがいいと思います。そういう冗談みたいな設定は緊張感のある演出を台無しにしてしまいますから。実際、アニメ版の美術はごくあっさりしていて、巨大なカニとかコテコテのギミックは登場せず、「現代日本の地方中核都市イメージ」をあまり逸脱しない程度。ここが「福岡共和国」でも「広島共和国」でも問題ないぐらいで。

 梶浦サウンドの方は、和太鼓を多用(たぶん)。本当に変幻自在、いろいろと工夫してきます。雄弁ですね〜それに負けない真下映像もすごいですが。セリフをもかき消す梶浦サウンドメインのカット、回想シーンでボツボツ登場し始めました。本当はバトルシーンでケレン味たっぷりに使ってほしいんですが、そのへんはまだ出し惜しみ気味。

 しかし注目はまだまだこれからです。何しろ次回は初のオリジナルエピソード。いろいろと仕掛けてくるはず。刮目して待ちましょう!
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2005年04月23日

CLAMPに関する考察。

 みやびあきらさん、「ツバサ・クロニクル」についてかなり厳しいご意見。非常に鋭い指摘が多いので、トラックバックさせていただきました。なるほど、いろいろと考えるところがあるようで。以下の文章は、本当なら、みやびさんのサイトで書き込むべき内容なのですが、みやびさんがこの文章に関する書き込みは停止しておられるので、こちらで書くことにしました。たぶん、未完のままやむを得ず出した文章だから、突っこんでくれるな、ということなんでしょうね。
 そうするとこんなことは書くべきではないのかもしれませんが…タイムリーな話題でもあり、ぜひここで論じておく必要があると考えた次第。まずかったらご一報ください。

 もちろん、みやびさんのサイトの文章に目を通さず、私の単体のCLAMP論として読んでいただいてもかまいません。それでも成り立つように書いたつもりです。

 私にとってのCLAMPとは、「東京BABYLON」に関するアンビバレンツな思いがすべてと言えるかもしれません。私は常々、少女マンガ=ハードボイルド論というのを提唱しています。見栄を切ったり様式的な構図にこだわったり、そういう無機的な非マッチョ型ハードボイルドという点からは、少女マンガこそがふさわしい、という考え方。逆説的かもしれませんが、少女マンガの世界から「少女」が駆逐され、かくも「美青年」だらけになってしまった現状では、それほど的はずれではないようにも思うのですが、いかがでしょうか。

 CLAMPは、そうした美少女ハードボイルド的様式に、初めて自覚的に挑んだ集団であったように思います。特に初期の聖りいざメインの絵柄のころはそれが顕著で、「東京BABYLON」の第1巻はそれはそれは見事なものでした。その後、「東京BABYLON」がやたら説教くさくなっていったのは残念というほかありません。
 もっとも、初期のテイストを見事に生かしたアニメ版「東京BABYLON2」が残ったわけですから、よしとしなければならないのかもしれませんが。

 その後、聖りいざはCLAMPを脱退し、ソロ作品としてより自覚的なハードボイルド「コンビネーション」を発表することになります。この作品、バイオレンスな1課ものでなく、汚職の世界を舞台とした2課ものであったのは、興味深いことです。「非マッチョ的ハードボイルド」にかなり意識的だったのでしょう。まあ、情報源として天才幼児ハッカーなんて便利な存在を出してしまうのは、CLAMP経験者の悪いところなんですけど(^^;

 それでは聖りいざ脱退後のCLAMPはどうなったのかというと、リーダーの天性の目利きでメディアミックスをこなしてより大規模なヒットを飛ばすようになっていきます。ただ、どちらかというとコミックよりもアニメ版がメインとなってしまい、マンガ版はアニメのシナプスもしくは絵コンテという感じになっているような気がします。
 それは「カードキャプターさくら」でも「ちょびっつ」でも今回の「ツバサ」でも同じで、聖りいざ無き後のCLAMPは、どうも絵に統一感が感じられず、マンガ単体ではストーリーがつかみづらいのです。細部にはやたらこだわっているのだけど、かえってゴチャゴチャした印象で流れが悪く、アニメ版をみて初めて「ああ、こういうことが言いたかったのか」と納得する次第。つまりマンガ版は未整理な制作課程のものでしかないのでは、と勘ぐりたくなるのです。
 
 それは今回の「ツバサ」も同じ。というかむしろその傾向は顕著。しかし、今回ばかりは真下が上手だったというほかありません。CLAMPのためのアニメ制作マシンにとどまっているほど真下は凡庸ではありません。職人は職人でも前衛派の職人。

 CLAMPのマンガ版を添削してアニメに移し替えていく途上で、完全に真下テイストのものに変化させてしまっています。確かに真下ならではの前衛テイストはまだあまり表面化していませんが、皮膚下で着々と組織を置き換えているのは感じられます。
 もう少し先まで見てみないとわからないのは、真下の常。「マイネ・リーベ」のように、本放送終了後に全体をみて初めて「螺旋構造」が判明する場合もあります。
 真下信者に必要なのは忍耐(笑)と、2度3度と繰り返し見る姿勢。面倒くさいし困ったことですが、そうしないと全体像がわからないのですからしょうがありません。また、そこまでやった後には、他の作り手では絶対味わえない発見を得られるという点でも、追っかけを続ける価値はあるというものでしょう。
 ええ、見続けますとも。私は。
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2005年04月21日

「ツバサ」の画格

 第1回の時にもちらと触れましたが、今回は本当に袖々のスタンダードサイズ。画格が変われば、当然演出のスタイルも変わることになります。

 まだ2回目ですので、あまり厳密なことは言えないのですが、キャラクターの立ち属置が微妙に変化しているようです。
 「MADLAX」では、キャラクターが左右に並ぶという芝居が多く見られました。横長のヴィスタサイズの画面構成を意識した絵づくりです。もちろん、真横に並んでは平面的になってしまいますので、どちらかが画面奥に下がって、少しぼやけ気味に表現されます。大規模なマルチプレーンを使わなくてもこれができてしまうのがCGのよいところ。低予算アニメ上手の真下は、本当に存分に使いこなしてくれます。
 「.hack」における「遠景の中の点」としての人物処理なども、ヴィスタサイズの空間的広がりを生かした処理方法のバリエーションのひとつでしょう。

 これに対し「ツバサ・クロニクル」がそうであるような一般的なアナログ波テレビ画面は、映画でいうところのスタンダードサイズです。画面としては非常に安定しているのですが、ついこじんまりとまとまってしまいがちです。
 そこで今回真下が導入したのが斜めの人物配置。小狼が立て膝をついてサクラを抱きかかえると、ちょうどこの配置になります。第2話後半で橋の上で一同座ったままの会話となったのも、たぶんこのせい。
 スタンダードは、我々が考えるよりも、タテ方向の表現に優れているかもしれない。そんなことを真下は考えているのかもしれません。今後も、画面構成は要チェックです。データがたまってきたら、第2回をやるつもり。

 それにしても、なんで最近の深夜アニメはみんなヴィスタサイズなんでしょうね。スタンダードサイズのほうがむしろ珍しくて、「ウィッチハンター・ロビン」くらいでしょうか。たぶん、DVDを売ることが主目的で、スクイーズ収録(左右を圧縮して高画質で収録すること)しているせいかもしれませんね。つまりワイドテレビかハイビジョンで見てってこと?うちはまだありません…(^^;
posted by てんちょ at 22:46| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月18日

ツバサ第2話2回目鑑賞

 第2話の2回目鑑賞を早くも実施。今回は、家族もいない午前中に見たので、久々に5.1チャンネル環境を引っ張り出してきて見ました。
 ヘッドホンだとパーカッションが目立ってたんだけど、ちょっと毛色の変わった弦楽器がたくさん使われてますね。何だろう。シタール?

 第1話の回想シーンに、またまったく違う音楽をかぶせて、別のイメージを引き出しているところも見事です。

 ところで、「MADLAX」の第19話と2本立てで見たので、後から見た「MADLAX」のイメージが圧倒的で、完全に「ツバサ」が負けてしまいました(^^;。
 さすがにこれはしょうがない。真下の最高傑作ですからね。そんなことする私が悪い(笑)うーん、今回ばかりはもう一度見るしかないかなぁ?
posted by てんちょ at 23:29| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月17日

「ツバサ」添削済みの第2話

 謹慎明けでございます(^^;
 思えば、お世話になっている皆様を突然職員室に呼びつけたり、「あなたは国語教師だ」と決め付けたり、奇行が目立ったこの一週間、すべて第1話がスゴすぎたのが悪いんです(オイ)何にしてもみなさん失礼いたしました。
 
 そして「第2話」見ました。ハイテンションの第1話からクールダウンするのにちょうど良い間つなぎのエピソードで、かえってホッとしたぐらいです。今回はかなり梶浦サウンドも抑制気味で、渋いパーカッションなどで聞かせてくれます。むしろ今回前半の聞きどころは前半ずーっと降ってる雨のサウンド。これを聞かせるために、かなり音楽抑制されている節すらあります。音楽だけでなく、効果音でも工夫を凝らす真下サウンド、防音環境の貧困な我が家ではせめて密閉型ヘッドホンで視聴しておりますが、この雨の音は見事でした。
 さすが真下らしいアレンジ…と思って原作をめくってみると、ちゃんと雨は降ってます(笑)ただ、すごくおざなりな描き方なんで、読んでいてまったく気付きませんでしたが。雨である必然性は真下のアニメ版ほどないんですね。
 いくら説明嫌いの真下とはいえ、前半はかなり侑子による説明的セリフが入らざるを得ないのですが、雨音がグッと画面を締め、緊張感を高めています。一方、原作はというと…この場面が雨である必然性はあんまりない(笑)
 一見、原作に忠実であるようなフリをして、原作のまずい部分を添削しながら、その過程で換骨奪胎、完全に真下テイストに変えてしまう。さすが策士。これぞ真下マジックの極致と言えましょう。
 
 おざなりといえば侑子の館の周辺が高層ビルに囲まれているという設定も、原作から引き継いだものですが、原作版は小さなコマに障子かブロック塀のようにビルが描かれているだけなので、気付く人の方が少ないはず。私も真下版を見た後で注意深く探して発見。
 真下版では、開巻いきなりオフィスビルがバンと登場し、「えっ」と驚いているとそのまま画面がスルスルと下にパンして、侑子の館が登場。侑子が住む世界が我々の世界と近いことをひとことのセリフもなく1ショットで説明し、これが単なる異世界ファンタジイではないことも知らしめてくれます。使えるところはクローズアップして使い、ムダな所はとことん排除。まさしく原作の「添削」的演出方法です。逆に侑子の「コスプレ」うんぬんのムダなセリフはバッサリとカットし、侑子の非情なまでのクールさを強調することに成功しています。

 モコナの世界間移動方法のビジュアル、原作版ではやたらゴチャゴチャ描き込まれていましたけどさっぱり分からず、真下版を見て「そうか、こうだったのか」と納得。

 カットといえば阪神共和国にたどり着いてからのシーンはいきなり道頓堀での戦闘で、空汰と嵐の親切解説は出て来ない!こう来たか…さすが説明嫌いの真下、本領発揮です。逆に原作ではあっさり使われてしまう1枚目のツバサを引っ張って、小狼が戦闘に巻き込まれるきっかけにするなど、小技が随所に効きまくり。
 
 結果として、原作に忠実なのに、完全にこの作品は真下のものとなりました。アニメが決定版とすると、原作はスクリプトか草稿レベル。CLAMPのみなさん、もっとがんばろうね。
posted by てんちょ at 23:15| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月13日

違う世界を見ている

 本日も「ツバサ・クロニクル」の話が続きます。
 何でしょうね、個人的には久々にハイ状態になってしまい、あちこちにわけのわからない書き込みを繰り返して顰蹙を買ってます。みなさんごめんなさい。あくまで個人的に、ですが真下監督の演出スタイルは、とことん私の波長と合うらしく、これだけの狂騒状態になってしまったのは、「MADLAX」第1回以来のこと。たぶん、映画ファン、それもかなりカルト系の映画ファンである私のような人間にとっては、これほどたまらん名演出家はいません。
 真下がこういう演出スタイルを確立させたのは実は最近のことで、しかもかなり近年までは子供向けと深夜マニア向けの演出スタイルを使い分けてました。なんせ「NOIR」の後が「ポポロクロイス」ですからね。

 そんなわけで、久々の夕方の時間帯、しかも何と「ウラシマン」以来の全国もれなくネット放映ということで、かなり妥協してくるんじゃないかと心配していたのですが、まったくの杞憂でした。ぜんぜん妥協してません。妥協したのはヴィスタサイズを止めたことぐらいでしょう。NHKでヴィスタサイズで撮るってことはハイビジョンマスターで撮るってことになってしまいます。格段にお金もかかりますし、ことアニメの場合、高画質で撮りゃあいいってもんでもありません。作画用紙の繊維まで見えてしまったり、本来ならごまかしたい部分までみんな見えちゃったりしますから。
 で、画格が変わるということは画面構成が大きく変わってきます。そのあたりの演出論はまた日を改めて。もちろん、真下はちゃんと計算に入れてやってますよ。

 で、本日は何を書こうかと思ったのですが、世評はどうかと思って、あちこちのブログをのぞいてみました。あちこちで聞いてはいましたが、評判よくないですねー
 ただし、文句の大半が声優の交代に関するクレーム。君ら、そんなに「カードキャプターさくら」が好きか。いや、私もDVD持ってるけど(^^;。
 同じ名前のキャラが出てくるとは言っても、基本的に違う世界の話でしょう、これは。むしろ「ツバサ・クロニクル」のサクラが「はにゃ〜」とか「ほえ〜」とか言ったらいろいろ台無しになってしまいます。
 もしみなさんの期待通り丹下桜が復活したとしても、「さくらちゃん」に付与したイメージをゼロに戻すことはぜったいに無理。それぐらい「丹下桜=さくら」は絶対のアイコンと化していましたから。

 それにしても、我々が一度調べた時に出てきた「サクラ役=能登麻美子」ってのは何だったんだ。

 みやびあきらさんは今回のさくら&小狼のキャスティングについて、なかなか消息通な分析をしておられますが、
http://earthtail.seesaa.net/article/2922921.html
私は「多少はそういう側面もあったかもしれないけど真下としては最低限のラインを確保していれば具体的なハマり役を持っていない無色の駆け出し声優の方が望ましかったので承諾した」というのが実際のところではないかと考えております。みやびさんから「あれで最低限?」という声が出そうですが、あれで最低限なんです(笑)入野君は「ハク」役は有名ですけど、完全に素人芝居でとてもハマリ役とはいえませんよね。むしろ今回のほうがずっと健闘している。
 実質音響監督でもある真下にしてみれば、芝居を破壊しない程度であれば、むしろ自分の演出意図に沿ってイメージを付与していける白紙が望ましい。何しろ真下は、声優にニセ情報を与えるなどして、自在に演技を操ることができる人ですから。周囲を気心の知れたベテランで固めてますしね。実質素人のお二人には、CLAMPワールドのフリをして真下版の声優が大挙出演する真下ワールドを旅してもらおうという趣向。たぶん江原正士も出る!きっと(^^;
posted by てんちょ at 23:16| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月12日

「ツバサ」の空間把握

 本日2回目の視聴。で、気が付いたのは、CLAMPは空間把握がぜんぜんできないマンガ家集団だ!ということなのでした。考えてみれば少女漫画家でそういうタイプの人は結構多いんですが…グループなのにこれはちょいマズいんじゃないか。
 慌てて先日買ってきた原作第1巻を開いてみると確かに背景ほとんど描いてない。クロウ国の王城と遺跡と街の空間配置もぜんぜんわからない。なんか舞台の上であいまいな書き割りが移動しているだけみたいな背景ですよ。そのせいで余計にバタバタした印象がある。

 それだけにアニメ版で真下がじっくりと空間を描き込んだ絵作りをしたのは見事。これならクロウ国の地図がちゃんと描ける。結果、画面にすごく奥行きが生まれたんですよね。原作ではすべてシャオランの部屋の中で済ませているサクラとのやり取りも、見事な夕映えの中、小塔の上での会話となりました。確かに忘れがたい場面ができました。これが演出の御技ってやつです。
 おかげで単行本1巻ぶんの半分を第1話に割いているのに、すごくゆったりとした雄大なスケール感が生まれている。もちろん梶浦嬢の音楽の力も大きいのですが。これも盟友との信頼関係があればこそ。

 膨大な透過光の洪水も、空間に膨らみを持たせるためにちゃんと役割を果たしているのですよね、考えてみれば。

 お得意の理系評論はどうなった、と言われそうですが、現段階ではまだまだ山ほどピント外れなことを言うほかなさそうですね(^^;とりあえずなるべく繰り返し見ていくようにはします。まだまだ先は長し!
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2005年04月11日

CLAMPとの対決は

 予想外の圧勝でしたね。ちょっと戸惑うぐらいの。第1回からここまで真下節全開で来るとはちょっと予想外でした。最初はもうちょい抑えるか、「独自の戦い」で行くかと踏んでいたのですが、真下の技量がさらにアップしてたということでしょうか。
 まあひとつには盟友・梶浦由記を勝ち取ったということで、相当に展開が楽になったということはありますよね。音楽と映像を押さえれば、真下演出的には、ほぼパーフェクト。梶浦嬢とは完全に「あうん」の呼吸ですから。外野が割り込もうったってできるもんじゃありません。これで江原正士がいれば言うことないんですが。まあ膨大なキャスティング量を誇る作品ですから、どこかで出てきてくれるのではないかと期待しているのですが
 果たして何があったのか。そのへんは、もう一回見返すことと、第2回以降をチェックすることで分析を進めていきたいと思います。
 
posted by てんちょ at 23:53| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月10日

完璧な第1話

 さて。帰宅後厳かにDVD愛機「スゴ録」を起動。
「ツバサ・クロニクル」
あった。無事に撮れてる。やれやれとホッとひと息。
ときに午前零時。
居住まいをただし、きちんと正座して再生開始。

 …見ましたよ。25分息も付かせず。完璧な第1話とはこのことでしょう。ここのところ、ケレン味たっぷりな第1話が続いてきたわけですが、そうでした。こういう正統派王道の第1話も撮れる人なんですよ、この監督は。

 シャオランのノースリーブの腕が細すぎるとか、2人の横顔の描き方が変だとか、そういう作画面での文句が一部からブーブー出てきそうですが、そういう様式的な描き方も含めて真下演出なのだと思います。

 駆け足で断片的な原作の冒頭と違って、クロウ国がかなりじっくりと描き込まれており、逆にアニメ版の方が前衛性を抑制した展開。前衛真下を期待する私としては、その点だけちょっぴり寂しいのですが、これだけゴージャスな第1話を見せられて何の不満がありましょうか。特にこれまでの作品で試してきた数々の「色の実験」を集大成とばかりに、透過光を全面展開した色の奔流に圧倒されました。この作品デジタルマスターらしいんですが、その利点をしっかり生かしてます。

 そして何よりも豪華絢爛たる盟友・梶浦由記のすばらしい音楽。第1回とはおもえない豪華さで民族楽器からオーケストラまで自在に使いこなし、お得意の声楽も絶好調。今回も出るかヤンマーニ。時に画面を支え時に対立しながら情感を高めていく二人のコラボレーションの見事さはまったく安心して見ていられます。同じように高い完成度の音楽があっても、音楽に頼り切った映像しかない「コゼットの肖像」とはえらい違い。

 盛り上がりが頂点まで達したところでスパンと絶ち切るように終幕となる演出は、第1回目としてはまさしく理想の展開。次週が楽しみでしょうがありません。

 まさしく完璧です。さすが真下。あえて言うなら画格がヴィスタサイズでなかったのは残念ですが、これは仕方ないでしょうなー

 え?声優?そんなに気になる?確かに「サクラ」と全く違うテイストのキャスティングだとは思うけど、独自の味を引き出していると思いますよ。ねらいは当たっていると言っていいでしょう。

 ちなみに今回の第1回について不満があったという人は後で職員室まで来るように。個別に懇々と説諭するから(笑)
posted by てんちょ at 16:58| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月09日

「ツバサ・クロニクル」放映2時間前。

 さて、いよいよ「世紀の一瞬」が近づいてきました。ドキドキしますね(^^;
 何と本日の朝日新聞は、ラテ面の「試写室」欄で「ツバサ・クロニクル」を紹介!カラーカット付きですよみなさん。世間的にも一般的にも注目されてるようですね〜批評子によると第1話は「地味目」だそうですが、「サクラ」ファンには相当に違和感を感じさせる声優配役のようで、真下ファンとしては「これは期待大」です。違和感こそが真下を読み解く重要なキーワード。
 みやびあきらさんは心配しておられるようですけど、大丈夫ですってば。たぶん。真下の音声へのこだわりとセンスの良さは天性のものですから。CLAMPのおばちゃんたちとかNHKのおっさん方の生臭いたくらみもすべて己の手の上で踊らせてしまう策士っぷりをまずは拝見しようじゃありませんか。私は、第1話がどんな形のものであれ、受け入れるつもり。何しろ第1話だけでは絶対に全容がわからない人ですから、真下は。

 本日は、全国的にお花見日より〜ってわけで、午前中は京都の南禅寺で家族とお花見。こんなにベストコンディションでお花見したのって何年ぶりでしょう。雨の中ブルブル凍えてとか、強風でみ〜んな散っちゃった後とか。いやあ見事なもんでした。みなさんも見ました?たぶん明日からの雨でみんな散っちゃうんでしょうねえ。もったいない。

 帰り道で「アニメディア」「ニュータイプ」の「ツバサ」特集を立ち読み。どちらもわざわざ買うほどの価値なし。やはり資料的価値という点では、「アニメージュ」にかなわないね、この2誌は。ただ、4話で早くもオリジナルエピソードが登場することと、「阪神共和国」がやっぱり登場することは確認。梶浦由記嬢がヤジ馬的に個性の対立を期待していることも判明しました(^^;ガチンコ勝負なら誰が勝つかなんて、盟友である梶浦嬢が分からないはずはないんで、言外に何を期待しているかは言うまでもありますまい。

 真下自身もアンケートで答えておりましたが、例によってのらりくらり。「いつもビートレ社内は戦場のようなありさまですが、それをRPGのように乗り切っていくのが楽しい」って、それは社長であるあなたが仕事を入れすぎるからでしょう(^^;百戦錬磨の職人である真下にしか言えないカッコいいセリフではありますけどねー

 さあ、刻々「その時」が近づいてきます。みんなビデオ録画派ですか?私もです(爆)
posted by てんちょ at 16:43| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする