2017年01月09日

「風夏」「セイレン」#1

 似たような作品なので、まとめて処理。

 まず「風夏」ですが、マジで傷害罪で訴えられるレベルの暴力女と一話終了時には恋人同士って、マジで意味わからん(^^;



 それでいて、全編あまりパッとしない主人公がいろいろといい思いをし続けるという、あまりにも安易な展開なので、あーこれ原作は美少女ゲームか、と思ってたんですが、なんと「マガジン」連載のコミックですか! ちょっとびっくりした。マンガ作品だともう少し練ったものが多いと思うんだけど、こんだけ安易な展開でもアニメになるんや。まあ、このあとかなり唖然とする超展開があるらしいんですが、まあ、うん、観ない(^−^;

 つづいて「セイレン」。少女たちの小馬鹿にした目つきが微妙にムカつくんですけど(笑)



 まあ主人公やってる田丸氏の面白演技はなかなか見応えあるんですが、これまたストーリーがあまりにイタすぎて。美少女キャラに上から目線で見下されたいという層には楽しい作品なんですかね。

 ヒロインごとにストーリーが展開するということで、これはゲーム原作かとばかり思っていたら、え、なんとオリジナルなの? なんでそんな無意味なことを…… おそらく後でゲーム発売する気なんだろうけど、そのパターンは絶対失敗するから。マジで。
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2017年01月08日

「昭和元禄落語心中〜助六再び篇」#1

 なんというかその、長いな、タイトル(^^;



 今期、「このすば」とともに最も待ちかねた作品でしょう。決してヒットしたとはいえないディスクセールスだったのでちょっと心配だったんですが、こうして無事二期スタートにこぎつけて本当に良かった。今回は関さんの落語がたっぷり楽しめるという点で実に楽しみ。なんせこの人、プロの落語家としての顔も持っているわけですからね。小林ゆうさんのも聞きたいなあ。やるんだろうか。

 とはいえ、久々に聞く石田彰の名人芸は本当に至福の名調子。本当、マジで落語会やってほしいわ。

 こっちは原作未読なので、ストーリーがどうなるかは先を見てのお楽しみ。今回さっそく驚いたのは、今回のメインキャラの一人となるらしい関俊彦さん演じる売れっ子作家・樋口。ああ、先代の晴れ舞台の日に「弟子にしてくれ」と来て激怒されたあの学生か! 本当、なにがどこでつながっているやら。なかなか因果が深い物語でありますね。

 しかしこの作品の世界、われわれの現実とかなり違いますね。東京と大阪が両方寄席が一軒ずつになってしまった、ということですが、東京はそこまで寄席が減ったことはないし、逆に大阪は戦後壊滅状態で、ホール公演中心に米朝らが再建、とはいえ寄席が復活したのはごく最近の繁昌亭開業からのことです。ある意味、これはパラレルワールドSFなのか(^^;

 何にしても、今期最注目の一本です。見逃すわけにはいきません。もちろん毎週書いていこうと思います。しかし略称はなんか考えんといかんかな。
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2017年01月07日

「政宗くんのリベンジ」#1

 関西の今冬一本目。うーん。



 原作ラノベだと確信してたんやけど、コミックかいな。なんともラノベぽいストーリー。時代かねえ。ふられ男が努力してイケメンになって振った女に復讐しようとする話…… 逆パターンはあった気がするけど、男もそういうことをする時代なのか。

 変身したイケメン主人公が自分に酔ってて妹にキモがられてるのは面白いし、やたらと食品のカロリー表記が出てくるのもいやがらせめいていてなかなか興味深いのだけど、全体としては既視感あふれる伝統芸能そのもの。うん、それで復讐に乗り出すけど本気で好きになってしまうんでしょ? 見えてる見えてる。彼女の方は実は昔から好きでした、とかそういうパターンね。

 パターンを利用しつつ設定をスライドするという点では、「となりの怪物くん」の方がずっと面白かったんですけどね。作画はまあまあなんで、展開としてはそれなりに人気を集める可能性もありますが、私はもう見ないです(^^;
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2017年01月05日

「松井恵理子のにじらじっ」#8

 なんか変なもの取り上げてしまいましたが、「未確認で進行形」ファンなら必聴の一本です。



 カッター、いつの間にかこんなことやってたんですね。一応、未確認三人娘の中では一番活躍してるわけですが。手堅い脇役の印象が強く、あまり具体的なイメージが湧きにくいですね。ずっと活動本数は少ないけどぱるにゃすとゆーきちの方が、個別の仕事の印象は強い。「パンチライン」とか、作品単体としては珍作とか怪作とか呼ばれるべき存在ですが、ゆーきちの演技の印象は強烈でした。

 そしてこのカッターラジオ、最初ずーっと「無難」以外に何も感想が持てないなんとも微妙な進行が続くんですが、謎のサンタさん二名が登場してから、ガラリと印象が変わる。これ、「みでらじ」だよ!

 いやー、ツッコミはボケがいて初めて輝くんやなあ。そしてカッターのツッコミの鋭さは、ゆーきち&ぱるにゃすにこそ一番響く。もう見ていてずっと笑い転げてしまいましたわ。こんなにも同じ番組内で雰囲気が変わるのかと驚きましたもん。未見の方はぜひ。

 この奇跡の三人組を使わず放置しておくのは本当にもったいない。ぜひ再結集をお願いしたい。「アイドル事変」はカッターがいないんですよねえ。常に誰かが欠けている状態で実に惜しい。
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2017年01月04日

「うどんの国の金色毛鞠」#12(完)

 いや、原作終わってもいない作品、勝手に終わらせてどうするよ?



 実は東京での放映終了を見計らって、降板させられた監督が裏事情を暴露したんですが、関西はまだ終わってなかったんやけど…… おかげでまあ、最終回シラーッとした感じで観終えましたよ。まあ、何もなかったとしても、「うん、それで?」という感じだったことでしょうけど。

 監督がFB上の記事を削除してしまいましたので、私もリンク先を張ることはしませんが、気になる方はネット上で文面を探してみてください。すぐ見つかります。

 実際のところはよくわかりませんが、作画や演出は決して悪くはなかったです。香川らしさは良く出ていたし、香川弁をちゃんと表現したのもよかった。ただ、宗太がポコにこだわる理由が最後までわからず、どうにもモヤモヤしていたのは確か。最後に延々と説明が出てきましたけど、いや、そういうこっちゃない。自分の子でもない子供を育てると言い張ったら、普通は反対するし、どこの誰でどんな事情があるんやと詮索するでしょう。だって児童誘拐だったらどうするの。

 ファンタジーなんやから固いこと言うな、という反論が聞こえてきそうですけど、そういう演出はされていなくて、徹底したリアル志向。もちろん現実の香川を取り込む気ならそうなるけど、脚本と演出がうまく融合せず事故を起こしてる。降板させられた監督が言ってた「すりあわせ」ってそういうことなんですよね。

 ところがこの作品の脚本家は読み合わせの一時間前に毎回原稿をあげてきていたらしい。理由は、絶対中身を直されたくないから。共同制作ができないタイプ。時々こういう人いるけど、中身が不出来だから直すといってるわけじゃないのに、どうしようもないなと思います。普通は複数の眼を通して作品を磨いていくから精度が上がるのにね。この人がかかわった作品は軒並み惨敗していますが、そういうわけだったのか。「ディバインズゲート」とかひどかったもんな。

 表向きの監督降板の理由はこの脚本家との対立だったらしいのですが、真の理由は、プロデューサーのお気に入りだった声優をゴリ押しでねじこむためだった模様。こちらもいちいち書くことはしませんが、ネットで調べれば裏付け情報は出てきます。これは…ヤバいね。

 ていうか、あれ子役やなかったんか。プロ声優であの演技だったら確かに相当ヤバい。ブレイブビーツとか決して悪い演技ではなかったねんけどね。演技の幅があまりない人が無理に裏声出して空廻ってると考えると納得いきますわ。
 
 元香川住民としては、大変に複雑な結末となりました。願わくば、前監督と原作者と香川県民に幸あれ。ただ、少なくともこの作品のプロデューサーと脚本家がかかわったものは、もうゼロ話斬りで問題なさそうですね。
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2017年01月03日

「舟を編む」#12(完)

 結局これも、悪くはないけど、重たくて毎回観るのがおっくうだったクチ。というわけで、総評もここまで引っ張ってしまった次第。



 じしょたんずとか、アニメでも面白く見せようといろいろ工夫をしていたのはわかりますけど、いや、やっぱりこれ実写向きの題材でしょうと。しかも実写になったの結構前で、なんで今更アニメに? という感じでしたよね。明らかにストックがなくなってきて、実写企画を喰い潰しに行ってる。

 結局マニア向けがやりたいのか、一般向けがやりたいのかどうもよくわからない。

 「僕がいない街」と「すべてがFになる」は、近年では珍しい成功作でしたけど、どちらもアニメ向きでしたよね題材が。いまいちセールスに自信がなかったようでBOX売りでしたが、「僕がいない街」はそれなりにヒットしましたし。「すべてがFになる」は確かにこりゃ売れんだろうなとは思いつつも、これだけ野心的な演出ができれば言うことなかった。

 「ノイタミナ」で何かをやるとすれば、この二本の間のどこかを目指すべきですよね。セールス捨てて尖った表現を極めるか、アニメが特に好きでもない一般視聴者も巻き込むか。「放浪息子」なんていう、究極のアート作品もあったわけですし。

 「乱歩地獄」とか「残響のテロル」とか、「何がやりたいんだ」と説教したくなる作品が最近多いのがどうにも気になります。次は「クズの本懐」ですか……うーん、迷走しそうやなあ(^^;
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2017年01月02日

「響け! ユーフォニアム2」#13

 結局越年して今頃ようやく見ているという。今期は「出来はいいけどなかなか観る気がおきないもの」と、「お世辞にもいい出来とは言いかねるけど、放映されたらすぐチェックしたくなるもの」に分かれてましたね。

 「魔法少女」とか「ガーリッシュ」は後者、そして「ユーフォ」は残念ながら前者。



 ずいぶん考え込んでいましたよ。確かに演出や作画の完成度では断トツ。こんなすばらしい作品はない。楽器の作画描写なんて驚異というべきでしょう。追随作品の「ハルチカ」が悲惨な結果になっていたことを考えても、演出のすごさは改めて言うまでもないと思います。

 問題は、これだけすごい作品が毎回「あ、放映されたのか、観なきゃなあ……」と大変気の重い負担感の強い作品となってのしかかっていたこと。本当、どうしてなんだろう。見れば「わあ、すごいなあ」と毎回圧倒されるんですが。

 問題は、あまりにも表現が重たくなりすぎて、娯楽としての軽やかさが欠けてきていたからかもしれない。どうしても、毎週が楽しみになるワクワク感を覚えることができませんでした。毎週気になる、という点では、表現としては最低の形でありながら、あっちゃんの安否が気になって毎回リアルタイムで追ってしまった「まほいく」は対極だったと思います。

 表現をひたすら磨いていくことはすばらしいことだけど、演出としてどう楽しませるのか、という点では一行の余地があった気がします。その点では、京アニが次なる素材として「メイドラゴン」を取り上げるというのは非常にいい選択だったと思います。「日常」に近い、まさに冒険作で、こういうものこそが、ワクワク感を感じますよね。セールス的にはしんどいかもしれませんが、こういうのに挑む向上心、大いに讃えたいと思います。楽しみ。
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2016年12月31日

「フリップ・フラッパーズ」#13(完)

 なかなか壮大なオチでした。「ローリングガールズ」は最後が腰砕けだったから、世界を引っ掻き回してどんどん話を拡大していくセンスはなかなかよかったです。



 なんか初期のメインライターが降板してしまったようで、それ以降若干わかりやすい話になってしまったのがもったいながられていましたが。私も難解好きですが、この作品の場合はバランスも考えると、この程度でよかったかなと。まあ、でも仕方ないですね。作画は最後までこれでもかとばかりにグイグイ動きまくっていましたし。

 最後に敵陣営ではなくて、母親がラスボスになるのもなんか納得だったし、直観で悟らせる非ストーリー的な展開も大変によかったと思います。OPとEDが大変にバランスがとれていたし、潤さんやへごなど、思いがけない人に思いがけない配役をする脇キャラのセンスの良さも見るべきものがありました。

 ディスクセールスは相当厳しいものがあるとは思いますが、海外配信も期待できる内容なので、長く愛される作品になってほしいなと思います。まあ続編とかそういうのはないでしょうけど、スタッフの明日にうまくつながっていけばと思います。野心的なオリジナル作品が成功するのは大切。どうか次も面白いものができますように。
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2016年12月29日

「オカルティック・ナイン」#12(完)

 うーん。第一話で感じられた「おお、これは期待」という感じの高揚感がみるみる失速していく典型的パターンになってしまいましたねえ。そもそも語られず放置されてる要素が多すぎる。



 なんかバタバタと視聴者置き去りのままに「はい解決」と至ってしまった気が。そしておそらく最終解決はゲーム版に持越しなんだろうけど…… こんなにも流行ってないのに、ゲーム誰も買わないよ!

 アイデアは良かったのに空廻ってる、という点では「パンチライン」とも共通する要素が。たぶん企画の立て方、見せ方の段階でどこかがズレてるんですよね。どちらもアイデアはなかなか独創的だっただけに非常に惜しい気がします。

 今回はいまどき珍しいぐらいオカルトネタに真正面からぶつかり、実にもっともらしい「周波数の差異」というアイデアを引き出したというのに、設定に凝りすぎて、それをうまく削れず登場人物たちに超早口で説明させる羽目に陥ってしまった。それはただの破綻だから!

 むかし延々伏線を積み上げた末に、完結篇一歩前で90分延々説明が続く「Key」という大失敗作があってですねえ…… まだアニメが深夜枠に定着する以前、セル主体の作品だっただけに、私を含め大火傷を負った被害者は多いと思われます。本当、金返してほしい(^^;

 なんか最近、最初の数話だけ超評判がいいけど、結局腰砕けで終わるオリジナル作品が多いですよねえ。これから考えれば「フリップ・フラッパーズ」はまだいいのかもしれん。まだ一話あるけど。いや、セールス的にはこれも惨敗でしょうけどね。
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2016年12月28日

「ガーリッシュナンバー」#12(完)

 ディスク惨敗らしいですね。ご愁傷様。



 まあ、最後になって急にきれいごとになって締める、という感じにしなかったのはまだいいと思いますが。全体としてかなり作りが雑で、露悪趣味以上のものはなかった印象。確かにコメディとして演出したのは正しい判断かとは思いますが、でもこんなキャラ、現実には絶対いないなという感じのあまりにも極端なキャラばかりそろえてしまったのはどうにも問題。

 一種の風刺としてやりたかったのかもしれませんが、その場合はもう少し各キャラを普通に振らないと、リアリティの欠片もなくなってしまう。千歳もクズPも勝手に復活しただけで、問題は何も解決しておらず、明日の見通しが立ったわけでもない。たぶんこの番組が終わったら千歳はただ単に仕事がなくなるだろうし、クズPは失脚する。

 ていうかそもそも、千歳みたいな性格が破綻した子は、デビューすることすらできませんよね。いくら顔が多少整っていたとしても。ここまでリアリティがないと、原案者のドヤ顔だけが目立って実に痛々しい。これで本人は社会の暗部に切りこんでいるつもりだからなおさらイタい。

 今期はこういう、演出的な疑問を感じる作品が多かったです。まあ、この作品は、壊れているなりの味はあって、見ているぶんにはそれなりに楽しかったのですけどね。でもこれのディスクを買おうなんて人はよほどの物好きだろうとは思いますね。
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2016年12月25日

「文豪ストレイドックス」#24

 スタイリッシュは正義。なかなか燃えるよいラストだったと思います。まあ拳突き出して「うぉぉー」と突進していってぶつかり合うのは、もうそろそろ飽きてきた気もしますが(^^;



 あれだけ総力戦でどうやら一人も死んでない(たぶんフィツジェラルドすら死んでない)というのは、おいおい、と思いましたけど、演出が非常に手堅くしっかりしていて、狙い通りの形にきれいにハマっていたのは、大いにほめられていいかと。これだけイケメン揃いの女子向け作品の中にあって、きちんと鏡花がヒロインしていたのはよかったですよね。しかも敦君に助けられるお姫様ポジではなく、自分で考えて答えを出す自立した少女になっていたのはよかった。凛々しく賢く美しい。いいなあ。

 別にラブクラフト死んでたらそれはそれで納得しましたけど、普通に生きてたのには爆笑しましたよ。本当、なにもんやこいつ。しかも最後は「海に還る」って、鮭か。

 個人的には、ポートマフィアと探偵社は馴れ合ってほしくないのだけど、まあ、いずれも一筋縄ではいかない曲者ぞろいだからこういう展開もありかねえ。敦君の成長物語としてもしっかりできていたし。そういうピントがきっちり合った展開って大事だと思います。

 そういう点では、分割2シーズン、楽しませていただきました。なにより元ネタの作家たちに深い愛情が感じられるのがいい。ともかくもおつかれさまでした!
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2016年12月24日

「バーナード嬢曰く。」#12(完)

 みんなが予想したであろう通りの「笑顔のミカン」で見事に着地。拍手。



 誰もが「こう来るだろうな」と思う方向から逃げずに真正面で勝負して、期待通りの成果をあげるってなかなかできることじゃありません。全体に完成度は高かったけど、この最終回の気合の入り方はことのほかすごかったです。全体に30分ものがいまひとつで、5分アニメ2本の完成度が抜群だったこのシーズンですが、やはりこれがベストだったなあと思います。

 原作と随分違う絵柄でなおかつ原作の雰囲気を壊さず、うまくさらにイメージを乗せてくる演出の巧みさにうならされました。今期「ウィクロス」とか「ガーリッシュナンバー」とか、この作品の演出家は何を考えているんだと首をひねるような展開が続いただけに、かくもしっかりと手堅い演出には、大変に好感がもてましたよ。

 まあ、後半三分の一はほぼド嬢と神林の二人芝居になってしまって、この最終回でもあやっぺは最後にセリフが一個あるだけだったのは残念でしたが。第二シーズンあったら、『屍者の帝国』読んで興奮して夜の街を駆けるシーンとかやってほしいなあ。

 あ、ていうかあと2エピソードDVD特典で付くのか。何が選ばれるか実に楽しみ。たぶん「ディックが死んで30年」「イーガンも分からずに書いている」「KAGEROU」あたりの、地上波に乗せにくいエピソードだと予測。予想は裏切らないスタッフなんで、きっとやってくれると期待してます。

 ともかくも本当にすばらしい出来でした。5分アニメでこんなに入れ込んだのはたぶん初めてだし、5分の尺をこれだけ無駄なく使った作品もたぶん初めて。余技でも新人修練でもなく、5分には5分の表現があるとあたりまえのことを気付かせてくれたのはこの作品のお手柄。おつかれさまでした。二期期待してます。
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2016年12月17日

「バーナード嬢曰く。」#11

 おお、いきなりピンチョンが出たぞ。今回はトバしてるなあ。



 でもド嬢の「ピンチョンを読もうとすると必死さがにじみ出てしまってダメ」というバッサリ感は一面の真理を突いていて鋭すぎる。

 しかし神林、「競売ナンバー49」はそんなに難しくないで。確かに志村先生の解注をいちいち参照していると混乱してかえってダメだけど、ストーリー自体は極めて平易。そこに隠しこまれた暗喩の数々がやたら凝りまくりなだけでしてね。

 でも「V.」と「重力の虹」は、確かにすさまじく難解なので。「あーチャレンジしたけどダメだったわー」ぐらいでちょうどいいんだよ、というさわ子の斬り方はある意味適切すぎる。

 そしてここからだと、「往復書簡」エピソードにすごく自然に繋がるのがすごい。原作では、神林が百合を初めて自覚してしまう衝撃エピソードでしたが、アニメの神林は最初から気合の入った百合ですからねえ。ああ、でも回想シーン入れて「僕ら確信犯です」という監督のメッセージがにじみ出ていたのはある意味よかったですね(^^;

 こうなると、次回、最終回はまず間違いなく「笑顔のミカン」だな。ちょうど冬だし。いや、いい締めになりそう。そしてディスクではオリジナルエピソードが2話も収録されるとか。これは購入せねば。DVDもブルーレイも内容同じらしいから、DVDでいいかな。

バーナード嬢曰く。 [DVD] -
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 しかし、特典でも入るらしい、「ミカエリ嬢曰く。」ニコ生、観てみましたけど、トップ声優二人が出てるのに、唖然とするほどつまらなかった…



 二人とも声優としては第一級でしょうが、トークは大したことないな。やはり西明日香とあけこ姉がどんだけすごいか改めて実感してしまったのでした。
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2016年12月11日

「バーナード嬢曰く。」#10

 今回はド嬢欠席で、神林がソワソワする話。



 いや、なんべんも言ってますけど、このアニメシリーズの神林は最初からデレてるんですよね。原作ファンとしては、本気でさわ子に怒ってたのにいつの間にか引き込まれてた、という展開がよかったので、ちょっともの足りなくはあるんですが。

 神林がさわ子に手紙を書いているうちにラブレターみたいになってしまうエピソードはあるんですかね。しんみりしかけてしっかり落としてくるあたりがこの作者らしいと思ったものでしたが、その後結構ノリノリで百合路線に進みつつあるのはどう評価すればいいのか。まあ、本人が楽しそうだからいいのかな。

 しかし風邪で寝ているうちに読む本がなくなってしまう、なんて展開、ちょっとうらやましいぞ。いつも積ん読分に追い立てられている立場からすると。
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2016年12月10日

「文豪ストレイドッグス」#22

 少なくともギルド篇が再開されて以降は大変面白い。イケメン大量出演の女子向けアニメと思われがちですが、ちゃんと男でも楽しめるようになっているし、なかなかスタイリッシュなアクションがすばらしい。オレ、やっばりこういうのに弱いな。



 そういえば乱歩が久しく活躍してないなあと、このエピソードで気付きましたよ。京極堂の榎津を思わせる超推理ですけど、このバッサリ感が妙に好き。アンチミステリっぽくてこれはこれでいい。しかも今回は本家のポオと対決させるって、どんだけマニアックなんだか。

 せっかくポオを出すんだから、犯人はオラウータンとかコガネムシとか、無茶な解決出してくれればよかったのに。まあ、この無茶極まるメタ解決もポオらしいといえばそうですが。

 そして後半はガラリと変わって敦君の白鯨潜入エピソード。これはこれで燃える展開。こういうのええなあ。そこに現れたるは宿敵芥川! って、長いこと退場しすぎや! 毎回ED見ては「あー今回はほとんど出番ないなあ」と思ってましたよ(^^;
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2016年12月05日

「バーナード嬢曰く。」#9

 ここんところあやっぺが不参加なんだけど、いいのか(^^; まあ、ここ数回は神林メインの回なので、ほぼ二人だけの回なのですよね。



 そして今回は、最新三巻収録の百合的名シーン「神林の手、すっごく冷たいよ?」が登場するエピソード。原作もえらく気合の入った「誰だ!お前ら」な作画でしたが、まあこっちは普通に詩情あふれる展開でした。普通に詩情あふれる、って何か変ですが(^^;

 今回は「黒い表紙好き」の神林、表紙の読み解きに熱く語る神林が見られる回。そして、アンナ・カヴァンの「氷」がまさかのアニメ化(笑)されるエピソード。いやーそこまでやるか。実際この回見た未読の人は「なんか寒そうな話やな。夏に読むか」と思ってしまうんじゃないか(笑)

 どうせなら、四方の白味はちくま文庫の仕様だった! というオチまでやればよかったのに(^^;

 どうやら「KAGEROU」を熱く推すエピソードや、「イーガンは自分でもわかってない」エピソードといったややディスり系エピソードは登場しなさそうですねえ。まあアニメは拡散が激しいから、炎上しやすいとはいえますが、せっかくの5分なんだから冒険してみてほしかった。
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2016年11月29日

「フリップフラッパーズ」#8

 なんか脚本ではゾンビの話だったらしいんですよ。それがどこをどう間違うと巨大ロボットものになるんだろうか(笑)



 基本、割と安定してきて面白い。個人的には、結構楽しそうにやってる潤さんがうれしい。本当、潤さんと久保ユリカさんは一時の苦闘がウソみたいに超売れっ子になりましたよねえ。常にどこかに出てるようになった。やっぱ、ヒット作品で主役張ると一気に注目度が上がるんやな。この二人はもう心配ない。

 われらがあっちゃんとゆーきちも同じぐらい売れるようになってほしいものですが。いや、少なくともあっちゃんはイベントやってる方が小銭は稼げるでしょうけど、ファンとしては声優やって存在感をより広範囲にアピールしてほしいと思うわけで。

 いや、なんの話だっけ。

 そうそう。「フリップフラッパーズ」は割と尖ってて面白いです。ただ、今回は露骨にパロディモードになってしまって、ちょっと本来のカラーとは違ったものになってしまったかなと思います。ただ、たまにはこういう話があってもいいのかな、そういうシリーズだと思います。

 いや、面白いんだけど……売れないよなあこの作品のディスクは。
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2016年11月28日

「オカルティック・ナイン」#8

 体内にICチップを埋め込む、電波で人間を操る、まさしくパラノイア的な妄想を確信犯的に採用してしまってる話になってきましたね。さて、それをマジで評価するかどうか、という話なわけですが。



 まあ、アイデアとして悪くはないんだけど、今回のように延々とシリアスなシーンで不自然な早口セリフが展開されるのはあまり感心できないというか。基本、「てーきゅう」とか「バーナード嬢」でおなじみな通り、早口セリフはコミカルな場面だとある程度の効果を発揮しますけど、シリアス場面でやっても「は? うさんくさい」となるだけなので。

 まあ変な医者の方はいいんですけど(うさんくささ狙ってるし)、あけこ姐さんが演ってるFBI捜査官は基本シリアスなので、超高速の早口は、演技がかなり不自然に見えてしまう。極力自然に見せようとがんばってる姐さんの演技スキルの高さにはいつもながらに驚かされますけどね。

 まあ現役高校生でFBI捜査官とか、かなり不自然かついかがわしいわけで、こういうシリアスなキャラ造型がされている理由がいまいちわからない。まあ、そのあたりはこの先見えてくるものがあるのかもしれませんが… ちょっと要注目というところなのでしょうかね。

 まだまだぜんぜん先が見えない感じでありますし。
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2016年11月27日

「ガーリッシュナンバー」#8

 なんか手の内分かってしまったなあ。アニメの様式的な演技を「つまらない」と不機嫌さを隠さない万葉。そんな声優ほんまにいるのか、って思ってましたけど、今回のエピソードを見て納得。



 ああ、要するに「声優の演技は平板である」という古くて新しいクレームにのっかったエピソードをやるために逆算的に生まれたキャラなのか。実際にそんなキャラがいるかどうか、おそらくはいないだろうということはおかまいなしに。そういう作劇方法はあまり感心できませんね。そういうのを安易というのよ。

 確かに宮崎御大をはじめ、作家を主張するようになった演出家は大抵素人声優に走って作品を台無しにする。なんか棒読みの方がリアルだと勘違いしてしまうんですね。しかし、声だけで陰影を感じさせる発声をするためには、かなり起伏の激しい演技をしなければならないはず。実際、素人の棒演技の方が、明らかに画面を壊して台無しにしているのに、作家的な演出家は気付かないらしい。たぶんそこで錯覚的に感じるリアルさというのは、素人のビデオレターとかのリアルさであって、作りこんだドラマのリアルさとは似て非なるもの、というのがわかんないのかねえ。

 仮にもプロの声優を名乗る人間がそれを分からないはずはなくて、つまり万葉のようなキャラクターは実在するはずがない。もしこんな声優がいたら、そもそもデビューできないよ。二世声優の百花の悩みも、なんか設定から考えたな、という感じで、どこかわざとらしい。

 いつもは、もっとどうしようもないクズ声優の主人公・千歳が前でワチャワチャしているので目立たないだけなんですね。今回は千歳がほぼ排除されていたので、一気にボロが出てしまった。

 さあて、一気につまんなさが露呈しましたが、あとはどうしたものか。まあ、人工的・戯画的なギャグ作品として、いっそありえない方向に突き抜けた方が面白いかもですね。
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2016年11月26日

「バーナード嬢曰く。」#8

 出た! 神林の「1000冊読んでからSF語れ」論。



 熱いSFファンがよくネットやファンダムで言ってますが、実は私は面と向かって言われたことはなかったりします。まあファンダムと無関係のところで生きてきたからなあ。スベオペとハードSFは大半切り捨ててNW中心に読んでたので、それほど大変でもなかった。でも大学四年間はほぼ過去作品のカバーで終わったなあ。

 その話をわざわざ「フェルマーの最終定理」から語り出すあたりが実は秀逸で、このエピソード結構よくできている。「学生時代に読んでたら数学もっとちゃんとやったのに」という意見は大人の一人としてオレも思った、というか、必死で何冊か大人向けの高等数学本読んで「数式を理解するのは無理」と玉砕しました(笑)そういう意味では、憧れと実践は違う、という苦さを噛みしめたのは大人だからかも。

 しかし本編で語られている通り、サイモン・シンという人は非常に力のあるサイエンスライターで、伊達にベストセラーを連発してません。この後の「宇宙創成」とかも大変面白かったなあ。数式がわからなくてもその感動だけはエッセンスでつかみ出してみせる。その手際が実にすばらしい。

 それはそうと、『ユービック』の裏表紙ってネタバレなんでしたっけ? 私は文庫にカバーをかけて読む派なので、そもそも裏表紙解説って、よっぽど買おうかどうしようか迷っている本でもなければ読まないですねえ。
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2016年11月14日

「バーナード嬢曰く。」#6

 今月はイベントが多い! というわけでまた一時止まっててすみません。



 いやーバーナード嬢は安定してて面白いなあ。今期のベストは5分アニメ2本、というのは考えてしまうのですが。原作よりも百合度の高いアニメシリーズですが、おバカなド嬢とゆりゆりな神林、という組み合わせが原作とはちょっと違いますね。原作はもっと遠慮なくぶん殴るツッコミ担当ですから。

 とはいえ「SFの読むべき100冊」というのも定番でなんか笑ってしまう。こういうのはSFとアニメのお約束ですけど、特にSFの方が笑えますよね。

 しかし神林は定番7割ぐらいは読んでるんだ、というのはすごいですよねー私だとスベオペとハインラインはほぼスルーですからねえ。

 あ、そういえば友達がもたついている間に「この時間で3ページは読めた!」と歯噛みする神林がなんかわかります。待ち合わせの数分でも本読みたいですよね。実際。
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2016年11月09日

「ガーリッシュナンバー」#1〜5

 もう止めていいかなーと思いつつもなんとなく見続けてしまっている本作品。いくらなんでもこんなひどい現場はないだろう、露悪にもほどがあると思いましたけど、コメディ調に見せて行くのはなかなかいいかもしれないですね。



 みんなの努力が少しずつズレていたり空廻ったりした時、こういうすさまじい大失敗作って出てしまうのかもしれない。そうはいっても九頭Pのようなチャラい下種業界人は早々いないんじゃないか。実写映画の方ではあるかもしれませんけどね。なんたってアニメはマーケットも小さいし低予算だし、こういう業界ゴロみたいなやつが群がってくる余地も少ないんじゃないか、と思ったんですが。

 ただ、これって「てさプル」の福原Pじゃないのか? と思い当たった時に「この世界でもこういう奴いるかも」と思ってしまいましたね。結局、分不相応な大作を手掛けてしまった時に、こういう空中分解っておきるんですね。

 ただ今から思えば「てさプル」はまだ成功作の部類で、マーケティングでまずかっただけですからね。そういう点では、「なりあガールズ」は本当に大失敗だったんだなあ。何よりやばかったのは、誰も「これはマズい」と分かっていても、もはやどうしようもなかったということなのでしょうね。

 あ、「ガーリッシュ」の話じゃないや。でも本当、ひとごとじゃないです。
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2016年11月07日

「3月のライオン」#1〜6

 シャフト制作、しかも久々の新房昭之直々の監督。それでこの地味で孤独な棋士少年の物語、とはどういうこと、と思っていたんですが、久々に話に引き込まれてます。



 物語が進むほどに、悲惨すぎる主人公の半生がだんだんと明らかになっていくのですが、それでイヤな気分になることもなくて、結構話の面白さに感心してしまう。それはたぶん、主人公・桐山零の、ふっきれたような穏やかな明るさに満ちた現在を先に見ているからなのでしょうね。

 かなりあざといゴリゴリした演出が多かったシャフトとしては、ごく自然な演出が維持されたこの作品はかなり久しぶりになるんじゃないでしょうか。原色のベタがチカチカする「化物語」以来の演出をあえて封印したあたりに新房監督のやる気を感じますし、それでちゃんと話が成立しているあたりにはスタジオの成熟を感じます。
 
 最近のアニメとしては珍しい連続2クールもの。期待していいんじゃないでしょうか。
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2016年11月06日

バーナード嬢曰く。#5

 今回はなんと「三大奇書」でしたよ。確かにこれ、違和感あるセレクトといえば違和感あるんですよ。



 まあ「ドグラ・マグラ」と「黒死館殺人事件」はわかるんですが、「虚無への供物」は一冊だけ戦後のものである上に、ストーリーはかなりまとも。常軌を逸した二冊と並べると「ん」となりますよね。いや、すきだけど。好きだけど。「虚無への供物」。訳が分からないという点では「黒死館」のほうがよっぽどです。あれ、私は一ミリも筋がわからん。

 そういう点では確かに「ドグラ・マグラ」が一番いじりやすくて、ド嬢が食いついたのも納得。ただ、ここで取り上げられた角川版と、日本探偵小説全集版と、筑摩の文庫全集版だと、それぞれかなり読み味が違うだろうなあ。私は日本探偵小説全集でした。雰囲気あってよかったですよ。

 ミステリというよりは、SFっぽさが強い作品だから、そのあたりもう少し神林にツッこんでほしかったなあ。
posted by てんちょ at 23:55| 大阪 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月31日

「バーナード嬢曰く。」#4

 今週のネタは「POP」。なんか結果としてケータイ大喜利見たいになってるんですが(^^;



 結構原作ではそれほど印象に残るエピソードではなかった気がするんですが(ていうか印象に超残るエピソードが多すぎる)、今回登場する「銃・病原菌・鉄」も、なぜかスペイン旅行の間中延々読んでた気がする。神林が「面白くて一気に読んじゃった」と言ってたのをみて「あ、うん…」とか思ったり(^^; いや、実際面白いし読みやすいし引き込まれるんですが、それでも相当の大作なので、やっぱり読了まではそれなりにかかります。続編の『文明崩壊』はまだ積ん読ですなあ。

 今回のPOPエピソードはちょっとした脇の話にすぎなかったはずなんですが、なんだかアニメにすると、これが面白く感じられるのだから不思議です。神林が悩んでいた『星を継ぐもの』のPOPになんの迷いもなく「よっ二代目!」と書いてしまうさわ子の能天気さがなんかいい。まあ、神林の言うとおりSFを代表するおすすめの一冊で最初に読むにはうってつけのはずなんですが、説明しようとするとことごとくネタバレの地雷が埋め込まれているというタチの悪い一冊でありまして。

 あ、そうそう。このアニメに合わせて三巻目もようやく出ました。きょう買ってきましたよー

バーナード嬢曰く。: 3 (REXコミックス) -
バーナード嬢曰く。: 3 (REXコミックス) -

 なんか三巻目にして、施川ユウキ、絵がうまくなってきているんですけど? しかもさわ子が「神林の手、すっごく冷たいよ?」とそっと握るシーンがあったりして、より確信犯的に百合化が進行しております。それがまたなんかとてもいい感じで……

 2巻は割と普通のベストセラーが多かったんですが、今回はSFも多いのがちょっと多めに復活しているのがうれしいかも。「ハイ=ライズ」とかも登場しますよ。SFファンにはおすすめかな。
posted by てんちょ at 00:08| 大阪 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする