2018年05月08日

「カードキャプターさくら クリアカード篇」#17

なんかようやく対決の図式が固まり、物語が動き始めた印象。秋穂はあやつり人形で、海渡が黒幕なんですね。そして、みんな「いつになったら動くねん」と思っていたモモがようやくしゃべる姿を披露。みんな「うん、知ってる」と思ったことでしょう(^^;



 なんかねえ、今更もったいをつけられてもみんな展開は知っているので。そもそもEDで結構ネタバレし始めているのをみるに、監督もいろいろ諦めているんだろうなと(^^; 大川オバさん、みんなその手は知っとるっちゅうねん。それよりか、さっさとモモもケロ&スッピーのコンビに絡ませてコントやらせてほしい。スッピーがどうもモモのこと苦手っぽいので。

 まあ、今回はオールドファンとしてはいろいろありましたよね。利佳ちゃん、大人っぽくなったというか、完全にオバさんの声なんですけど!がんばって丹下桜が少女声出してるんだから、もうすこしがんばってほしかったというか。まあ、これはこれでネタとして楽しめますけど。

 なんか今回はお菓子づくり場面で変に簡略化キャラになったりとか、ちょっと不安を感じましたよ。作画大丈夫かな。まあ、なつかしのビデオリプレイとか、オールドファンサービスがいろいろあるのはうれしい限りなんですけど。もう少しプラスアルファほしいところですねえ。ようやくちょっと面白くなってきましたけど。
posted by てんちょ at 01:30| 大阪 ☔| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月07日

「BEATLESS」#14

いや、原作ファンほど「こんなはずじゃなかった……」と天を仰いでいると思います。そして来週はまたまた総集編。そもそも最終回にたどり着けるかも怪しくなってきました。



 原作者の長谷さんが友人の雑破業氏にシリーズ構成を委託したのは良かったのかどうなのか。それって、知人の建築家にリフォーム任せるようなもので、結局いい結果出ないんですよねえ。友達だから強く言えないという。

 もちろん誰が悪いわけでもなくて、雑破氏も原作を最大限生かそうと頑張った形跡は見受けられます。で、それは美しい友情だし、コミックの場合はそれで問題ないんだけど…… 小説はそれではまずいですよね。

 コミックは、原作のコマとコマの間を読むことで原作を生かしつつベストの選択をひねり出すことができるわけですが、小説はやはり作劇のスタイルがあまりにも違いすぎる。小説だとAIと人間の差異について登場人物が延々しゃべり続けたとしても、それほど退屈にはならない。でも映像の場合、それでは固定された舞台上にキャラが止まってしまいます。

 シャフトの「物語」シリーズは、それでも退屈せずに見せるためのひとつの工夫が施されていたわけだけど、あれは「言葉あそび」だったからこそ「電子紙芝居」でもうまく機能した面があります。これに対してこちらはかなりハードSF的な議論ですから、そうもいかない。

 今回のエピソードが決定的なのだけど、登場人物たちが訳知り顔に紅霞の選択について論評し合うものの、その切実さが視聴者にまったく伝わらず、ただあまり意味のないセリフをだらだらと垂れ流しているように見えてしまう。

 この点は長谷さんも心配しておられた通りで、活字で論じ合われていたことを「動き」に翻訳する工夫が必要でした。まあ本当に今更手遅れなんだけど、せめて最後に一花、というかそもそもなんとか最終回にたどり着いてほしい。本当、たのんます……
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 ☁| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月06日

「多田くんは恋をしない」#5

 看板に偽りなしだから文句も言えないんだけど…… やっぱり恋しない主人公! なのに姫の許嫁がはやくも現れる展開。なんだそれ。



 そして本編は、宮野君の大独演会だったという。いやーこういううっとうしいキャラやらせたら無敵ですな。本人も超楽しそうなことといったら。「エル・カサド」でサイコ殺人鬼美少年やってたころがなつかしい。

 それにしても、料亭の息子で料理が超うまいのはわかったけど、みんなのリクエストがカレーとかハンバーグとかカツ丼とか超普通すぎないか。しかもただそれを普通に料理して出しましたって。それって、宮野君がやったことというのは、忙しい定食屋のおやじのランチタイムみたいなことじゃないのか(^^;

 いやそこはですね、皆のリクエストを反映しつつ、全員の料理をミックスしてなおかつ全員を満足させる即興創作メニューを一品仕立てて見せるのが料理人の心意気じゃないのか。まあ、うっとうしいなりに一生懸命で友情あふれるキャラぶりが掘り下げられたのはいいけど、誰の恋も進展していないという。

 まあ、コメディとしては割と毎週楽しく観れているのでいいんですけどね。もうちょっとプラスアルファがあるといいなあ。今のところ、ちょっと淡泊すぎるので。
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 ☁| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月05日

「ゴールデンカムイ」#3〜4

 今時珍しい本格冒険アクションなんだけど、アイヌ文化へのこだわり、北海道の大地を肌で感じられる展開がすばらしい。なるほど、これは熱狂するよなあと納得。



 変態すぎる敵方の面々の強烈なキャラクターも面白く、ギャグがシリアスを壊さないギリギリを狙った展開が実にすごい。脱獄王、マタギの息子、脳の半分を吹き飛ばされた男、生きていた土方歳三と、キャラの肩書を書き写しているだけでなんだかすごすぎて圧倒されてしまう。これだけあれこれとカオスな要素を山とブチ込んで、快調にストーリーが驀進しているのが驚きです。

 さすがにアイヌ語を感情豊かに演じるのは難しいようで、アシリパの祖母のセリフが棒になってるのはちょっと残念ですが。アイヌに関しては、すごくまじめにやってるんですが、倭人がみんなふざけた悪人で、杉元ただ一人が防波堤になっているおかげでアイヌは茶化されずに済んでいるという感じですよね。つまり倭人サイドがギャグと悪を一手に引き受けているおかげで、かっこいいアイヌが楽しめるという。いやありがたいありがたい。

 なんか原作ファンは不満顔ですが、これだけスケールの大きい話を映像化するのは本当に難しい。とりあえずアニメが終わるまでは、原作には手をつけずに楽しませてもらおうかな。
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 | Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月04日

「ルパン三世PART5」#4

 まさかの、とかいいつつ、結構毎回定番のルパンと銭形共同逃避行。今回のとっつあんは、三枚目要素も加味した、パート2風キャラ。どっちもできるのが、世界の山ちゃんなればこそですよね。



 国境を越えれば警察に捕まる、でもこのままだと、際限なくわいて出て来る殺し屋の餌食。というわけで、ルパンはこの絶対包囲をどうやってかいくぐるのか、というのが前半の大きな山となりそうですね。わざと死んだふりをして相手を欺くというのは、すでに「次元大介の墓標」で実施済なので、今回はその手は使えない。じゃあどうやって全世界衆人環視の中でかいくぐるのか。大河内さんのスキルが問われますね。

 今回は、IT技術を駆使するルパンというのがキモだと思うので、たぶんそのあたりにトリックがあるはず。華々しく登場した富士子と次元、五右衛門が途中から行方不明になってしまうのは、脚本のミスなんかじゃないでしょう。スナイパーたちが、まったくしゃべらない正体不明のキャラだったのは、大きなヒントなのかも。だいたい目星はついたつもりですが、合っているかどうか次回の答え合わせが楽しみです。
posted by てんちょ at 01:13| 大阪 ☀| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月30日

「キラッとプリ☆チャン」#4

 うんまあ、大人気シリーズの後釜としては頑張ってると思います。ガンバレ。



 とはいえ、モブ場面で丸人形の手抜きキャラが出てくるのはいただけない。なんか、ところどころでほころびが感じられるのはいただけないところなので、今のうちに立て直してほしいものです。

 まあ、ママのカップケーキを売り出す方法が案外正攻法だったのは感心しましたけどね。確かにこれならそれなりに売れるだろうなとは思います。500円はちょっとお高い気はしますが。カップケーキでしょ? だいたいスイーツフェスで優勝狙う王道路線だと思うので、これで勝てるというのは少々安易な気がする。それだけ土台の味がうまかった、ということにしておきましょうか。
 ライバルである、あんなのプランが派手すぎて単価500万円だったので誰も買わなかった、という展開は予想外すぎて笑いましたけど。

 あんなは倒すべきライバルというよりは、愛嬌のある引き立て役で、どうやら近い将来に仲間になるようですし、この先の展開に注目というところでしょうか。まだまだ森脇監督のようなビックリするような演出は無理でしょうけど、今の所子供を失望させるようなことはないので、少しずつスキルを積んでほしいと思います。願わくば、来期も視聴が続けられるようなモチベーションがなんかあるといいですね。

 
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 | Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月29日

「Beatless」#13

 なんかすごい地味。まあ原作に忠実なのはよいことなので、評価すべきなんでしょうけど。アニメ化ってなんだっけとか思ってしまった。



 AIと人間のラブストーリーを成立させるというのは社会的にどういう意味を持つのか? というのは、小説的には非常に挑発的でページをめくらせる推進力になると思うのだけど、アニメでそれをそのままやるとこんなにも動きに乏しい中継ぎ回になってしまうのか、というのはちょっと驚きつつがっかりするところ。むしろファンとしては大胆にアレンジしてもらう方がよかった。

 なんかエヴァのゼーレパロディというのはわざとなんだろうけど、あざとさが先立つし。もっとハリウッド映画調に、せっかくの複数視点なのですから、それぞれの思惑をがっちり組み合わせて、パワーゲームをぎりぎりと見せてほしかったなあという気分。もちろん、主人公が大人ではなく子供なので、そういう策謀術数的な駆け引きがリアルに見えないという辛さはあって、だからこそのこの展開なのでしょうけどね。

 あと、エリカ・バロウズがマンガの生徒会長みたいな荒唐無稽すぎるキャラに振りすぎているのも気がかりなところ。もっとリアル振りでもよかった気がするのですけど。

 SFファンとしては、本当に複雑な気持ちになってしまう。でも、ちゃんと成功させてほしいという気持ちは今も変わらない。本当、たのんます。
posted by てんちょ at 21:57| 大阪 | Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月28日

「多田くんは恋をしない」#3〜4

 なるほど看板に偽りなし。多田くんは恋をしない(^^;

 


 結局今のところ、恋をするのは多田君の周囲ばかり、というのはかえって面白いですね。3話の主人公が猫で、しかも鳴き声は小澤亜季だというのに、モノローグを担当するのは御大・大塚明夫だというのが面白い。やはり大御所というのは本当にすごくて、声の存在感だけでまるまる30分視聴者を引きつけてしまう。ストーリーは別にそれほど大したものではないのに。でも「アリスと蔵六」がいまいちハジけなかったところを観ると、やはり声優の味を引き出すセリフまわしとか演出というのはあるのでしょうね。

 そして4話はというと、今度は写真部長の変態メガネ・ピン先輩と、HINA=会長の妙な三角関係ストーリー。これ、どうみてもHINA=会長はバレバレな展開なのだけど、劇中の登場人物たちは気付かないというお約束かと思ってた。ところがアレクだけ早々に事情を察しネタを割ってしまうというのが、なかなか斬新といえば斬新かもですね。

 ベタなラブコメの枠をうまくパロディ的に使ってコメディとして立てつつ、少しずつテレサが多田くんへの気持ちに気付いていくという展開になるのかな。でも多田くんはそんな気配すらなくて…… タイトルは結構意味深に使われていくことになりそうなので、着地点も含めて楽しみです。まあ「ローマの休日」にはならんよね。
posted by てんちょ at 00:13| 大阪 ☀| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月27日

「ルパン三世PART5」#2〜3

 いやあ、いまのところ、今期ベストは、まさかのこれですね。さすがの大河原脚本。こうでないと。やはりSFとかホラーよりもミステリとかサスペンスに向いた人なんじゃなかろうか。




 特に3話目の「殺しの烙印」めいた奇想天外な殺し屋集団との荒野での対決なんて「まさにルパン」的な面白さに満ちていましたよね。とにかくとことん、相手の裏の裏をかいて、余裕の表情で勝利してみせるのが、ルパン三世の粋ってもんです。特に今回は、どこかで観た事があるなつかしい殺し屋たちがズラズラと登場しており、どうやら原作でしか登場していない連中らしい。私が覚えているのは見えない武器で闘う赤奇血汐だけでしたが、これが結構強烈なキャラで、今回のアニメ版では一瞬で倒されてしまったのが実に残念。

 ネズミ一族とかユニオンママも少し覚えていたかな? ともかくも、殺しのトトカルチョを逆手に取って、同士討ちをさせてしまうというルパンの策士ぶりが実に見事。こういうカラッとした鈴木清順タッチの不条理アクションは大変に燃えるので、とてもうれしかったですね。

 そして殺し屋たちが全滅したところで、いよいよ不二子が登場、という展開も大変に粋。今回のゲストヒロイン・アミに「不二子は恋人じゃないの」と聞かれて「その情報はちょっと古いな」と答えるルパンもいい。お互いにちょっと距離を置いてつかず離れず、という感じの大人の距離感がいいのですよねこの二人は。アミはある意味、現代っ子のクラリスといえなくもないのですが、カリ城より不二子の存在感が大きくなりそうなのがよいところでしょうか。一時期のテレビスペシャルでは、クラリスのカーボンコピーが延々量産されましたからね。それはもういい。でも今回は何かやってくれそう。

 そして、さも当然という表情で、ルパンに銃口を向ける不二子。それにまったく動じずニヤッと笑ってみせるルパン。やっぱ、このシリーズはこうでなきゃ。この先も目を離せそうもありません。
posted by てんちょ at 01:44| 大阪 ☁| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月26日

「LOST SONG」#3

 だーっ! もう我慢の限界! というわけでここで切ります。代わりに「ヒナまつり」最後まで付き合うわ(^^;



 ここまでもモタモタした展開にイライラしつつ、オリジナルだから長い目で見ようと我慢して付き合ってきたんですが……

 投げた花火がリンゴになる演出に「これはない!」と怒り心頭に達した次第。どんなに奇矯な演出でも、緊迫した場面とのんびりした場面を小道具で繋ぐのは、素人の業です。緊迫したシーン同士を繋がないと、盛り上がってきた展開がぶち壊しになるし、そもそも繋がっているように見えず、小道具で繋いで粋な雰囲気を出そうという演出家のあざとさばかりが目立つことになってしまう。どんな素人だ。ヤマカンか。

 あと、鈴木このみのヘタさがいつまでたっても慣れない。まあ、アルも大概ひどいし、田村ゆかりの演技はくどいし、となると、これは声優ではなく、演出サイドの問題ではないかという気がしてきます。そもそも今回、アルが煙幕張って逃げるお膳立てをしてくれているのに、ぼんやり突っ立っていてアルを負傷させてしまうし、歌の使い手だとばれるのに、目の前で治癒の唄をうたってしまうしで、リンがすさまじいアホにしか見えない。

 これはアカンでしょう。オリジナルとして絶対やってはいけないこと。この森田と純平という怪しげな名前の監督、何者なのか。まあ、何にしても、この先この人の作品は観ることはないでしょう。ここまで演出をナメた展開、ヤマカン以来ですよ……
posted by てんちょ at 00:37| 大阪 ☁| Comment(2) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月24日

「ヒナまつり」#1〜3

 とかなんとかブツブツ言いつつも、3話まで見てしまいましたよ。うーんどうしたものか。実は1話で切るつもりだったのですが、あまりにも今期が不作なので渋々見たら2話目がそれなりに面白かったという。



 まあ、でもストーリーとか絵柄はあまり好みではないので、どうかなあと思っていたんですが、だんだん主人公を離れ周辺キャラの群像劇というスタイルになってきて、それなりに面白いなという感じ。

 アンズのホームレス生活を人情噺風に描いた前半は「あれ、これコメディじゃなかったっけ」と困惑するほどよくできた感動ストーリー。ベタな話ではあるんですけど、結構丁寧に描かれていて、結構感心してしまった。こういうベタな話をきちんと楽しませる手堅い演出って、なかなか見なくなりましたから。

 でも実は、一番気に入ってるのは、器用すぎるがために天才バーテンダーとして活躍する羽目になってしまう、ヒナのクラスメートの瞳でしょうね。確かにバカバカしい話なんですが、これまたベタをきちんと描いてるから面白くできている。中学生の天才バーテン(本人はバレないかビクビクしてる、そりゃそうだ)が、イヤイヤながらどんどんファンを拡大していってしまうという展開。まさにベタの味わいを照れずに描き切ったからこそ、この完成度なわけですよ。

 うーんそれに比べて主人公のはずのヒナって本当つまらんな。これは逆にベタがベタのままで止まっててギャグとして後味が悪くなってるパターン。本当、コメディって難しいですね。

 まあしばらく様子見るけど、土曜日の「LOST SONG」がマジでヤバいんで、場合によってはこれを土曜日に移して「LOST SONG」を切るかもですねえ。オリジナルなんで、できればそうしたくないのだけど……
posted by てんちょ at 00:30| 大阪 ☁| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月23日

「ラストピリオド」#1〜2

 どうも更新しばらくぶりですみません。なるべく空けないようにしているのだけど、東京行きの前後が予想以上に時間が取られてしまった。というわけで、これがたぶん最後の今期新作紹介。あと「ヒナまつり」が保留で一応視聴しているけど、どうするか悩み中。



 なんか原作はスマホゲームらしくて、まあ私には縁遠い世界。というか、監督が「ハヤテ」の岩崎監督だから、B級路線まっしぐらで好き勝手やってる感じ。そこがまたいいんだけど。前回のなんちゃらエンジェルもそうでしたけど、超限られた予算で、視聴者の期待に効率よく答えていく職人的な腕前はもっと評価されてもいい気がする。

 基本的にファンに評価される作品というのは「ゆるキャン△」みたいに、安売り米で絶品チャーハンを作ってしまうような、奇跡の一皿なんだろうけど、いつもそれを期待するのは確かに酷かもしれない。スタッフの顔ぶれとスケジュールがたまたま良くて秀作になるってこともあるのだろうし。シェフの個性と素材の味がたまたま合致するという奇跡はそうそうないわけで。どんな劣悪な素材が来ても必ず日替わり定食のクオリティを保って出すシェフは、それはそれで評価すべき気がする。

 まあ、この作品、安いしお約束だしゆるいし。でも決定的な破綻はきたさず、どこかで「まあ見て損はなかったかな」と思わせてくれる工夫はそれなりにあるという。田村ゆかり嬢演じるちょこのヘビーユーザー的な言辞の数々なんて、まさにそうですよね。おそらくちょこがプレイヤーキャラなんだろうなあ。でもそれをゲーム内世界のキャラクターから見れば「何を言っているんだこいつは」という感じになってしまうという。そういうメタ的なお遊びがなかなか面白い。「課金は沼にハマる」とか「支払いは円で」とか言われても、ゲーム内キャラからすれば「なんのこと」だよなあ(^^;

 一応敵方キャラ「ワイズマン」が設定されていて、EDの担当をしているということは、この作品がタイムボカン的なものとして作られていることがよく分かります。そして悪の親玉が、主人公サイドにちゃっかり紛れ込んでいて、というのも「らしく」ていい。ただ、毎回負けるのは主人公側で、じゃあなんのためにこんなややこしい設定があるのか、は今後分かることになるのでしょうね。まあしょうもない理由かもしれんけど。

 なかなか辛いのは、この作品がけっしてヒットゲームではなくて、たぶんこのアニメを観ても「よしやるか」とは誰も思わないであろうということ。それでも面白いですけどね。これだけ低予算で空廻りせず効率よい演出を貫けているのは立派。というわけで視聴継続です。
posted by てんちょ at 11:07| 大阪 | Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月17日

「キラッとプリ☆チャン」#2

 うーん、いまのとこまあまあ、及第点かな。大スベりはしてなくて、結構手堅くできてる。



 番組を作るってどういうことなんだろう、どこに注意すればいいんだろう、というポイントもさりげなくフォローしているのもいい。これで「将来の職業はユーチューバ―を目指します」とかいう子が出なけりゃいいんですが。「ユーチューバ―はやめいゆうたやろうがぁっっ(CV・ピピ美)」

 でも、メガ姉さんが怒るシーンとか、ギャグ度が高いところで急に安っぽいギャグキャラ化してるのはちょっと要注意かも。アキバはこれが前面に出てとても安っぽかった。

 しかし今回のクライアントたるお花屋さん、どこかで聞いた声だなあと思ってたら、久川綾でしたか! まさかケロちゃんとは。言われてみればまあそうなんだけど。どうせなら、毎回クライアントに超大物声優が呼ばれたら面白いなあ。

 まあ、森脇監督はここにさらにアナーキーなギャグを乗せていたわけだから、本当にすごかった。女児向けは、商品宣伝という大前提があるから、いろいろ制約が多くて大変だけど、ここで弾けると一生食うに困らないと思うので、ぜひ頑張ってください。

 ただ、主人公チームとライバルチームがキャラがよく立っていてイヤミさがないというのは大変にいい感じ。お花屋さんのヘアスタイルネタとかはむしろ普通すぎるので(ハズすよりはましなので、まあ及第点ではありますが)、森脇師匠にハネた設定の作り方とかぜひ学んでほしいところです。うんと思いがけないもので、なおかつ幼児が知ってるもの、あるいは親に聞いてわかるものがいいですねえ。あ、わかんなくてもいいのか。森脇さん、平気で70年代ネタやってたもんな。

 まあ、ともかくも期待してます。今期は本当に深夜アニメがひどいので、結構楽しみにしてしまうかも。
posted by てんちょ at 00:25| 大阪 | Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月15日

「多田君は恋をしない」#2

 相変わらずどこかハズしてるっぽいんだけど、不思議と憎めなくて楽しく観られてしまうという。なんか天然な魅力に満ちた作品と言えるかもしれません。



 全体に男がアホキャラぞろいで、女性陣がツッコミ役、ただし姫様は別、という感じ。あ、多田君はクール低温系キャラで、これも例外。そして今の所、多田君と姫様が、一番恋からこまで遠そうだという。あれ、ラブコメじゃないのと困惑する展開。ただし、こういう裏切られ方は嫌いじゃないです。

 「野崎君」に比べたら面白くない、という不満が今のところ多いんですが、ここは仕方ないかなあ。確かに野崎君は、野崎君が人気少女マンガ家なのに恋に鈍感で、周囲の男たちは変に乙女な繊細キャラばかり、という意外さがウケたわけですから。そこまではっきりとした戦略は見当たらない。

 ただ、なんとなくとぼけたキャラたちとギャグの間合いは面白い。ホテル借りたはずなのに室内になぜかどんでん返しがあったり。まだ何をやろうとしているのかはよくわからないので、ひとまず様子を見ようかなというところです。OPでとても安易に「ローマの休日」をやっているということは、まるまる被せてくることはないんじゃないかなと思ったり。なんとなく好感がもてるのはいいことです。
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 ☔| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月14日

「オタクに恋は難しい」#1

 なんか今期もボチボチ固まったなあと思っていたら、こいつが面白いっていうじゃないですか。しかも「多田君」にぶつけてきているという。それで観てみたんですが。



 ……こいつら、ただの頭軽いリア充でしょ。「俺ってーアニメとか見ちゃったりする?オタクってやつ?ヤバくね?」とかいう感じ。内容は完全に、バブル期に佃煮にしてドライブインで売れるほどそのへんに生えてたゴミみたいなトレンディドラマの同類です。オシャレな職場で不器用な女の子がオシャレな恋愛して。へーへーよかったですねえ。こっち来んな。

 て感じ。極めて不愉快でした。「魔法少女サイト」と別の意味で今期のワースト争う作品ですわ。原作はヒットしてるそうですけど、どう見ても、こいつらの同類が見て「おおー俺らと同類じゃ、ヤバくね?」とか言いながら読んでるだけだと思う。

 申し訳ないが私は、ブランドのバックでも買う感覚でアニメ観てる連中とは絶対にお話しなどしたくないですね。こいつら、やたらネットスラングを多用するんですが、いかにも浅いし、なんだかんだいってしっかり化粧してしっかりブランドでキメてて、男女交際にも余念がない。

 これから見れば、「多田君」が、どれだけちゃんとした作品か。きちんと真面目にストーリーを語る気があるかどうかなんだろうな。「多田君」は今後も追いかけますが。これはノーサンキュー。あ、でも一緒に偶然「ポプテピピック」のanCMが入っていたのはうれしかったので、それだけ残してサクッと削除。おお、江原さんと大塚さんが演ってくれてるではないですか。

posted by てんちょ at 00:32| 大阪 | Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月13日

「COCOLORS」

 気が付かない間にジミーに上映しててもう終わりそう! というわけで、慌てて行ってきました。実は、冒頭に流してる「ポプテピピック」告知が観たかったのが一番の理由だったりするのですが(笑)



 本作品の主演2人が声を当てた新たなる「ポプテピ」というふれこみでしたが、ちょっと期待しすぎたかな。ぞいちゃんは、ポプ子にはあまり合ってない印象。まあ普通にかわいい声だからねえ。もっとすごすぎる声優陣をズラッと観てしまった後ではちょっと弱い。まあ、最終回のネタの回収という点では、あってもよかったかなとは思いますが。

 本編は、「ポプテピ」とはあまり縁のない、非常に暗い終末SF。大気汚染があまりにも進行したため、登場人物がすべてフルフェイスのヘルメットをかぶっており、表情がまったく見えない、という冒険がすぎる設定。確かに実験としては面白いけど、キャラクター性がほぼ封殺されているわけで、これはキツいなあという感じ。まあ、これだとフルCGでもあまり違和感は感じないわけで、そこはうまくやったなと。

 あと、声優陣はものすごく難しかったはずで、高田憂希嬢以下、おつかれさまでしたとねぎらいたいです。

 とにかく、ラストも含めてほぼ救いがないのだけど、不思議と見ていてイヤな気分にならないのが面白いところだし、それも顔が見えないせいかもしれない。だとしたら、これはこれで評価すべきってことでしょう。とにかく神風動画のモットーである「妥協は死」は貫かれていて、とにかくやりぬいたなとやったなと、そこは讃えたいと思います。

 ここから「ポプテピピック」とは、また逆方向にすごく振れたんだけど、これはこれで尖っていて、次が楽しみになりました。こういうパンクなアニメスタジオ、あってもいいですよね。
posted by てんちょ at 00:06| 大阪 | Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月12日

「ルパン三世PART5」#1

 さすがに「パート5」なんて悪い冗談としか思えないし、前回の新作も前半は良かったけど後半が散々で、あんまり乗らなかったのは確か。でも、なにしろ今期は不作で、ものはためしと見てみたら、いやあ、バカにできないものですね。さすがルパンというか。



 基本的に前回担当の矢野雄一郎監督は高く評価してます。13話で終わるつもりがもう1クールと頼まれてガタガタになったのだろうということは容易に想像がつくし、むしろ同情するしかない。今期はどうだろ。スパッと1クールで終わるといいんだけど。

 今回はIT成金たちとの闘いということで、ちょっと新味が出ているのは良いことです。もともとルパンはPRAT2のころから、ハイテクには強かったですしね。プリンセス・プリンシパルの大河内氏が脚本ということで、なるほどと納得。こういうのがやっぱ、一番向いてますよ。

 最初はいつも通りルパンと次元だけからスタートして、そこにいつものメンバーが少しずつ合流していき、次第に今回の展開が明かされていく展開が心憎い。巨大ビル潜入から今回のキーキャラたるヒロインを連れて脱出、潜伏先を銭形に嗅ぎつけられ、カーチェイスシーンへと流れるように移行、さらにそこで終わらず、今回の目玉たる「ルパンゲーム」を提示して終わるという。

 もう出し殻まで絞り尽くされたと言われてきたルパンだけど、まだこんなにも面白いことができるんだなあと感心しましたよ。これは注目せざるを得ない。というわけでもちろん視聴決定。これは毎週なんか書くと思います。
posted by てんちょ at 00:40| 大阪 ☁| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月11日

「ブラッククローバー」#27

 まあなんとなくラスボスの顔見世で終わってしまった王都騒乱編。ジャンプだからなあ。こんなもんか。でもダラダラ引き延ばすジャンプ手法までいちいちたどることはないと思う。テンポよくやったら3話ぐらいで終わるぞこの話。



 まあ、あっちゃんがそこそこ活躍してくれてるので、大変うれしいですが。なんか報われなさそうだけどねえ、ミモザの恋は。思い切り気付かれもしないうちに散りそう。

 でもくじけないのがミモザのいいところなので、「もっと強くなって」見せ場を作ってくれたらうれしいところですよね。治癒担当魔道士はアクション場面では地味すぎて。

 ちなみにユリウス帝が実は黒幕なのか、と前回の登場シーンでは一瞬驚いたので、普通に助けに来たことに軽くがっかり。この人、敵か味方かわからない方が面白いというか、ひとつレベル上で魔法騎士団を転がしているポジションであってほしいというか。

 それにしても、ただの面白キャラかと思っていたチャーミーがどんどん存在感を増しているのがちょっと驚き。結構面白キャラで演じてて楽しそうで、ミモザよりはこっちの方があっちゃん向けだったと思うんだけど。でもあっちゃんはミモザを狙って取ったと言っているので、この先なんか面白な見せ場があるのではないかと期待しつつ。
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 ☁| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月10日

「LOST SONG」#1

 まあ、今期のオリジナルアニメということで、とりあえず見るだけは見てみようということに。



 田村ゆかりが王女さま役でやたらと歌いまくるという設定は後付なのか先にありきなのか(笑)

 んで、もう一人のヒロインは声優ではなくアニソン歌手で演技はかなり微妙。いかにもパラメーター付きのゲーム世界ではありませんが、なんか80年代のOVAっぽいアナクロさを感じる不穏なファンタジー空間。そして、キャラクターデザインもかなり古臭くて、動きもずいぶんぎくしゃくしてる。1話からこれで大丈夫か。

 まあ、ツカミはいきなりコケてますけど、大ハズしもしてないし、あえてテンプレートを外したそれなりにオリジナルな世界を描こうという意欲は買いたいところ。全体として微妙にハズしている問題をどう解決するかは、今後に委ねられることになりますが。

 まあ、まかり間違うと2周遅れぐらいでかえって斬新に見えてくるかもしれん、という感じ。

 基本は「砂クジラ」風に大コケする可能性が一番デカいとは思いますが、「多田君」とこれは、ひとまず様子を見てみようかなというところです。なんせ、本気で観るものがない。やばいな、今期。
posted by てんちょ at 00:06| 大阪 ☁| Comment(2) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月09日

「キラッとプリチャン」#1

 プリパラ終了時に言った通り、プリチャンは観る気はありませんでした。私は森脇監督のファンだけどアイドルアニメのファンでもキッズアニメのファンでもないですからね。しかしこの春の新番組が想像以上のすさまじい不作で「これはまじで見るものがなくなる」と思い、慌てて見てみた次第。



 結果的には正解。いや、今春のヒドい作品群から比べればよほどマシ。池畠監督、「それが声優」はすばらしかったんですが、アキバとか悲惨のひとことだったので、ちょっと今回も不安でした。結論から言うと、ギャグシーンとかで端々に少し不安は見えるものの、全体としてはまあまあ合格点と言っていいんじゃないでしょうか。

 ていうか、この春は、このラインにも届いていない作品が多すぎる。なんか、めちゃくちゃに増えた結果、続編ものに傾注しすぎて新作がおろそかになっている印象。こういう風に、キャラをしっかり描きこんでツカミを外さないぐらいはちゃんとやってほしい。

 まあ、プリパラから継続している声優陣が多いのは、強かったかもですが。特にそふぃ役だった゜久保田未夢さんは、そふぃも二重キャラでしたし、いろんなキャラを自在に演じるのは本当に得意ですね。エキセントリックな語尾キャラでもイヤミがないのはお見事です。

 芹沢優さん演じるライバルキャラ・赤城あんなが、なかなか愛嬌のあるキャラに仕上がっていたのは、これは監督の采配の賜物かもしれないですね。お嬢様なのにストレートにかわいらしいというのは、キャラとしていい選択です。お目付け役の若井さんも得意のボーイッシュキャラですし。

 しかし、森脇プリパラではめが姉さんはいかにもAIという印象でしたけど、池畠演出ではもうちょい主体性のあるマネージャーキャラという印象でしたね。声優が変わっていないので逆に興味深い。

 設定としてはプリパラ+ユーチューバ―という印象でしたが、うまく素材を生かしていろいろ面白いことをしてくれるといいなあ。映像なんだから、歌にこだわらなくてもいいわけで。

 少なくとも今期はお付き合いすることになりそう。端々がちょっとあやういので、まあガンバレというところでしょうか。
posted by てんちょ at 00:41| 大阪 ☀| Comment(3) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月07日

「多田くんは恋をしない」#1

 ストーリーはどうみても陳腐。かの駄作「ローマの休日」の焼き直しでしかない設定。どう見てもつまらないオーラがガンガン漂ってきます。



 ところがこれが非常に面白かったんですよ。不思議で仕方がない。こちとら恋愛バカでもなんでもない、むしろラブコメ嫌いな方です。しかし、なんか分かるのは「月刊少女野崎くん」のスタッフが再結集して作ったオリジナルという背景。あの独特の妙な間合いと雰囲気が完全に再現されてて、懐かしいとすら感じました。

 ギャグもどちらかというとベタでなおかつテンポも外しているっぽいんですが、キャラ造型にいやみがないのがいいのかなあ。宮野くんの使い方もうまいし。思えば「野崎君」のギャグのセンスもなんだか不思議で、そこが独特のよさになっていましたよね。ということは、あれは原作ではなくて、演出が面白かったということなのか?

 うーんまあ、何を描くかではなくどう描くかと常日頃から言っている者としては、これは見ないわけにはいかない。今期は恋愛ものがやたら多く、みなすさまじくハズしているので、これはうまくいってほしいなあ。
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 ☔| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月06日

「ヴァイオレットエヴァーガーデン」#13(完)

 世は既に新作モードですが、こちらようやく終了。しかも、なんかうーんでした。



 結局、うーんと泣ける話やるぞーとスタッフの気合が入りすぎてこちらは「うーん」だった印象。いや、そこまで泣きたいわけではないしと。むしろ、ヴァイオレットの義手がなんだったのかとか、そういう大事な伏線をもっと丁寧に回収してほしかった感じでしょうか。

 あと、なんで少女が戦場に駆り出されてて、えらく強いのかとか。そもそもヴァイオレットは人間なのかアンドロイドなのか、なんで代筆業がドールと呼ばれてるのかとか、そのあたり、上手に伏線として回収する手段はあったはずで、そういうメインプロットとして投げてはいけない部分が投げっぱなしで、ヴァイオレットの成長物語とひたすら泣かせストーリーに突進してしまった印象。

 第一話での謎のばらまき方は良かったと思うので、その後の展開のまずさがいかにも「もったいない」という印象でした。あと、笑わせるのと違って泣かせるのはとても楽で、しかも誰かを死なせて泣かせるのは演出として下の下の策と思います。誰でもできる。天下の京アニがやることじゃあないでしょう。

 作画はよかったので最後まで一応付き合いましたが(水曜日他に放映もなかったし)、内容的にはかなり京アニでもワーストの部類と思います。「境界の彼方」「中2病」レベル。

 爆弾を除去するために義手を吹っ飛ばしながら外すシーンは、完全に「攻殻機動隊」のオマージュですよね。でも、あれは機械の身体の不確かさがひととおり議論されてるから成り立つわけで、ヴァイオレットの義手がなんなのか語られずじまいなのに、それは安易すぎるでしょう。

 本当、ちょっといかにも残念でした。ただ、なんだかんだいって京アニは帳尻合わせてくるので、次はびっくりさせてくれると期待しつつ、え、次回は男子水泳3……
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 ☁| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月04日

「ウマ娘 プリティダービー」#1

 というわけで春スタートアニメはこの作品から。実のところキワもの扱いされてましたけど、かなり頑張ってマトモに見えるように工夫を重ね、さわやかスポーツものっぽい雰囲気に……って、みんなダマされてるよ!



 別に競馬ファンでもなんでもないですが、シンボリルドルフとかウォッカとか、競馬知らない人間でも名前ぐらいは知ってる馬が次々と実名で出てくるという、ほぼ「艦これ」の馬版というべき展開。

 ということは、「艦これ」の惨事を知ってるみなさんならご存知の通り、なにをどうやったとしても、具体的なビジョンとして見せた段階で喜劇化してしまう展開というものはあるわけで。

 やはり競馬馬というのは、四肢を使ってダーッと走るから迫力があるわけで、二足歩行の華奢な女子にしてしまったら、その段階で「ショボっ!」と言いたくなることは必定。どうみても「徒競走」で、これに皆が熱狂するほどの迫力は感じないし、そもそもゴール後のコンサート要素って必要?

 ある意味、狂った展開を自覚的に見せた方が面白いかもしれないんだけど、今のところはどっちつかず。まあ、今後は見ないな。今期はどうも「これぞ」と思う作品がなくて、ちょっと心配。続編ものもえらく多いし。「まさか」とびっくりさせてくれるような作品があるといいんですが。
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 | Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月01日

「BEATLESS#10」

 三月も終わりだというのに、まだ10話…… だんだん心配になってきた。


 
 いや、個人的にはすごくよくできたアニメ化だと思いますよ。結構まじめかつ丁寧に作られているとは思います。SF小説をきちんとアニメ化した作品はとても少ないので、その点でも貴重。ゆるいラノベはやたら量産されるくせに、本当にちゃんとした作品はめったにアニメ化されないので、こういう機会は大切にしたいところなんですけど。

 今のところ、なんか地味な文芸アニメみたいになってしまっているなあと、ちょっと悩ましいところ。よいSF小説というのは、ロジックの積み上げが丁寧なものということになるので、どうしても議論が中心になって重たくなるし、映像的なカタルシスと真逆の方向に振れてしまいがち。

 アナログハックというのは、本来映像で見てもインパクトのあるアイデアであるはずなんですが、今の所なんだか説明に頼ったものになっているなあとそこが残念。

 とはいえ、この作品2クールなので、どこかで立て直してくれるんじゃないかと期待しているところ。せめてみんな、もっとSF小説を好きになってくれる機会になればいいのだけど。
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 | Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月31日

「ハクメイとミコチ」#12(完)

 ハクメイがこの街に来る直接のきっかけとなった緑尾老との再会のエピソード。本当、結構旅してますね、この夫婦は。



 しかしもともと流れ者だったハクメイがミコチと所帯を持つことになった直接のきっかけは語られないまま。でもまあ、それがいいんですよね。2人の会話の行間から読むべきことなのであって。

 ミコチも、ハクメイがまたどっか行っちゃうかも、という不安は少し感じていて、でも自分に止めることはできないこともわかっていて、こうやってそれとなく聞くんだけど、でもハクメイは断定はしないのですね。「どこへも行かないよ」と言うことはできるけど、安請け合いにしかならないことを知っているからでしょう。「でも、帰ってくるのはここだ」と返すのは、精一杯の誠実さを感じました。それに「…うん」とだけ返すミコチも、わかってるなあという感じ。深い絆で結ばれた夫婦というのはこういうことなんだろうな、という重みを感じます。

 ハクメイとミコチが面白いのはまさにここで、いわゆる「百合カップル」的な乙女チックさはまったくなく、世間一般のそのへんによくある「良い夫婦」そのものであること。でも同性カップルなんです。そこがまさに面白く、この作品のキモであるという。ハクメイのおっさんテイストが生まれたのはミコチと出会った後なんだろうなというのは、今回初めてわかりました。キャラバンにいたころのミコチは、結構女っぽい部分があったのですね。まあ、あんな家事万能少女と暮らしていたら、どんな乙女だって怠惰なオッサン化するでしょうけど(^^;

 緑尾老の圧倒的なカリスマ、やはり榊原さんでしたか。こういうカリスマオバさんキャラやらせたら、榊原さんに勝てる人いないよなあ。最後の遠吠えのシーンとか、まさにかっこいいの極みでしたよ。ハクメイがあこがれていたのも無理はない。

 ただ、ハクメイも家庭を持ち自分の居場所を見つけたことで、キャラバンとは別の世界に生きるようになったわけで、そういう多様な生き方を尊重し合えるこういう世界、大切にしたいものですよね。マイノリティが当たり前の普通を享受できる世界こそがすばらしいって、結構大事なメッセージだと思う。

 というわけで、まったく予想外でしたけど、今期のトップクラス、本当にすばらしい完成度でした。今期の収穫は、南極、ゆるキャン、ポプテピ、そしてこれという感じですかね。「少女終末旅行」からうまい感じでバトンタッチされた感じ。来期もこういうほんわかいい作品、あるといいなあ。ともかくもおつかれさまでした。

 
posted by てんちょ at 01:22| 大阪 | Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする