2008年03月30日

デルトラクエスト第65話

 終わりました。1年と3カ月。本当に至福の時を味合わせていただきました。一瀬さん、本郷監督、本当におつかれさまでした。何度も言っておりますが私は札付きのファンタジー嫌いで、この手のものはまず見ません。一瀬さんが参加されるのでなければ見なかったと思います。でも本当に見てよかった。ヲタクの認知度は最後までもうひとつでしたが、一般の視聴者の反響は大変良かったようですね。この作品を足がかりに、子供たちが「指輪物語」にチャレンジしてくれるとうれしいのですが。

 思えば私が「指輪物語」の第1巻を手にとったのは小学5年のころ。まだ評論社文庫版の表紙はラルフ・バクシ版「指輪物語」のポスターでした。あの映画、ポスターだけはかっこ良かったな(^^;

 さすがに小学生にはなかなか歯がたたず、結局「王の帰還」までたどり着いたのは高校2年のときでした。こんなに読むのに時間のかかった小説はあとにも先にもこれだけですけどね(笑)でもまあ、それだけにペラペラな後続の亜流ファンタジーの軽薄さは腹が立つわけで。そんな私がなんで「デルトラクエスト」は気に入ったのか。ひとつには、異世界に緊張感を与える「気品」のようなものがあったかと思います。原作はジュヴナイルであるにもかかわらず、緊張感のある世界観を作り出すことに躊躇しなかった。この気構えは大いに評価されるべきでしょう。

 その緊張感を維持する上で大きな役割を果たしたのが一瀬さんの強烈に個性的な配色でしょう。「絶対少年」が一瀬色と切っても切れない関係を持っているのと同じように、この作品もまた一瀬さんの色彩なしには語れない。異世界ファンタジーならこういう感じの色、という約束事が本来あるはずだけどそれを完全に無視して、時間と空間に合わせて自在に色彩を変化させていく。
 「デルトラ」の前に一瀬さんが1クールだけ手がけた「くじびきアンバランス」、いかにもなヲタク向けアニメとして作られたはずなのに、一番目立っていたのは萌えキャラじゃなくて一瀬さんの色でした(笑)私の友人の一人は「楽しみにしてたけど色が気になって落ち着かなかった」と言うておりました。まあそれはそれで残念なんだけど、それぐらい自己主張が激しく、時に作品の主役とすらなってしまうほど強烈な色。ある意味で本当にすごい。

 その超個性的な色彩を逆手にとって、凡俗なファンタジーと一線を画した異世界を組み立ててみせた本郷演出の手堅さには本当に頭が下がります。しかも、アニメはあくまで映像で語る表現だという部分にこだわり、原作小説の語りを徹底的に映像的なアクションへと組み替えていった手際は本当にお見事というほかない。

 そしてこの最終回。まあ特に何が起きるわけでもないんだけど、ピーター・ジャクソン版「ロード・オブ・ザ・リング」の結末部、アラゴルンの戴冠式を思わず思い浮かべておりましたよ。まさしくああいう感じの気品があった。最後までリーフがジャスミン結婚を申し込むシーンはなかったけど。これはつまり「続編もやります」ということと考えていいのかな?最後のタイトルカットには「さよなら」ではなく「また会おう」とあったし。

 いつか、きっと。また会えることを期待しつつ。一瀬さん、本郷監督、おつかれさまでした!一瀬さん、「デルトラ」に限らず次のお仕事決まったら、必ず教えてください(^^;
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2008年03月22日

デルトラクエスト第64話

 はいー一瀬さん見せていただきましたよ。第64話。ええ、こういうのが好みです。やはりシリアスあってのデルトラだなあと。まあこれだけ長くなるとずっと同じ調子で続けていくわけにもいかないというのもわかりますが。

 今回は「誰がオルなのか?」という異色のミステリタッチがなかなか面白い。オルエピソードは必ずどこかに「引っ掛け」があるという仕掛け、今回も生きてましたね。特にこういうミステリタッチの場合は実に効果的。私は、グラソンがオルで、実はみんなに飲ませたのはただの普通の水だったんじゃないかと推理してたんですが、まあ素人に分かるような話にはしませんわな(^^;

 それにしても最後はこう来たか!もうオルネタはだいたい出尽くしたんじゃないかと思ってたんだけど、巧妙に煙幕を張ればまだまだ視聴者を引っ掛けられるってことですね。さすが本郷演出。おそれいりました。しかも前回までのジャスミンツンデレエピソードがちゃんと伏線になっているというのがすごすぎる。いや、そんなこと考えてもみなかったよ。

 そして最後はオルの残党狩りにもそれなりに決着をつけてしまう。そう来たか!巨大オルとの対決とか、残されたジャスミンの脱出方法とか、オルの体内の描写ですべてを真っ赤にしてみせた一瀬色の描写とか、最終回一歩前にふさわしい堂々たるクオリティだったんですけど。うーん、影の大王との再対決はないのか。ちょっぴり残念。まあ、こういう終わらせ方ということは、いつでも再開できるってことなので、続編もちょっぴり期待しつつ。

 次回はいよいよ最終回!よく考えたら、ここまでの13回というのは、「指輪物語」でいえば「滅びの山」以降のエピソードにあたるんだなあ。次回、本当のラスト。「灰色港」に比肩する重厚なラスト、期待してますですよ〜
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2008年03月15日

デルトラクエスト第63話

 ますますジャスミンのツンデレ度を楽しむエピソードになりつつある63話(笑)これはこれで楽しいアフターストーリーですが、本当にあと2話で終わるんですか、一瀬さん(笑)

 それにしてもツンデレ度がますますアップするジャスミンがほとんど主人公と化す中にあって、「逆ツンデレ=ネリダ=釘宮嬢」が登場する狙いっぷりはどうですか(^^;更生したネリダがジャスミンの焦りを誘う…というところまでは予告編通りなんですが、それでは終わらないのは、やはり本郷演出ってことですか。なかなかの味ですねえ。まあ、本性をあらわしてみると「うん、ネリダはやっぱりこうじゃないと」と妙に納得してしまうんですけど(笑)

 うちの常連のあたしかさんが先日、高河ゆんさんのサイン会で妙に高河さんと釘宮談義で盛り上がってしまったそうで、それはそれで何か分かる気が。いまやツンデレ女王と化した感もある釘宮嬢ですが、それだけが彼女の持ち芸じゃない、というのは確かにその通りで、そこに彼女を押し込めるのはいかにも不幸。そんなわけで、ツンデレ芸にも配慮しつつ、微妙にスレスレな空域を飛ぶネリダという配役をしてみせた本郷演出にはなかなかうならされた次第。

 それにしてもあたしかさん、いーなー島田ひろかずとお友達だった時代から高河ゆんのファンである身にしてみれば、うらやましいうらやましい。島田ひろかずはトンデモ思想なオカルト狂信が過ぎて商業誌から追放され、盟友であった高河ゆんとも絶縁したとか。「オカルトを信じない人とは友達でいたくない」とか親友に言うか?普通。
 私ら「MP」も、実はもともと島田ひろかずFCなんだけど(笑)
 「オカルトを信じない君らはクビ」
 とか妙に痛い絶縁のされ方してるし(−−;ああ、選ぶマンガ家を誤った(笑)
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2008年03月09日

デルトラクエスト第62話

 ボチボチ3月末も見えてきましたけど、まさかこのまま後日談だけで終わるんじゃないだろうなー(−−;

 まあそれはそれでいい結末を付けていただければ文句を言う筋合いもないのですが。それぐらい本郷監督の手腕は信頼してますよ。とはいえここまでほのぼの路線が続くと…うーむ。

 まあ、ジャスミンのツンデレっぷりを久々に見られたのはいいかな。この二人の王道ラブコメは見たい気がしないでもないので、こういう展開は悪くはないです。最後の夕方から夜への時間の流れあたりは、まさしく王道の一瀬色ですしね。

 次回は元祖ツンデレ(笑)釘宮嬢の逆ツンデレ娘ネリダが再登場。えーネリダ更生してるんですか(^^;まあ次回、二人の距離が縮まることを祈って…
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2008年03月02日

デルトラクエスト第61話

 というわけで61話。久々にオルが前面に登場し、ベルトを奪って逃げる、という久々にシリアスストーリーですよ。しかも、この作品が今まであえて避けてきた「人間の内なる邪悪さ」についての考察が語られるという。ストーリーがこんなに押し迫った段階で、そんな重いテーマを出して大丈夫かという感じなんですが(^^;

 結論から言うと、うーん。冒頭でネタバラシをしてしまったのは妥当だったのかどうか。確かにテーマはくっきりとしますけどね。これは、いつも通りのオーソドックスな構成で「実は…」と途中でネタを割った方が素直に驚きがあった気がするんですけどどうでしょうか。予告編段階ではあそこまで巧妙にカット割りして隠蔽できているわけですからね。オルのテーマに関しては、毎回みんなことごとくコロリと騙されているので、本郷監督の折り紙つきの演出手腕をもっと信じてもよかった気が。まだまだできますって。

 ただまあ、最終盤でいきなり投げつけられた「人間の邪悪性」、たぶん最終回前後で生きてくることになるはず。とりあえずは注目しておきましょうか。
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2008年02月28日

デルトラクエスト第60話

 ごぶさたしてしまいました。休み明けで忙しかったってのもあるんですが、なにしろ休み中にたまっていたアニメを消化しなきゃいかんかったもんで(笑)申し訳ない。

 というわけで本作品も新たな大台ですねえ。これまた感慨深い。エピローグ編に入ってからゆるーいエピソードが続いているのは少々不満で、やや感想も短め、更新も遅めとなっております。申し訳ない。それでも相変わらずクオリティは高いし、一瀬色の個性はすばらしい。まあ、あの最強の50-52話があれば、どんな結末になっても許されるとは思いますが、最後にもうひと波乱、盛り上げてもらえればと期待してます。

 今回のゲストキャラは海賊にあこがれる少年・アベル…ってどこかで聞いたような(^^;しかも声がくまいもとこ、って只の偶然とは思えない気分になるシンクロぶりでありますよ。偶然ですか。そうですよねすいません(笑)

 それにしてもくまいもとこは、こういうまっすぐ系の腕白少年をやらせると本当にハマリ役ですね。話にもなんか妙な説得力が出てくるし(笑)

 次回は久々にシリアスな展開。バトルもあるってことで楽しみ。
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2008年02月16日

デルトラクエスト第59話

 エピローグ編になってジャスミンのツンデレ度がアップ(^^;

 今回ももはや隠れた主人公ですねえ。既に所帯じみてるよ。リーフ&ジャスミン。一応、今回は「プリンの初恋」というテーマになっていて、キン族とグノメ族のその後が描かれているのですが、あの激しかった日々は何処へ(^^;さっそくリーフと姻戚関係を結ぼうとして張り合う2種族は平和というかなんというか。

 そもそも、キン族もグノメ族も、デル族と婚姻関係を結べそうには到底見えないんですけど、そのあたり、設定としてはどう考えているんでしょうね(笑)

 リーフへの恋と思いきや実は…というオチは、この手の話の定番ですから、何をいまさらという感じではありますが。まあ、仕方ないかな。この際。めいっぱいツンデレジャスミンの味わいを堪能できたので、今回はよしとしますか。次回は山賊再登場。というわけで、久々にアクション登場なるか。
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2008年02月09日

デルトラクエスト第58話

 あいかわらずゆる〜いなあ(^^;

 でも、今回はそう悪くないと思う。いやなんかね。同人誌でよくあるアフターエピソードみたいで。ちゃんと愛ある感じで世界観を壊さずできていたかなと。トムの清濁併せ呑む人間性もよりはっきり見えてきたし。

 まあ、要するにリーフの女装も(しかも眼鏡っ娘・笑)、声優さんの声チェンジも、1年間付き合ってくれた視聴者へのサービスってことですね。そう思うとなんかにくめくていいです。まあ、リーフの「説明書を最後まで読まない」というのはかなりガチのアニメ設定みたいだしね(^^;

 それはそうと、得意げにひみつ道具の効能を語るトムは、なんかド●えもんみたいでした(笑)
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2008年02月02日

デルトラクエスト第57話

 引き続きゆるい話が続きます。なんだかなあ。これじゃまったくの番外編だ。3人もいつもと性格が違ってていささかマヌケに思えるんですが。まあ、ここまで行くと「番外編だし」と割り切れるかな。それにしてもシュールだ(^^;ジャスミンがいつになくツンデレなのはなかなかいい味出してますけどね。

 どうみても「泣いた赤鬼」だ、と思っていたら、ジェームズ・ホエール版「フランケンシュタイン」(一番最初の映画ね)ぽい要素が入り込み、途中まではそれを足して2で割ったような展開。それだけでも変なのですが、Bパートはリーフたちの思惑を超えて話がどんどんシュールな方向へ行ってしまいます。

 まあ「デルトラクエスト」は、全体としてはこれでもかといわんばかりに緊張感の高いエピソードの連続ですから、本郷監督としては、途中何カ所かの「ダレ場」が必要だと考えているってことなんでしょうね。ただ、13話しかないエピローグ編に3話分もの休憩エピソードがいるのか?というといささか疑問。

 次回はトムの店でお留守番…リーフの女装コスプレまであり、ってそれはやりすぎだ!(−−;まあ、トムは本編では正体不明のまま終わってしまったので、何らかのフォローは見たいところですけどね。
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2008年01月26日

デルトラクエスト第56話

 本編でもゆるーい展開だったリスメア競技大会。それに合わせるかのように、まるで別の作品のようにゆるい番外編なのでした(^^;ここまでやるってことは、やはりリスメアの演出だけがえらく違っているというのはわざとだってことなんだなあ。

 マザーブライトリーがこんなに落ちぶれてキャラ変わってるなんて(笑)フィリのピンチ、ってぜんぜんピンチじゃないし。まあ長いエピソードの中では、こういうゆるい話も必要、ってことですかね。ジャスミンの激怒っぷりが逆になんかかわいくていい感じ。マザー・ブライトリーは、今後猛獣とのバトルで食べていくといいと思います(笑)

 うーん、ここまでゆるいと書くべきことがあんまりありません。このアニメではちょっとめずらしい。あ、一瀬さんの早朝の青基調の描写はなかなかでしたよ。
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2008年01月20日

デルトラクエスト第55話

 今晩は朴さんと会って更新している時間もないと思われるので、今のうちにデルトラの更新をば。

 それにしても参った。またやられてしまった(^^;後から思い返してみれば、当然それしかありえないパターンだというのに、またしてもコロッとだまされてるし。いやリーフたちじゃなくてわれわれ視聴者が(笑)それにしても本郷演出の巧みさにはうならされますな。

 後から考えてみれば、実にうまく煙幕張ってるんですよ。視聴者にあれこれ考えさせないように、次から次へと展開を変えていく。まあ、個人的にはテーガンの再登場で喜んでしまったところはありますが(笑)それにしてもずいぶん杜撰な再登場で、この作品にしては珍しいB級なご都合主義だなあ、とか思っていたら、それもまた巧妙な伏線であったという。

 あの感動を台無しにされるのかとヒヤヒヤしたんですが、それもまた作戦のうちとは、やられましたよ。そこまでするか。脚本はますますメタフィジカルに巧妙化していますが、どこかの時点で影の大王が絡んでくることになるはずで。そのあたりも、この先注目でしょうか。

 あ、そうそう。今回の一瀬さん配色のポイントは、占い師テントの中の隠微な紫色でしょうね。実にいかがわしい感じが満載でよかったですよ。

 そうした本筋とは別に、リーフとジャスミンの妙にエロいラブコメ表現もぼつぼつ見え始めていて、これはこれでいい味です。いやあ、顔を赤らめるだけで何でこんなエロいんだこの二人は(笑)
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2008年01月12日

デルトラクエスト第54話

 そうか、ジョーカーとジャスミンは親子でツンデレだったか(笑)

 というか、親子でツンデレ会話、という構図は初めて見たぞ。まあもっと遡れば、よくある「子別れ」の構図と言えなくもないのですが、それをツンデレと言いたくなるあたりが、このアニメの面白さ…って何の話だ(笑)

 今回は森の中なので、久々に一瀬カラー夜間配色がたくさん見られてうれしかったですね。バルダにジャスミンとの仲を突かれて赤面するリーフがなかなかいい味出してました。ただ一瀬夜間色だと真っ赤になった顔があまり目立たないのが残念(^^;
 そういや、今回はリーフのマントの「光学迷彩」が、今までとちょっと違う色彩処理のされ方でしたね。これはこれで面白い。

 最後の13話は、今までに訪れた場所をもう一度たどっていく形になるのかな。これってゲームでいえば、クリア後にもう一度訪れると別のミニイベントがあるってやつ?ファンタジーゲームなんて片手ほどしかプレイしたことがありませんが。
 でもまあ、おそらくは最後に銀河万丈との最終決戦があるはずなので、そこに向けてどう盛り上がっていくか、注目することとしましょうか。

 ところでバトルシーンで、ジャスミンがジョーカーに「私を飛ばして!」と頼む場面がありますね。これ、どっかで見たことがあるなあ、と思っていたら、あれですよ、マイメロ様の第2期45話の、真菜に投げられて潤と歌ちゃんのキスを阻止する駆とまったく同じなんです。足首つかんでハンマー投げみたいにぐるぐる回すところも一緒。

 でも、ジャスミンは怪物とキスしませんから(笑)というか、これだけムチャな動きでもシリアスな雰囲気が壊れないのは、本郷監督の綿密な演出のたまものでしょうか。「ロード・オブ・ザ・リング」のギャグすれすれの派手アクションを思い出してしまった。
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2008年01月06日

デルトラクエスト第53話

 というわけで、1シーズン限定の延長なのだそうですよ。どっちかというと、新シリーズというよりは長いエピローグという感じですかね。なるほど、それなら第52話が少しもの足りなかったのも納得できます。

 それにしても新OPは洋スコアですか!むかしむかしのうる星がオール英語のときには驚いたものでしたが…って歳がばれるね(^^;

 なに、あんときお前は日本のアニメなんてバカにしてて見てなかったじゃないかって?いや、こういう事態になって自分が一番驚いてるよ。みんなアニメ見なくなったのにまさかまさか一番見てなかったオレがねえ(笑)なんて昔話はさておき。

 しかし新展開の第53話、一瀬色はキープしているにもかかわらず、お城の衣装のものすごい配色にのけぞりましたよ。見てて落ち着かないこと、落ち着かないこと。まあもちろんリーフを再び旅立たせるために、お城の居心地の悪さを感じ取らせる演出なのは分かっているんですが。線も細いし画面はやたらハイキーだし、見ててムズムズしました(笑)

 それで、リーフが旅立って、ジャスミンやバルダと合流して、もとの色調に戻ったときは「あーやれやれ、これで元通り」とホッとしたものでしたが。

 まさかそれも罠だったとは!(^^;

 いや、あんな仕掛けがあるとはね。一瀬色の強烈な個性を逆手に取った巧妙な演出、恐れ入りました。さすが本郷監督。ニセクリーの顔は少々怖かったです。あれ、夢に見て泣く子どもとかいないか(笑)

 ともあれ、この秀作ともう一シーズン付き合えるのは望外の幸せ。これからもよろしくお願いします。一瀬さん、本郷監督。
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2008年01月02日

デルトラクエスト第52話

 これが本来の最終回。冬コミで録画しっぱなしになっていたものですが、やっと見ることができました。一年間、かなりマジで力を入れてみてきたので、この日を迎えたのはかなり感慨深かったです。

 「指輪物語」にとってのピータージャクソン映画三部作に匹敵する金字塔的な堂々たるアニメ化。いや、失礼ながらあくまで「よくできた児童文学」にすぎない原作を最大限に膨らまし、重厚なアダルトファンタジーに完成させた職人的な演出技はまさしく後世の語り草となるべきものと言っていいでしょう。

 まあ、この「最終回」、ちょっとガクッとくる部分はあるんですけどね。最後の最後になって。「巨大化」はないよなあ。もう少し他の方法はなかったものか。あとの部分が完璧なだけに本当に惜しい。
 とはいえこの「最終回」も、「影の大王」の堂々たる顕現ぶりはすばらしいの一言で、なんか「アラストールの顕現」みたいだった(笑)ここまで強大な力を持っていると、もはや善とか悪とかではなくて完全に天災のメタファーに近いものですね。あまりに力が強すぎて相手を殲滅してしまうので、知恵で敵を腐らせるしかないんですね。なるほどなるほど(^^;瓦礫がドサドサ降ってくるところの重たい怖さは圧倒的でこれぞ本郷演出でした。瓦礫の下敷きになったリーフたちの配色もいつにも増して一瀬色ですばらしかったし。

 一瀬さん、本郷監督、本当にお疲れ様でした…と言いたいところですが、そ、そうですか。放送延長ですか。引き続き大変ですが、期待しております。第2シーズンもすばらしい「空間」を描いていただけるものと楽しみにしております。
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2007年12月23日

デルトラクエスト第51話

 もはや何も言うことはございません。たっぷり30分、つるべ打ちのアクションを堪能させていただきました。ここまで全編アクションだと普通はお腹いっぱいで少しうんざりするもんですが、こうも燃える展開になろうとは。さすが本郷演出の職人技ですね。

 われらが江原征士=ファローもたっぷり存在感見せてくれましたし。ああ、これはまさしく江原味の悪役だなあ。すばらしい。当然のことながら最後は倒されてしまいますが、ここまでアピールしまくった末のことですから、もはや言うべき言葉はございません。本当に心底満足でございます。

 しかもリーフと一対一で、飛行するアクババの上を駆け回る戦慄の剣戟。CGとの合成も完璧で、この日を目指してスタッフが積み上げてきた技術の蓄積がいかんなく発揮されている感じ。もうこれはびっくりするほど無理がない。CGと描き絵が完璧にひとつの世界に溶け合っています。超音速で飛び交う重量級のアクババの風圧をまさしく直に感じられるほどの表現。なんとまあ、こんなところまで来てしまいました。

 こんなの原作で描かれてるんだろうか。うーん(^^;しかしそれをどうみても映像表現ならではという真骨頂な映像に仕立ててみせるすばらしさ。ロッダ女史も涙を流しておられるに違いありません。

 もちろんそれが映えるのは真っ赤なバックに白が勝った独特の色彩で描かれる一瀬色あればこそ。毎回毎回、変化自在に変わる色彩には圧倒されます。一瀬さん、このアニメに本当にキャラの基本色というものはあるのですか(^^;もちろんあるにきまってるけど、それが使われてるシーンというのは本当にほとんどなかったんじゃないだろうか。

 そして次回はいよいよ銀河万丈御大=影の大王の顕現!おおっ!ここまで燃える展開の中、堂々たる最終回を迎える作品は久しぶりですよ。いよいよラストスパート、一瀬さん、期待してますよ!
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2007年12月15日

デルトラクエスト第50話

 とうとう50話。大台です。ああ、もう本当に終わりなんだなあとしみじみさびしい気分に。

 それにしてもなんと凝った脚本であったことか。まわりまわって原点まで戻ってきて、結局「リーフが世継ぎでした」という順当すぎる結論なんですが。そこに至るまでの結論はほとんどミステリなみのトリックの山。ファンタジーでここまでトリック満載というのはほとんど予想もつかなかったので、「やられた」という感じです。

 そうなんですよ。途中の回想シーンはリーフ自身の回想シーンだから。事実と異なる映像になっていたわけで。そのあたりが修正されてやり直される今回。ファンタジーというよりはこりゃまるっきりミステリのテイストです。さすが本郷監督。手堅く作ってくるなあ。

 どこまでがロッダ女史の原作通りなのかは分かりませんが、すべてが見えてしまう映像表現であるアニメでは、綱渡り的な困難が予想されるわけで。よくぞまあ、こんな表現を考え出した、という感じです。影の大王も知恵者でしたが、ジャードも知恵者であったと。だからこそ、ここまで対抗できたということなのでしょうね。

 あと、今回は大活躍している江原正士=ファローにも意外な正体が。なんで歴代の執政官は同じ顔をしているのか。影の大王のシュミなのか、とか思っていたのですが、そうか、あれはオルだったのか。そういう細かいところまで伏線が生きているのがこの話のすごいところ。

 そしていよいよ次回は真の主役・銀河万丈=影の大王の登場…
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2007年12月09日

デルトラクエスト第49話

 結末を知っているトゥディさんは例外として、今回のエピソード見てて「そうか!世継ぎはジャスミンだ!」とひらめかなかった人いますかね(^^;

 途中までいかにもなミスリードをしておきながら、終盤であっさり否定してしまうあたり、本郷演出は実にあざとい。なんとまあ二転三転させてくれますことで、お見事という言葉もこんだけ続けると言葉が尽きてシンドくなってくるんですけど、まだ三話もあるのに、どうやって褒めたらいいるか怖くなってきます(^^;

 もともとの原作は文字ですから、さすがにこうはなってないと思うんですけど、土建部族のマナス、という絶妙の設定を生かしてビジュアルな追いかけっこを見せるあたりはなかなか。宮崎アニメを思い出してしまった。王宮での追いかけっこは日本アニメの定番…といいつつ、最近意外となかった気がする。

 あと、ビジュアルとしてみたときに、グラ・ソンの弓矢の描き方がなかなかかっこいいですねえ。ショットごとに少しずつ見せ方を変えているのがポイントかな。多人数のキャラを動かしてちゃんと闘っているように見せるのは、演出家の腕の見せ所。

 それにしても、いったい世継ぎは誰なのか。こうなるとまったく予想がつかず、頭を抱えてしまいます。次回のサブタイトル「真の世継ぎは誰?」ってことは、次回で決着するんでしょうが…7部族会議に出席していた者で世継ぎの可能性のある者…って誰??来週に向けてトトカルチョでもできそうですな(笑)

 こうなったら大穴でフィリに一票!(って、オイ・笑)
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2007年12月01日

デルトラクエスト第48話

 そうだったのか!と思わず膝を打つ絶妙な展開。本郷演出の職人技に絶句いたしました。なるほど、デインの正体がまさかあれだとは。確かにデインが言うとおり、ちゃんとヒントは(かなり堂々と)明かされているというのに、長く長く引っ張ったせいで、そんな伏線など誰もが忘れ去っているころにポッと出してこられると、まさしく「やられた!」という感じですよ。

 長く引っ張った理由もまるで性格が一変している理由もちゃんと説明されているし、それらは思えばちゃんと納得できる形でストーリーの中に溶かし込まれている。それが手練れの演出というものでしょう。最後にとってつけたようにバッドエンドをくっつけて訳知り顔に「人間の業」などとハシャぐCLAMPの軽薄さとはそこが決定的に違う。騙されていたことがわかっても、昔のデインの表情がのぞくたびについつい信じてしまうリーフの悲しさは人間の普遍的な本能だろうし、そこを冷笑的にあげつらわず、今後につなげていくような姿勢が非常に健全でいい。少なくとも電波説教されるよりははるかにマシです。たぶん、人間の「お人好し」ぶりを逆手に取る形で影の大王に向かっていくことになるんじゃないだろうか。

 それにしてもなんでデインは力の源であるベルトに触ろうとせずに非常に疎ましそうなんだろう?と思っていたんですが、なんとこれもまた伏線でした。そして、叩けば叩くほど強くなるデインをどうやって倒せばいいのか?という究極の難題にリーフが出した答えがベルトであったという。そうか!そういうことか。ベルトの宝石は偽りを暴くんだもんね。緻密に見えた影の大王の計画に、こういう小さなほころびがあったわけで、巧妙な展開には本当にうならされました。今回、うなりっぱなしだよ、オレ(^^;

 普通、子供向け文学での敵役はスキだらけで子供でも容易に分かる弱点を持っているものですが、影の大王はすさまじく巧妙で知的。どちらかというと「悪役」というよりは、人間が普遍的に持っている「悪」の象徴的存在、という気がします。だからこそ大変魅力的であるわけですが。このへんもまた、オーストラリア的な表現なのでしょうかね。

 今回は雷雨の中でのリーフとデインの対決、というわけで、大胆な一瀬色も盛りだくさん。リーフが深い青色に配色されているのも面白いし、空がありきたりの「鉛色」ではなくて「深緑色」になっているのも一瀬さんならではという感じ。そういえば、空が深緑だと、はるか彼方の野外階段を上っていくデインの服の紫色がくっきりと際立つという仕掛け。うーん巧妙だなあ、実に。さすが一瀬さん。
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2007年11月25日

デルトラクエスト第47話

 おおーっ、ついに来ました。デイン寝返り。じわじわと伏線張って、たぶんそうじゃないかと薄々予感させた上でのことですから、それほどショックはないですが。まったく伏線のない状態でいきなりデインが裏切ったらどうだったでしょうね。それはそれで驚いたかな。でもCLAMPかお前はと怒ったかもしれん(^^;

 まあ、何にしてもデインが無事裏切ってくれてホッとしたというかなんというか。なんて視聴者だ(笑)でもまあ、銀河万丈=影の大王の魅力に注目している立場としてみれば、ここまで緻密かつ複雑精緻な罠を張り巡らした影の大王の知性派なキャラには惚れないわけにはいかない。

 幾重にも罠を張り巡らし、ひとつ罠を破ってもすぐその外には別な罠が潜んでいる、という巧妙な仕掛けは、単調になりがちな悪役のキャラクターとは一線を画し、誠に見事なものとなっています。ほとんど表には出てこないのに、作品全体を通して強烈に影の大王のキャラクターが感じられる。ある意味、理想の悪役ですね。銀河万丈の力量あってこそ受け止められるスケールともいえますが。

 原作読者のトゥディさん曰く、最終盤は頭脳戦ということなんだけど、子ども向けファンタジーの原作にここまで複雑な仕掛けが描かれていたんでしょうか。だとすればエミリー・ロッダ女史、お見事というほかない。

 次回、いきなりデインと斬りあうことになるようだけど、ということは、最終決戦に向けてまだひとやまあるってことですね。そもそも、そうすると世継ぎとは誰?本当、こんなひねったクライマックスが見られることになろうとは。アンチファンタジー派の私としてはそれこそうれしくってしかたがない。
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2007年11月18日

デルトラクエスト第46話

 絶望先生復活したと思ったらいきなり死亡!絶望した!

 それはさておき(笑)最期の最期になってオーカスが変態チックな側面をギリギリまで見せてくれてうれしかったです(オイ)まあ、子ども向け時間枠ではあれがギリギリかな。

 今回は炎の中の戦いで、戦いの途中で夜が明けていく、ということでかなり豊富にバラエティ豊かな「一瀬色」が楽しめました。そういう意味でも充実だったな。よく考えてみれば「一瀬色」たっぷりな表現は久々だった気が。

 んで、肝心のストーリーの主軸の方ですが、デインが一番怪しそうな男をスパイとして名指し、という点で、疑惑が急浮上。演出は不自然さを明らかに強調していて、うーん、これはデインは世継ぎじゃないんじゃなかろうか?ことによるとデインこそがスパイで、デインをさらっていったこと自体がリーフたちをおびき寄せる罠ではないのかな。頭脳派の影の大王だったら、それぐらいのことはやりそう。ということは、やはりイカボットが世継ぎなのか?(^^;

 何にしても、ここまで頭脳派の悪玉の総帥というのは前代未聞なので、何を見せてくれるかわくわくしているところ。絶望先生も口ベタなのでうまくいえなかったようですが(笑)知性派の影の大王は、明らかに説明しがたい魅力を持っているということ。それにリーフたちがどう立ち向かうか。これは見ものですね。あーあと6話かぁ。最終話に向けていよいよカウントダウン
posted by てんちょ at 01:34| 大阪 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | デルトラクエスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする