2009年05月01日

「エル・カザド」特典DVD

 今頃になってやっと届きました。でもまあ、文句を言う気はまったくないです。だって、締め切り2日オーバーしたんだから(^^;
 それでも大目に見て届けてくれて感謝です。ありがとう!北山さん。

 とりあえずジャケットはこんな感じ。

cazadodvd.JPG

 コレクションとしては統一が取れてていい感じですね。ファンには結構うれしい。

 で、肝心の中身は何かというと、「銃と少女三部作」の魅力を探るスペシャル映像「GIRLS&GUNS」。というと聞こえはいいですが、要するにありもの画像のつなぎあわせに少しインタビューを足した程度。うーん。DVD全巻買った人にはまったく言わずもがなな内容の気がしないでもないです。少し残念だったかも。とはいえ、やはり真下社長のインタビューはうれしいし、「乾いた空気の表現はアニメでは最高に難しかった」というコメントにはなるほどなと思いました。

 どうせなら、1時間まるまる、真下のインタビューで埋めてくれれば、それはそれでスゲーうれしかったのに。そういうまとまった資料って実はあまりないですから。社長も最近露出度は上がってきましたけど、いつもその場限りですからね。

 そしてもう一本、レンタル店用のPRDVDとして製作された「エル・カザドSpecial Trailer」も収録されてます。映像単体としての完成度は実はこちらの方が高い。まあ、ツタヤによっては今でも置いているんですけどね。わざわざ借りてくるのもおっくうなので、収録してくれたのは実にありがたかった。

 そして、こちらは声優さん主体なのですけど、やはり抜群に面白いのが宮野君。彼はこの作品の最大の収穫と言っていいでしょう。今後も真下番声優としてぜひ活躍してくれることを祈ります。

 でもまあ、この特典DVDで一応、ひとくぎりですよね。北山さん、おつかれさまでした。また次回、新しいプロジェクトでぜひ社長と組んでなんかやってください。前にも言いましたけど、やっぱり今度は江原&久川コンビで主役を張ったハードボイルドな探偵ものとか見たい。
posted by てんちょ at 02:40| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月01日

エル・カザドDVD版第16話「怒る女」

 週に1回は更新しませんと。というわけで、本日はエリス乱闘のエピソードをば(笑)

 まあそれ以前に、今回はタコタコタコスで全編埋まったパロディ編でもあるわけですが。こーいう悪ノリは本当に金巻さんだなあと思いますねえ。

cazador16-1.JPG

 まあ、そこに味マニア店長として江原正士を起用する社長も結構しっかり共犯してるとは思いますが(^^;

 cazador16-2.JPG

 とはいえ、今回の目玉はあくまで

「エリスはおこることをおぼえた!」

 であるわけですが(^^;それにしても、こういうところだけやたら枚数使ってねちっこく表現するのね。こうして止め絵で分析してみると、劇画線使ってるところが意外。

cazador16-3.JPG

 そして次回7巻には別冊ブックレットが付いているわけですが。今回もオマケマンガ付き。なんかもー完全にノリが同人誌。

cazador16-4.JPG

 延々とエリスにたたきのめされるLAが描かれてます(笑)
posted by てんちょ at 13:39| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月25日

エル・カザドDVD版第15話「逆らう女」

 またまた間があいてしまいましたよ。とうとうDVD版は全巻完結。とうとう追いつけんかったなあ(^^;ちなみに全巻購入特典は、スペシャルビジュアルガイドDVDだそうで。どうせなら番外編1話とか見たかった…って無理か。

 それはさておき、こちらはまだまだ中盤の第15話。今回はDVD特典として、副音声でリカルド役の立木文彦さんが登場。リカルド同様渋い声のナイスミドルなんですが、本人はそのへんのおもしろいおっさん的な人でした。ああ(^^;

 んで、残念ながら立木さんもトークはさほど面白くない。あれは本当に声優とはまた別の才能が要求されるのね。

cazador15-1.JPG

 この冒頭のシーンで焚き火が出てきたからとその後延々焚き火談義したりするわけですが。立木さんがアウトドア派だってことは分かったけどさ。いや、飲み屋で雑談してるんじゃないんだから。

cazador15-3.JPG

 んで、この後は温泉シーンなのでずーっと温泉談義。とことんアウトドア派ですねえ。

cazador15-4.JPG

 リカルドそのままに渋ーい声でいかにもおっさんなバカ話をしてくれるというのは、それはそれで落差の面白さがありますけどね。立木さん、あれが地声なんや(^^;

cazador15-2.JPG

 そうそう、この回は、LAの面白作画が話題になってました。主役の二人「ありえなーい」ってめちゃくちやウケてましたな(笑)
posted by てんちょ at 13:20| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月05日

エル・カザドDVD版第14話「メイプルリーフ」

 というわけで中間点。何か回想を思わせるシーンから入るわけではなくて、いきなり過去シーンから入る大胆さはやはり真下ならではですね。んで、今回の最大の注目点は、以前も触れましたけど、やはりエピグラフでありますね。

cazador14-0.JPG

 とにかく特異なエピソードで、サブタイトルに「女」も「男」もついていないし、登場人物は博士とエリスとローゼンバーグだけ。そういう奇妙なテイストの作品の奇妙さをさらに増幅させるのがエピグラフであるわけで。このあたり、計算のうちだったことは予想できます。

 メインキャラの一人として発表されていながら、結局、ほとんどこの1本にしか登場しなかったシュナイダー博士。「MADLAX」にてバートン大佐が細かい断片の中で全編に何度も出てくるのとは対照的ですね。そういう点では、この作品、うまく壊れなかった感じで、かなり残念。

cazador14-1.JPG

 今回改めて見返してみて思ったのは、これは「異端の愛」の物語だなあということでした。本放映当時言われたように「ロリコン」とかそういう、今となってはありふれた概念ではなく。というのも、エリスは人工生命であり被検体であり、さらに言えば人間ですらない。ところが人間は言語で意思疎通できるものには、何でも感情移入してしまうものらしい…そういうことを考えさせられますね。

cazador14-2.JPG

 エリスとナディのレズ描写は明朗すぎて何の危険性もありませんが。というか、最後まであの二人は「仲良しコンビ」にしか見えなかった。このへん、コメディという要素は相性が良くなかった気がしないでもありません。このエピソードは何しろ例外的に、はっきりしたお笑い場面がないのですから。

 cazador14-3.JPG

 そしてこの作品の「原点」というべきこのシーンでこのエピソードは終わります。ある意味当然と言えば当然なのですが、最後の余韻の引き方は実に真下らしくてよかったです。
posted by てんちょ at 23:59| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月02日

エル・カザドDVD版13話「隠す女」

 こうやって見返してみると、この話と次の「メイプルリーフ」で、見事に全26話が反転する構造になっているんだなあということが分かって感慨深いですね。ちょうどここが折り返し点、というわけでいろいろと少しずつ種明かしがされていくわけですが。

 物理ネタ的にはちょい不満ではありましたけど、やはりSFらしいエピソードは楽しい。あからさまに塔の先端にバイオハザードマークがついている、なんてのは実に真下的です。

cazador13-1.JPG

 こうやって見返してみると、「あ、NOIRの第一話みてえ」とか思ってみたり(^^;

 ナディが発見するスライドが非常にわざとらしく「見つけてください」と言わんばかりに置かれている、というのは封入ブックレットで北山さんが指摘していることですが。

cazador13-2.JPG

 こういう作品の薀蓄を語らせたら北山さんは実にうまい。それにしても、こういう断片的情報だけで想像力をかきたてるのは、真下の真骨頂ですね。

cazador13-3.JPG

 果たして1周目に拾い切れなかった情報というのはどの程度あるのか、この先のお楽しみですね。 
posted by てんちょ at 03:30| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月07日

エル・カザドDVD版第12話「撃つ男」

 このエピソードはなんといってもブルーアイズコスプレ特集(オイ)このあたりからブルーアイズがボケ担当になっていくのですが。これもまた金巻さん流なんだろうなあ。

elcazador11-4.JPG

 これで「間違えました」はないだろう(^^;着終わる前に気付けよ。まあ、誰もズッコケないし誰もクスリとも笑わず表層的には大真面目に話が進んでいくところが真下流なのですが。

elcazador11-5.JPG

 だってこうですからね。本来の姿。ボコられるのはローゼンバーグだと思うじゃないですか。そういう意味でもその後の展開はまったく意外。

 実はこのDVD6巻目は豪華ブックレット付きで、真下・北山・金巻の3人がそろっての対談も収録されてます。これはもう真下ファンとしては必見の内容です。相変わらず真下社長は、脚本家を呼びつけて顔合わせかと思いきやいきなり第1話の打ち合わせ…って、いつもおんなじかよ!(^^;

 北山さんが最初は「女イーストウッド」のつもりで依頼してきた、というのも結構驚きのエピソード。ナディは寡黙でハードボイルドな、いかにも真下キャラな設定だったのだそうですが、金巻氏が「そんな設定があったのですか」とか言っているところをみると、全然説明せずに依頼したので、金巻氏はいつものノリでスチャラカなキャラに仕立ててきたものと思われますね。

 んで、後半では結構ブルーアイズに対するツッコミが話題の中心になっていて、北山さん曰く

 「久川さんがこの間、『私もブルーアイズには言いたいことが山ほどある』と」

 なんだそうで。これは11巻の久川さん参加オーディオコメンタリーが楽しみになってきた。

 なんだかんだでブルーアイズ特集だったこの巻、なんとオマケで廣瀬周氏のブルーアイズマンガまで!

elcomic.JPG

 コミカライズ版にはブルーアイズが出てませんでしたから、これはうれしい不意打ち!なんか同人誌マンガみたいなノリなんですけど(笑)
posted by てんちょ at 13:52| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(1) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月04日

エル・カザドDVD版第11話「呪う女」

 ほっとくとすぐ遅れるので、飛ばしていきます。今週は2話いけるといいなー

 今回はいろいろと豪華な顔ぶれが登場して、本放映当時も盛り上がったもんです。何しろ冒頭からミレイユ議長が初登場(笑)

elcazador11-1.JPG

 制作現場では「魔女会議議長」と呼ばれていたそうですが。本放映後は「ミレイユ議長」で確定。いや、誰がどうみても「ミレイユ議長」です。ありがとうございました。という感じですから(笑)まあ、こういう真下版声優さんが脇で続々とニヤリとするキャラで登場してくれるのがファンとしてはたまらないところであるわけで。

 このエピソードはマドラックス=小林沙苗がニセ魔女・ナターリアとして登場。このへんがまた実に「らしくて」いいなあ。

 elcazador11-3.JPG

 脚本が金巻さんだ、ということを思い出すのが、こういう無意味なお遊びシーンが登場する時。いや、なにもキャラ全員ネコ耳にしなくてもいいじゃないか(笑)

elcazador11-2.JPG

でもそれを結構真剣にやってしまうのが金巻さんなのね。そういう意味では「真下監督の個性に飲み込まれない脚本家を」と目星をつけた北山プロデューサーの読みは当たっていたわけだけど。結果的にうまく着地できなかったかなあ。そのあたりはやってみないとわからないわけで。つくづくプロデューサー業というのは難儀な仕事ですね。北山さんのことですから、次回もこりずにチャレンジしてくださるとは思いますが(笑)
posted by てんちょ at 23:59| 大阪 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月21日

エル・カザドDVD版第10話「天使と暮らす男」

 というわけで出ました。記念すべき「アミーゴタコス」ネタ化記念エピソード(笑)「…支店かい」というナディのセリフが実はすべてだったりして。

 とはいえゲストキャラであるマルガリータがエリノア=内川藍維だというのは実は気付いてなかった(^^;ちょっとエリノアとはキャラが違いすぎますからねえ。他の真下番ゲストキャラの皆さんが「いかにも」なキャラで登場するのと比べるとちょっと意外。どうせなら刺客を蹴り飛ばして手を踏みつけるぐらいの過剰防衛ぶりを見せてほしかった(笑)…あっ、でも割烹着してるか(^^;

elcazador10-1.JPG

 DVD版で再見してみると、エリスがマラカスで刺客の男を撃退するシーンは、予想以上にツボでした。「…壊れた」というセリフ、何か今回の方が笑えたよ(^^;

elcazador10-2.JPG

 ところでこのエピソードは副音声つきで、リリオ=井上麻里奈がゲストとして登場。もともとカメレオン声優だということは知ってましたが、あんな姉御キャラとは知らなんだ。リリオとはカケラもつながらん。さすがプロですなーコメンタリーでも触れられている通り、「んーっ」て声だけで辛さに絶句している様を表現する見事さには拍手を送ります。

elcazador10-3.JPG

 ただ、しゃべくりはあまり面白くなくて、自分たちでも言っていた通り、女の子三人が部屋でお菓子つまみながら好き勝手にしゃべくっているだけ、ですね。まさしく。副音声でしゃべってもらう人は誰でもいいってわけではないですね、いや本当。DVDリリースも終盤ですが、そろそろ真下社長と北山さんにおでまし願いたいところ。
posted by てんちょ at 03:25| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月16日

エル・カザドDVD版第9話「掘る女」

 真下版電波系ヒロイン・桑島法子登場!というわけで本放送時には大いに盛り上がったエピソードでありますが。脚本的にはいろいろと問題が多かったなあと再見していて思った次第。ヘッドホン付けた無口な殺し屋、レオナルド…って設定資料で初めて知りました(^^;どこにもそんなん出てこないし(笑)

cazado9-1.JPG

 要するに使い切れてないんですよね。この殺し屋。非常に個性的でスタイリッシュで、いかにも鈴木清順的なキャラだったので、こういう形でフェイドアウトしたのは実にもったいなかった。

 確かにいかにも桑島キャラ、という感じの電波少女・イリスは我々真下ファンへのサービスとしてうれしいかぎり。たぶん北山さんの意向でしょうが、いや分かってますねえとねぎらいたくなります。ただ、キャラデザイン的にやや地味だったのと、少しキャラの性格の詰めが甘くて、行動が類型的になってしまったかなという部分があって。見返すとそういう不満が見えてきます。

cazado9-2.JPG

 もう少し理解しがたく危険な少女でもよかった気が。銃の使い方をいまいち理解していなくて、まったく無秩序にガンガン発砲してきて、レオナルドとイリスの十字砲火の中でナディとエリスがオタオタするという展開が面白かったかも。あとそれと、イリスの行く末に関して、少々後味が悪い。

 ただ、遊び心満載な展開は悪くなかったと思います。イリスの持ってる鶴嘴とスコップに全部クマのマークが付いているというのはDVDで初めて気付く粋な遊び心。んで、イリスの事務所にはクマのぬいぐるみもあったりして。ナディのかついでる鶴嘴。画面左上にご注目。

cazado9-3.JPG
posted by てんちょ at 02:49| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月08日

エル・カザドDVD版第8話「嘘つく女」

 というわけで、これまた単発作品としてはそれなりに楽しめる第8話。




 結構、三池崇監督っぽい「親分と少年の出会い」のシーンがあったりもして。死に行く「親父」に忠誠を誓いつつも、自分は組織の中ではぐれ者でしかない男…って、こういう場面で雰囲気を盛り上げるのは本当にうまいなあ、真下社長は。大塚親子(違う)の絶妙なキャスティングにも「さすが真下」とうなってしまいます。

 「あんたも、家族だったんだね」

 というエリスの言葉が胸をつく、情感たっぷりの「はぐれものたちの挽歌」。こういう話を演出させると、真下の腕は実にさえわたります。これに渋すぎる大塚親子(だから違うって)の声を当てるというのはまさしくたまらない演出であります。そして最後の最後で「嘘つく女」のサブタイルの意味が分かる仕掛けも巧妙。

 このエピソードから登場する「アミーゴタコス」も抜群の楽しさ。開き直ったような使い方も実にいい。まさかあんなにも延々と引っ張ることになろうとは思ってもみませんでしたけどね(^^;。まさか「アミーゴタコス」を制するものが世界を制する、というオチ?それでブルーアイズは「アミーゴタコス」に入社?「NOIR」の「よいしょ」「MADLAX」の「ヤンマーニ」に相当するものとして自然に肥大化していった「アミーゴタコス」ですが、これはこれでよかったんじゃないかと思います。「笑い」に特化したという点でも今までとは違うカラーを提示できましたしね。

 ただ、シリーズ全体から見た脚本としては、かなりちぐはぐな印象が残る内容でもありますねえ。このエピソードでも「??」となるような半端な描写があちこちにあって。それは残念ながらこの先むしろ大きくなっていくことになるわけですが。 
posted by てんちょ at 22:58| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月02日

エル・カザドDVD版第7話「働く男」

 また開いてしまいました。うーむ。スケジュールの合間に入れていくのって結構難しいな。まあがんばります。

 ところでこのエピソード、本シリーズの中では一、二を争うお気に入り。やっぱリカルドかっちょいいですなあ。最近の真下作品の中ではオヤジ成分が足りなかった気がするので、このキャラ配置は実にうれしい。真下作品にいつオヤジが登場したんだ、というツッコミもおありでしょうが、真下イートマンなんてまるっきりオヤジでしたから(笑)ああいうハードボイルドがまた見たい。「クリスタルブレイズ」なんてエセ作品が幅を利かせている昨今とあってはね。

 社長の次のオリジナル作品としては、ぼちぼち江原氏メインの作品を作っていただきたいもんです。江原&久川の鉄板コンビによる探偵ものとか見たい。ポールさんが書いてるミステリシリーズなんて、このコンビにやらせたら面白くなるんだけどねえ。久川綾が頭脳明晰なおっそろしい女所長役で、酷使されるボヤキ魔の探偵が江原正士…って、ここまで行くと妄想ですが。すまん。ああ、でも見たい。

 という話はさておき、久々に見ていると、このエピソード、本当にバランスがいい。梶浦さんの音楽がかっこいいし、多人数のキャラの断片的なエピソードを積み重ねていって、リカルドとリリオ・ナディとエリスに集約させる演出もエレガント。遺跡を舞台にしたLAとリカルドの対決も工夫がこらされていて秀逸。なによりリリオの笑顔が最高にいい。作画が秀逸ですなあ。見せ場を作る、という点ではさすが世界の真下であります。

 んで、脚本は誰だ…とみるとこの回だけ川崎ヒロユキ氏なんだこれが(笑)金巻氏はあまり水が合わなかったんじゃないか、ひょっとして。
posted by てんちょ at 23:59| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月18日

エル・カザドDVD版第6話「恋する男」

 もろもろあって3カ月放置していたこの企画(−−;こうして企画がいろいろつぶれてこうして再開することになろうとは。まあ、いつかやらなきゃとは思っていたんですが、ぼやぼやしていると「無限の住人」が始まってしまうので、これぐらいがギリギリの線かな。

 実はこのエピソード、結構複雑なんですよ。ここまで律儀に守られてきた「ナディは人を殺さない」縛りがあっさり破られてしまうので。んで、このあたりからややコンセプトが敗れていったような気がするのですよ。そこが、ある意味でこの作品の物足りなさということでしょうか。

 今回も、かなり注意して見ていたのですが、すごくあっけなく人が死んでいくし、演出的にそれが重みをもって描かれているとはとてもいえない。もちろん、「MADLAX」はもっと盛大に殺されていますが、そこにはかなり強い「違和感」が混ぜ込まれていて、これが後になって大きな意味を持つようになっている。そういう作業が施されている形跡はないですねえ。

 もともと今回のコンセプトである「マカロニウエスタン」は非常にアンモラルでためらいもせず人を殺していくところが売りだったりした映画でした。そのあたりの殺伐としたイメージが1970年代のカウンターカルチャーと一致したわけなのですが。

 そこをあえて逆に行って、「なるべく人を殺さないでおこうとする女賞金稼ぎ」というのはいかにも2000年代的で興味深いと思っていたんですけどねーなんだか「なんとなく特に意味もなく殺してしまった」という感じ。このへんが、真下らしくなくてもの足りなく思うゆえんなんだけど、この先何か気が付くことがあるのか。まあ、また再開して気付いたことがあれば、逐次ご報告いたします。
posted by てんちょ at 23:37| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月17日

エル・カザドDVD版5話「着る女」

 というわけで、ずいぶんと久々になりましたが、「エル・カザド」DVD再視聴計画、再開です。

 今回は、夏コミに向けて熱力学アニメとしての「エル・カザド」の検証、という意味もあったりして。

 まあ、今から見返してみると、熱力学というのは、「MADLAX」にとっての量子力学ほど大きな意味は持たないんですけどね〜そこが、マド本は売れるけどエル・カザド本はもひとつな理由かもしれないが。とはいえ、分析すればしただけ、それなりに深い味わいを見せてくるのが真下アニメの面白いところ。そのあたりは、もっと多くの人に知ってほしい。

 今回の熱力学的なネタは、冒頭の「エリスがポンと押すとバンが動き始める」という部分だけですが。ああ、もちろん最後の「エリスが浮かび上がる」部分もそうですけどね。どちらも、熱力学第二の法則が無効化された場合には可能になるシチュエイションです。

 というわけでの第5話。久々に見てみると、やはり「空の青さ」と「夕陽の鮮やかさ」がかえってまた新鮮であったりして。うん、そのへんはやはり、「色気違い」を自他ともに認める真下だけのことはあるんですよ。

 「外の世界」にあこがれる女の子が出てくる、ってのもこの手のロードムービーの定番で、そのあたり、やっぱり映画ファンとしての真下の面目躍如、という部分ではあるんでしょう。

 もっとも、ナディが人を殺さない最後のエピソードでもあるわけで…この後とここまでとで何らかの断裂を感じるエピソードではある。本当、何があったんでしょうね。
posted by てんちょ at 23:49| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月15日

エル・カザド特典CD届いた

 というわけで、本当にいろいろ出た「エル・カザド」だったので、買うだけで精いっぱいで、実は「ドラマCD」も「サントラ」も「ネットラジオ」もぜんぜん聞けてません(笑)。

 冬コミも終わったし、そろそろじっくり聞きたいところなんだけど、まだ映画制作が残ってるから(^^;年末年始は2月10日過ぎまで落ち着かないですねえ、ここんとこ。

 だから締め切り当日ギリギリで投函したCD3枚購入者特典のこともすっかり忘れてた。ああ、そういうのあったねえ。でも「不良品だったらすぐ返して」と書かれていたので、とりあえず聞いてみました。

エル・カザド全プレCD

 こういうそっけないジャケットですが、中身は結構聞き応えあり。やっぱり宮野君は稀代のエンターテイナーですねえ。主役コンビ二人のまったりをうまく盛り上げてくれてますよ。ネットラジオもちゃんと聴かないと。

 今回はネットラジオ番外編というスタイルで、「みなさんからのおはがき」の前半、金巻氏を招いての後半。

 しかし今回最大の見せ場は、インターミッションに挿入された「LAのネットラジオ」。あの変態ボイスで「タコタコタコス」をフルコーラス歌ってくれるわ、無理やりナディ&エリスを拉致ってラジオ番組作ろうとするわ、おもむろにモノマネ大会開くわ…というありさま。いやすさまじい。後半は少々コケてますが、インパクトは大ですね。またチャレンジしてほしい。

 それにしても、宮野君は貴重なキャラだ。今後の真下作品でもぜひレギュラー化してほしいですね。
posted by てんちょ at 23:28| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月04日

エル・カザドDVD版第4話「狙う女」

 ちょっと間が空いてしまいましたが、特典のオーディオコメンタリーと併せてご紹介。まず手短に第4話を。一応この話、初めて全体の構図をかいま見せるストーリーですが、実は第3話として用意されたものだったのだとか。そうしたら真下社長から「金巻君、エリスとナディをもっと見せてよ」とお願いが入り、急遽その前に1話足すことに。それで、エリスとナディが裸でいろいろ見せることになったという…って、それは「見せる」の意味が違う(^^;

 まあ、ブルーアイズの視天からナレーション込みで語られる、ということで結構情報量的にはさらされているのですが、2回目見てもあまり何かがわかった気がしないのは金巻氏だからですかねえ。のんびりまったり。ただ、ローゼンバーグの私的動機というものは、もう少し読み解いていく必要がありそう。

 それにしてもしまった、オーディオコメンタリーは今回は3話に付いてたのか!ずっと宮野君が出るのかと思いきや、今回のゲストはシリーズ構成の金巻氏。けっこうオジさん声ですねえ。さすがに宮野君のような捨て身のギャグは登場しませんでしたが、資料的価値としては貴重な証言が山盛り。金巻原案ではもっとナディがオヤジっぽかったのが、真下社長の介入でだいぶん女の子っぽくなったとか。結構あれで社長は萌え要素にこだわるらしい(笑)あとは、このコメンタリー録音当日が真下社長の誕生日でみんな一杯ひっかけてコメンタリーに挑んでるとか(笑)、清水&伊藤コンビが実は大の爬虫類・両生類マニアだとか。

 ほかにも、第3話で登場するリカルドの昔の相棒の警官がデビルマンの中の人だとか、LAが作画スタッフにも大人気だとか、LAが宮野君キャラに近づいているとか、よくまあこれだけ色々と暴露してくれるもんです。恐れ入りました。

 それにしても、結局謎で終わってしまったEDの黄金仮面の正体が

「実はあれは北山さんなんだ」

と金巻氏…っておい!(^^;
posted by てんちょ at 23:03| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月16日

エル・カザドDVD版第3話「振られた女」

 うん、やっぱり面白い。結局、「エル・カザド」で面白かったのは、こういうほのぼのちょっといい旅路線だったような(^^;

 まあ、それは「NOIR」とも「MADLAX」とも違うものだったわけで、ぜんぜん違う話を3本仕立てたいという北山プロデューサーのねらいはばっちり決まっている。そういう点では成功作なんだろうな、これも。「銃と少女3部作・完結編」という触れ込みさえなければ(^^;なんでまた、「完結編」が一番「続く」っぽい幕切れなんだろう。だから、この作品は「銃と少女3部作・番外編」ということにしてしまって、もう一本作りませんか、社長。

 まあそれはさておき(笑)

 目下、冬コミに向けて仕込み中。ここんとこ、バタバタとエントロピー関連本が出版されましたんで、資料の読み込みに忙しい。ブルーバックス版「マックスウェルの悪魔」のピントの外れた解説しかなかったころから見れば隔世の感ですな。まあ、そのあたりは冬コミで発表することになるんで、いろいろ書けないネタが多いのがもどかしいところなんですが。

 ともかくも、この3話見ていると、「エル・カザド」のキモは、エリスとナディのほのぼのしたイチャイチャと、LAのこってりしたねちっこさにあるかなと(^^;そうそう、見返していると、リカルドは脇だけどいい味出してます。やはり、真下はハードボイルドやってナンボという気がしますな。次回作はぜひとも、江原征士と久川綾のコンビを主人公にハードボイルドな探偵ミステリでもやってほしい。

 ところで、このDVDが「買い」であるひとつのポイントは、膨大なオマケがついていて、本放映視聴者も楽しめるところなんですが…

 静止画資料も結構豊富。んで、設定資料の中で紹介されているのが、このエピソードでマスコット的に登場するサンショウウオみたいなトカゲ君。

「メキシコドクトカゲ」

 えええーっっ!まずはこちらのWikiをご覧あれ。

wiki「ドクトカゲ」

 メチャクチャ危険な猛毒持ってるそうです。こら、エリス、頭に載せたり、賞金首ごっこしとる場合じゃない!(^^;
posted by てんちょ at 03:18| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月02日

エル・カザドDVD版第2話「待つ女」

 お待たせしました。えーと。というわけで、第2話です。本編はシリーズでもベスト級の真下演出が効いた傑作ですが、あんまり付け加えることもないんで。オーディオコメンタリーについて少々。

 何でしょうね。これ、各話終了後にそのまま録音していったのかな。「最後は宇宙に出るの?」とか「最後の仮面の男は誰?」とか言ってるのを聞くとなんとも悲しくなる。結局、どれもこれも伏線は回収できずじまいでしたから。まあ、意味ありげにいろいろなものがいっぱい出てくるのはタツノコプロ学校ならではの「保険」という演出方法で、全部回収されるとは思わない方がいいということは了解してます。ただね。実際に触れることはできなくても余韻を残すようにして見る側が想像を膨らませて楽しむ余地を残してくれていたのがこれまでの真下演出なので。それすらないのはちょっとさびしい。社長、ここはひとつ責任とって、続編作ってください。

 えーとそれでコメンタリーですが。主役ヒロイン二人だけで語ってるOPはまったくグダグダなのですが、LAの中の人、宮野君が出てくると俄然面白くなるのが興味深いところ。これって才能なんでしょうねえ。

(ここから追加)

 宮野君の捨て身のギャグはまったく恐れ入るほかありません。そら、伊藤静&清水愛コンビに「LAのハアハアは演技じゃなくて宮野君の地」だと言われるわ(^^;

 なんせ「サボテンにすりすりするのって気持ちいいよね。有刺鉄線はもっといいよ」とか「伊藤さんと清水さんがアフレコスタジオでイチャイチャしてるから、僕も三宅健太さんとイチャイチャしてる」とか…そ、そこまで捨て身で笑い取りに行きますか。

 あとは「ダミ声すぎて似てないリリオの物マネ」とか「LAのセリフを勝手に増やす」とか、過剰すぎるサービスぶりには大拍手。確かに、宮野君いてこそのオーディオコメンタリーだわ。事実、伊藤静&清水愛だけでしゃべった「チャンピオンRED」付録版のコメンタリーはただの雑談でしたからね。リアルタイムで「週刊エル・カザド通信」聞かなかったのが本当にもったいない。CD買ったし、ちゃんと聞かなくては。CDもまたご報告しますね。

 いや、本当、いろんな意味でLAで持ってるシリーズだったし、LAに宮野君を当てた真下&北山コンビの見識には脱帽。ある意味、「ホスト部」の殿よりも、「デスノート」の新世界の神よりも、最強のハマリ役だったと思います。さあ、次巻も楽しみだ!
posted by てんちょ at 14:07| 大阪 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月20日

エル・カザドDVD版第1話「逃げる女」

 この秋で一斉にアニメが終わってしまって、どうしようかなーと思っていたのですが、せっかくなので、現在発売進行中のDVDを、毎週1話ずつ見ていくことにしました。

 よく考えたらハイビジョン購入後、DVDでアニメシリーズを買うのはこれが初めて。というわけで、美麗な画面、堪能しましたよ。いやーいいもんですな。デジタルプレーヤーだったらもっといいんだろうなあ。でも、今はダビング制限緩和の狭間の時期。買い時ではないので様子見です。

 それにしても、真下作品は、ハイビジョン制作はそれに見合った美麗さをちゃんと作ってくるので見事です。実際の放映版はやや画質が落ちているはずなので、DVDの方がシャープになってるはず…と聞きましたがそうなんでしょうか。字幕を入れるために、テレビ放映はやや画質を落とさなければいけない、ってことなんだけど。

 昨春の真下祭り3作品では、「.hack//Roots」>「スパイダーライダーズ」>「ツバサ・クロニクル」って感じだったけど。「エル・カザド」は放映版はどうだったんでしょうね。

 各キャラの顔見世、という感じだった第1話、こうして見返してみると、いや、やはりリリオが実にかわいい。いろいろ文句も言いましたけど、キャラアニメとしてはよくできてるんですよね。そのあたりはさすが新房組の金巻さん、という感じで。どんな人と組んでも真下味にしてしまうわれらが社長ですが、意外と組む人の個性に影響されることもあるのだなと。まあ、ストーリーの外枠を決めるのは脚本家ですからね。そういう意味では、このアニメ第2シーズンやって、いろいろ積み残しをちゃんと消化してほしいとは思うんですが、マジで。面白かっただけにね。

 ただ、今回見返して思ったのは、断片的な映像の積み重ね、という点では、予想以上に真下っぽかった第1話でありました。味わいぶかかったなあ。

 まあ、そんなわけで、次回以降は物理ネタにも言及しつつ。次回はDVD特典の副音声も。楽しみ楽しみ。 
posted by てんちょ at 01:59| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月29日

エル・カザド第26話「輝く女」

 みなさんお待たせいたしました。破雲泥さん、半年間、本当にお世話になりました。なんせ最終回ですから。居住まい正してきちんと見ないといけません。というわけで少し遅れました。申し訳ない。とか言ってる間にもうちの家族が「お菓子取って〜」とか言うてるし。ああもう、最終回ぐらい落ち着いて見させい!

 「MADLAX」では賛否両論の嵐となった最終回でしたが、今回はまあ、みんな

「言いたいことはいろいろあるけどまあ、いいや。とりあえず、いぇっさ!」

 って感じでしょうか(^^;

 いやあ、ここまでサワヤカに最終回を作られてしまうと、文句が言えません。ナディとエリスは新天地でらぶらぶ新生活、ブルーアイズはアミーゴタコスの統括部長に収まり、ローゼンバーグそっくりの新米をこき使ってる…って、だからここまでやったら同人誌がやることがなくなるってば!(^^;ブルーアイズ部長、ハマりすぎで爆笑してしまいましたよ。新米ローゼンバーグもいいコンビだし。例の名なしコンビ(笑)で最後を締める展開もなかなか職人的でいいです。これは予想外、ていうか、忘れてた!「えらい!」というエリスのボケに爆笑させていただきましたし。忘れてた…といえば忘れ去られている人が一人いるような気もしますが…ダグ!

 まあ、アレですよね。この最終回の展開を見ていると、要するにローゼンバーグは重要なキャラクターではなかったんだと。二人の旅こそが大事だったんだと。そういうわけね。まあ、それはそれでうまい繕い方ではあるのですが。じゃあ、EDの仮面男は結局何なんだ〜とか思ってみたり(笑)

 ていうか続編作る気満々にも見えるんですけど(笑)あー続きが見たいっ!ていう感じの終わり方ですから。とにかくいさぎよくスパッと終わらせることが多い真下作品では、本当に珍しい終幕。なんせ、本編では子連れ狼できなかったリリオが必殺技を覚える、という展開に「いろいろやり残した感があるんだなあ」としみじみ。いや、見たいよリリオのブーメラン。リカルドとの連携プレーはなかなか見ごたえがあるんじゃないだろうか。

 結局、「魔女」がなんだったのか、も宙ぶらりんのままだし。ミレイユ議長がこのまま出てこなくなるのもなんか納得いかないし、それよりも何よりも、第1話でほのめかされた熱力学第二の法則を回避する方法をちゃんと語ってほしい!と思いますですよ。ええ、まあ、仮説はあるので、冬コミで存分に語ろうとは思っております。その鍵は分子生物学…と思っていたんだけど、どうやらもっといい方法がある模様。情報理論、というのが最近つかんだ答え。科学本マニアの人はもうこれだけで分かってしまったかな。冬コミに向けて予習よろしく。出版社は早川書房です。そこ、ポールさん、また量子論か…とか言わない!(^^:
posted by てんちょ at 23:59| 大阪 ☔| Comment(6) | TrackBack(3) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月21日

エル・カザド第25話「聖なる女」

 祝!ミレイユ議長顔見世!というわけで今週もありがとうございました、破雲泥さん。ベリーショートヘアーとはちょい意外でございました。しかしまあ、カリスマキャラという点では大正解でしたね。

 リリオをどういう風に使うか、という点でも注目していたんですが、ああいう風に来たか。要するに、魔女の血脈は一般人の中に散らばって無数に存在している。んで、血の濃淡や系統によって使える能力は違っていて、ある機会がなくては発動しないと。

 リリオは他の魔女からの力や言葉をラジオのように受信できる寄り代的役割を持った「魔女」なんでしょうね。だからふだんは言葉を発することがないのか。

 まあ、今回に関しては、ミレイユ議長が見られただけで結構満足なんですが、ストーリー的には今回でほぼ終わりか。来週はエピローグ的エピソードのようだし。まあ、そこで何らかの種あかしがないとは言えませんが、作品世界の構造に関しては、少々浅めだったなあ、とやや不満。このあたりは、新房組の鶴巻氏の特性でしょうか。シュナイダー博士の死に関しても驚きがない、ローゼンバーグは何がしたかったのかわからない。結局エリスとナディの間にブルーアイズが割り込む形で収拾が図られるという泥沼的展開には爆笑しましたが。どうすんだよ、この先修羅場か(^^;

 確かに「ぱにぽに」でおなじみ新房組ですから、会話の面白さは手馴れたもの。ただ、ストーリーはほとんどカラッポなんですねえ。ローゼンバーグなんて、結局なんだったの、という感じ。
 ほとんど具体的なことを言っていないのにとんでもないものを感じさせたフライデーのすごさとは比較にもならない。まあ、一世一代のハマリ役、と言っていい江原兄の超怪演も重要ですが。このあたりは、バカ正直なまでにとことん真下流に振り回される道を選んだ黒田氏の方が結果として面白いものができている気がする。実際、いまふたりが組んでいる「スパイダーライダーズ」は、とんでもないところまで行ってしまいましたし。ここまで来るともはや子供向けではないね。

 ただ、何度も繰り返しておりますが、純粋に娯楽的な意味で見ている間ずっと理屈ぬきで楽しめたという点で、真下作品、特に「銃と少女3部作」としてはかなり画期的でした。結果としてやや内容が薄くなってしまったとしても、それはそれ。毎週ゲストスターとして真下番声優が続々登場する展開は楽しかったし。あ、これは北山さんの手柄か。こういうお祭りを仕掛けるのは本当にうまいですね。

 まあ、内容の総括については次回に繰り越しますが、全体としては熱力学よりは、分子生物学で読み解いた方が面白い感じになったかな。うちの名物の理系的読み解きについては、次回ちょっとだけお披露目予定。ストーリーがスカスカなぶん、好き勝手に読み解ける余地は残ったともいえます。「MADLAX」のように「こうとしか読めない」という感じの絶対的な「解」はなさそうですけどね。まあ、みなさん期待してると思うので、そのあたりは次回、乞うご期待。
posted by てんちょ at 01:08| 大阪 ☀| Comment(3) | TrackBack(3) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月15日

エル・カザド第24話「逝く男」

 残暑厳しい中、今週もありがとうございます、破雲泥さま。

 というわけで本当、クライマックスですよ。今回はいやいや引っ張りますねえ。たぶん、いろいろと曖昧なまま残ると思うので、そのあたりは2周目で点検することにして。というわけで、まだDVDは見てません。結構楽しそうなんだけどねえ。

 「逝く男」ってことで、早い段階から米英のBillさんたちのサイトでは、「リカルドが死んでしまう!」と騒いでいたわけですが。死ななくてよかったですねえ、Billさん。ていうか、LAが死ぬとは思わなかったよ。毎回、一番の人気キャラを殺してしまうこのシリーズなわけですが(笑)、なにもこんなところまで忠実にやらんでも。

 うちの嘱託絵師のつなさんが打撃を受けてますよ(^^;

 おそらくは、これまでの展開から見ても、梶浦由記嬢の一番のお気に入りキャラは、またまたLAだったんだろうなあ。これまたお約束なのですが(^^;

 リカルドがメチャクチャかっこよかったのはせめてものなぐさめ。リリオに関しては、子連れ狼的展開を期待していたので、こういう筋立てとなったのはやや残念ですけどね。でも、ああ、やっぱりという感じで、真下らしいとは思いますけど。

 ローゼンバーグが「私こそこの物語の作者=真下耕一である」という展開を見せたのはちょっと意外でしたが、必ずしもメタフィクション的にそれに寄りかかるわけでもなくて、話の主旋律はさらに先に。もはやどうなるのか見当も付きませんが、まあ、見届けることにいたしますよ。とにかく理屈ぬきに面白い、という点で、前2作とは別の意味で評価できると思いますし。

 それにしてもマクスウェルの悪魔ネタ、もう少し真面目にやってください(^^;まー不真面目に終わったらこっちで勝手にこねくりますけど。

 それはさておき。実は本日、京都文化博物館で開催中の「ナスカ展」見てきました。ウイニャイマルカの最終到達地点がちょうどこのへん、ペルーあたりのはずですね。ペルーの地上絵は出てこなかったと思うけど、展示物を見ていて思ったのが、古代のアンデス文明が予想以上に「明るい茶色」を基調としているということでした。土器なんか特にそうなんだけど、そこに、中間色ぎみの紫とか青とか乗せていく。
 今回の作品は真下にしてはえらくくすんでるなあと思っていたんですが、いやあ、そういうことでしたか。インカの色に合わせていたのね。これはこれで新発見。なんか得した気分。
posted by てんちょ at 01:49| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(3) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月09日

エル・カザド第23話「惑う女」

 いよいよ残り少なくなってきました。今回も破雲泥さんに感謝です。なんだかさびしいですよ〜まあ気を取り直して行きましょうか。今回はコミックやらCDやらザラザラ関連商品が続出するみたいですしね。お祭りプロデューサー、北山さんならではですね。ありがたやありがたや。

 さて、とはいうものの、ここまで最終盤だというのに、ぜんぜんストーリーは進んでおりません。たぶん、次回が今回の物語の「答え合わせ」回なのですよね。というわけで今回は、どっちかというと、レズ強化テコ入れ回(あれ?)

 まあ、こういう部分も含めて社長の持ち味と思ってますんで、そこは拙速に罵倒するのは避けたいと思います。あくまで、最終回まで見たうえで判断するのが真下アニメですからね。たぶん最終回まで見てもよくわかんないんだとは思うけど、それも含めての真下アニメだ!たぶん(笑)

 今回の予想外の収穫は、ミレイユ議長のご尊顔を始めてチラッと拝見できたことでしょうか。どちらかというとアルテナ顔だった気が。ミレイユ議長との対決はあるのかどうか、その部分も含めて、最終回へ向けて要注目です。

 予想外といえば魔女の力に混乱したエリスがLAと駆け落ちしようとしたことで(^^;おいおい、いくら混乱したからってそれはなかろうにと思ってしまいましたよ。いままでさまざまな爆笑なイタいストーカー行為を続けてきたLAではありますが、レズな恋路の鞘当てのダシに使われては、いくらなんでも気の毒。初めてLAがかわいそうと思ってしまいました。ほかにもローゼンバーグのブレスレットとか、いろいろな爆弾を抱えているLA。うーん、新世界の神じゃないんだから、彼にはあんまり重くなってほしくないなあ。せめてお笑い役として職責をまっとうしてほしいものです。

 さて次回はついにシュナイダー博士殺害の謎が明かされることに。「逝く男」とは果たしてリカルドなのか、シュナイダー博士なのか?
posted by てんちょ at 01:03| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(2) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月01日

エル・カザド第22話「目覚める女」

 えーと。天気が名古屋のまま変わらないなあ(^^;さすがに今日から変わったかな。

 大阪に転居したその日に、ドンピシャDVDを送付してくれる破雲泥さんのきめ細やかさに感謝。毎週ありがたいです。

 それにしても今週は、ほとんど断片状態で、ああ、これが本来の真下流演出なんだとしみじみ。それでもわけがわからないことを一種の畏怖すべき勢いとして見せ切ってくれるのがこの異才のすごいところ。さすがです、社長。

 先週、今週と相変わらず動物を追っかけているエリス&ナディには「わくわく動物ランド」の称号を送りたくなるんですが(オイ)まあ、今回のピューマはなかなか重量感があってそれなりに怖さが感じられるできばえだったんで良しとしましょうか。

 それよりは、ブルーアイズさんが今週は拷問されなかったことの方が不満かな(オイ)

 本日のスペシャルゲストキャラでは、野沢那智が謎の老人をやってます。本当、声の面では信じられないほど豪華な顔ぶれになってきましたね。これも北山さんの人徳と手腕の賜物でしょうか。予算的に大丈夫かと心配になるんですけど(^^:それにしても、あのアラン・ドロン声優さんも、老紳士をやって違和感のない年齢になってしまったんだなあ、しみじみ。

 ようやく各キャラの伏せカードが生きてきて、「わけのわからないままに進んでいく」真下流が台頭してきた感じ。まあ、今までもこれはこれで楽しかったんで、まあいいんですけどね。こういう真下もアリなんだなあとしみじみ。しかし、前衛してナンボなところもある真下演出ですから、ここからが本番。そろそろメモと鉛筆が必要かな。来週が楽しみ。
posted by てんちょ at 01:05| 大阪 ☁| Comment(5) | TrackBack(2) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月24日

エル・カザド第21話「羽ばたく女」

 というわけで夏コミではお世話になりました。破雲泥さん。エル・カザド本も2冊ばかり購入しましたが、結構キツい内容で、「うれしいんだかうれしくないんだかよくわからない」(破雲泥さん評)でありますよ。ぷろとん先生のギャグは面白かったけどね。しかし、商業誌とぜんぜん違う絵柄でびっくり。

 それはさておき、第21話。ミレイユ議長はわれわれの予想を超えておっかないお人であるようで。今回もいきなりルーレット盤に張り付けにされているブルーアイズさん。なんだか毎回、ブルーアイズさんのSMショーみたいな展開になりつつあるんですけど(^^;それにしても、毎回無駄にシチュエーションが凝ってるプレイなのは何故(笑)ひょっとしてミレイユ議長、霧香にああいうことやりたかったんでしょうか(違)

 ブルーアイズを中心にした今回のストーリー。エリスをつかまえることに逡巡してたブルーアイズはなんでなのか。ナディに情がうつったものと思っていたんですが、別にそういうわけではないらしい。ナディ抹殺命令が出たら、別にためらわずにあっさり実行しにかかりましたからね。

 ただ、それであっさりナディが殺されては話が終わってしまうので(笑)どうなることかと見ていたら、ことあるごとにエリスがぴょこぴょこ顔を出して妨害するというシチュエーションですか(^^;
 ほとんど「志村〜後ろ!後ろ!」というノリですね。ほとんど見たことないけど(笑)まあ、そういうノリが含み込まれるのがこのアニメの特徴なわけで。

 暗殺されそうになってるというのに、エリスとナディはコンドル狩り…って、なんだそのマヌケなシチュエイションは(^^;

 まあ、すっかりらぶらぶなんですけどね、エリス&ナディ。だから、それじゃ同人誌にやることなくなるってば(笑)。

 まあ、それでも、ブルーアイズさんの「決意」はなかなかかっちょ良い。今後の逃避行に期待ですね。毎週捕まって、冒頭で拷問されてたりして。

 うーむ。とうとう21話か。これ、本当に熱力学出てくるんですか?真下社長(^^;
posted by てんちょ at 19:18| 🌁| Comment(2) | TrackBack(2) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月16日

エル・カザド第20話「囚われた女」

 ようやっとメドがついたのでご報告。何度も申し上げておりますが念のため。明日は参加しません。ごめんなさい。

8/19日曜日東地区ル18a「みすずGX」
にてお待ちしております。
今回は本当に時間がなかったので、「MP9.5」は薄い薄い小冊子。申し訳ない。それでもノリはいつもと一緒ですけどね。それにしても自分で表紙作ると凝ってる時間がなくなって…破雲泥さんすいません。

「MP9.5」100円
「萌え墓時代2」300円

以上のみの販売とさせていただきます。余裕があったら、「MP9」を残部を持っていくかもしれません。

 それはそうとして、今週の「エル・カザド」。今週も感謝です〜破雲泥さん。

 30分かけてLAとナディが痴話ゲンカ(笑)いやあ、レズアニメったって、先週の今週でここまでやりますか。ここまでやられたらもはや同人誌にやることがない。

 それにしてもLAはある意味究極のキャラですな。このアニメ、本気でLAで持ってる気がしてきた。

(17日追記)

 ストーカーも真下作品のトレードマークではあるけれど、それにしてもここまで開き直ったストーカーも珍しい。クロエもリメルダも「ちょっとイッちゃった恋愛バカ」というレベルでしたけど、LAはどうみてもただの犯罪者です(^^;

 最後は怒ったエリスから「半径100メートル以内立ち入り禁止」を申し渡されてガックリ肩を落として退場…まあここまで行ってしまうとちょいと気の毒ではあるのですが。

 とにかくLAは過去のストーカーたちよりは行動が早いですよね。だって先週の今週だもん。どうやら、LAが割り込むことによって、エリスとナディの関係が燃え上がる…という感じではある。そこがLAのかわいそうな子めいたところではありますが。チャンピオンREDのコミック版でLAが登場しないのはどうにも残念。出ていればLAが一番エロいキャラなのは明白なんですけど。

 さーて、一日遅れましたけど、私も明日(18日)からコミケ参加します。お会いできる皆さん、よろしくお願いいたします。本日参加できないのは実に残念なんですが。いいエル・カザド本があったらもってきて見せてください。ではでは(^^;
posted by てんちょ at 23:59| 🌁| Comment(8) | TrackBack(2) | エル・カザド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする