2007年07月11日

.hack//G.U.Returner

 ゲーム3巻購入者特典、いつまでも届かないので問い合わせようかと思っていたらやっと届きました。まあ、週2本やってるのにそれと平行だから遅れるのも無理はない(^^;

 hackgu1.JPG

 まだ見てませんが。なんせ、ゲームにうんざりして2巻目終わったところで止まってるもので。まあ、しばしお待ちを。

hackgu2.JPG

 ただ、今回はやっつけ仕事だった前回と違って、ちゃんとした内容のよう。そういう意味では真下らしい中身になりそうで、楽しみです。
posted by てんちょ at 14:47| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月16日

「.hack//G.U.Vol.2君思フ声」ルポ1

 えーバタバタして公約通りになかなかいきませんが。ようやく現状報告させていただきます。なんせ今秋のアニメが予想以上にみんな出来がよかったのが予想外というか何というか。しかしまあ、ぼちぼちやってますのでさっそく参りましょう。

 警告!このリポートは、アニメ版.hack//Roots視聴者でなおかつゲームをするつもりはない人のために、同時進行で内容を紹介するものです。著しくネタバレしています。ご注意ください。

 まずは、Vol.1について簡単におさらい。
 レベル1でR:2の世界に放り出されたハセヲ君でしたが、アニメの最終盤でも軽く触れられているとおり、ガスパーとシラバスの導きでギルド「カナード」のマスターとなり、少しずつ更生していきます。なぜか志乃とよく似たPCのアトリがハセヲ君に近づいてきて、うっとうしい子犬のようにまとわりつきはじめます。なにか目的があるのか…とも思いますが、腹黒さ全開の志乃と違い、宗教トランスいっちゃってます系のボケキャラであるアトリは、「この罪深い人を私が救わなきゃ」と使命感に燃えているらしい(笑)ハセヲ、ご愁傷様。その一方で八咫も動き出し、ダミーサークルギルド「レイブン」への引き込みに成功。ようやくハセヲ君は自らのモルガナ因子、スケイスの発動に成功したのでした。あー長かった。やれやれ。
 そして、宿敵・トライエッジを苦労の末、ようやく倒したハセヲ君でしたが…トライエッジは何も語らず、ただ崩れていくのでした。

 とまあ、ここまでが前回。トライエッジに拘束されていたアトリを助け出し、ようやくレイブン本部に戻ったハセヲたちでしたが、なんと全員ログアウトできなくなっていることに気付くのでした!

 えぇぇぇぇ!

 何て大規模なSIGNのパクりだ(オイ)アニメ版最終回で登場した自律性を持つウイルス「AIDA」が原因であると断定した八咫は、他ギルドの協力も仰ぎながらフィールドに潜伏するAIDAの狩り出しを指示。現場に向かうハセヲたちでしたが、そこで暴れていたのはモンスターではなく、自暴自棄になったPKたちでした…やむを得ず戦いに挑むハセヲたちでしたが、自分たちがユーザーとしての肉体から切り離されている以上、ここで闘って死んだ場合、待っているのは本当の死なのかもしれないことに気付き戦慄するのでした。

 ようやくAIDAを駆除したハセヲ君でしたが、ダンジョン最深部で出会ったのは意外にもオーヴァン。オーヴァンは、八咫がすべてを承知のうえで「実験」としてリアルと「the World」の切り離しを黙認した可能性を指摘します。

 アツいハセヲ君はすっ飛んで帰って八咫を詰問しますが、当然ヘタレごときの難詰に動揺するような男ではありません。「確証がなかったから調べていただけだ」とか空とぼけられますが、オーヴァンが指摘した「ファイル移動」による解決には渋々ながらも同意。ようやくログアウトすることに成功したハセヲ君でした。

 しかし、一件落着とはいきません。実は、AIDAに犯されたアトリの腕は一部崩れかけていたのですが、ログアウトした後でも、痛みが消えないというのです…

(とりあえず、まずここまで。本日プレイするのでもう少し後ほど足します)

 翌日追記。

 すみません、結局ズルズルやってしまいました(^^;

 現在まだプレイ時間8時間ほどですが、「衝撃の真実」は出てきませんなー本当にあるのか?そんなの。ともかく今回は、バトルが少なく、ひたすらムービーで見せ続ける展開。ゲームである必要あるのかね…

 アトリは、医者の診断を受けた結果、巷を騒がせている「ドール症候群」に似た症状であると判定されてしまいます。この「ドール症候群」は真下担当パートのニュース部で描写されており、サルバドール相原が追いかけているネット利用者特有の謎の病。ネットウイルスが現実に蔓延しているというのか…不安がるアトリをうまく励ましきれず、「病人は寝てろ!」と逆ギレして追い返してしまいます。

 そんなわけで煮詰まったハセヲ君に

「真実を知りたくはないか?」

 と撒き餌的メール(笑)を配布してくるオーヴァン。こうなると無視しきれずにのこのこ出かけてしまうのがハセヲ君なわけでして(^^;

 とはいえ、今度こそ衝撃の真実が明かされるのか、と思いきや、あいかわらずあいまいな肩透かし。さすがにハセヲ君も「いい加減にしろ」とキレますが、人心掌握に長けたオーヴァンはそんなことで動じません。

 「原因のおおもとはAIDAなんだ。真実を知るためには、モルガナの八相をすべて集める必要がある。そのとき、トライエッジもそれに引かれて現れる」

 なるほどねーハセヲ君が調達してみんなあつめてくれたところで、あなたが一網打尽にやっつければ楽ちんですもんね。アウラ復活のために前回は仲間と駆け回ったカイト君ですが、今回は向こうに走りまわさせると。考えましたね。

 さすがにパシリ要員・ハセヲ君もここまでくると「あんたの口車に乗るか」とタンカを切りますが、残念ながら事実をすべて押さえているのはハセヲではなくオーヴァン。というわけで、今回もやっぱりパシリさせられることになるのでした(笑)
posted by てんちょ at 22:20| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月29日

.hack//Roots第25話「Truth」第26話「Determination」

 昨日から、第24話のアクセス数がエライことになっておりまして、困りました。まあ、あの内容だからなあ。確かに他人の意見が聞きまくりたくなるわけで。それはよく理解しているんですが。みなさん。名古屋は放映が1日遅いんですよ(−−;

 というわけでお待たせしました。昨日、帰宅後に待ちかねて見たのですが、うーん。こう来たか。真下信者の私でもこれは参りました。確かに真下の興味の対象である「青春群像劇」という点でいえば、ある一定の完結性は獲得している。しかも当初に危惧されたようなデッドエンドとはならず、各人がそれなりの目標と前向きな希望を胸に次のステージへと進むことができたことは、結末直前の陰惨さからは驚くべき急展開。こういう力技の演出をさせたら、真下の右に出る者はいませんよね。本当、お見事です。

 ただし、本編中で振りまかれた膨大な謎の数々は一切解明されず。ワイズマンが「オーヴァンの左手の拘束を開封しようとしたシーンの映像」を見せてくれたのですが、結局肝心のところはぜんぜん映っておりませんでした(^^;

 フィロとオーヴァンの密談シーンでは、志乃の未帰還者化の責任がオーヴァンにあるかもしれないことが示唆されます。まあ、普通に考えれば、オーヴァン=カイト=トライエッジで、普段は拘束具で封印している…ということになるわけだけど。残念ながらそれは話が通らない。だってオーヴァンは以前にトライエッジと闘っているんですから。

 そう単純な話ではないんでしょう。アウラの封印を解除したときに、本来アウラと一体の存在であるトライエッジを呼び寄せてしまうとかね。ハセヲ君にとってのスケイスが親和性を持つモルガナ因子であるのと同様、オーヴァンにとってのトライエッジはいわゆる「アウラ因子」とでもいうべきものなのかもしれません。ただし、「R:2」変更時の悪性変異の影響を受けて、かなり歪んで自律性を持った、非常に厄介な存在になってしまった、ということでしょうか。

 そして、フィロの退場。ハセヲに対してはガンで余命8カ月、と説明がなされたわけですが。これがどうも引っかかる。確かにそれを伝える役目が藤太に託されたとしたら。「それは重い」んだけど。だとしたら、藤太は別個にフィロのキャラで中身が別人らしき人とも会っている。あれは何なのか。普通に考えればフィロの遺族で、別れを言いに来たということになるんだけど。ところがフィロは以前「一人暮らしだ」と言っている。もちろん別れた奥さんとか断絶した娘とかはいても不思議ではないんですけど。だとしたら当然語られるべきはずのことが何も語られない。ほとんど会話に意味がないんですよ。藤太と「フィロ´」は会って何かを話すことではなく、会うこと自体に意味があったと考えた方がいい。つまりフィロのキャラを使っていた者は何か、ということが重要になるわけで。

 つまり、藤太は何らかの「引継ぎ」をフィロから頼まれた。「フィロが調べていたことの続きは私がやります」ということで、フィロのキャラを使った未知のA氏と顔合わせをした、ということではないでしょうか。

 またしても飛躍した仮説(^^;もしそのA氏の正体が志乃だとしたら?トライエッジにキルされることでようやく外の世界に戻ることができた志乃が、コンタクトを取ってきたのだとしたら?志乃は志乃で、閉ざされた「R:2」の世界を、外側から調べているのだとしたら?

 何にしても、結論は、ない。すべてはあいまいなまま投げ出されてしまいます。やっぱり真下らしいけどねえ(^^;たぶん、今までで一番難解な結末かもしれない。さてどうしたものか。

 明らかにこの作品が単体で成立すると強弁するのは難しいですよね。

「これはゲーム買えってことか(怒)」

と腹を立てている方も多いことでしょう。いや弁解の言葉もございません。一般的な意味ではまったくその通りになりそうですから。「SIGN」がそうであったような自己完結性は残念ながらかなり後退している。その点では私の見立ては間違っていました。

 しかし、ですね。真下は自作パートのみでもそれなりの自己完結性を実現してしまう人ですから。ゲーム版のニュースサイトアニメ、そして最後の最後で全員プレゼントとされるはずの「アニメ版完結篇」だけをたどれば、それなりに一本筋の通った結論が得られそうな気もします。

 ひとまず、本日届いたゲーム版のVol.2をチェックしてみることとします。結局のところ「驚きの真実(笑)」とは何なのか。また来週あたりにご報告できればと思います。大したもんじゃない気もするけどね(^^;

 とりあえず、結論は「特典アニメディスク」でしょう…って、結局ゲーム3巻とも買うしかないんじゃないかー!(−−;
posted by てんちょ at 21:57| 🌁| Comment(6) | TrackBack(16) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月22日

.hack//Roots第24話「Confront」

 100人斬りを果たし、「死の恐怖」と呼ばれるようになったハセヲ…あれ、まだ最終回じゃないよね?おや、エンダーたちのところへPKKしに行ったぞ?なんとなんと、ゲーム版の領域に入ってしまいました。えーっ!

 まさかこういうことになろうとは。ゲーム版冒頭のOPムービーの裏側では、こんなことが起きていたのですね(^^;まさか聖堂シーンで、三郎君が潜んでいるとは思いませんでしたよ。ゲーム版ムービーではぜんぜん気付かなかったなあ。あんた、いつの間にハセヲのストーカーになった(笑)ハセヲの大立ち回りの裏側で、三郎がちょこまか動きまわり、タビーが悩みまくり、フィロが心配し、藤太が探りを入れる。

 もちろんアニメ単体でも楽しめますが、ゲーム版をプレイしている者としては、ようやくモトが取れた気分です。ゲームそのものがつまんなかっただけにね(笑)
 さすが真下。仕掛けてきましたねー。ゲーム版壊しにかかってるよこのお父さんは。いいぞーもっとやれ。

 しかしある意味、これでひと安心。ハセヲが「死の恐怖」と呼ばれるところそのもので終わっていたらそれこそ文字通りどんよりエンドなんですけど、ゲーム版の領分にある程度踏み込んだ上での結末だとしたら、ハセヲ君もある程度更生しているし(笑)なんかゲームの裏側にある衝撃の事実を明かして終わってくれそうな気が。

 ゲーム版の冒頭でも描かれていた今回の表層的なエピソードは、ハセヲが「死の恐怖」としての名を不動のものとし、エンダーのパーティをPKKし、月の樹とケンカしてアトリと遭遇、オーヴァンに乗せられて大聖堂に向かい、トライエッジにデータドレインされるまで。

 ですが。それをアニメ版キャラを主体に裏側から描いてみせることで、まったく別の意味を持つものに変えていってしまうのが真下一流の演出技。さすがですねえ。

 しかしこうなると、トライエッジは、オーヴァン=カイトの意のままに動く存在であるような気がしてきました。もともとそうなのか?いや、でも前回遭遇したとき闘ってたわけだし。前回で勝ってアウラに組み込まれたので自由に使えるようになった、ということなのかな?そうなるとハセヲをたきつけて意のままに操るオーヴァンの人心掌握能力は相変わらずすごい。まあ、ハセヲ君なんかとは格が違うわけですが。カイトだったころ、わずか14歳で、たくさんの大人を手足のように使ってみせたわけですからねえ。本当、おもしろいように転がされてるな、ハセヲ。

 ところで、タビー=アトリである可能性も指摘されてきましたが、今回でそれはなくなりましたね。え、アトリって誰だって?ゲーム版でハセヲ君に踏まれても踏まれてもけなげに三歩後をついていくDV被害妻兼電波ストーカー少女みたいなキャラです。これが志乃にそっくりなのです。性格以外は(笑)本当、ハセヲになんか一方的に言い寄ってまとわりついてるから、何か裏の意図がある黒キャラなんじゃないかと勘ぐりたくなるんですけど、今のところその兆候なし。タビーが姿を変えて…というのはあり得る話だったんですけど、アトリとの出会いであった今回のエピソードにタビーが登場しているということは、タビー=アトリではありません。

 しかしゲーム版にタビーは登場していないし、アトリは意味不明なままだし、あと2回、何が起きるのやら、目を離せません。次回は、2話一挙放映でフィニッシュなんですね。たぶん、一気に来るでしょう。楽しみ。

 それにしても、エンダーのPKKシーンは描かないし、アトリとの遭遇は人ごみの向こうにかくしてしまうし、あくまでゲーム版はなぞらず、別の話を構築してしまうあたり、さすが真下。人が悪いのは相変わらずですが(^^;
posted by てんちょ at 15:11| 🌁| Comment(2) | TrackBack(19) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月15日

.hack//Roots第23話「Trial」

 いよいよ残り少なくなってきました。謎は解かれつつあるような、そうでないような、微妙なさじ加減でいかにも真下らしく進んでおりますが、こういうのって、アニメだけ見ている人にとってはかなりストレスたまる展開なんですかね。まあ、そういう要素は「見ていればより楽しめるもの」として割り切っていただければいいんじゃないかと思いますが。

 前シリーズも、ゲーム版のエピソードも、知っていればそれはそれで楽しめるんですけどね。あ、くどいようだけど今回のゲームそのものは面白くありません。あくまでストーリーの話。で、アニメ版のストーリーに膨らみが増すというだけであって、基本ストーリーが変更されるわけではありませんし。まあ、真下は実に真下らしい前衛的なスタイルを堅持してますからねえ。そこを掘り下げていくためには、よりたくさんの手がかりがあった方が推理が進めやすいので。そういうわけで私は延々とこのシリーズに付き合っているわけですが。

 でも、前シリーズの経験から言うと、真下という人は、小説版とかコミック版はあんまり配慮しない人ですね。んで、今回は「読まなくてもいいか」とコミック・小説ともにパス。露骨に矛盾するデータを入れてくるわけでもないけど、だからといって重要な役割を果たすことはほとんどない。

 それだけに、今回の「碧」のエピソードは、真下らしくなくてちょっと驚いたんですけど、本当、小説ではどうなってるんでしょうね。ただ、このまま「碧」は出てこないんですか(^^;だとしたら、この放り出しっぷりは真下らしいといえるかもしれませんが(笑)

 さて、今回は完全にイカれたPKKと化したハセヲ君がPKたちの罠にはまるエピソード。罠…って、思いっきり相手を皆殺しにしてるので、罠になってないんですけどね(−−;自分が罠の言い出しっぺだと藤太に主張したのはボルドー。ゲーム版ではハセヲ君にイジメを仕掛けては返り討ちに遭ってる斬られ役ですが(笑)「今回は参加せず、あたしらのパーティだけでハセヲをつぶす」と言ってるエピソードは、ゲーム版冒頭のムービーで見ることができます。いや、見られたからって何がどうなるもんでもない、ただのお遊び的伏線ですが。

 むしろ本筋となるのは、「TaNのデータ無料貸与」を仕掛けてハセヲのモルガナ因子を覚醒させようとしたワイズマン。現在のHNは変換がしんどいし、もうめんどくさいから、そういうことで確定します(笑)。タビーが、どんどんミミルのキャラから離れているのと対照的に、どんどんと、あからさまなまでにワイズマンらしさを強めていく八咫。前シリーズではとうとう本筋で登場しなかった「.hackers」という言葉まで口にする。一般には都市伝説に毛が生えたもの程度にしかないカイト君たちの活躍を「事実」と断言できるのは参加者だけですからね。

 まあ、ハセヲ君の覚醒はゲーム版に持ち越されるので、待ってても無駄です。まあ、そんな大したものじゃないから、期待しないように(^^;ハセヲ君のモルガナ因子であるスケイスの再登場は懐かしかったけどねーなんだかんだ言って前シリーズのゲーム全4巻のボスキャラで一番強かったのは第一巻のスケイスでしたから。あー、でもこいつをオーヴァンに倒されるのか。ハセヲ、ご愁傷様。

 そうすると、アニメ版のクライマックスはまったく別のところに設定しなければならなくなるので、最後に真下が何を仕掛けてくるのかは、私にもわからない。そのあたりは、最後の楽しみですね。真下のことだから、絶対に何かやるはず。あ、断っておきますけど「すごいどんでん返し」とか「驚愕の新事実」とかじゃないと思いますんで(笑)念のため。たぶん、見終わった瞬間「???」となるような妙なものじゃないかと思います。

 結局、藤太には探り出せませんでしたが、フィロが心配しているのはもちろんワイズマンの方の動き。結局、この人もモルガナ因子のことをある程度知ってるということなのでしょうね。

 前回、ゲーム版の総評の時に申し上げましたが、実は志乃ではなくハセヲ君の方が未帰還者である可能性がある。「R:2」は未帰還者の意識が閉じ込められたエリアというわけ。だとしたら、未帰還者ではないPCがこのゲームの中に居続けることは結構危険かもしれない。それを防ぐには、八咫のようにデータをチマチマとチェックし続けるか、オーヴァンのように要所要所にしか姿を見せないようにするか、それともフィロのようにゴーグルをかぶらずなるべく音だけでプレイするか。この三人は少なくとも未帰還者ではない。ということは、それを押してやってくる動機を持つもの。前シリーズのメンバーなんだろうなあ、みんな。

 さて、タビーはというと、ヘンな家族コントに没頭したものの、結局破綻して一家離散(笑)なんか昔なつかしい「欽ドン」のコントみたいで、お互いにテレながらロールプレイしてましたからねえ。やはりRPGは照れてるうちはダメかと(^^;それが敗因かな(違う)

 あ、待てよ。でもこの「R:2」がCC社火災でゲーム内に取り残された未帰還者のために作られたエリアで、ログアウトしているつもりの現実が実は作り物の虚構だったとしたら…タビーが信じている「孤独な女子高生」としての現実も実は本当ではないということになる。だとしたら、タビー=ミミルである可能性もまだ残っているんですよ。あ、もちろん以前に触れた二人羽織説ってのもありますけどね(^^;
posted by てんちょ at 14:26| 🌁| Comment(7) | TrackBack(16) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月12日

.hack//G.U.Vol.1再誕

 本当に、長かった。ゲーム版第一巻、ようやく終了。半ばヤケでサブイベントまで全部完了させましたよ。総プレイ時間42時間、って、あんまりやりこんでいる方でもないのかな。サブイベント全部すっ飛ばしてクリアデータだけを目指すと最短25時間ぐらいで抜けられると聞いたけど。

 それにしても、伊藤さんはサブイベント脚本の作り込みが本当にうまかったんだなあと実感。何かいろいろと前シリーズのすごさを改めて痛感します。そういう第2弾というのはいかがなものか、とは思うんだけど。

 戦闘システムがひどい、と言われる.hackですが、私はゲーマーではないので、RPGの戦闘システムがどうあるべきなのか、よく知りませんし、あまり興味もありません。そもそも.hackはゲームファンよりはアニメファンのためのものでしょうし。ただ、今回の戦闘システムの方が前回より出来が悪いということだけはわかります。そもそも「属性」が今回は非常にわかりにくいし、戦闘方法・チームプレイのメリハリのつけ方も極めて不鮮明。とにかく属性は無視して力押しで押し切りましたよ。それでも何とかなったし、全部終わった時には天井のLV50まで届いてた。でも、やっている最中は、残念ながら苦痛しか感じなかったです。

 前回はファンタジー的な美術の中に「データドレイン」という極めてSF的なアイデアを盛り込んだ伊藤さんの発想の勝利だったと思うし、だからこそ全4巻の超大作を最後までやり切ることができたと思う。しかし今回は、ほとんどの設定をそのまま旧作から取り入れているし、新たに導入された設定は、むしろイメージをぼやかす結果に終わっている。

 アバターって、作品の核とはなり得てないですよね。少なくともデータードレインのようなガッチリした核じゃない。何がいいたいのかというと、そもそも相手を倒した、という達成感がぜんぜんない。なんとなく「ああ、戦闘が終了したのか」という感じで。前回は闘っているうちに自然に世界観がのみこめていく感じだったんだけど、今回は第1巻が終わった今になってもいまだに分からない。極端な言い方をすれば、でたらめにボタンを連打しているうちに、なんとなくクリアしてしまった感じ。そんなものがゲームと呼べますかね。

 CGは前回よりもキレイだという人が多いけど、それは当たり前。ていうか、前回から何年たってると思ってるの。むしろ限られた技術を駆使してあそこまで独自の世界を見せた前シリーズがすごくて、それに乗っかって技術革新したはずの今回が何もできていないのが驚きじゃないですかね。リアルなCG立体画像に「放射線」や「怒りマーク」のような二次元的記号を書き込むセンスというのが信じられない。それは、むしろ三次元キャラを「ゴム風船人形上に描かれた二次元画像」にしてしまう効果をもたらしてしまいます。

 これは今回夏コミの同人誌でも書いたことだけど、ニヒルでひねくれたチンピラ少年を主人公にする、というのは、アニメではあり得ても、プレイヤーの判断を必要とするゲームでは、何が正解なのか分からなくなってしまうという問題点がありますよね。モテモテ良い子のカイトに対するアンチテーゼとしてハセヲを持ち出してきたあたりは分かるけど、なぜ伊藤さんほどのベテランライターが時代錯誤なほど模範的な少年を主人公にしたのかは理解しておくべきでした。そもそもガスパー・シラバスという善良キャラを出して主人公を誘導しようとした段階で敗北。それじゃあ結局前回と同じです。不良少年の更生プログラムじゃないんだから。

 そもそも、今回、明確にストーリーと呼べるようなものはありません。チンピラ少年は相変わらず二人の策士の間で捨て駒としてウロウロしているばかり。

 プロデューサーの発言によると、一応、アニメ版とゲーム第1巻全体で大きな引っ掛けがあるそうです。引っ掛け、ねえ…なんかもう分かったような気がするのは私の気のせいですか(^^;「全体」というからには、「オーヴァンが実はカイトではない」とか、「旧シリーズのキャラは実は一人も出ていない」とか、そういう細かい話ではないですよね。

 少し前に触れましたが、要するに話は逆。未帰還者は実は志乃ではなくて、ハセヲたちのほう。ハセがログアウトしていると思っている現実もウソで、実際は「R:2」というソフトウェアの中に意識が閉じ込められている。トライエッジは実はワクチンソフトAIであり、PKされたものだけが現実に帰還できる。だから、実は志乃その状況を利用してようやく生還することができた。CC社がまったく訪れないのも道理。だれだって未帰還者になるリスクは犯したくない。

 一方、未帰還者ではないけれど、ある目的から危険を犯してログインしている者もいる。神を独占しようとするワイズマンと、もとのthe Worldを取り戻しアウラを復位させようとするカイト=オーヴァン。

 というところではないかな?妄想、と言ってましたけど、案外正解のような気がしてきた…

 まあ、結末を知るためには、プレイしないわけにはいかないんですよね。どんなにプレイ内容がつまらなくとも。そこが辛いところです。

 世界観そのものがよりしっかりと描けていて読み解く楽しみを与えてくれるのはむしろ真下の手によるニュースアニメのほう。メジャーなマスコミによるテレビニュースが、暗い未来世界を浮き彫りにしていく一方、実際に真相に迫っていくのはゲリラ型の独立ニュース。その描き分けがなかなか興味深いところです。

 メジャーニュースは、かっちりとしたニュースの定型のカット割りで、淡々と無感動に恐ろしい近未来の現実を描き出していきます。一方、サルバドール相原のゲリラマスコミは違法すれすれの突撃取材により、真実にじわじわと近づいていく。手持ちカメラのブレた映像を再現し、ニュースとしてはまったく八方破れでありながら、だからこそ大手にはすくい取れない「こぼれ落ちる真相」に迫ることができる。この対比が実にうまい。さすが真下、よくわかってるなあ。サルバドール相原役が、相棒・江原征士だというのも本当によく分かった配役です。

 おそらくは、ドール症候群=未帰還者ではなくて、ハセヲもドール症候群なんだと思う。それがどういうことなのかは…この先をプレイするしかないわけですよね。ああ、やれやれ。誰か私にセーブデータください、マジで(^^;
posted by てんちょ at 18:08| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月08日

.hack//Roots第22話「Bonds」

 えー1日休んでしまいました。本当なら「スパイダーライダーズ」をアップすべきところでしたが。例の子作り騒ぎで放送時間がずれてあえなく録画失敗!だから皇族なんてキライなんだっ!(^^;幸い衛星デジタルがありますので、月曜日に再挑戦の予定。今度はちゃんと録画できていますように。

 「あきらめなければ、結果オーライ!」
って、タビー、それ違うアニメですから(^^;つーか、真下作品で、楽屋オチが見られることになろうとは思いもしませんでしたよ。「スパイダーライダーズ」と両方見てる人なんて、我々真下信者ぐらいのものでしょう。

 今回は、ゲーム版第一巻とのリンク部分が多いエピソードでしたね。ゲームファンの人は喜んだのかな。でも、「SIGN」でヘルバやバルムンクが出たときほどエキサイトはしなかったなあ。「あー出た」って感じで。シラバスは、アニメ版の方が男前でしたね。これなら、もうちょい早くから見たかったかも。
 クーンがモルガナ因子を覚醒させてしまうのも今回だったんですね。で、パイはさっそく「兄ちゃん、自衛隊に入らへんか」と勧誘してるし。早すぎ(笑)

 一応、ゲーム版「GU」の第1巻、何とかクリアしました。苦痛で苦痛でしょうがなかったんで、よほどヒマなときに固めて少しずつやってたんだけど、第2巻が出る直前までギリギリかかってしまいました(^^;まあ、全体像については改めて別の日にまとめてコメントすることとして。とりあえず本日はエピソードにからむモルガナ因子についてのみ。

 一応、ネタバレなんでご注意を、って、ここまで注意深くアニメ見ている人ならある程度推測がつくことだし、それほど大したネタでもないので、それほど強く止めはしませんが(^^;

 やはり、私の推測は当たりだったようです。ゲームの付録であるターミナルディスクに多くの情報が含まれていました。そもそもモルガナ因子の探索を始めたのはCC社。アウラの失踪は「the World」のバージョン変更以前に発生しています。おそらくは前シリーズ完結の4年後、2014年末。それとともに神を失った世界はトラブルが頻発し、CC社は再び神を求めるようになります。ただし今度は完全に自分たちの言いなりになる機械神として…

 その結果立ち上げられたのが「プロジェクトGU」。前シリーズでカイトが倒したモルガナの8体の眷属をネット上から復元し、新たな人工神を作ろうというものでした。
 このプロジェクトの中心で活躍したのが、若干19歳の天才プログラマー天城丈太郎。ひょっとしてこれがワイズマンでは…と一時は色めき立ったんですが、計算が合いません(^^;そもそも、GUプロジェクトが失敗に終わったのにまだチマチマやってるのも変ですしね。

 そう、失敗だったのです。プロジェクトGUで抽出された8つの眷属プログラムは8人分のPC上に固定されたのですが、その後CC社の火災によりデータの大半が散逸。「R:2」版に引き継がれたものの、行方が分からなくなり、プロジェクトGUは解散しました。

 もうお分かりですね。ワイズマンがいまチマチマとやってる「因子保有者」を探す行為というのがこれにあたるわけです。地味で根気のいる作業ですねえ。超データヲタクのワイズマンでもなければ務まらん。CC社が放棄した「神降ろし」を成功させて神を独占しようってわけか。ワイズマンでもなければ思いつかんな、こんな誇大妄想的なプロジェクト。

 となると、やはりワイズマンに対立するオーヴァンは、アウラを隠し守りつつ逃げ回るカイトその人だと考えざるを得なさそうです。

 もしも、志乃がハセヲに渡した電話番号が偽ものだとしたら…ハセヲを誤解させ自分の望む方向へ突進させるために、「七尾志乃」なる無関係な意識不明者になりすましたのだとしたら…恋する女というものは本当におそろしい。ブラックローズ、あんなにもまっすぐな子だったのに(笑)

 あ、そうそう。今回「碧」さんは出てきませんでしたが。BTさんはもともと自分の好きな食べ物である「BRT(ベーコン・レタス・トマト)サンド」から自分の嫌いな食材である「レタス」を抜いたHNでした。もし、今回のハセヲを挑発するカイト君のプロジェクトにおいて、BTも参加しているとしたら…強烈に強くてイヤな奴を演じるBTは「自分の嫌いのもの=レタス=緑色=碧」という連想でこんなHNを付けた可能性はあるかもですね。

 それはそうと、肉球団。マジで野球ヘルメットかぶっていざ「プレイボール」って感じですね(^^;次回も活躍が楽しみだ。どうせなら野球やろう、野球!
posted by てんちょ at 22:12| 🌁| Comment(2) | TrackBack(17) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月01日

.hack//Roots第21話「Defeat」

 またまた新キャラ登場…今度は「殴られ屋の碧」ですか。三郎が新キャラで出てきたのかと思いきや、しっかり三郎残ってました(わーい)
 みなさんご指摘の通り、パイの「キャラを返せ」はハセヲと対戦させるためのエサでしたね。で、三郎はそのことをしっかり理解した上で「このキャラ返すー」と、パイにいやがらせ。やっぱこの人、いい味出してるわ。「腐った牛乳とヨーグルト」の例えもなかなかナイス。残り少なくなってきましたが、彼には今後も活躍してほしいところです。

 んで、新キャラの碧ですが、後半4分の1を切ったところでいきなり最強キャラとして出てくるとなると、ハセヲではありませんが

 「あんた、何者だ?」

 といいたくもなるというもの。まあ普通に考えれば、今までに退場したキャラの誰かか、旧シリーズの誰かということになるわけで。しかし、ハセヲ君以上に虚無的なキャラクター、誰だろう…
 と考えながら旧キャラのメンバーを見ていてまあ、似ているかな、と思ったのは「ガルデニア」ですかね。みなさん、覚えてますか。強いけど辛らつな皮肉屋で無口。まあ、今のところ証拠はゼロ。まったくの仮説だけど。
 それとも「SIGN」のBTか。性格的にはよく似てる。ただ、BT強くなかったからなあ(^^;

 それにしても碧もいいキャラです。着物に漆塗りのポックリ下駄というコスチュームがいかしてます。個人的には三郎君の方が好きですが。ちなみに碧がやってる「殴らせ屋」というのは、江戸時代の浪人もやってた「一文叩き」というやつですね。たぶん、碧はもっとぼったくってるとは思うが(笑)頭の上に紙風船を乗せて、子供に叩かせる。頭の上の風船を見事割れたら賞金、という、まあ縁日の遊びみたいなものだったようです。

 それにしても、トライエッジと闘っていたオーヴァンと同じログがあるということが、オーヴァンの闘いを目撃していた意味になるとは。てっきり、碧はオーヴァン=カイトの別キャラプレイかと思いましたよ。それならやたら強い理由もトライエッジに追いかけまわされる理由もわかるし。でも違うようで。となると、碧もアウラに何らかのゆかりを持っている、ということになるわけで…とりあえずBTということにしとくか(^^;

 碧と闘わせてハセヲのモルガナ因子を発動させようとする八咫でしたが、その目算はあっさりアテ外れに。ハセヲはまだまだ弱かった。不良少年が「オレもいっぱしのケンカ屋だ」とすごんでみても、プロのボクサーには一発でノックアウトされてしまうわけで。そのあたりのこっけいさがかなりくっきりと示されていたEDはなかなか不思議な味わいがありました。最近、妙にコメディづいてますねえ、真下。

 一方、タビーはというと、俵屋の助言に従ってギルドを立ち上げ。まあ、その方針は間違ってないと思うし、仲間がいる方が悩みも解決しやすいというのもよく分かる。で、チーム名は「肉球団」…(^^;俵屋も引いてますが、まあ、ご指摘通り、確かにインパクトはあるわな。

 しっかし「アストロ球団」か…と思っていたら、次回予告で野球ヘルメット被って登場するタビーたち。おいおい、マジで野球すんのか?(^^;
posted by てんちょ at 14:40| 🌁| Comment(4) | TrackBack(18) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月28日

.hack//Roots第20話「Pursuit」

 どうもー広島から帰還しました。夜行バスをふたつ乗り継いだので眠いです。これから仕事なんだけど、その前にひとまず最大の懸案だけ片付けておきましょう。ええ、もう。帰宅してすぐ見ましたとも(^^;

 ハセヲの中に潜伏するモルガナ因子を巡る争奪戦、という色彩が一層強まってきました。オーヴァン=カイトも、八咫=直毘=ワイズマンも、結局ハセヲ君の中のモルガナ因子を無理やりでも覚醒させたいという点では目的を一にしています。それをどう使うかの部分では二人は大きく異なるんですけどね。とりあえず今はワイズマンに任せとけ、ってことなのか、オーヴァンはここんところ出てきませんが。そろそろ見たい。

 ちなみに、エンダー=パイが覚醒した当時のエピソードが今回出てきました。ゲーム版でのCGによる覚醒シーンはかなり演出がクサいので、真下がどう処理するか注目していたんですが、なるほど、さすが抑制されてる。いいんじゃないでしょうか。
 ただ、ちょいと気になるのは、キャラクターとしてのパイと自分自身が溶け合った、という意味のことを言ってますよね。ということは、モルガナ因子というものは、あくまでプレイヤー本人ではなくキャラクターに付属するものだということ。当たり前といえば当たり前ではありますが。

 じゃあ、エンダーにはモルガナ因子はなかったのか。たぶんそうなんでしょう。で、パイは未使用のキャラデータとして発見され、誰に使わせるか決めかねてそのまま放置されていたものと思われます。そしてTaNから夜逃げ(笑)する際、エンダーは仕方なくパイのキャラを使用。自分でモルガナ因子を発動する派目になった、というところでしょうか。この人、いったいワイズマンにどんな弱みを握られてるんだか。

 ここまでの展開からみて、この二人、ゲーム版で名乗っているようなCC社の社員ではありませんね。おそらくは前回、俵屋と再接触した際に、CC社にデータをちらつかせて潜り込んだんでしょう。CC社はほとんどこのゲームに関与することができないようですから、前回登場したあまりにもそれらしい「セキュリティソフト」も、八咫=直毘=ワイズマン自作のイミテーションプログラムである可能性が高い。まあ、社員というよりは、CC社の代わりにゲーム内部を監視している情報屋、ってところでしょうか。
 ゲーム版で「パイに面接された」と言ってたクーンは、騙されている可能性が高そうですね。それ、たぶんCC社じゃないから(笑)ゲーム内で会ったプレイヤーがそのまま面接するって、どんな家内制手工業だ(^^;酒屋のバイトじゃあるまいし。

 それにしても残念なのは、今回、三郎君がハセヲにやられてしまったこと。しかもかなりあっさりと。三郎は今シリーズ後半でも屈指の魅力的なキャラクターだったので、この先の展開が気になります。まあ、ゲームですからPK=死ではないんだけど、キャラデータを返せとパイに言われていたから、もう出てこないんだろうなあ。残念。また別のキャラで出てくるんでしょうか。

 そろそろ結末が近づいてきましたが(それでもまだ6話もある!)、おそらくは、オーヴァンがある程度の目的を明かした上で、ゲーム版に引き継ぐことになるものと思われます。

 気になるのはタビーの行方。ゲーム版に出てないからねえ。別キャラとして出てくるのか。ミミルとの関係は本当にないのか、注目しましょう。

 それにしても、利用されていることがあまりにも明白な道化の主人公というのは哀れですね。アマゾンなどで若いユーザーのコメントを読むと

「ハセヲが文句なくかっこいい」

 って、えー、それ悪いけど、どういうセンス?と困惑してしまいます。まあ、沈滞した今の世相を反映したキャラだとは思いますけどね。
posted by てんちょ at 16:08| 🌁| Comment(2) | TrackBack(16) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月18日

.hack//Roots第19話「Violation」

 そういえば俵屋はどうしたんだろう、と無限さんと話していたら、ひょっこり帰還。もちろんこれはわれわれの声をスタッフが聞きつけて…というわけではありません。そんなこと考えだしたらいよいよヤバい。そもそも時間的に間に合わないよ(^^;

 じゃあどういうことなのかというと、どうも今シリーズの真下の演出は、視聴者の推理を意図的に誘導していく傾向がある。前回のエピソードで三郎がぜったいに俵屋ではないことを明確にして、となると「俵屋はどこへ行ったんだ」と自然に視聴者の意識は向いてくる。太白が絶対にベアではないことを示すと、じゃあフィロがそうなのかという気になるし。しかし、年齢的にはやや引っかかるところでそうあっさり答えは出ない。

 今回俵屋は、藤太、という新しい名前で再登場しています。前回の印象深い姿形からみれば、今回はやや印象薄め。まあ、アカウント停止を受けての再登場ですから、あまり目立ちたくはないに違いない。それでも、内面的キャラは変わりようもなく、結局それなりに大活躍してしまう。今回はそんな俵屋を中心にした番外編エピソード。

 ハセヲもタビーも登場せず、メインストーリーは動かないのですが、だからといって重要ではないわけでもない。むしろ、サイドエピソードだと思ってすっ飛ばすとえらい目にあう。それが真下演出の食えないところです。
 旧シリーズと違って、今回は本当に頻繁にキャラ変更が明示されています。はっきり示されている者だけでもこれで3人。となるとやはり、旧シリーズのメンバーが姿形を変えてまぎれこんでいると考えるのは自然なわけで。これもまた真下流の視聴者誘導でしょう。

 今回はまったくの「仮面舞踏会」状態。前回「SIGN」ではリアルの姿を推理することがひとつのテーマだったわけですが、今回は「以前のキャラ」を推理することがひとつのテーマとなります。

 旧シリーズからの参入者。複数いることはほぼ間違いないでしょう。ではそれは誰なのか、そもそも何人いるのか。真下はなかなかシッポをつかませてくれません。まあ、あまりあっさりバラしてしまうと、ゲームが成り立たなくなる、というのはあるんでしょうけどね。

 キャラクターボイス、というのは実はあまり重要な情報ではなくて。何しろあれから7年がすぎています。今回の俵屋がそうであるように、「思想」や「発言」を探っていくほうが、正解にたどり着きやすいような気がする。

 それで前回から、コミック版を足がかりに「志乃=ブラックローズ」を否定する方が現れたのは、少々とまどいました。ちょっと、そういう証拠集めのやり方は考えてもみませんでしたから。コミカライズ版というサブメディアでそこまで決定的な情報を漏らしたのだとすれば、ルール違反もいいところでしょう。

 でもそうではないと思います。たぶん、まだ隠し球があって、ここまでの展開は完全に覆されるはず。

 ひとつ、ちょっと大胆というかバカげたというか、飛躍した推理を書いておきます。ゲーム版Vol.1の最後の舞台となったロストグラウンド。Rootsでも何度か登場し、志乃が「私たちはこの壁からこちら側に閉じこめられているのではないか」という意味のことを言っています。

 ひょっとして、今回のゲームに登場する面々は、すべて未帰還者なのでは?サイバーコネクト本社火災の際にログインしていたプレイヤーはすべて未帰還者となり、そのことにすら気付かないまま、今もネットの中に残留し続けているのではないでしょうか。「the WorldU」とは、未帰還者の意識を活性化させておくために応急措置として作られた避難所であり、実はトライエッジによってPKされた者だけが、現実に帰還できているのだとしたら…

 つまり、日々プレイヤーたちがログアウトしていると思っている現実世界はお膳立てされた虚構の現実であり、本来のプレイヤーの経歴とは無関係だとしたら…「七尾志乃」という人物は実は存在しないことになります。

 まあ、今のところ完全な妄想ですけどね(^^;「SIGN」の時と違って、リアル世界がまったく登場しないところが、どうにも引っかかるところなのですよ。そのあたりは、まあ、おいおい明らかになっていくのでしょうけどね。
posted by てんちょ at 23:32| 🌁| Comment(5) | TrackBack(19) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月14日

.hack//Roots第18話「Limit」

 夏コミおつかれさまでしたー。私は3日目が参加できず残念無念。まあ、コピー代ぐらいは出たってとこですか、今回は。自分のブースがないとこんなものですかねぇ。冬コミこそは受かるとイイナ!とりあえず冬コミまでにリンちゃん(名古屋発謎のお墓萌えキャラ)の布教につとめよっと。

 さてさて。コミケ直前で見られずじまいだった「.hack」をチェック。今回は、いろいろと分かったことが多く、かなり目の前が開けてきた気分。とはいえ、新たな謎もいろいろと発生し、やっぱり全体としては手探り状態になってしまうのが真下アニメなんですが。ここを楽しめるかどうかで、かなり評価は変わってくると思います。私?私はもちろん信者(笑)ですから。

 何が驚いたって、とうとうハロルド・ヒューウィックが登場しました。前作を見た方ならご存じでしょうが、「the World」を独力で開発した天才プログラマー。もう消えたと思っていたのに、Ver.2でもちゃんと出てきました。ということは、やっぱり前シリーズをふまえないと理解できないんだろうなあ、今回も。

 そして、痛みの森の最深部でハロルドに出会った太白が
「あなたの娘のことは知らない」
と言っていた、ということは、太白=ベアでは絶対にない、ということですね。ベアはハロルドに出会ったことがあるんだし、「娘」と言われてアウラのことだと気付かないわけがない。たとえ声優さんが一緒だとしても(笑)

 一方、フィロは現在63歳と判明。うーん。難しいな。妻と子とも別れ一人暮らしであること、プレイスタイルがどうやら私が推理したそのままであるらしいこと。そのあたりは、かなりベアに近いんですけどね。7年前「SIGN」でのベアは、中年フリーライター、としか分からない。わずかに示されるイメージから40代とばかり思っていたのですが、よく考えたら、車の免許が取れるくらいの息子がいる、ということは結構な年ってこと。じゃあ、あのとき56歳?ミミルに年齢を言っていたような気もしますが、忘れてしまった(^^;

 それにしても三郎、面白いキャラですね。途中から出てきた割にはえらい存在感あって、ヘタレ君以下第1話からのメインキャラをことごとく喰いまくってます。おそらくはネカマ君なんでしょうが、そのへんを隠そうともしてないところが、なかなか面白い。結構読みは鋭いし、パイ=エンダーであることをあっさり見抜いてしまうのはなかなか。たぶん、俵屋ではないですね。この人、誰なんだろう?途中で消えた旅団メンバーの誰かかな。匂坂だったらのけぞりますよ。しかしまあ、旅団のメンバーにしてTaNのスパイだったんですよね、たぶん。

 一方、ハセヲ君はというと、今回もカラ回り。ゲームクリアは太白に先を越されたというのに、ハロルドとの謁見だけは果たすあたりは驚きですが。しかし生来のイラチで協調性のない性格が災いして、創造主にまでダメ出しされてしまいます。ああ(^^;どうにかしてくれ、このダメ野郎を。魅力のないキャラをプレイする苦痛さ、って、浜崎氏はわかってんのかな。

 それで、創造主から放逐されて帰還してみたら、あのEDの悪魔っぽいキャラに変身してしまっているハセヲ。ああ、だいたい先が見えてきました。

 一応、ゲーム版のネタバレなので、この先の話は、お知りになりたい方のみで。まあ、知ったところで何がどうなるもんでもない。あの苦痛でめんどくさいゲームをやる手間がはぶける程度なので、強くは止めません。

 前回も申し上げましたとおり、ハセヲ君が抱え込んでいる因子とは、「モルガナ因子」。モルガナとはアウラの母にして敵対神。前回のゲーム版でカイトたちが倒していたモルガナの眷属たちは、どういうわけか、ランダムなキャラクターに吸収されて眠っているらしい。で、ある程度の力量を備え覚醒すると、自分の使い魔のように闘いに使うことができるらしい。

 八咫=直毘=ワイズマンのねらいは、モルガナ因子をすべて探し出してかき集め、覚醒させてモルガナを復活させること。そして「the World」の新たな神として迎えること、と推理できます。だいたいの方向性は間違っていないでしょう。

 これに対して、オーヴァンの側は、アウラを守り抜き、アウラを復活させることが目的。そのためには、前回と同じこと、つまりいったんモルガナ因子を発動させてそれを倒していくこと、それによってアウラの力を取り戻していくことをねらっているようです。

 そういうわけで、八咫=直毘=ワイズマンとオーヴァン=カイトの利害は、現時点においてのみは一致するのでしょう。じゃあ、ハセヲ君は、どこかの時点でオーヴァンに倒されて用済みとなるわけですね。やっぱり捨石…

 えっ、トライエッジ?うーん、こいつはまだうまくはまらないですねえ。もうちょっと様子見、かな。
posted by てんちょ at 14:57| 🌁| Comment(8) | TrackBack(21) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月28日

.hack//Roots第17話「Painful Forest」

 やはり、フィロには何か裏の顔があるらしい。しかも、八咫はそのことを知らないらしい。オーヴァンには自分の正体を明かしたのに、八咫=直毘には明かしてなかったんですね。
 今回、オーヴァンとフィロの仲介者として、謎の黒服の少女の存在がほのめかされます。ひょっとしてアウラ?じゃあ、そもそも何で黒服なのか。まるでゴスロリ少女のようです。崩壊を始めた「the World」から旅立つにあたっての、アウラの「喪服」、という気がしましたが。

 じゃあ、アウラはどこにいるのか。案外、オーヴァンの腕の中かもしれない。そう思えてきました。今回、オーヴァンとトライエッジが戦うシーンが登場します。オーヴァンは驚いた表情ひとつ見せず「予想通り来たな」という感じで余裕たっぷり。笑みすら浮かべている。で、今回初めて腕の封印が解かれたわけですが…トライエッジは何らかのダメージを負ったようで、そのまま逃げてしまう。やはり、オーヴァンの腕とトライエッジはつながっていて、磁石に引かれる釘のように、吸い寄せられてくる。

 三郎が指摘している通り、トライエッジがPCではなくAIなのだとしたら、話は分かりやすくなります。そもそもアウラに腕輪を与えられることによってカイトのPCはアウラとつながったものとなりました。その後はカイトのPCとして使われていましたが、データドレインによって蓄積されたデータがAIとしての自立性を育てていき、ワイズマンがPCデータを盗み取ろうとしたことをきっかけに覚醒、独自に動くPCとして放たれてしまいました。トライエッジの覚醒は「the World」の「悪」の側面を増幅させ、プレイヤー誰もが多少の差はあれ「悪」というウイルスに感染してしまった…それが「the World」崩壊の顛末だったのではないでしょうか。

 つまり、現在の「the WorldU」でプレイすることは、半端でないぐらい危険なことだということになりますが…「悪」は魅力的でもあり、人をひきつける。そこでCC社はログイン管理を放棄し、廃園にチンピラたちがたむろするのを黙認している、と。チンピラから金とってるわけですから、こちらもシャレになんないぐらいワルですけどね。

 って、今のところあまり根拠はないですが。妄想半分ってとこで聞いてください。

 ただ、オーヴァンの中に入っているのがオリジナル版の腕輪というよりは、アウラ本体である可能性は結構高そうです。つまり、「アウラがどこかへ消えた」ことは、.hackersのメンバーだけは知っているわけですから。ことの元凶であるワイズマンは必死に探し回るはず。なんせデータ収集の妄者ですからね。

 要するにオーヴァン=カイトがキー・オブ・ザ・トワイライトを探し続けていたのは情報撹乱であり、自分もアウラの行き先を知らないのだとワイズマン=直毘に誤解させるための措置だったのではないでしょうか。

 じゃあ何でハセヲが必要なのか、というとこれはまだまだデータ不足なんですが…ゲーム版でネタバレなことを言います。イヤな方は次の一段落、まるまる飛ばしてください。…って、もともとゲーム版に大した興味深い話はないので、ネタバレ、という価値のあるほどのものはないですけどね。



 ゲーム版ではハセヲが「スケイス」なるものを操っております。ゲーム版ではそれについて何かオカルトっぽい解説をしておりますがそれはくだらないのでとりあえず無視して。スケイスがハセヲの中にいる、ということは、アウラのデータが何の因果かハセヲのPCの中にまぎれこんでしまったということ。そして、「the World」を修復するためには、ハセヲの中に眠るデータを使う必要があるのですが、そのためには、ハセヲが自分で自覚して相当にレベルを上げなきゃならない。まあ、ダウナーなハセヲをたきつけるためには相当な動機が必要。というわけで、志乃が捨て身の作戦。まあ、勝算あってのことでしょうけどね。愛のためには無茶もするもんだな、女というものは。

 ところで、タビーはというと、まだかなりのしょんぼり状態。で、改めておもったわけですが…
 志乃がトライエッジに倒された段階で、ミミルは手を引いちゃったんではないでしょうか。

 「もういいや。これ以上調べられることないし。後はそのPC、あんた一人で使っていいよ」

 とかね。お姉ちゃんにそう言われても、妹は途方にくれたことだろうなあ。そう考えると、タビーの性格が途中でえらくガラッと変わってしまった理由がつく…ってこれまた妄想の領域ですけどね(^^;
posted by てんちょ at 03:43| 🌁| Comment(0) | TrackBack(23) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月21日

.hack//Roots第16話「Resolution」

 ハセヲはダメPKKに向かってまっしぐら…途中に出てくる回想シーンと比較すると、つぶらな瞳だったのにすっかり三白眼になってしまってどんどんグレてます。まあ、もともと別に純真でもなんでもなくて、ただのチンピラですけどね。チンピラが年上の若妻に篭絡されて道を踏み外した、ってとこですか。やれやれ。

 それはそうと、

「フィロとは何者だ?」

って妙に冷静な声でつぶやく八咫=ワイズマン。なんか、直毘だったころにフィロと親しくしてたくせに気付かなかったの?オーヴァンがカイトである可能性も念頭になかったようだし…やはり「年の功」の差が出たのか?

 それとも八咫=ワイズマンではないんだろうか。そういう可能性も念頭に置かねばならないけど。ただ、情報に対する執着は尋常ではないし、山崎たくみ氏が声を担当しているというのは重大なヒントだという気がするので、とりあえず八咫=ワイズマン仮説はそのままにしておきたいですけどね。

 何しろ今回もフィロとパイ=エンダーが顔を合わせておりますが、フィロは「誰?」みたいな反応。まあ、エンダーとフィロが顔を合わせるシーンはなかったはずだから、もともとエンダーのことを知らなかった可能性もあるけど、ここは「PCが代わってしまったら、プレイヤーを同定する術はない」ことを示している場面だと解釈したい。本人が「オレは実は○○なんだ」とか告白しない限り、別人として対応するしかない。「ひょっとして、アンタ、○○じゃない?」とカマをかけることはできるけど、「え、何のこと?」とトボけられたら、詰め寄る証拠はない。

 たぶん、フィロ=ベアは、オーヴァン=カイトには自分の正体を明かしていたけど、直毘=ワイズマンには明かしていなかったものとみえます。カイトからワイズマンの裏切りの顛末を聞いて警戒していた、ということも考えられますが、そもそも直毘の正体を知らなかった、ということではないかな。カイトとベアは、案外、リアルでも交流があったりしてね。ベア、カイトとブラックローズの結婚式に出てたかもしれん(^^;

 なんか今回は、フィロのベアっぽいオヤジな説教をたっぷり拝聴することになりましたね。

「あきらめきれるかよ!」

と熱血なハセヲ君に

「それでも、あきらめろ!」

と重々しく語るフィロ。「命が大事」「安全第一」と、とことん「年の功」を感じさせる場面でしたね。まあ、ハセヲ君は、PCの見た目通りに、安っぽいチンケな若造なんでしょう。フィロの年長者ぶりは、八咫=ワイズマンの付け焼刃なそれとは違って、本当に人生の苦境を乗り越えてきた説得力を感じます。そのへんの「オヤジな説教」は、ベアの「オジさんのひとりごと」とよく似てるかも。

 結果としてフィロの説教は、よりハセヲをグレさせただけでしたが…一度家庭に失敗したベアとしては、いろいろと切なさを感じる場面であったことでしょう。「SIGN」でも、ログインしてきた別居中の息子に「車買ってくれよ」と無心される悲しい場面がありましたし。あれは、「SIGN」でも、司君の引きこもりぶり以上にイタい場面でありました。
 養子として引き取った司はいい娘に育ったのかな。まあ、あんな目にあったわけですから、二度とゲームなんぞにログインしたいと思わないかもしれませんけどね。
posted by てんちょ at 13:23| 🌁| Comment(2) | TrackBack(17) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月14日

.hack//Roots第15話「Pad」

 今回は意外にもタビーを中心とした番外篇的なエピソード。ストーリーの質感も本編とはまったく異なり、じんのひろあき脚本だったSIGNの第26話「Intermezzo」と似た手触り。番外篇だからといって、タビーのことがいくらかでも分かったかというとぜんぜん分からないのが真下らしいといえば真下らしいところではあるんですが(^^;

 冒頭、「the World」のログイン画面。背後に聞こえる声は男女2人。それに続くシーンは、タビーの回想シーン。そ、そうか!タビーは二人で動かしているキャラクターだったのか!それであんなに分裂した印象を受けるんだな。大人になったミミルが、弟と一緒にプレイしているんだろう。ううむ、さすが深いなあ。

 …勘違いでした(^^;

 冒頭の二人は男女ではなく、幼い兄弟。初めてログインしたカシミヤとウールのピンチに出会ったタビーが彼らのたった1日だけのログインに付き合うエピソードでした。

 あんなつなぎ方したらいくらなんでも勘違いするって。真下もタチが悪いなあ。あ、それとも、実はタビーが二人であることを暗示するためにあんな編集をしたのか?まさかね。

 ただ、タビーが姉妹の妹の方であることは分かった。まあ、例によってウソついてなければ、ですが。この場面はどっちかというとタビーにしてはウソくさくないので、信頼していい気もします。それで…今回のエピソードから思いついたことが一点。ひょっとして、タビーはミミルの妹なんじゃないだろうか?んで、ミミルが旧バージョンにログインするのを小さいころから見てマネしていたので、キャラ造形が似てしまったとか。もしそうだとしたら、タビーの重要度はかなり下がってしまうのですが。

 いろいろな意味で今回、「Intermezzo」とは共通点が多いのが興味深いところ。「Intermezzo」も、ゲームを続ける動機が見出せなかったミミルが、不思議なPCに出会って自分を取り戻すまでのエピソード。今回の「Pad」とは驚くほど共通点が多いのです。まあ今回は、カシミヤとウールは別に特別じゃないんですけどね。その背景にある「事情」を知ることによって、タビーがやる気を取り戻していく仕掛け。

 まあ、可能性がなくはないのかな。ひょっとして、タビーが二人プレイキャラであることを暗示しているのかもしれないし。それなら話がうまくつじつまが合うんですけど。でも、今回のゲーム版でそういうキャラはいるからなあ…あ、あれはひょっとすると一人プレイなのに二重人格なだけというやつか(^^;

 それにしても、今回はゲーム版のメインキャラの一人であるクーンが登場するというのに、ゲーム版とはまったく違うテンションの低いショボくれたキャラだったのにはびっくりしました。何か、今後もあんまりエピソードにからんできそうもない、重要度の低いゲストキャラ、という雰囲気で、なんとも意外。

 ちなみに今回、ゲーム版の「属性」のことが触れられていますが、今回は旧シリーズ版のゲームと違って「属性」の区別が非常にわかりにくく、属性対応のアイテムを使ってもそれほど明快な差が感じられない。で、面倒くさいからなるべく強い無属性の武器で力押ししてるんですけどね。こういうところも今回のゲームはダメ度が高い。

 前回も触れた真下のインタビューによると、今後は、志乃の代わりを務めようとタビーがハセヲの前に積極的に立つようになっていく、ということなんですが、そういう意味でも今回はタビーにテコ入れするカンフル剤エピソードだったのかな。まあ、次回は予告を見る限り、ハセヲのヘタレ面が復活しているので、どのように今後変わっていくか注目、というところでしょうか。

 うーん。それにしてもタビーって何者?真下が仕掛けた罠はかなり巧妙で、あせらずていねいにときほぐしていく必要がありそうですね。こと彼女に関しては予断は禁物だなあ。
posted by てんちょ at 12:38| 🌁| Comment(4) | TrackBack(25) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月07日

.hack//Roots第14話「Unreturner」

 「.hack」マガジンの最新号に真下のインタビューが掲載されているので目を通してみました。まあ、例によってはぐらかすようなしゃべり方ではありますが(笑)、

 「最近の若者はかわいそうだ。恋愛にしても、今はメールから始めなきゃならない。そこに含まれる情報が本当かどうかは分からないのに、それをとりあえず信じて行動するしかないんだから(うろ覚えの大意)」

 という意味のことを語っていました。やはり今回は「情報の吟味と選別」そして「情報の裏側に潜む別の顔」についての物語と言えそうです。さらに放送開始前にネットのインタビューで語っていたところによれば、

 「今回は、現実世界で居場所を見つけられなかった若者が、逃げてきたネットの世界でも居場所がないことを知るまでの物語だ(大意)」

ということです。やはりハセヲにとっては相当過酷な結果となりそうで、いいようにパシリとして使われて終わりなんですね。まあ、アニメはそれでいいけど、それをプレイヤーキャラとして動かすゲーム版は極めて苦痛。誰だ、こんな企画考えたやつは(−−;

 さて、そういうことはさておいて、アニメ版も転換点を超えた第14話。ハセヲはただひたすら落ち込んでダメっぷりを突き進んでおります。そういう主人公はさておいて、やはりいろいろなことを考えずにはおられないのが真下演出であります。

 ここ数回、「本当にタビー=ミミルなのか?」と疑問を感じ初めてしまった昨今なのですが。なんせオーヴァン=カイト、志乃=ブラックローズに比べれば、はるかに証拠が少ない。「にゃんですとお」というセリフが出たときは「決まった」と思ったもんでしたが、その後の行動がどうもミミルらしくない。

 むしろ直接証拠がないフィロ=ベアの方が行動原理や雰囲気からは実にしっくりくる。ベアは物書き商売ですから、あまり頻繁にコントローラーをいじることができない。ワープロを使いながら、キャラはじっと静止させておき、音声だけでアクセスしているんではないでしょうか。そうするとあの妙なプレイ方法にも納得がいく。

 そしてもう一点。どうやら旧シリーズのメンバーでも、お互いに気付かないまま再会している例があるようです。特に直毘=ワイズマンは、オーヴァン=カイトであることに気付いていないようだし。

 今回、「オーヴァンと志乃が初めて出会ったフィールド」なるものが登場します。これを見た時は一瞬「おや、わが仮説もこれまでか」と思ったんですが、どうもそうでもなさそう。というのは、トライエッジもまたここに登場しているからです。オーヴァンにとって思いの深い場所にトライエッジが出現するということは、かつてのプレイヤーであるカイトにとって関心の深い場所であるということ。でもオーヴァンが志乃と出会ったのはカイトのキャラをワイズマンに奪われた後なんだから…何らかの意味で今もオーヴァンとトライエッジはつながっているということになります。ひょっとすると、オーヴァンの左手の中に封じ込められた「腕輪」を通してなのかもしれません。

 こういう仮説はどうでしょう。

 カイトとブラックローズは一度結婚したもののすぐに破綻し別居。一人暮らしを始め、生活の糧を得る必要に迫られたブラックローズは看護婦の勉強を始める。前回、年齢的に言って志乃は研修医だろうと申し上げたんですが、前回のラストカットをもう一度見てみると、いちばんはっきりしている字は「看護」。ならば自然に看護婦と解釈してもいいかもしれない。一度主婦していた人間が社会人入学するというのはあり得る話ですからね。その後、二人ともほとんど連絡は取っていなかったけれど、フィロ=ベアの仲介で、新しい「the World」で再会する。それが、今回登場したフィールド。実社会では顔をあわせるのも難しい二人だけれど、カイト=オーヴァンは以前の理想郷としての「the World」の再建を夢見ているらしい。ならば、そのための手伝いをしよう。二人が出会ったここでなら、もう一度、やり直せるかもしれない…ブラックローズ=志乃はそう考えるのだった。

 まあ、そのためにはいろいろと犠牲となる人もいるわけで。今回、意味もなく神殿の「アウラの鎖」に切りつけていたハセヲはあまりにもイタくて泣けてきます。アイタタ…(^^;
posted by てんちょ at 22:10| 🌁| Comment(4) | TrackBack(26) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月02日

.hack//Roots第13話「Tragedy」

 ただいまー。夕方に帰国したのですが、なんだかんだで日をまたいでしまったのでした(^^;。どこへ行ってきたのかというと米はSFです。うーむ。SFというと何かわれわれSFファンには何か感慨深いんですが、特に意味はないですよ、ポールさん。まあ、そのへんのルポはまた日を改めて。

 んで、帰ってきてまずは真下ストックを消化しなければ、ってわけで、「.hack//Roots」と「ツバサ・クロニクル」をチェック。時差ボケも著しいんで、ちょっと短めになりますがご容赦を。「スパイダーライダーズ」はまた明日にでも。

 それにしてももう消されてしもうたかー志乃。えーまだ13話なんですが。まあ、そのへんは真下ですから、何か考えているんだろうと、こっちはこっちで勝手に解読を進めますよ。それこそが真下作品を見る最大の楽しみだしね。

 で、みなさんも驚いたと思いますが、私も驚きました。そ、そうだったのか!志乃=ブラック・ローズは研修医だったのね。それならレポートがあるのも道理だし、年齢的にもぴったり合致する。

「レポートがあるから先に落ちる」

という話を聞いたときは「またまた、この腹黒女はウソついて…」と思ったもんでしたが、ウソではなかったんですよ。この作品にはとことん驚かされる。まあ、普通は「レポート」と言ったらもっと若い年齢を想像しますわね。ハセヲにしたら、「なんだ、オレの手が届かないぐらい年上のお姉さんかと思ったら結構近いんだ。うまくいけば脈あるかな」なんてドキドキしてたとおもうんですが、そこも志乃の計略だってことに気付いてない色恋素人のヘタレ少年はなすすべもない。ウソをつかずに意識的に相手に誤解させるって、かなりタチが悪い。

 そして、大聖堂でのトライエッジによるPK。その瞬間をわざとあいまいに描くのがいかにも真下ですねえ。その一方で、倒される自分をしっかりといたいけな少年に見せつけ、ニヤリと笑みを浮かべる志乃の表情はあからさまなまでにはっきりと描いている。これは志乃の捨て身の策略なんでしょうか?それとも何かの勝算があっての作戦?

 ひとつぜひとも言っておきたいのは、トライエッジからのメールに涙を流すような感情は、ブラックローズ以外にはあり得ないということ。たとえそれが自分の夫その人と同一ではない昔の思い出の残滓であったとしても。それがどれほど特別な体験であったかは、前回のゲーム版を最後までプレイした人なら強くうなづいていただけるはずです。

 とりあえず志乃はどうしてもハセヲをトライエッジにかかわらせたかったものとみえます。そのためには、自分の身を捨ててもハセヲにはっきりとした動機を与えたかったんですね。もちろん、医者であり、かつては自分の弟も同じ目に遭った立場として、「未帰還」という状態がなんであるかということについてある程度の見当はつけていたはず。だからまるっきりの自暴自棄な突撃ではないと思うんだけど…相当に無茶であることは確かですよね。でもブラックローズならやると思う。夫=カイトを取り戻すためならば。そのためにヘタレ少年の純情が踏みにじられたとしても、なんとも思わないだろうなあ。…大人になったんだね、ブラックローズ。

 ところで一方のタビーはますますよくわからない。「志乃がいるからやめるわけにはいかない」と言っているんだけど、志乃のPKという事態に及んで初めてフィロのところに行く。これだけ特別な緊急事態が起きて初めて、ですよ。たぶん、タビー=ミミルはもう精神的に相当参ってたんだと思う。だから、本当ならなるべく顔をあわせるべきではない人のところに来た。

 「…ごめん、ベア。あたしもう限界。若い子ダマして情報収集って私に向いてないわ」

 といいたかったんだと思う。たぶん。まあ、志乃がいなくなったら、SIGNチームの情報収集も暗礁に乗り上げてしまうようですが。それにしても

「…ヘタレ」

 と去りゆくハセヲを横目でにらみつけるタビーの表情のすさまじいことといったら。絶対あれ高校生じゃないよな。
posted by てんちょ at 01:22| 🌁| Comment(2) | TrackBack(6) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月23日

.hack//Roots第12話「Breakup」

 直毘=八咫、エンダー=パイというキャラ変更があっさり登場。ゲーム版プレイ済みの人々の間で言われていたことですが、こうも早い段階であっさりと出るとは思いませんでした。個人的には直毘が八咫とイコールかどうかはあまり興味がなかったので「ああ、そう」という感じ。ただ、八咫とパイがサイバーコネクト社の一員であるというゲーム版の情報は、こうなるとウソである可能性が出てきましたね。直毘は明らかに社の人間ではないという口ぶりだったし。まあ、オーヴァンから引き出した情報を手みやげにサイバーコネクト社にもぐりこんだ可能性は残るけど。何にしてもこれほどゲーム版がつまらないんでは、ゲーム版とのキャラの交錯はどうでもよくなります。

 それよりはやはり前シリーズとのキャラの交錯の方がはるかに興味深い。本当に前回のゲーム版は傑作だったということでしょうね。キャラの一人一人の魅力が今回とは桁違いだし。やはり伊藤脚本はすごい。今回のゲームにすごいとフィーバーしている方は、即刻前シリーズをやるべし。物語のレベルが全然違いますから。新シリーズしか知らないのはあまりにももったいない。

 結局、前シリーズの3巨頭の中で残ったのは真下だけだったわけですから、真下だけが「わかっている」演出を続けているのも当然といえば当然かもしれません。「SIGN」とちょうど対称系になるように配置されたキャラクター群といい、前シリーズのキャラクターが透けて見えるように巧妙に配置された「謎」の演出といい、真下だけが本当に分かってますよね。「謎」がどれだけ見る者を引きつけるか知り尽くした手練れの演出です。アニメ版は一種「仮面劇」のパワーゲームとなっている。

 というわけで今回。なんだかオーヴァン=カイト、志乃=ブラックローズという私の推理にかなり補強材料が続々登場したような気が。そういう目で見るからそう感じるだけかもしれないけど、それにしてもよく適合している。オーヴァンの封印された左腕に超巨大データの大半が隠されているのだとすれば、それはカイトのデータドレインの腕輪と考えるのが自然。もちろんトライエッジも同じものを持っているわけですが、それはあくまでNPCの暴走データであり、腕輪もコピー。直毘=八咫=ワイズマンがオリジナルデータを探し求めた結果、オーヴァンの左腕に目をつけるのは当然のことです。

 そして志乃。オーヴァンがハセヲのごときヘタレ少年では取り換えのきかない、いかにかけがえのない存在であったかをフィロに切々と語ります。そりゃ特別ですよね。共にネット界の平和のために人知れず闘った「戦友」であり「同志」なんだから。そうするとフィロの「紹介しなきゃよかった」というセリフがよくわからないのですが、ひょっとして…ブラックローズとカイトの出会いはゲーム版では偶然のことのように描かれていますが、「あそこの赤帽の双剣士があんたの役に立つかもしれん」と「紹介」した誰かがいるということですよ。フィロは誰なんだろう?年齢的にはベアが一番近いんだけど…そういえばフィロはミミル=タビーとだけは話さないですねえ。

 そのタビー。「好きで師匠と一緒にいるんじゃない」とハセヲに反駁します。あーこれはもう決まりだな。「匂坂から情報を取れ」と誰かが指示してるということですね。さてさて、SIGNチームのねらいはどこに?

 気付いたといえば、志乃に別れを告げに来るBセット。オーヴァンの存在の大きさを語る志乃に

「やっぱりあんたには勝てないな」

とつぶやくBセット。何か意味がよく分からないですよね。この三人がオンラインの関係だけなら。Bセット、志乃、オーヴァンがリアルで不倫三角関係にあるときのみ、このセリフは大きな意味を持ってくることになる。結果として志乃とオーヴァンはリアルで別居することになった。Bセットも一時は「勝った」と思ったかもしれない。でも、オーヴァンとの距離は変わらないままで、Bセットは苛立った。結果として一度は旅団を抜けたわけだけど、オーヴァンが忘れられず、つかず離れずの位置にい続けたと。でも、オーヴァンがいないのなら、このゲームにいる意味もない、と。しかもオーヴァンへの想いは自分より志乃の方が強い、そのことを思い知らされた結果としてのあの言葉だったのだと思います。ひょっとして、Bセットって、なつめなんだろうか。

 ところでその志乃ですが、最後に黒づくめ姿にイメージチェンジし、ハセヲ君を悩殺してみる(笑)「アウラのように逃げたりしない」と言っているし「最後の一人になっても残る」と言っているし、「the World」に対する強烈な思い入れから見て、どうも確実ではないかと思えてきました。
 そしてこのセクシーな黒姿(笑)ヘタレ少年を誘惑するためではあるんでしょうが、ひょっとして、初心を思い起こすためでは?ブラックローズの黒ビキニ鎧を思い出させます。残念ながら、黒ビキニの復活は仕様外なんでできないんでしょうが、「初心」としてなるべく近づけた結果のセクシールックかも。で、ヘタレ少年を誘惑してどうするんでしょうね、この腹黒女は(^^;
posted by てんちょ at 21:48| 🌁| Comment(6) | TrackBack(28) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月16日

.hack//Roots第11話「Disgard」

 俵屋がアカウント停止。ゲーム版と違って一切システム管理者が表に出てこない演出で、それだけに不気味な雰囲気が高まります。それでも最後まで「役」を演じ切る俵屋は立派。最後にトライエッジが残した文様を「SIGN」と名づけたいと言い残して去っていきます。SIGNといえば前作が「.hack//SIGN」。そういえばSIGNって何だっけ、と思うほどタイトルとの関連が薄かった前作ですが、むしろ今回のほうが「.hack//SIGN」と名づけたくなる雰囲気になってきたのはこれ如何に。むしろ前作の方が内容から言って「.hack//Roots」だよなあ。

 それはさておき。戻らないオーヴァン。なぜリアルで様子を見に行かないのか、とハセヲにいわれても口ごもるばかりの志乃。親しいのに非常に会いにくい事情があるわけですよね。オーヴァン=カイト、志乃=ブラックローズかどうかはさておき、二人が別居中の夫婦である可能性はかなり高そうです。「リアルなお知り合い」だというのに、相手の一大事に様子も見に行けないなんて、やはりよほどのことといわなければならないでしょう。

 まあ、なぜオーヴァンがこれほど人を引き付けるカリスマ性を持っているのか、を考えていくと、カイトのその後の姿だと考えれば分かりやすい。カイト君も男女を問わずモテモテで、最後はバルムンクまでもが「海へツーリングに行こう」と誘うほどでしたからね。バルムンク、お前、海で何をするつもりだったんだ(^^;ヘタレのハセヲ君なんかはイチコロであることでしょう(笑)。まあ、証拠というほどのものは皆無ですが、カイトもオーヴァンも片腕が改変されている、というのは何かのヒントとはいえるかも。

 そしてオーヴァン不在の中で亀裂を深めていく旅団。まあ、もともとオーヴァンのカリスマ性に引かれ反発しつつもとりあえずの利害を一致させる形でかろうじてまとまっていた組織ですからね。オーヴァンが失踪しキーオブザトワイライトがウヤムヤになった状態では、空中分解も時間の問題。匂坂が志乃に突っかかって亀裂を深めます。

 匂坂の性格に問題がある、としている人もいましたが、それはどうかな。むしろ私には、悪人ばかりのこのゲームの中で唯一の善人にすら思える(中の人は柊様だってのに)。それだけに、志乃の腹黒さを警戒せずにはいられないのではないでしょうか。今までの展開から見れば、オーヴァンが持ち逃げしたって何の不思議もないですからねえ。

 志乃に着目しつつも正反対の作戦を取っているキャラがもう一名。志乃さん志乃さんとごろごろまとわりつきつつも、要領よく情報を収集しているタビー=ミミルです。匂坂に張り付いているのも、二人の対立関係に注目しているからじゃなかろうか。何か今回は「高校生でぇす」と言ってたなあ。これが本当だったら年齢が合わないんだが(^^;まあ、「バリバリの初心者」というのもウソだろうから、これも信用しないほうがいいでしょう。

 匂坂に「何でそんなに浮かれてられるんだ」と八つ当たりされて、

「好きで明るいんじゃないもんっ!」

と口走ってしまうタビー。しまった、という感じで口を押さえて去っていきますが、これもどっちの意味にも取れるなあ。本当は暗い性格なのに、ゲームの中ではつとめて明るくふるまっている、というケース。あるいは、背後に誰か別の人間がいて「こういうキャラづけで情報を集めて」と指示を出しているケース。どのようにでも取れるあいまいさを持たせるのは、真下ならではですねえ。

 もちろん私は後者の意見を採りますが(笑)。だとしたらミミルの後ろにいるのは誰か?まあ、素直に考えたらSIGN組。知恵者の中年ライター・ベアあたりではないかと思いますがどうでしょうね。いや、絵的には昴様がいるほうがサマにはなりますが。

 さて、次回。どうやらオーヴァン再登場の様子。相変わらず悶えてましたけど(笑)。タウン上空に浮かぶトライエッジはまたワンカット出演なのか、直毘は別キャラで登場するのか、ハセヲはまたヘタレなのか、志乃は黒いのか、次回に期待(^^:
posted by てんちょ at 14:18| 🌁| Comment(2) | TrackBack(26) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月09日

.hack//Roots第10話「Missing」

 いろいろなデータの断片が提示された今回のエピソード。個人的には何がしかの手がかりを感じました。

 まあ、じゅにスラさんは不満だろうけど、たぶん、直毘がワイズマンであることは間違いないと思う。オーヴァンに対して、キーオブザトワイライトが時に禁断の腕輪、時に少女の姿を取ることを語っているから。そのことを知っているのは、前シリーズでのカイトの仲間たち以外にはいない。

 そしてデータに対する異様なまでの執着。あのメンバーの中で直毘たり得るのはワイズマン以外には考えられません。もしワイズマンがカイトを裏切ってPCデータを奪ったのだとすれば、「楽園の崩壊」が起きた理由がはっきりする。

 直毘の口ぶりでは、オーヴァンはカイトの腕輪のことを知らなかったことになっているけど、それは本当かどうかは直毘も含めて誰にも分からない。直毘が指摘している通り、エリア1個ぶんの巨大データを保有しているという謎のキャラクターであるわけですから。オーヴァンもただ者でないのは確か。カイトだったとしても、直毘には分からないでしょうね。

 はっきりとは言わないけど、会話の端々や眼の合わせ方(ゲームだけど)などが、オーヴァンと志乃が別居中の夫婦の雰囲気を感じさせる。まあ、これは家族持ちじゃない人にはわからないかなあ。いや、別に私は別居中じゃないぞ(笑)ただ、少なくともこの二人の間には「卑俗な官能」とでもいうべきものが感じられるのですよ。いや、矛盾した言い方だけど。それでいて、どこかすれ違っているもの悲しい感じ。ゲームの上でなら顔をあわせることもできるんじゃないだろうか。

 仮説だと何度も言っているけど、あのモテモテ君だったカイトが当時の仲間の誰かと結婚するとしたら、それはブラックローズ以外にはいないでしょう。まさしく彼女は最初からの戦友であり同志であったわけだから。

 しかし、その結婚はあまり幸福なものにはならない気がする。なぜって、カイト君はあまりにいい奴すぎるから。自分を慕ってくれる他の女の子との縁を断ち切ることができなくて、ズルズルと関係を続けてしまうんじゃないかな。特に「なつめ」あたりとは。なつめって健気だから「ブラックローズさんと分かれてなんて言いません。ただ…時々私にも会ってほしいんです」とか言われたら、カイト君の性格だったら断れないよな、きっと。

 オーヴァン=カイトは、もとの「the World」を取り戻すためならなんだってやるだろうし、志乃=ブラックローズはカイトを取り戻すためならなんだってやるだろう。

 というわけで格好の餌食にされるヘタレ少年若干一名(笑)

 オーヴァンは、直毘にわざと捕まったのかもしれない。直毘に復讐するつもりなのか、それとも何かを探っているのか。

 志乃は、ハセヲを色仕掛けでたらしこんでます(だからこれゲームだろってば)。すっかり年上の色香にダマされてるハセヲですが、その後の俵屋を脅迫する志乃の表情の生き生きしてうれしそうなことといったら。どう考えてもハセヲに抱きついたのは演技ですね。

 いま、ゲーム版やってますが…ダメだ、このヘタレ少年、ダマされたまんまだよ。何でオレはこんなヘタレをプレイしなければならないのですか(^^;
posted by てんちょ at 05:53| 🌁| Comment(3) | TrackBack(27) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月02日

.hack//Roots第9話「Melle」

 この世界のシステム管理者はどうなっているんだろう?

 そんなことを思ったのも、直毘が「何者かにアクセス不正を読まれていた」ことをもらし、エンダーが「システム管理者では」と語ったから。

 そう、その通り。前シリーズでは、サイバーコネクト社の管理者リョースが登場し、会社人間ならではの石頭ぶりで散々にカイトたちを妨害するプチ悪役ぶりを見せてくれたものでした。ネットゲームである以上、システム管理者の存在は必須であり、その大企業をバックとした絶対的権力に歯向かっていく主人公たちに手に汗握る思いをしたものです。

 ところが、今回はシステム管理者の姿は影も形もない。ゲーム世界は悪の巣窟になっているというのに、まったく手だしできない様子。だからこそ、直毘は、システム管理者の介入説をあっさりと「それはない」と退けたのでしょうが。

 たぶん、サイバーコネクト社はゲーム「the World」の占有領域を所有しているから、そこに参加する人からショバ代を得て利益を得ているのでしょうが、ゲーム世界には一切介入するすべを持たず、ほとんどブラックボックス的な状態のままなのではないか。そんな気がします。つまり、自分の土地でなにやら正体不明の興行が打たれているから、入場料は取るけど、そこで何が起きているかは知らないし、そこでどんな目にあっても感知しないよ、ということなのでしょうか。

 おそらく、ゲームは自身の意思を持って動いている。そしておそらくは、前回のエピソードの後に何が起きたかは不明だけど「悪」のプログラムが「the World」の世界を席巻、その世界に踏み込む者は、何らかの形でプラグラムの「悪」の影響を受けずにはいられないのではないか。そんな気がします。

 だって、今回は主人公・ハセヲを含めて善人は一人も登場せず、キャラクターは程度の差こそあれ何らかの意味で「悪」に染まっている。前作が参加者の善意が話を推進していたのとはまったく対照的です。

 というわけで、オーヴァン&志乃がウソをついていることは感づいていながらも、ウィルスコアをそろえて扉を開く方向でメンバー全員の意見が一致。TaNの罠にも気付いているんでしょうが、それでも扉をあけてみる方向に賭けた模様。

 結果として何が起きるのか。それが何であるのか見届けたい、というところだろうと思います。別に信頼関係が生まれたわけではなくて、たまたま利害が一致した、というところ。この生臭い結束もまた、「黄昏の旅団」らしい展開といえば言えます。

 次回、ひとまずは、妙な装置の前に立っていた直毘に注目したいところですね。その展開次第で、直毘=ワイズマン、オーヴァン=カイトとした私の仮説の成否も見えてくるかも。
posted by てんちょ at 21:55| 🌁| Comment(0) | TrackBack(32) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月26日

.hack//Roots第8話「Starting」

 何かほのめかすようにして少しずつ蓄積されていくデータ。中には間違っているものもあるだろうし、あからさまにミスリードを意図した悪質なものもあるでしょう。その中で何を選び何を捨てるかは視聴者次第。そのあたり、結構重要なポイントかもしれません。ただ、視聴者の立場は相変わらずハセヲ君と一致しているので、その点ではかなりとっつきやすいとも言えます。

 そんなわけでいろいろと憶測の翼を広げたくなってしまう第8話。タビー=ミミルではあるけど、志乃≠昴。このあたりの約束ごとが徐々に見えてきた気がするんですけどどうでしょうか。前シリーズと同じ声優さんがやっているからといって同じプレイヤーとは限らない。声優さんの演技力でまったく別の人間を演じ分けているものまで同一視するわけにはいかない。

 ただし、前キャラがすけて見える演技をしている二人、タビーと直毘はちょっと注意しておいた方がいいかもしれない。タビー=ミミルはもはや衆目の一致する見解となりつつあるようですが、直毘=ワイズマンについては、まだまだ異論もある模様。じゅにスラさんとか「全力で否定する」とか言ってられるし(^^;

 ただ、ワイズマンと直毘のキャラは本当によく似ているんですよね。自分では動かず情報を集めることを好むところなど特に。しかも今回はオーヴァンのキャラクターデータを入手することに情熱を燃やしている。こんな情報フェチぶりは何ともワイズマンそっくりではありませんか。

 そして、ここからは妄想なのですが。
 ワイズマンはカイトのキャラクターデータも盗み取ってしまったのではないでしょうか。直毘の頭の赤帽子はその印。ところがネットクライシスでデータは流出し、変形の末にトライエッジになってしまったと。

 たぶん、カイトとワイズマンはその時に決別したんだと思う。ではカイトはどうなったか?

 これはまったくの推測+妄想です。しかもさっき述べたキャラクターボイスについての鉄則にすら反する。
 でも、それでも。何か気になる。

 というのは、志乃が、リアルではオーヴァンと結婚しており、しかも目下別居状態らしいと取れるようなことを言ったから。

 だとしたら病院に行って「経過は順調」というのは志乃が妊娠していることを意味します。

 …何か自分でもちょっと何言ってるんだろうと思うんだけど、

 オーヴァン=カイト、志乃=ブラックローズ

 ってことはないでしょうか。

 いや、変なこと言ってるのは分かります。性格が全然違うし。もちろんキャラクターボイスも違う。さっき言ったことには反する展開。
 ただ、そう考えると、直毘=ワイズマンとの対立関係がかなり明確に説明できるから。まあ、エピソードは3分の1もまだ終えていないわけですから、慌てて結論づけることはないのですが、あれこれこうして推測しながら見るのがこの作品の一番の楽しみ方だと思うので。全然見当違いだったらその時は笑って許してくださいまし。

 まあ、そんなわけで推理のためのデータはほしい。ゲームの第1巻の冒頭を見てみました。ネタバレをおそれている方が多いみたいですけど、冒頭をざっと見た感じでは、そこまで重大なネタバレはない模様です。一点だけ志乃について大きなネタバレがありますが、それも知りたくない方は、ゲーム関連の広報もすべて見ないように気をつけてください。よって先は隠しておきます
posted by てんちょ at 17:43| 🌁| Comment(0) | TrackBack(24) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月19日

.hack//Roots第7話「Intrigue」

 いよいよトライエッジ登場、と思ったら冒頭だけですか。まあ、個人的にはゲーム制作者サイドが力入れてるほどトライエッジには思いいれないですけどね。どうでもいいや。

 それはさておき、アニメ版では、旅団・TaNそれぞれに内乱の予感。

 まあ、旅団の方は、志乃が意図的に仲間を騙しにかかっているので、もはや組織と呼ぶのも難しい状態でありますが。それぞれがそれぞれの意図のもとに動いており、旅団は隠れ蓑にすぎない。隠れ蓑にすぎないからこそ、形式的な組織として永らえているのですけどね。ハセヲと匂坂だけが噛ませ犬役でカヤの外…

 一応は状況を掌握している(はずの)オーヴァンと志乃も、お互いの様子を見ながら自分の方が優位に立てないかと腹を探っている状態。

 タビーはオーヴァンよりも志乃の方が臭いとにらんだ模様で、志乃についてあれこれと聞きまわってます。「志乃さんいい人だから」とか「志乃さんデートかな」とか決め付けてまくしたてているのは、それを否定するようなデータが得られれば、それはそれで手がかりになるから。志乃は病院通いの身であるわけですが、もしタビーがそのことを知れば、かたっぱしから病院を当たって志乃の正体を探ろうとするでしょう。実際、司の時もそうやって本人を特定したわけだしね。

 タビーってば、エンダーに襲われたときも、しっかりハセヲにメールしてたんだ。道理でハセヲうまいこと来たわけだ。来るか来ないかで、ハセヲのことも分かるしね。こんなあたりの手際のよさもタビーのネット玄人ぶりを示すエピソードですね。

 しかしまあ、情報を探る先がハセヲと匂坂ではなあ…あまり情報は得られなさそう。

 志乃は明らかに、ロストグラウンドにハセヲを送り出せば何かが起きることを知っていた様子。案の定、哀れな三人はどこかへ転送されてしまうのですが…それも志乃の計算のうちでしょうか。

 一方、TaNはというと、オーヴァンと交渉の席を設ける模様。それともオーヴァンと直毘は最初から裏で結託していたんだろうか?気になるのはそのことを明かす席から俵屋が外されたこと。どういうことなのかは不明ですが直毘は俵屋を切るつもりらしい。エンダーがそれまでぞんざいな口ぶりだったのに、俵屋がいなくなったとたんに秘書のように丁寧な態度に豹変したこと。逆なら分かるんだが、どういうこと?

 ますます深まる謎。謎は解かれることはないんだろうけど、どういう方向へ向かうかはしかと注視したいところです。
posted by てんちょ at 15:45| 🌁| Comment(0) | TrackBack(25) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月12日

.hack//Roots第6話「Conflict」

 世界卓球で第4話が見られなかった腹いせに、テレビ東京に骨を送ったやつがいるんだそうで。骨って何の骨よ。魚の骨か(違う)
 まあそれだけみんな真剣に見てるってことなんでしょうけどね。方法は他にもあるだろうに。不器用だな。こんな時のためのネットでしょ。みんなで情報を共有し、一緒に考え分析しながら楽しめるのがこの作品の魅力だと思う。

 そんなわけで。なるべくリアルタイムにハイビジョン版で見るようにしているので翌日は眠いです(^^;まあ、それだけの価値のある作品だから。情報量も多いので、なるべく精度の高い画面でチェックしておきたい。

 ストーリーは当初の予想通り、徐々に難解になりつつあります。構図が明快だった第1話が懐かしい。各登場人物は少しずつカードを切っていますが、それがさらに新しい謎を呼ぶ形になっているので、決してストーリーは明らかになっていかない。

 ただ、それは「ためにする」難解ではないから、あってもいいと思う。真下が今回試みているのは「情報の処理」とは何であるかということについての考察だと考えられるからです。基本的に情報がインフレ状態にあるネット社会で、しかも大半の情報に悪意が含まれている場合、我々はどのように情報を取捨選択し、読み解いていくべきなのか。そもそも読み解くことは可能なのか。

 もちろん正解はないので、ストーリーはすっきりとした一本の線には収斂しない。作品が意味を持つようにするためには、より積極的に作品を解読し、自分なりの仮説に基づいて並べ替えてやる必要があります。

 それが面倒くさいというのであれば、真下の作品などに関わるべきではない。世の中にはまだたくさんのアニメがあるのですから。ただ、積極的・能動的な関わりをいとわなければ、決して他のアニメでは味わえない衝撃が得られるはず。その価値は十分にある、ということは保証しておきましょう。

 というわけで今回のカード。the Worldの世界に隕石(のような何か)が落下し、世界に穴を開ける。その傷跡はOPやアイキャッチでおなじみの逆Aのような形。

 志乃は病院に通っているらしい。本人が病院に通っているということであれば、志乃=昴の大きな証拠となるところなんですが、というよりは誰かを病院に見舞っている様子。すでに未帰還者が出始めている、ということ?「経過は順調」って、手術のことかと思っていたんですが、「本人の妊娠」説の人もいて、なるほど。逆に「妊娠」だったら大して意味のある発言ではなくなってしまうんですけどね。

 タビーは匂坂の腹の内を探るために「リアルの流星」を持ち出した可能性が高い。匂坂が何かを隠していることをかぎつけていて、様子をさぐるために「師匠・師匠」とまとわりついている可能性が高そう。

 志乃は、ダンジョンの奥でバグ的な異変が発生することを承知の上で、「噛ませ犬」として二人だけを行かせたように見えます。TaNの動きは承知の上で、エサを放ったんですなー案の定、エンダーはバグの存在を承知していたようで驚く様子すら見せず、器用にツイツイと避けながら攻撃してくる。
 ちなみに志乃がハセヲを外したのは、泳がせて様子を見たかったから。もしやってきてバグの中で思わぬ力を発揮したらそれはそれでめっけもの。そんな感じの策謀がすけて見える。

 …やっぱり黒いわ、志乃(^^;
posted by てんちょ at 23:58| 🌁| Comment(2) | TrackBack(32) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月05日

.hack//Roots第5話「Distrust」

 前回のアニメ版ではほとんど登場しなかった(と思う)ウィルスコアが登場。「前バージョンではありふれたアイテムだった」という直毘の意見は
あまりにもその通りなので何と言っていいやら。確かにゲームをプレイするとウンザリするほど出てきます。ストーリーを進めるためには特定のウイルスコアが必要なのに、いらない種類のものばかり山ほどたまったりしてねえ(笑)前のゲームをプレイしたことのある人ならよく覚えているはずです。

 …しかし、です。ウイルスコアが「ありふれて」いたのは、カイトを中心とした前作ゲーム版のチームにとってのみの話。一般のプレイヤーにとってはその存在すら知らなかったアイテムであるはず。ということは、直毘は前バージョンではカイトのチームにいたのでしょうか。

 なんてことを突然思いついたので、確認してみました。声優にはあまり興味がないけれど、直毘の声には聞き覚えがあったから。
 やっぱり。直毘の声を担当している山崎たくみ氏は前回のゲーム版では「ワイズマン」を担当していました。あのワイズマンのキャラをより悪の方向へスライドさせたら直毘になるかも。なるほど。ワイズマンもあんまり自分では動かず、情報を集めるのを好むキャラでしたからね。

 そしてもう一人。ミミルと同一人物である疑いが濃厚なタビー。
「にゃんですとぉ!」
とあのキメ台詞が登場。SIGNを見ていた方ならよく覚えておられるでしょう。ミミルのキメ台詞は
「なんですとぉ!」
でした。こんなこと言うキャラは何人もいません。しかも「なんですとぉ!」は、司の「僕にかまうな」並みによく知られた台詞です。これはほぼ確定と言っていいのではないでしょうか。

 SIGN、ゲーム版、Rootsと大量のキャラクターが登場していますが、重複しているキャストは豊口さんと山崎さんだけ。そういう意味では、これははっきりと意味を含んだキャスティングと考えてよいと思いますが、みなさんのお考えはどうでしょう?

 ところで今回の影の主役であるウイルスコア。ゲーム版ではほとんど画面に出てこなかったので、「そうかこんな形だっけ」(アイテム欄に「ウイルスコアA」とか出るだけだった)とか思ったりしました(笑)

 オーヴァンが自分のチート部分からウイルスコアを製造しているように見えるシーンがあったり、俵屋が情報戦を仕掛けてきたり、状況は極めて複雑。匂坂とハセヲだけはカヤの外でむくれてますが、このことが逆に「自分はカードを持っていない」ことをバラしてしまっているわけで。策士である俵屋にいいようにもてあそばれるのも道理。タビーのように「何も知らない無垢な初心者」の顔つきであちこち嗅ぎまわってみるほうが、情報は集まるものなのにね。

 ウィルスコアのことをよく知っているはずなのに知らないふりをするオーヴァンと志乃。明らかにTaN側の出方を見るためにハセヲと匂坂をエサ代わりに使ってます。スネて飛び出していったハセヲは当然俵屋の格好の餌食になるわけで、二重スパイの疑惑を受けてしまう。

 「やっぱり…」

 と衝撃を受けたような顔をしている志乃さん。わざとらしいのでやめてほしいと思います(^^;腹の中では絶対に計算ずくで「ふん、そう出たか」と冷徹に計算しているんではないでしょうか。

 自分の意思と関係なく「ロールプレイ」を押し付けられてしまったハセヲ君。彼が自分で自分の役を決めることができる日は来るのでしょうか?続きを読む
posted by てんちょ at 16:38| 🌁| Comment(6) | TrackBack(32) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月28日

.hack//Roots第4話「Fore feel」

 クセ者・変人ぞろいの登場人物たちの中にあって、もっとも善人に近い匂坂ですが、それでもハセヲを勘ぐってつかみかかったり、邪悪そうな笑みを浮かべたりしてます。

 まあ、話がこじれるまで様子をうかがってからおもむろに飛び込んでくる志乃の黒さに比べれば、何ほどのものでもないのですが。このシーンで、匂坂がハセヲにつかみかかってから志乃が飛び込んでくるまでに、数秒、妙な余白があります。志乃が戸口から様子をうかがっていた、と仮定すると、この間合いが説明できる。なぜなのかは不明ですが、志乃は匂坂の不信感を高めたかったようですね。

 まあ、匂坂程度の悪意は誰でも持っているものであって、志乃やオーヴァンの気色悪さに比べればむしろ善人に近いのかも。匂坂のおどけた小悪党ぶりは「SIGN」の曽良に近いものを感じますが、周囲が悪人ぞろいなので受ける印象がまるっきり違う。むしろ迷コンビの相方、タビーの方がはるかに怪しい。

「私だって特別だも〜ん」

と意味深なことを言ってるのに、受け流してしまっている匂坂。いいのか、それで。まあ、ほぼ善人・匂坂とコンビを組むことでタビーの不自然さはどうしたって視聴者の目に止まる仕組みになっているわけですが。
片手を挙げて

「はいはいはーいっ!」

と元気よく返事するのも、そういえばミミルの決めポーズだった気が。そのうち

「ネットをなめんな!」

とか言いだしたらもう確実ですが、そんなわかりやすいことはしてくれないだろうなあ。真下だから(笑)


 それにしても今回非常に気になったのが、アウラの聖堂の再登場。そしてここにはすでにアウラ像がなく、志乃曰く

「愛想を尽かしちゃったのかもね」

まあ、志乃にだけは言われたくない気もしますが(笑)、the Worldの変質がなぜ起こり、何を意味するのか、後々尾を引きそうなエピソードでした。前作のように、プログラムが二極化し激しい闘いを繰り広げたわけではなさそう。もし「悪」を象徴するプログラムが勝利し、アウラを放逐したのであれば、システム全体にその「悪のプログラム」の雰囲気が色濃く残っているはず。でも、実際はthe Worldは無色で、そこに集う参加者たちのみが極端なまでに悪のイメージに染まっている。これはいったいどういうことか?

 どうやら直接描かれない外側のオフラインの世界で何か大きな変質があったとみるべきかもしれません。それはゲーム版である程度描かれるようですが…アニメ版ではどのような見せ方がされることになるのか。SIGNはアニメ版だけではやや尻切れトンボな終わり方で、ゲーム版もチェックしないとどうにもならなかったので、今回はアニメである程度きちんと終わってほしいですね。

 それにしてもオーヴァンとか志乃に「遊び」と言われると、ものすごくウサン臭く感じられるのはなぜでしょう(^^;
posted by てんちょ at 14:34| 🌁| Comment(4) | TrackBack(22) | .hack//Roots | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする