2007年10月16日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第26話

 ああ、とうとう終わりました。感慨深い。昨春の「真下祭り」3本立ての中ではもっとも期待していた本作品ですが、途中中断、CSのみ放映という不運に見舞われつつも、当初に考えていたのからははるかにとてつもない高みまで上り詰めてしまいました。久々の子供向け真下作品だったわけですが、前衛路線も大胆に取り込んだ、非常に野心的傑作に仕上がったのは、真下信者としては慶賀のきわみであります。うん、こういうのが見たかったのですよ。まさか本当にやってくれるとは思っていませんでしたが。しかも、どうみても苦渋に満ちた結末を迎えそうな設定を山ほど繰り出しておきながら、ラストは驚くほど爽快。しかもご都合主義ではなく、結構とことん突き詰めた結果というのがえらい。

 「マンテッド、困ってんだろ?ならおれに言えよ」

 そう来たか。いや、これは見ていてうなった。ここまでやられると、「悪の心だけを斬る」というのは、単なる奇麗事ではなくて、かなりの説得力を持つものになってくる。

 悪を倒す、という概念が自ずから悪を抱え込むことになる、という哲学的構図は、このコンビの前作「MADLAX」にも通底するものでありますし。苦悩を全部バグースに押し付ける構図はややずるいといえなくもないのですが、確かにうまいといえばうまい。ハンター君が最後まで屈折せずまっすぐであるからこそ、あの結論にたどりつけたという部分はあるわけですからね。

 このあたりはまさしく黒田氏の手柄ですね。今までもいろいろな脚本家とコンビを組んできた真下ですが、黒田氏が一番しっくり合ってるんじゃないかという気がしてきた。

 そもそも伏線の回収能力という点では、黒田氏は金巻氏より断然優れていますね。確かにコロナとアクーネの過去話は放りっぱなしだし、結局地上世界はどうなっているのか、ハンター君の過去はどうなのか、いろいろ未解決な要素は残っていますが、全体としてはかなり納得の行く結末といえるんじゃないでしょうか。かなり壮大でどっしりと手ごたえのある重い結末、しかも爽快。

 最後の最後までオラクル神はほとんど出てきませんでしたね。本当に最後の一瞬にチラッと出て来ましたが、結局その意図は人々によっと外側から解釈されるばかりで、オラクル神が自ら意図を語ることはなかったわけですから。

 でも神というのはそういうものだ、ということなのでしょう。実は極めて不条理かつ異質な存在であり、個々人が「解釈」を加えて勝手に納得しているにすぎないのだと。

 結局のところオラクル神がやっていることは何なのかというと、地上世界から次々と人間を徴発してきて、地下世界のために戦わせる、ということだけ。どうやらインセクターだけでなく、その前にも「敵」はいたらしい。どうやらオラクル神にとって満足な事態とは、善と悪が闘って善が勝つことではなく、常に二つの勢力が闘っている状態、ということになります。

 ということは、次なる「敵」もどこかで準備されているはず。つまり敵を倒しても倒しても次なる敵が用意される。マンテッドはそのきりのなさにうんざりして怒りを覚えたということなのでしょう。そんなわけのわからない神などお断りだ、そんな残酷な神など否定しておれが神になってやる、と。そう考えるとマンテッドの行動はすごくよく理解できる。無理もないといえば無理もない。

 でもハンター君は逆に「困ってる目の前の人を助けたい」という、ものすごく卑近なところで行動しようとした。なるほど、それならば、オラクル神の意図はぜんぜん関係なくなる。確かにオラクル神は理解不可能な不条理の存在かもしれませんが、オラクル神のシステムのもとに世界が運営されている以上、「自分がそれにとって変わる」などということができるわけがない。

 オラクル神は、私たちの世界でいえば「運命」のようなものなのでしょう。「運命」が不満だからといって、自分が「運命」になれるはずもない。

 ある意味、かなりシビアな状況下から、ここまで前向きの結論を、しかも子どもにも理解できる形で引き出したことアニメは誠に見事というほかありません。最後はバグースにも、グラスホップにも見せ場があったしね。そして、ハンター君は地上に戻らず、地下にとどまりつづけることを決意する。結構あっけらかんと。まあそれが「責任を果たす」ということなのでしょうが。何の悲壮感もなくあっけらかんと決断してしまうのが、ハンター君。1年かけて作り上げてきたキャラだからこそ、説得力のある結末となったんでしょうね。この前向きさ、結構貴重です。苦難を乗り越え、全52話を完結させた真下&黒田コンビに拍手。またこの二人の作品、見たいものです。

 ただ、「ハンター、コロナちゃんとアクーネちゃんとどっちを選ぶんじゃ?」というブレイドの質問はなんだか(^^;

 いやーどう考えてもコロナでしょう。あの二人、もはや思いっきり所帯じみてましたから。コロナも「私のハンターは」とか言いまくってましたしね。普通なら「お前のもんじゃないだろ」とかツッコミ入れるところですが、どうみても、もうハンター君はコロナのものだよなあ(笑)
posted by てんちょ at 03:02| 大阪 | Comment(2) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月12日

スパイダーライダーズ第25話

 昨日、帰ってきて、たまったアニメをせっせと消化してます。今週は新番組ラッシュ…というわけでずいぶん見ましたけど、うーん、みんな1週目で切ることになりそう。とりあえず見ることを決めたのは「灼眼のシャナ2」「ご愁傷様、二ノ宮君」の2本だけ。どちらも感想までは書かないと思う。

 んで、とうとう25話まで来た「スパイダーライダーズ」。ここまで超展開の連続で驚きの畳みかけだったので、ちょっと今回はやや一服感。このままじゃ、最終回にやることなくなってしまう、ってことでしょうか、黒田さん(^^;

 そろそろロレーヌの正体が分かるか…と思ったけど、最終回に持ち越されてしまいました(苦笑)マンテッドの究極の目的はロレーヌを復活させることと思っていたんだけど、その目はない、みたいなこと言いだすんでちょっとびっくり。

 びっくりといえばブレイドが若返った、というのもびっくり、いやというか、若返っても大塚さんの塩辛声のままだったことにびっくり、なんてね(笑)あとは、アクーネの仮面なしの変身シーンはこれが初めてだったんだなあ、なんて思ったり。というわけで、やっとこさスパイダーライダーズ全員そろいぶみ。最終回1話前で(^^;

 ハンター君はいろいろあってもまっすぐなまま、主人公は彼だけだったら面白くもなんともなかったんだけど、ようやくバグースが動き出し、ビィーレインたちも再登場。

「私には、まだやることがある」

どうやら、この回、最終回に向けての仕込みが主だった気がする。そういう意味では、これでよかったのかな。いやあ、オラクル神、本当に最後の瞬間だけ出るんだな(^^;何の目的でこんなことをしたのか、気になる気になる。黒田さんですからね。それなりのものが見られるラストになるんじゃないかな。よく考えたら明日なのか。わくわく。
posted by てんちょ at 23:15| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月01日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第24話

 いやあ、バグースって丈夫ですねえ。昆虫だからか(笑)。まあ、それはさておき。

 「私は…まだ生きているのか」

 と苦悩しながらつぶやくバグースを見ていると、しみじみ本当の主人公は彼なんだなと思う次第。苦悩や屈折はすべてバグースが背負い、スパイダーライダーズは世界の滅びを目前にしても何の迷いも屈託もない。さわやかでよろしいことだけど、まあおめでたいわねえ。確かにバグースがいなければこの話は成り立たなかった。こういう巧妙な構成を思いついた(はずの)黒田さんに拍手。

 そしてついに明かされたマンテッドの正体。やはりインセクターではありませんでした。そして、インセクターを作ったのがそもそもマンテッドであったとは。マンテッド自身が実はオラクル神に召還された存在であり、悪と闘っていた…というのですが、ということは、インセクター以前にもインナーワールドには「悪」がいたということ?「悪」は代替わりしながら常に存在している、ということは、やはりこれは結果的にオラクル神が仕組んだ出来レースなんだろうか。

 そもそもではなぜマンテッドは今のような姿になってしまったのか。ロレーヌが人形のようになってしまったのも関係があるんだろうか。

 やはりにらんだとおり、すべての鍵は地上世界にある模様。地上世界はいったいどのような姿なのか…これは驚愕の結末が期待できそうです。最後2話、がんばって!
posted by てんちょ at 13:50| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月17日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第23話

 もうあと3話なんですねえ。本当、最終盤でここまで盛り上がることになろうとは。とはいえ、マンテッドが神にも等しい力を手に入れる、という展開は、普通なら25話目の展開ですね(^^;ということは、この先にもうひとやまあるってことで。まさかここまで来て、まだオラクル神が登場しないとは思わなかったよ。

 なんせ、ロレーヌもまだ登場していない。てことは、マンテッドの野望とは「オレ様神」になるってことであるわけではない。ハンター君たちはどうやらそう思い込んでしまってますが、その強大な力でマンテッドがやろうとしていることは、オラクル神になりかわって地下世界を支配することではない。

 オラクル神に十分対抗できる力をつけてオラクル神に復讐する、ってことではありそうですけどね。このシリーズ、真下としては珍しく、あまり難しいことは言っていない。当然です。子ども向けですからね。ただ、あまり今まで誰も言ったことがないことを言おうとしているようなので、なんともすわりが悪く戸惑いを感じてしまうことが多いようです。そのせいで視聴率には恵まれなかった、ってことなんでしょうが…やはり真下ファンとしては、この野心には十分に応えてあげたいですね。きちんと次世代まで伝えなくては。

 難しくはないけれど、かなり複雑なことを言うことになりそうな予感はあります。「善」と「悪」についても、かなり突き詰めたことを言うことになるんじゃないだろうか。そのあたり、意外にも「MADLAX」が見え隠れする。

 それにしても、ラストから数えて3話目でやっとアクーネがスパイダーライダーズに復帰。ていうか、全メンバーが揃うのはこれが初めてなんですけどね。つまりここからが答え合わせということになるわけで。かなりスケールの大きな話になりそうで楽しみ。

 まあ、何にしてもバグースが突撃死したわけではなさそうでよかったよかった。アニメで特攻やるのは「ヤマト」だけで沢山ですからね。

 じゃあバグースは何をしようとしたのか…というのはやや引っかかりますが。そのあたりは次回語られることになるのかな。うーん。「黄金の舟」って、やっぱり、人類の移民船だろうか?
posted by てんちょ at 03:11| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月11日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第22話

 ひさびさに再登場しましたね。「戦いとは正義と正義のぶつかりあいである」というゴールドライタンの名セリフ。やはり最終局面にあたって、ゴールドライタンのテーマへの再挑戦を試みている気がします。本当にあれは腰砕けだったからなあ。マンナッカーの無念、今回こそは晴らされそうです。

 いまどき「正義と悪」を徹底的に突き詰めるなんてアニメは本当にこれだけだと思う。それだけにとっても新鮮です。主人公が悩んでいても陰隠滅滅としないのは、真の悩める主人公を対立陣営に置いたから。このあたりの構成の妙もこうなってみると本当にうまい。

 「マンテッドを倒せば平和が戻るのか?」

と自問するハンター君。すごい、そこまで行ってしまうのか、このアニメは。確かに、正義とは実は「信念」のことでしかなくて、マンテッドもバグースも悪事をなそうとしているわけではなく、己の正しいと思う道を進んでいるにすぎない。

 ブレイドの必殺技では、そういう者の心を斬ることはできない。ただ単に命じられている者の戦意はくじくことができるけれど、信念を持つものを矯正することはできない。それはただの「洗脳」ですからね。ここに、自ら進んで「洗脳」を受け入れているアクーネを置くあたりがまたうまいのですが。

 というわけで、ある意味「諸悪の根源」であるオラクル神が次回、いよいよ降臨となりました。もっとずっと早い段階で登場すると思っていたので、かなり意外。もちろんオラクル神も悪をなそうと思っていたわけではないのでしょうがね。私は、自らの意思を持たない娯楽提供コンピュータなのだと推理していたんですけど、ここまで来るとそんな安いオチにするわけにはいかなさそうですね。

 うーん。そうだなあ。オラクル神は植民開発プログラムで、地下世界を人間たちが暮らせるようにするためにもともとの先住民であったマンテッドたちの種族を気付かずに殲滅してしまったとか。で、最後の生き残りであるマンテッドは昆虫たちを人間化してみずからの部下とし、オラクル神に復讐を誓ったとか。そのへんの線かな。

 「マドラックス」と同じ真下&黒田コンビなわけですから、似てくるのは当然なんですが、なんだか最終盤の様子を見ているとマンテッド=フライデー、バグース=カロッスアに見えてきたりもして。
posted by てんちょ at 13:56| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月04日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第21話

 本当にクライマックスになって盛り上がってきました。ここまで盛り上がるとは本当に予想外。これを見てない人は不幸だと思う。子どもらもこういうの見るべきだろ、本当。


 悪の相対化と非暴力のテーマとしては、北山プロデューサーが手がけた秀作「トライガン」がありますが、これはそれのさらに一歩先を行きそうな予感。洋コミ的暑苦しいジュブナイル小説を基盤としつつも、見事なまでに「日本アニメ」的で「真下」的なものを作り上げてしまった社長には大拍手。

 なるほどなるほど、真の悪役はオラクル神ではなくて、マンテッド…となりつつある現況ですが、どうもマンテッドの真の目的とはロレーヌの復活とオラクル神への復讐、というわけで、まったく理不尽なわけでもなさそう。そうすると、本当に責めを負うべきなのは誰なのか?意外とまわりまわってスパイダーライダーズ、となりそうな気もするのですが。

 今回の対応を見てても、ハンター君はあまり頭に血が上らず、かなり冷静に事態が把握できているようなので、結構この先もきちんとした展開が期待できそう。「ええい、メンド臭い!」とちゃぶ台ひっくり返しをせず、陰隠滅滅にもならないのがハンター君のいいところ。じっくり考えて結論を出していけばいいよ…ってあと5話しかないんだけどね(^^;

 どうもハンター君の祖父も過去に地下世界でスパイダーライダーズをやっていた可能性がある、ということで、ハンター君の過去もようやくクローズアップされてきました。

 ひょっとして、コロナたちは荒廃した地上から逃げてきた難民集団で、インセクターに攻撃された、とかね。実はハンター君とも兄妹だった、とかは勘弁。歌舞伎の世話物じゃないんだから。って、いくらなんでもそれはないと思うけど(笑)
posted by てんちょ at 23:59| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月27日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第20話

 万感。とうとうこんなところまでたどり着いてしまいました。なんとなく勧善懲悪への懐疑的視線が目立つ作品ではありましたけど、さりげなくほのめかされている程度でした。ここまでは。それが、こうもはっきりと描かれる日が来ようとは。

 インセクターは悪ではない。アクーネは自発的にインセクター陣営にとどまっている。そして、マンテッドはカリスマある立派なリーダーですね。今回の姿を見ている限りでは。マンテッドと休戦協定を結ぼうとしたハンター君の態度はすごくまっとう。別にここで終わってもいいんですけどね。それでも子ども向けアニメとしては十分に魅力的。ただそこをさらにひとひねりしてみせるのが、真下&黒田コンビ、ってことでしょうか。

 ブレイドは「このおっちょこちょい!」と最後に一喝してましたけど、ブレイドはマンテッドの正体を知っているわけですからね。ハンター君にマンテッドの背後を見抜けというのは少々酷。しかし、ブレイドとマンテッドが旧知の間柄、ということは、やっぱりマンテッドはインセクターではない、ってことなんだろうなあ。

 あと一点、どうも気になるのが、グラスホップがなぜ四天虫になれたのか、ということ。まあ子ども向けアニメではこういうお笑い担当の悪役が一人はいるものだけど、グラスホップ妻がハンター君に
「デンデン虫とケンカしても負けてしまうあん人がなぜに四天虫になれたんかと思っとりました」
と告白してたということは「お約束」ではないってこと。グラスホップがマンテッドに取り立てられたのは何らかの意味があるってこと。

 うーむ、これは最終回に向けてグラスホップに要注目ですね。
posted by てんちょ at 12:32| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月21日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第19話

 コミケの申し込み済ませました。オンラインでだいぶん楽になったとはいえ、コミケ疲れの身に鞭打ってやるのはやっぱりしんどいですね(^^;

 …じゃなくて。

 コミケで更新が遅れてた「スパイダーライダーズ」、なんだかすごいクライマックスな展開になってきました。なんとグラスホップとスパークルの仲良しぶりに王子が嫉妬!…ってそこじゃなくて(笑)

 冒頭、「私らと一緒に来ないか?」とビィーレインに語りかけるグラスホップが結構かっこよかったのが意外。こういうこともあるのですね。まあ、そのあとの地図解説は、完全に千葉師匠のアドリブだけどね(^^;

 そしてビィーレインが去り、バグースが苦悩し、ハンター君はまさかまさかのマンテッド様との対面。展開早っ!そんなん最終回間際だと思ってたよ。ということはけっこうこの先にかなり複雑な展開が期待できそう。

 「わるーいマンテッドです」という次回予告は、どうみてもギャグですけどね(^^;
posted by てんちょ at 17:46| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月12日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第18話

 いよいよインセクターとスパイダーライダーズが和解に向けて動き出しました。このあたり、少々唐突に停戦が実現してしまった「タイラー」の雪辱戦なんだろうなあと思ったり。これは、夏コミで少し書き込んでみたいんですが、残念ながら夏コミ段階では最後までたどり着けないので、冬コミでもう一度きっちりやるつもり。というわけで、今回は「MP9.5」になりますが、ご容赦を。うちの雑誌の性格から言ってこれも一号とカウントしてもいいんだろうけど、節目の10号がちょっとハンパになってしまいますんで。

 というわけで再度おさらい。夏コミでは、
「MP9.5」B5判200円
「萌え墓時代3」B5判300円
が新刊。

 破雲泥さんところのスペースで3日目のみ販売いたします。委託ですが、私もいると思います。
19日曜日東地区ル18a「みすずGX」

 まあ、それはそれとして、今回の「スパイダーライダーズ」。なるほど、スパークルとグラスホップの絆が、インセクターと人間が分かり合える印として扱われるのね。なんでスパークルがそれほどグラスホップのことを気に入ってるのかは不明のままですが、まあいいコンビはいいコンビですよ、この二人。

 オフ音声で
「たまに木の実に化けとるデンデン虫もおるとよ」
とかさりげなくアフレコかます千葉師匠がまたたまらんのですけどね。いやあ、楽しんでるなあ。このアニメの隠れたお楽しみですね、グラスホップのアドリブは。

 まあ、バグースもマンテッド様命で凝り固まっているわけではなくて、立場的にそう動かなければならない部分もあったりするわけで。そのあたりの苦悩や孤独もきっちり描きこんでいるのがこのアニメのよさ。やはり真の主人公はバグースってことなんだろうなあ。

 つまりハンター君は主人公というよりは狂言回しでしかないわけですが、裏表のないツルッとしたキャラクターであるところをうまく利用して、ストーリーを推進する装置として機能させているあたり、黒田さんのうまさ、ってことなんでしょうかね。

 ここまで悪役系ヒーローが苦悩しまくっている場合、形式上の善玉主人公は憎たらしくてしょうがなくなるもんですが、ハンター君はハンター君なりの立場でちゃんと悩みつつ動いているので、不快さがない。これはまあ真下社長の手腕だと思います。ハンター君の苦悩なんて、バグースからみれば小さなものなんですけどね。

 ともかくも、マンテッドとの会見に向けて、昆虫帝国への潜入を決めたハンター君たち。いよいよ最終盤ですね。まだ8話あるんだけど。マンテッド様は昆虫なのでしょうか。それとも、まったく関係のないエイリアンなのでしょうか。その部分も含めて、要注目ですね。そして鍵を握るのはロレーヌ…なんだけど、ハンター君の過去も絡んできそうな予感。
posted by てんちょ at 15:29| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月05日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第17話

 今回の目玉はやはりアレですかね。良い心のコロナたんと悪い心のコロナたん(^^:千葉紗子さんワンマンショーですな。どうみても良い心…というよりは煩悩な心なんですけど(−−;二人っきりだからハンターとああしたりこうしたり…って、それのどこが良い心だー

 それにしても真下作品で「たん」が出てくるとは思いませんでしたよ。本当、結構なんでもアリだなこの作品。黒田脚本おそるべし。

 割とストーリー的にも進展して、オラクルの鍵が使えなくなったり、ビィーレインが傷ついて昆虫帝国を脱出したり、ハンター君が昆虫帝国潜入を思いついたり、ハンター君とコロナが夫婦和合したり(オイ)まあいろいろありました。自分のことしか考えてないようでいて、ちゃんと彼女への気配りも欠かさないあたりがハンター君の意外とマメな一面。

 これに対してビィーレインは報われないっぽいなあ…なんか気の毒。あ、でも「飛べない蝶」って、ビィーレインは蜂じゃなかったっけ?バグースはどうみてもアクーネに心が行ってるもんなあ。アクーネにフクロにまでされてかわいそう。この痴話げんか、ちょっと悲惨です。

 一方、バグースはというと、オラクル神の意図を様子見の模様。うん、やっぱりバグースは大局を見ることができる男だなあ。結局のところ、本当の主人公はバグースなんだろうと思う。というわけで次回も期待。そろそろクライマックスだな。どきどき。
posted by てんちょ at 12:45| 🌁| Comment(3) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月28日

スパイダーライダーズ第16話

 いよいよマンテッド様が動き始めました。クライマックスです。いやーワクワクしますね。「全国2千万」というのは大ウソだけど、「スパイダーライダーズ」を見てきてよかった、と思えるラストになってくれることを期待しましょう。これが子供向けとして面白いかどうかはさておいて(笑)今どき珍しいぐらい生真面目な秀作であり、なおかつ実に真下らしい作品であるのも確か。これを見事にクリアしてしまうのが、社長のすごいところなんですよねえ。

 さて今回は。ビィーレインとスタッグスの重厚なシリアス芝居に対して、相変わらず軽いスパイダーライダーズさまご一行。オラクルの鍵の力で侵攻を始めたインセクターを探るべく派遣されたハンター君とコロナ、って、諜報活動みたいな頭脳労働を彼らが思いつくとはちょっと意外です。まあ、王子はキレる人なんでしょうが、基本的にグータラですから(笑)

 にしてもハンター君、

「スパイって、ダーライダーはどうなったんだよ」

 …一瞬わかりにくいギャグを言わないでくれるか(^^;

 まあ今回は本当に久々のコロナの変身シーンが収穫かな。それこそ、第1シーズンの一桁話数以来じゃないか。ああ、そういえばコロナもバンクがあったんだ、と思い出したりして(^^;

 まあ、それはさておき、マンテッド様の真の目的が、オラクル神のエネルギーを奪うことにあるらしいことがわかってきましたね。やはりマンテッド様はインセクターでも人間でもない、別種族のエイリアンの生き残りじゃないかという予測が強まってきた気配。

 そこに思わぬ重要な役割を果たしそうなのがビィーレイン。マンテッド様に心酔して自分を振り向いてくれないバグースの目を覚まさせるために諜報に乗り出すとは。愛の情熱ってのはすごいもんだ。なんだか、いー加減なスパイもどきだったハンター君は見習うべきじゃないでしょうか(^^;
posted by てんちょ at 23:26| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月22日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第15話

 というわけでアラクナに戻ってきたハンターたち一行。いきなり布団に倒れこむハンター君にアンタはどこのサラリーマンのオッサンだとついツッコミたくなります。

 イグナスは宮殿の取り巻き少女たちに歓迎されて失恋の傷を癒す…と思いきや「実はみんな新しい彼氏ができました〜」と見せ付けられる始末…って、イグナスどんなひどいタラシ行為してたんだろう。よほどのことがないと、ここまでキッツイ報復は受けないと思うが(笑)

 まあ、家に戻ればやっぱりお笑い集団なんですね、スパイダーライダーズは。

 バッタのおじちゃん・グラスホップもすっかりこのお笑い集団の一員として馴染んだ様子で、「それは、台本に書いてあるから」って、そういうセリフは千葉御大だからこそ通用するセリフなんだろうなあと思ったり。ていうか、絶対このセリフは台本には書いてなくて
「千葉さん、この部分勝手にしゃべってください」
と空欄になってる気がする。

 そんな一方、インセクターの世界にはようやく光が…本当、この幸薄い民たちに栄えあれ。マンテッドは裏切る気満点でバグースを操るために光を見せているだけのようですが。ともかく、最大の焦点は「ロレーヌ」が何なのか。人間かと思ったけど、今回初めて関節が見えましたから、どうやらロボット?それともマンテッドの種族(人間でもインセクターでもないエイリアン)の唯一の生き残りの女性でしょうか?

 何にしても結構驚きの展開が次週以降見られそうで、楽しみです。
posted by てんちょ at 23:59| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月14日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第14話

 戦い済んで…イグナスはまたお笑いキャラに(^^;ていうか、スパイダーライダーズそのものがまたまたお笑い集団に逆戻り。緊張感ない連中だなあ(笑)この後、イグナス、ずーっと固まったまま。そのまま船に揺られていくって…おいおい。

 でもまあ、アドリブに関しては千葉大人の方が一日の長がありますね。「視聴者の皆さん、こんなときふくらはぎがかゆくなったらどぎゃんしますかーっ」て、笑ったなあ。よりによって何を言うやら。たぶん、脚本のこの部分は空欄なんでしょう。こういうときにどれだけ意表を突いたことを言えるかで声優の力量が測られる部分もあるんじゃないでしょうか。こういう場面での機転はさすが師匠だなあ。

 一方コロナは「オラクルの巫女」であることがわかって浮かない顔。まあ、わからないではないんだけど、うーん、どうして?何か初めて過去話が少しだけ明かされ、アクーネと姉妹であることも判明しましたが。とりあえずオラクル神が、ごく一部の人間のためだけに動く存在であることははっきりしました。

 「コロナを励ませるのはハンターだけだよ」という王子のセリフは確かにその通りだけど。なに、今頃になって妙にリアルな男女関係の描写。これ、本当に子供向けアニメか?

 マンテッド様は、本っ当にひさびさの登場。どうやらオラクルの鍵をそろえると、ロレーヌを目覚めさせることができる…ということのようですが。ロレーヌって本当、何なのだろう。このあたり、結構奥深いですよね、いやいや、ついつい夢中になってしまうわけで。CSで地味に放映してるのは本当にもったいないなあ。
posted by てんちょ at 22:59| 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月08日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第13話

 バグースさん、艱難辛苦の末に、オラクルの鍵、ようやく1個ゲット〜って、効率悪すぎです(^^;オラクル神に人間の側がヒイキされていて、体のいい「斬られ役」としては、ここまで血のにじむような努力をして、散々苦労した挙句にやっとなんとか1個ゲット、ということですか。本当にバグースの内に秘めた怒りが分かろうというもの。

 グラスホップさん、やっぱり最後の勘所では活躍してくれるようで。今回も結構活躍してくれました。まあ「私の出番が少なくなってる」というセリフは笑えますが、それを言ったらスパークルはどうなるんだ。グラスホップとスパークルが同アングルで「すべってまーす」というセリフは笑った。本当、この二人いいコンビだわ。バッタのおじちゃん、たぶん、最終回前後に向けても重要な役割を握りそうですね。DVD−BOXセットCMのナレーションを担当してるし(笑)っつーか、もともとはバラで出るはずだったDVD、セット箱のみで販売ですか。うーん。「全国二千万のグラスホップファンの皆さん」と千葉御大はアドリブしてますが、このアニメの視聴者がそもそも二千万人もいるかどうか。真下のインタビューも入ってるし、ボックスセット、結構魅力的ですが…「エル・カザド」もあるからなあ。うーん、うーん(^^;

 何にしてもこれで第2シーズンも折り返し点。コロナが「巫女」であることも確定し、いよいよ最終盤に向けて舞台が整ってきました。それにしても気になるのは、オラクル神がいまだに登場しないこと。やっぱり、最終回までおあずけ?

 んで、巫女とは何か。たぶん、ユーザーサポート登録を済ませた(とオラクル神が勝手に判断した)この実演ゲームのユーザー市民のことではないかと。地上の生き残りの子供であるコロナとアクーネを退屈させないために、オラクル神が地下世界を無理やり改変して作り出したのがこの世界なんじゃないだろうか。だとしたら、ハンター君の存在とは?やはりハンター君の生い立ちが大きな意味を持つことになりそうですね。うーむ、来週も楽しみ。
posted by てんちょ at 23:40| 🌁| Comment(3) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月05日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第12話

 えー遅くなりました。みなさんお察しのとおり、今週は録画失敗しました。しくしく(泣くなよ)というわけで、今週も破雲泥さんにお助けいただきました。本当に足を向けては寝られません(^−^;

 というわけで、今週はスタッグスとハンター君の死闘に決着。一度は倒されたハンター君でしたが、瀕死から立ち上がるのはまあ定番なので。

 それよりか、スタッグスもまた、インセクターなのだなあとしみじみ感じたのは、常に「自分とは何者なのか」を問い続けている苦悩に満ちた存在であったということ。うん、やっぱりこの作品、主人公はあくまでインセクターの四天虫なのであって、スパイダーライダーズは狂言回しにすぎないことを実感。闘うことでしか自分の存在意義を見出すことができないスタッグス。少々体育会系な要素が過多な気がしないでもないですが(笑)それでイヤミにならずに、深く共感を感じられる存在になっているのは、三宅健太氏の実力なんだろうなあ。四天虫側に大ベテランを配した真下の作戦勝ちです。

 しかしそのスタッグスも今回で見納め。アラクナ城からまっさかさまに落下していくスタッグス。さらば、スタッグス…って、地上に大穴開けてまだ生きてんのか!なんぼほど硬いねん(^^;

 結局、最後はオラクル神の反則技な介入でまたもや勝利してしまうハンター君でしたが…それが「ずるい」とか「卑怯だ」と思えてしまうのがこのアニメの特異なところ。本当、オラクル神はどういう風にかかわってくるんだろうなあ。

 バグースは「仲間意識など必要ない」と冷酷さを強調しつつも、実は「すまない」とすごく思っているわけだし、スタッグスもマンテッドの真意を疑いつつも、自分の寄って立つ「イデオロギー」としてマンテッドに忠誠を誓っている。こういう複雑な奥行きは、スパイダーライダーズにはないものだもの。グラスホップもただ見てる、ってことはないんだろう。何かありそう。

 そして次回、城が落ちる…って結構スペクタクル?
posted by てんちょ at 23:59| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月24日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第11話

 祝!スタッグス勝利。スタッグスは結構好きなキャラだったので、この勝利は素直にうれしいですね。どーせハンター君が結局勝つんだろうなあ、と思っていたので、この勝利は予想外でした。いや、それにしてもこんなにも強いとは。しばらく登場しない間に黙々と修行していたのね。さすがサムライ。

 全編アクションシーン、しかも裏ではエルカザドも進行中、ってわけで枚数はやや節約気味ですが、ここぞというところでは見せてくれるのであまり不満は感じません。さすが職人真下。手馴れてます。コロナの弓が当たるシーンでも、スタッグス部隊はドスッという痛そうな音がするのがなんとも(^^;

 スタッグス部隊は、結構重量感のある刀でずんずん攻めてくるので、いつものアリっぽいザコキャラとはわけが違うというわけですね。刀の切れ味より重さで相手を吹っ飛ばす、青龍刀的な武器というわけですか。こういう設定の細かさも、このアニメの隠れた楽しみのひとつ。そういうとこ、本当にちゃんと考えて作ってるんですよね。情報戦中心のバグース、空中戦のビィーレイン、そして地上戦のスタッグス。海中戦のアメンボ幹部とかいてもよかった気がするけど、出番が少なくなりそうでやめたってところでしょうか。んで、その代わりにお笑い担当のグラスホップ…って、どうみてもおかしいだろ、その配置。グラスホップ、お笑い軍団のスパイダーライダーズに移籍したのも道理ですね。

 そんな今週の「バッタのおじちゃん」。スパークルとあやとりするワンシーンだけなんですが、さすが千葉師匠、いい味出してるわ。たかがあやとりするんでも大騒ぎ、さぞやアドリブたっぷりなんだろうなあ。そのグラスホップのドタバタに説得力を与えるスパークルの輝く笑顔(笑)気合いの入った作画が実に効果的に使われています。うん、こういう風に使ってこその「メリハリの効いた演出」ですよね。

 あっさり捨石になるのかと思いきや、予想以上に正面突破で奮闘したスタッグス隊。これが本命じゃなくてただの陽動だってんですから、バグースの作戦はどこまで複雑なんだ。次回、その狙いをとくと拝見させていただくとしましょうか。
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2007年06月19日

スパイダーライダーズ第10話

 千葉師匠の「もう一本お願いします」というのは絶対アドリブだね。移籍の甲斐あってグラスホップ、もう生き生きしてるよ(笑)よかったねえ。芸人は才能を伸ばせる場を見つけるに限る(何か違う)

 それはそれとして。

 「お待ちしておりました」というけれど

 ヌウマの神官は、ハンター君たちが来るまで、ずーっとあそこで待っていたのでしょうか?(^^;

 というツッコミはさておいて(笑)

 というか、今回はツッコミたいネタの嵐…イグナスが久々にお笑いキャラとして走りまくってますが。ベッドの上に正座して片想いの相手を待ちぼうけしていたり、枕抱えてゴロゴロしたり、アンタは性欲もてあましている男子高校生か(笑)

 むしろ、王子が女王にぜーんぜん反応しなかったことの方が気になって気になって(笑)実はあの女王、男だとかいうオチとか。

 一応、コロナの秘密を女王が知っていそうだとか、それなりに秘密をほのめかす設定はあるようですが。やっぱり、スパイダーライダーズはお笑い担当ですね。

 それに対して、インセクターは本当に苦くシリアス。ヌウマ攻略の作戦を成功させるべく、あえて非情を貫こうとするバグースさん。辛いなあ。みんな、それは承知の上で作戦に散っていく。「…すまん、スタッグス、ビィーレイン」とポツリともらすバグースさんが実に痛ましい。何度も言っているけど、あんなおバカ集団と真面目に闘っているインセクターが気の毒でしょうがない。インセクターにとって幸多き結末を期待したいけど、どうなるかなあ。

 そんなわけで始まったヌウマ城攻略。スタッグスたちは町で騒ぐのかと思いきや、なんとバンバン城に乗り込んできます。これが「陽動」って、予想以上にバグースの立てた作戦は複雑そうだ。うーん、来週が気になる。
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2007年06月10日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第9話

 グラスホップが裏切るかやめとこうか葛藤する話…かと思いきや、実はビィーレインさんメインの話でありました(^^;本当、こういうフェイントの多い作品であることよ。いや、まあそこがいいんですけどね。じゅにスラさんが焦ってましたけど、予告でチラと見えたバグースさんがビィーレインさんの頬をなでる「大人のラブシーン」っぽい展開。実は「自分に気がある同僚」をうまく動かすための色仕掛け交渉だったんですね。ビィーレインさんも気の毒だ。やはりマスクフェチ=バグースさんの本命は、リメイク仮面のアクーネか。ビィーレインさんもマスクしてるんだから、少しはやさしくしてあげればいいのに…って、あ、あれはただの模様か(−−;

 グラスホップはそれなりに悩みぬいて裏切りを決行するものの、人がよすぎてバレバレだったのでした…って、あ、なかなかいい展開。結果としてインセクターの目的が「緑の大地を取り戻すこと」っていうこともハンター君たちに分かったし。二者が講和を果たす方向が序々に見えてきました。それができるのがおそらくは、ブレイドが言ってた「本当の勇者」なんだろうけど。

 ふむ、「ゴールドライタン」の雪辱戦じゃないかと思って見始めたこのシリーズですが、予想以上に「タイラー」のリメイク、という色彩が強くなってきました。省エネ指向の平和主義が世界を救う、という意味でも、重要な敵方のキーキャラが関さんだったりという点でも、意外なほど共通点は多い。本作品ではスチャラカなのはハンター君じゃなくて王子ですけどね(^^;

 悪を相対化し、正義を解体していく仕組みは、ある意味、真下アニメの黄金パターン。広い意味では「MADLAX」だってそうです。今回も、つまるところビィーレインの「闘う理由」を描いているわけですから。「バグースに振り向いてほしい」というのがビィーレインさんの理由なわけですね。個人的には、ビィーレインには王子に追っかけまわされててほしいんですけどね(^^;

 というわけで、人間とインセクターの和平は道筋が見えてきましたけど、その前途に障害として横たわるのは、おそらくマンテッド様とオラクル神。たぶん、その過程でこの世界の謎が少しずつ解き明かされていくことになるんだろうなあ。

 で、次回、スタッグスさん再登場。これはこれで楽しみですよ! 
posted by てんちょ at 16:30| 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月05日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第10話

 もう一回確認してみたけど、うん、確かにブレイドは大塚周夫だ。かすかにあの塩辛声(オイ)が確認できるしね。それにしても「らしくない」キャラだなあ。例によって主人公以外のキャラがみんな手札を隠しているという、真下アニメならではの展開なので、ぜんぜん子供アニメっぽくないんですが。

 ああ、よく考えてみたらハンター君も手札を隠しているのか。だって地上でのハンター君がどんなだったのか、いまだに登場しないわけですからね。ここまで引っ張ると、うーん、これは結構重要な意味を持っているとしか思えなくなってきたなあ。

 「そんなの気のせい」とかポールさんあたりに言われそうだけど、コロナに一回「地上はどんなだったの」と聞かれかけて答えずじまいだったし、そもそも今回、ひさびさにロレーヌが登場してますからね。マンテッド様が強い執着を示しているロレーヌとは何なのか。マンテッド様はどうやら人間でも昆虫でもないようで。

 ひょっとしたら、ここは地球ではないんだろうか?テラフォーミング中の異星で、いつか完全にテラフォーミングが終わった時に人間の遺伝子を元の形に戻すための「データ保存器」がロレーヌなのではないでしょうか。マンテッド様は、地球人とは縁もゆかりもない別の星系のエイリアンの最後の生き残りで、たまたまこのテラフォーミング中の惑星を発見して、介入したとか。

 なんか案外、そんなあたりが落としどころではないかという気がしてきました。

 というわけでアクーネは無事、インセクター陣営に帰還。このまま居着いたらどうしようかと思っていたんで、ヒヤヒヤしましたよ(^^;まあ、黒田氏がそういうことをしそうもないことは分かってるんですけどね。 
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2007年05月28日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第7話

 ひさびさにロリなスパークル大活躍、シスコン王子も見られたし、いろいろな意味でおいしいエピソードだったなあ、と思ったら、なるほど、黒田氏自らの脚本でしたか。黒田さんノリノリじゃないですか(笑)

 まあその一方で今回の主役はグラスホップ。なんだかんだあって結局スパイダーライダーズの方に行ってしまうわけですが。まあ、シリアス一辺倒のインセクターの中ではかなり浮いた存在だったので、芸風を生かすことを考えたら、この移籍は妥当ではないかと(笑)ますますシリアスな苦悩を深めるインセクターとの落差が深刻になっていく危険性はありますが。

 「グラスホップが裏切ったり裏切らなかったり」という先週の王子の予告がまんま再現されるというのも、このアニメならではの魅力でしょう。じゅにスラさん、本当、そのとおりでしたな(^^;

 それにしても、スパークルもグラスホップのどこがそんなに気に入ったんだか。まあ、「おもしろいおっさん」ではあるが。無害だし。敵なのに(^^;というわけで、今回、何度も何度も何度も何度も何度もそれはそれは何度も繰り返される
天狗のおじちゃんバッタのおじちゃん」
というセリフ。はたして都合何回あったのやら。誰か数えてくれないか(笑)グラスホップが鞍馬天狗ならさしずめスパークルは杉作ですか。地下世界の夜明けはまだまだ遠そうですけどね(^^;

 おそらく次回予告からみて、アクーネはインセクター陣営に戻るのでしょうが。グラスホップはこのまま居候するんだろうなあ。ただ、インセクター陣営でただ一人まったく性格の異なるこのキャラクター、ある意味異分子としてオラクル神がしつらえた人工の勧善懲悪神話を破壊してくれそうな気配。この先、結構重要な役割を担うかもですね。
posted by てんちょ at 15:42| 🌁| Comment(3) | TrackBack(1) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月20日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第6話

 予想以上に含蓄に満ちていたブレイド登場回。大塚周夫氏はかなり古くからの(「ダーティペア」以来かな?)真下番声優さんですが、登場回数自体は実はそんなに多くない。今回はワッツマン教授のときと違って、大塚節をブイブイと聞かせまくるわけではなくて、割と抑制された演技がなかなかよかったと思います。放っておいたら、どんどん独自の世界を作ってしまう人ですが、今回はどうもそれでは困るみたいなのね。確かに、余力を大幅に残した今回の演技は、大塚ファンにはややもの足りない思いもあったことでしょうが、おかげで「まだ何枚かカードを伏せている」感じは出た。なるほど、こういう演技もできる人なんですね。大ベテランにこんなことを言うのは失礼ですが、いつもの超ハイテンション演技があまりにも強烈に印象に残っているものだから。

 結局のところ、ブレイドの言いたいことというのは、水がめを巡るハンター君との会話にかなりの部分が出ている気がする。
「水がめが持ち上げられなかったら、少し水を捨てればいい」
というのは、ある意味で、極力無駄な戦いを避けるべきだというブレイドの積年の哲学ですよね。それは、ある意味で王子の省エネ戦法にもつながるものであるわけで。

 それでも、根性で満杯の水がめを持ち上げてしまうのが、ハンターのやり方。まあバカげているし、結局こけて水をこぼしてしまうことになるわけですが、「いつか成功することもあるかもしれない」というハンター君の前向きな楽天性は一理ある部分もある。

 まあ、そのあたり、ブレイドもハンター君に一目置いたようですね。現状では問題外だけど、そのうち、役に立つこともあるのかもしれない…ということでしょうか。

 まあ、何にしても、「伝説」を破壊するブレイドの哲学は、結構分析しがいのあるものとなっていきそうですね。「相手の悪の心だけを斬る」というのは、結局のところ、オラクル神が相手の都合も考えずに勝手に振った「悪役」のロールプログラムをリセットする行為だったんではないか、と思ったりもして。

 そして次回は久々に王子メインですか。相変わらずやる気のない予告がステキです。次回が楽しみだわ。
posted by てんちょ at 23:11| 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月13日

スパイダーライダーズ新しい太陽第5話

 じゅにスラさんの予測が当たりつつありますねえ。なんと、最後に登場した、OPでチラチラ姿を見せている老人は、勇者ブレイドのその後の姿であるらしい。なるほど、そう来たか。

 なんかすっかり弱ったアクーネがハンター君になびいて、あっさりインセクターを離脱しそうな気配。それは結構やめてほしい展開なので、どうなるかとハラハラしながら見ていたら、洗脳されているのではなく、あくまで自分の意思でインセクターに残っていることを明かすアクーネ。ようやくこれでハンター君もインセクターの窮状を知って、さてどうするか、と思いきや、そこで唐突に妙な「楽園」に飲み込まれるスパイダーライダーズ+アクーネの一行。なんかうそくさいリゾートみたいな世界なんですが、これはこれでいいんですよね。ブレイドがハンター君たちをおしとどめるために享楽的な妄想の世界に押し込んだわけだから。

 「楽園のおねーさん(と、EDで書かれてる・笑)」に無意味な闘いの連鎖より、ここで穏やかに楽しんでいるほうがいいんじゃないの、と説得されるハンター君でしたが、オラクル神の精神攻撃(笑)で思いとどまるのでした。まあ、オラクル神はただの娯楽遂行プログラムだからね。たぶん。プレイヤーに途中でリタイヤされると困るだろう。「難しいことはわからないけど、困っている人を捨ててはおけない」というハンターの理屈は、分からないではないですけど、これってある意味で、イラク戦争を強行したときのアメリカの理屈ですよねえ。強者の論理は差し引いて考えないと。

 とはいえ、ハンター君の論理=このアニメの製作者たちの意見というわけではないのが、この作品の面白いところ。おそらく、ブレイドは人間とインセクターを戦わせている大義のうそ臭さに気づいている。というわけで、こういう行動を取ったということなのでしょう。

 さてさて。そもそもの発端の当事者であるブレイドの参入によって、今まで人間の側が勝手に築いてきた「神話」がいかに脱構築されていくかが、ひとつの見所となりそうです。これは面白いことになってきた。

 まあ、王子&イグナス、スパークル&グラスホップがあんまり活躍しなかったのは残念ですが、そのあたりは次回に期待かな。
posted by てんちょ at 22:15| 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月06日

スパイダーライダーズ新しい太陽第4話

 なんかいかがわしい「船長」が登場。OPに登場している呪術師みたいな親父はこいつかなあと思っていたら、早々に退場してしまいました。あ、似てるけどちょっと違うキャラが次回登場するらしい。こっちか。

 「わしは勇者ブレイドと親友だった」というあたりからしていかがわしい、回想シーンの妙な美化っぷりもいかがわしい。そもそも存命中の老人と知り合いだったって、ブレイドの活躍した時期ってほんの30年ほど前か、と突っ込みを入れたくなったのですが、なるほど、そういうオチでしたか。イグナスが見苦しく動揺するあたりが、らしくていいですねぇ。

 空中からの奇襲をかけるビィーレインと「霧の中の決戦」かと思いきや、霧を利用して逃げる作戦。ああ、今回はアクションなしかあと軽くがっかりしていたら、最後にアクーネが登場し、鍵を奪ってハンター君と激突、王子とイグナスを除いてどこかに飛ばされてしまいます。ゆるーい前半と畳み掛ける後半の激変ぶりにちょっとびっくりさせられましたよ。さすが真下マジック。ダテにゆるかったわけじゃないのね。まあ、あのゆるさは嫌いではありませんが(^^;

 それにしても、グラスホップ&スパークルは甲板に激突したことにすら気づいてもらえず、そのまま巻き添え食って飛ばされる、とはなんともかわいそう。グラスホップは分からないでもないけど、スパークルは必ずしもそういうキャラじゃないと思うんだけど(笑)

 うーん。ひょっとして、このメンツで飛ばされる、ということに何らかの意味が?次回、「楽園」。って、みんな遊んでるし(笑)まあ、自堕落なメンツが多いからねえ(^^;
posted by てんちょ at 17:18| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月28日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第3話

 第2シーズンに入っても、やっぱり、スパイダーライダーズはお笑い担当ですね(笑)そもそも船すら操れない連中が世界を救うなど片腹痛い。

 今回もたっぷりとボケを堪能させていただきました。グラスホップの離脱でますます苦悩を深めるシリアスなインクターとの乖離は深まる一方。こんなアホと闘っているのかと思うと、バグースが気の毒で仕方ありません(^−^;

 それにしても、コミカルなヒーローたちを描かせると黒田氏の筆は実に踊りますね。それに呼応するように真下演出も楽しそうなことといったら。ここまでコミカル方向にシフトした真下演出といったら、タイラー以来かもしれない。ああ、そうか。そういわれてみればラールゴン帝国はスチャラカなタイラーと対照的に実にシリアスだった。まあ、それでもラブコメ指向なアザリンがその中間にいたこともあって、うまく二者が結ばれていた気がする。コミカルな善役と苦悩多きシリアスな悪役の落差、という点では今回のほうがはるかに深刻。

 ある意味、その二者を結ぶ重要な役割は、グラスホップに託されているのですね。その点では、マジでグラスホップを応援したいところ。今回、スパークルとのコンビ結成は大いに期待したいところだし、人力飛行機を自作してしまう根性は大いに称揚したいところ。なんだか、夏の定番「鳥人間コンテスト」を思い出してしまいましたよ。何年かおきに、思い出したかのように見ているこの長寿企画、そろそろ琵琶湖の対岸にたどり着くチームが出てくるんでしょうか(^^:

 それはそれとして、アホな善役、苦悩する悪役というアンバランスな関係のままここまで来てしまったこのシリーズ。いったいどういう形で決着するのか、そろそろ気になってくる潮時なのですが。まあ、まだ半分をわずかに過ぎたばかり。まだひとやまもふたやまもあるんだろうなあ。

 おそらくは「地上世界は滅亡している」「最終的な敵はオラクル神」というあたりは外せない要素かと思いますが、果たしてどう出てくるか。まだまだ先が楽しみです。
posted by てんちょ at 23:59| 🌁| Comment(2) | TrackBack(2) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月21日

スパイダーライダーズよみがえる太陽第2話

 あれ、ハンター君の声優さん代わったんだったけ?

 と思ったらいつものくまいもとこでした(^^;

 ひょっとしてアレかなあ、27話まで収録終えて一時中断して、ひさしぶりに再開したのがこの28話だったんだろうか?何か変に感じたんだよなあ…まあ、そのうち元に戻るでしょ(^^;

 今回もまたいろいろと「久しぶり」な展開に懐かしくもうれしかったり。ヌウマに向かう途上で王子がすげえ気分悪そうな顔してるからなんだ、酔ったのか、と思いきや、

「スパークルを置いてくるんじゃなかった〜」

って、あなたはなんだかいろいろねらいすぎです。いや、それでこそ王子ですけどね。たっぷり笑かせていただきました。

 そのスパークルも、変わり身の術やら、「行くの〜行くの〜」「いけません」のお約束やら、あいかわらずかわゆくもおいしい。しかも来週は空まで飛ぶのか。やりすぎです(笑)

 そうそう、今回はアクーネが久々に出ましたね。こっちはとことんクールですが。本当、インセクターの人々はシリアスだなあ。どちらが主人公だかわかったもんじゃない。とことん真面目に闘うし。今回も、マシンセクター、けっこう強かったですよね。オラクル神がこれだけ人間に肩入れしてなかったら、とっくに勝ててただろうに。今回も、不条理にヒイキされてしまうハンター君なのでした。そのあたり、今後どういう展開になってくるのか、注目したいところですが。ハンター君は真実に気づけるでしょうか。

 ま、ひとまずは次週のライン河下り(違う)に注目ですね。
posted by てんちょ at 23:19| 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | スパイダーライダーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする