2005年08月19日

「MADLAX」最後の2話

 夏コミも終わったので、DVDで「MADLAX」最後の2話を繰り返し見ています。やはりキーになるのは最後の2話だろうなというところ。いろいろと心に引っかかる部分があちこちに出てきているので、繰り返し見ることでまとまった論旨を起こしていきたいところ。

 ひとつにはフライデーがマドラックスに対して述べる「君は矛盾している」というセリフ。やはりここが気になりました。「矛盾している=ゆがんでいる」なわけで、マドラックスの存在そのものが世界そのものの縮図として形成されている可能性が高い。それはまた、量子論の「重ね合わせ」とも響き合う構図です。コペンハーゲン解釈的な一点集約よりは、無限に可能性が拡散していく多世界解釈的な世界の方が実は豊かなのではないか。だとしたら「矛盾」はむしろ強みとなるのではないか…ってなところなのですが、よく分からない人は、うちのHPの「量子論でわかるMADLAX講座」見てみてくださいまし。
http://www.geocities.jp/mashimotop/madnazetop.htm
そろそろ次のネタもアップしませんとねえ。でも次はさすがにペンローズ理論取り上げないといけませんので。もうちょい待って。現在数学復習中。

 さて。もうひとつ気になっているのは、クアンジッタの死。量子論世界では、ご存じの通り、対象に介入しない観測はあり得ないわけです。「真実の場所」はバーチャル世界なわけですが、対象者が観測したものが現実となってしまう以上、大前提からは逃げられない。
 ただ問題は、「観測している人を観測すること」が観測になるかどうか、ということなんですね。ペンローズの「不発弾処理問題」などでも明確なように、「観測行為」には抜け道がある。ハーフミラーを使うなどすれば、「観測していないのに観測結果を知る」ことができるわけです。
 ただ、クアンジッタの場合、「観測対象には介入できない(これは当然)」「観測すると自身は死ぬ」という二重の縛りがある。これはどういうことか。SFさんと話し合ったときに「マクスウェルの悪魔」と似ている、という話はしたんですが、もうちょい詰めてメカニズムを解明したいところ。このあたり、今後の課題ですね。
 うーん、もうひといきな感じなんだけどな。
posted by てんちょ at 23:54| 大阪 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | MADLAX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
クアンジッタはさも死んだような演出がされているのに実は死ななかった(らしい)ということでわたしはこの点に関しては真下を非難します。あそこまでやったんならきちんと殺さんかい!

コペンハーゲン解釈を採るなら、マクロな事象に量子論的解釈を加えるのは不当ではありませんかね。多世界解釈とコペンハーゲン解釈の、自分に都合がいいところだけをつまみ食いするのはもっと不当ではありませんかね。ちょっぴり苦言。
Posted by ポール・ブリッツ at 2005年08月21日 16:14
↑ひいきのドラゴンズがいまいちぴりっとしないのでイライラがたまっていて少々書きすぎました。失礼。
Posted by ポール・ブリッツ at 2005年08月22日 17:26
 うーん。まあいいですよ(^^;。
 中日のムラの多い闘いぶりは、ファンならずともヒヤヒヤしますもんね。ファンならその怒りはいかばかりか。いかにも落合らしくって、采配ぶりは好きなんだけどなあ。

 それはそうとして。
 コペンハーゲン解釈とマクロな事象は関係ないのでは。コペンハーゲン解釈だとマクロの世界では重ね合わせが発生しないとは誰も言ってないと思うよ。多世界解釈と重ね合わせをごっちゃにしてると思うんだけど…違ってたらごめんね
Posted by てんちょ at 2005年08月23日 14:42
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