相方が昔の相棒の話ばっかりするから、微妙にムカつく、とかそういう話。うーん2話はこれでよかったのかな。確か原作もそうだったからこれでいいんだろうけど、近年「男が書く百合もの」の搾取色に、どんどん評価が下がっているので、あんまり愉快じゃないですね。
でもまあ、相棒が幻惑に囚われてる! とか思ったら、囚われているのは自分だった、とか、ちゃんと伏線としては生かせているからよかったというべきですかね。原作では「ふーん」と思うだけでしたけど、映像で見ると、結構鮮やかに決まっていて、知っている話なのに(というかあらかたこのへんは忘れてた)コロリと騙されましたよ。
やはりこれ、映像化がうまくて、映像の勝利なんでしょうねこの作品は。近年の小説作品の中では、珍しく映像向きなんだと思う。原作だと描写があまりうまくなくてイライラしていた部分がスッと分かるし。
そこはやはり、タルコフスキー版「ストーカー」に準拠することを決めた監督の潔さをほめるべきなんでしょうね。ネジをピッと投げるシーンとかマジでそれでしたもん。
というわけで、今期はひとまずこれを追いかけることになるのかなあ。ちょっと予想外に不作なシーズンみたいで不安ですが。
2021年01月13日
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