ある意味、ゲームの中休み、設定説明パート。とはいえ、各キャラは手札をまだまださらしていないので、状況は相変わらず霧の中。今回は、なんだろう。マスコットキャラ誕生エピソードかな(笑)
ただ、今回はヒロインを導く少年が、見た目通りの凛々しい好人物ではなく、なにやら別の目的を隠しているらしいことがほのめかされています。まあ、みんな「なんかあやしい」とは思ってますけどね。でも、キャラづくりから言うと、悪役ではなさそうなので、何を目指しているのかが気になるところ。
実際、どうみても子安武人さんと田中敦子さんという大御所がやってる敵方のキャラ二名も、わかりやすい悪役とは思えないわけですよね。こちらはキャラ造形からみるとあきらかに悪役なんだけど。ただ、いわゆる極端にデフォルメした造形ではないので、風刺的な何かを目指しているわけではなさそう。
主人公がこっち側の陣営を選択した理由というのも「より自分にとって望ましい可能性」を提示したからで、モラル的にすぐれているわけではないし、そもそも双方が何を目指して争っているのかもわからないので、さっぱり。そういうのが「感情移入しにくい」と本放映時にはみなされたんですかねえ。なかなか野心的で面白いとは思うんですが。ただ、かなり考えながら見ていかないと良さが伝わりにくいところが弱さなのかなあ。地上波放映で、少しでも再評価につながればいいんですが。もちろん先のことはわからないですけど。
2020年08月12日
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