2019年02月21日

「モブサイコ100U」#7

 霊幻のことだから、こういうピンチも適当に乗り切るんだろうと思いきや、結構ヤバいところまで来てしまって、でも最後はモブと霊幻の信頼関係が効いてくる、というエピソード。こういうものをサラッと出してこれるから、この話は本当にあなどれない。



 たぶん第一シーズンの第一話を見た時にどこかの時点でモブが霊幻に「そんなの最初から知ってましたよ」というのは言うんだろうなと思ってたんですけど、こういう劇的な場面で様々な重みを込めて語られるとは思いませんでしたよ。こんなん泣いてまうわ。ずるい。

 基本としてこの作品はコメディでありサイキックアクションなのだけど、それだけで終わらないのがすごいところ。霊幻も基本的にはすごく怪しげな詐欺師でしかないのだけど、本質は「いい奴」で、だからこそモブ君は変わることができて、人生の師として慕うようになったと。普通、この手の話の場合、霊幻を主人公が仰ぎ見る完璧な存在にしてしまいがちなのだけど、欠陥だらけでひどくショボかったりガッカリするような要素もいっぱい持ってるこすっからいダメな大人として描かれている。でも「いい奴」なんだと、驚くべき説得力を持って語り切ってしまう。これが、oneという人のすごさなんだろうなあ。

 なかなかこういう深みのあるキャラクターは描けるものじゃありません。一見落書きにしか見えず、真面目に見る気分にはなれなかったけど、自分しか大事じゃなかったり、他人を平然とゴミみたいに扱う作品が多い中にあって、これだけ人間の関係性への信頼を説得力を持って描けるってなんかうれしい。いいもの見せてもらいました。感謝。
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 ☀| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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