2018年01月15日

「ポプテピピック」#2

 リアルタイムで、実況を横目で眺めつつの視聴。こんなん初めてですが、実際それをしたくなる展開だから仕方がない。



 本当、今回も「星色ガールズドロップ」のOPから始まったら面白いだろうなあと思っていたんですが、さすがにそれはなかった。キングレコードは楽曲メーカーですから、さすがに告知したシングルを潰すことはしないか。



 実際、とってもカッチョ良かったんですよこのOPが。そういう意味では大満足。さすが天下のキングレコードというだけのことはある。すみぺもこういうカッコいい曲謳わせると絶品ですよね。ただ、いまだにすみぺの本編登場はナシ! どうも本気でフリなんじゃないかという気がしてきた。

 実はAパートで「あーとうとう出て来たか。え、でもすみぺってこんな声だっけ」とちょっと戸惑ってた。もちろんマチガイ。ていうか、大半の人はひっかけられすらしなかったのね。声優耳ってすごい。悠木碧と竹達彩奈のユニットコンビだったんやね。ただこの二人、歌は歌ってるけど、競演はほとんどないみたいで。

 二人とも結構うまい。やっぱそこは人気アイドル声優のトップクラスだけのことはある。でも、それではこの作品ではただの引き立て役になってしまう。おそるべし。

 だって後半は古川登志夫・千葉繁の「うる星」コンビなんですもん。なんだろう。この人たちオレの脳内意識調査でもしたんかと思ってしまうほどの絶妙の配役。ていうか、千葉さんを2話で使い潰していいの?

 いやはや、前半の二人の方が「自分、モノマネ得意なんやって?」とかアドリブ効かせてるはずなんですが、千葉さんの方がはるかに笑える。ほんま偉大な人ですわ。当て馬扱いされてしまった結城・竹達コンビこそ気の毒ですが、まあ何もかも勉強てことで。

 しかも実は勇者・魔法使いが前半檜山・真田のベテランコンビ、後半下山・新井夫婦。特に後半の旦那が「うちのはモノマネとかしたことないんだよ!」というクレームに爆笑してしまった。いや「モノマネしかしたことない」の間違いだろう。サメザメと泣いてたのに、次の瞬間にはメガネキャッチボールとかやってるし、さすが新井姉さん機転が効きすぎる。

 ところで、今回気付いたんだけど、これって実は「子供向けアニメ」なんじゃないだろうか。こんな俗悪な内容のどこが、とか言われそうだけど、そういうことでなくて、「ウゴウゴルーガ」とか「天才てれびくん」とかそういう傾向での子供向け。つまり大人が見せたいんじゃなくて子供が見たいタイプの、無意味でインパクト重視のやつ。

 ということを気付いたのも、こういうツイートを発見したから。

>3歳の子をもつ親としてポプテピピック視聴後のわが子の変化
・わたし14歳!と言いながら走り回る
・小突いてきて「おこった?」って聞いてくる
・何か渡しては「返してくれる?」って聞いてくる
・ダイヤちゃんだと思っている
・パパのこと好き?って聞いたら「いっぱいちゅき」って言ってくれた!

 ネットでは「嘘つくな」と散々言われてますが、実はウソかどうかはあんまり重要ではない。これを見て「ああ!」と膝を打ったのはつまり、子供のじゃれつきとポプテのよくわからない展開が非常によく似ているから。まったく面白いとは思えんのに、なんか引きつけられてしまうのはなぜなのか、みんなよくわからず頭を抱えているようですが、要するにこれ、子供と親のじゃれ合いと考えるとすべて得心がいく。つまりみんな忘れてるけど、かつては誰もが夢中になったガキ向けの欲望の発露と考えると、納得がいく。

「ドスドス 怒った?」
 とか、まさにその路線ですよね。あと「ビーフorチキン?」もよくわかんないことにはとりあえずアパレる、という子供の論理に適当に諌める母の論理で「ビーフ」と答えるという。

 だからみんな大キライP3部がいまだに使われている理由もわかりますよね。こういうグロくて心にのこりやすいキャラは、結構子供が好むから。まあ、だからといって毎回出されるのは勘弁ですが。

 あと2回のラストで『私が先に大人になったらどうするか考えといて』というピピ美のセリフにボブ子が呆けてしまう展開も「お母さんが死んだらどうするか考えときなさいよ」だと思うと結構怖い(^^;
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 ☁| Comment(3) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
星色はポプテピピックの前座一発ネタなのに、OPシーンと曲、公式アンソロジー発表など、もうやれるときにやろうと言わんばかりに展開してますね(笑)
再放送でゲストキャラのキャストまで変更してるのもですが、ABパート共通の小鳥の声に千葉さんも参加してる説もあって、演技の違いを毎回楽しめ、音響や尺の調整も1度目の視聴では自然で違和感ないです。アニメ版はあの頃楽しんだ、そして今も楽しんでる娯楽番組が好きな人に向けた作品という位置で、作風が違うワンコーナーを随所に差し込んでも成立する入れ物感がありますね。

キャストも担当回の後にいろんな話を明かしたり交わしたりしてますが、その中での注目は、真田アサミさん出演時のアロマゲ組は流石の反応でした(笑)
すでに一人確定の方もいますが、個人的にぶくぶ漫画つながりで、原案の梶田さんが主役でなくとも何らかの役で参加してそうな気はします。
Posted by たか at 2018年01月14日 23:50
このアニメ、どちらかといえば子供向けアニメというよりは、「いい年をして深夜アニメなんて見ている大人」に対する痛烈な糾弾だと思えてきた。

いい大人の考える前衛的な演出を真面目に真剣にやることにより、その前衛的方法の「クソさ」と「子供だまし」ぶりを「子供だましのクソアニメ」として見事に表現したというか。(モニタをぶち壊す金釘バットの「つまらなさ」を見よ!)

逆にその過剰なほどの「クソアニメ」にわれわれは感動を覚えるのであって、それを狙っていたとしたら前衛的作品としては大成功だろう。

「ウゴウゴルーガ」や「てれびくん」や「ファイテンション」から、「教訓」や「いい話」の成分を徹底的に除去することによりこのアニメのアナーキーさが成立しているのであって、そのアナーキーさを受容し消費しているわれわれアニメファンこそが批判されているのではないか。

そんなことを思うのであります。
Posted by ポール・ブリッツ at 2018年01月15日 19:20
>たかさん

 マフィア梶田さん出ますかねーぶくぶ氏と最終回で声を当てる説もありますが。それにしても、2人の声が野太いオッサンの声の方がしっくりくるようになってしまった不思議。やっぱ江原さんとか千葉さんて偉大ですわ。
 星色はなんかアンソロによると、アニメからネタを取り込んでいるそうで、もう一回大きく出てきそうな気もしてます。

>ポールさん

 まあ、そういうこと言うと、深夜アニメという存在自体が矛盾してますからね。中には深夜と昼間の両方に放映してるなんてのもありますし。
 おそらく「前衛」という意味では、ちゃんと洗練されているのはOPなんですよね。こういう形でも作ることはできたろうに、そうはしなかったのがこの作品の独自の気概なんでしょう。
 さてファンの反応を受けてどういう風に裏をかいていくか、それとも期待にこたえてしまうか。どう転ぶかわからないドキドキ感が最後まで気を許せないというのは、ある意味記録に残る作品となるのかもしれません。
Posted by てんちょ at 2018年01月16日 00:07
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