2017年07月11日

「プリンセス・プリンシパル」#1

 なんと久々に真下テイスト、ガンアクションの系譜を受け継ぐ作品の登場です。キャラクターデザインがあまりにも軽かったんで、さほど期待はしていなかったんですが、なかなか本格派のスパイ活劇で、少なくとも第1話は合格点と言っていいんじゃないでしょうか。



 ロンドンが東西に分割されたパラレルワールドで、王党派と民主派が争う、という構図はなかなかいいですね。そしてスチームパンクなガジェットが満載で、反重力装置が開発されているというアンバランスな世界が面白い。

 大人たちは普通にシリアスなキャラクターデザインなのに、主役の少女たちはいかにも幼女ないでたちというのは少々違和感が強い。おそらくは悲壮感を出すためなんでしょうが、やや冒険しすぎな気がしないでもない。

 ただ、お気楽な正義の味方ではなくて、嘘に固められた非情なスパイの世界を、ハードボイルドタッチで描くという心意気は大いに支持します。これでキャラクターデザインがもっとシリアスだったら言うことなかったんだけどなあ。ただ、このいたいけな少女たちが「嘘よ、嘘よ」と言いながら平然と保護対象者を射殺してしまう展開のシリアスさは大変に良かった。たいていそういうところで甘さが出てしまうものなので、あくまで非情を貫く思い切りの良さは大変すばらしい。

 SFとミステリ・アクションの配分比率もすばらしいし、保険という思いがけない粋なオチも見事でした。とりあえず今期のディスク保存はこれになるかな。ひとまず失速しないことを祈りつつ。なんといってもこれオリジナルなんですから。
posted by てんちょ at 00:57| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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