2017年04月30日

「サクラクエスト」#4

 これ、かなりリアリズムな地域起こしドラマになりそうですね。「SHIROBAKO」がアニメづくりの現場をわかりやすく紹介するものではあるけど、展開はまったくのファンタジーであったのと対照的と言えるかもしれません。

 

 かつて田舎居住者だった人間からすると、なんかもう、いろいろと「そうそう」とうなづいてしまううまくいかなさの連続なのがなんともすばらしい。どちらかというと「花咲くいろは」を思い起こさせる展開で、やっぱりPAWORKSの社長も、社屋を富山に構えるにあたっては、本当にいろいろと苛立たしい思いも嫌な思いもしたんだろうなあと思いましたよ。

 都会から田舎に移った人間は、変な期待をしてしまうので、田舎の側の人間とのすれ違いが大変なことになってしまう。結果として失望して去っていく例も数知れずあるわけですが…… そこをあえて訳ありの若き女子たちの力でなんとかしようというわけだからまさしく「クエスト」といえます。

 特に今回の伝統工芸をPRする企画なんてまさしくそうで…… みんなよかれと思ってやることがうまくかみ合わない。こういう話はすっ飛ばすとばかり思っていたので、ちょっと驚きといえば驚きです。逆に言うと、PAもこういう話を地元に気兼ねせずに作れるところまで地域に溶け込んだんだな、とある意味で感慨深い。つまり、ここからどう逆転をかけていくかは、PAの自叙伝なのだともいえます。

 そこがはっきりしているからこそ、これだけうまくいかなくてもどんよりした感じにならず、どこかからりとした気持ちよさがあるのでしょうね。なんかついつい見入ってしまう。今春のアニメはどれもバラエティに富んでいて、観ていて飽きないのがいいところです。やっぱ、どう描くか、って大事ですよね。
posted by てんちょ at 01:12| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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