2017年04月03日

「アリスと蔵六」#1

 関西春アニメはこちらからスタート。渋いな。



 われらが「コミック リュウ」発アニメ化作品第二弾となったのがこちら。実にまさかの展開。「モンスター娘」が第一弾だったのは納得できたんですが(見なかったけど)、次はまず間違いなく「セントール」か「ヒトミ先生」の人外系路線をひた走ると思っていたので。これ、玄人受けする作品ではありますけど、アニメ化してヒットするかといえばとてもそうとは言えない。

 なにしろご覧のとおりゴリゴリの個性的な画風で、動画として動かすのはひと苦労のはず。だいぶん個性をそぎ落していますが、結果としてやや魅力が減じているのは実に残念。まあ、もと絵のままでは動かすのはほぼ不可能だからなあ。とにかく動かすだけでやっとで、ところどころヒョコヒョコした軽い絵になってしまっていたのが実に残念でした。中華料理屋で蔵六がビールを注ぐシーンとか。あれじゃ絵コンテを中割しただけでしょ。ほとんど奥行といえるものがない。

 そして、派手なアクションを駆使しているのはいいけど、結果として安いCGが浮き上がってしまっている。自動車が紙細工みたいに重さがなくなってるし、作画場面との整合性も低い。

 蔵六の大塚明夫は、ちょっと若すぎるなあ。あれじゃ五十代ぐらい。父・周夫だと実に渋いジジイをやってくれたろうになあ、と残念な気分。まあ、でもジジイ役でならした大御所のみなさんは、ほとんどが鬼籍に入られてしまっているので、結果として明夫氏ぐらいしかいないのか。特に、明るいご隠居さんじゃなくて、ムスッとした頑固オヤジでないといかんわけですから、銀河万丈、麦人あたりではちょっとトーンが変わってしまう。それぞれいい大御所ではありますが。

 特にこの作品では、日本語の通じないガキんちょたちをつるし上げて一喝しなきゃいけませんので、あえて蔵六を若くするのもひとつの手かもしれない。確かに大塚さんにアイアンクローかまされたら、大抵の悪ガキは泣き出してしまうでしょう(^^;

 子供たちの超能力バトルはありふれていますが、そこに頑固ジジイを放り込んで攪乱してみせたのが本作品の独自の味わい。若干作画面と製作費のクオリティには不安が残りますが、明夫クオリティでなんとか乗り切ってくれるんじゃないかというのが第一話をみたとりあえずの感想。ひとまず視聴は確定。期待してます!
posted by てんちょ at 23:48| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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