2017年03月10日

「小林さんちのメイドラゴン」#9

 衆目の一致するベストエピソードだったようで。しかもこれオールオリジナルエピソードという。すごいなあ。



 まさかここまでハートフルなエピソードに仕上げてくるとも思わなかったし、カンナのかわいさと才川の煩悩ぶりが天丼状態でどんどん盛り上がっていく展開も大変に良いものでした。そして今までクールに一歩引いてドラゴンたちを見つめていた小林が、カンナの運動会に行くためにデスマーチを超えて奮闘する展開はなかなか泣けるものでした。こういうの見てると親子っていいもんだなあと思ってしまうんだけど。もう遅いけどね。

 基本的に、京アニが空回りしないのは、こういう風にきちんとした作りこみが意味を持った時でしょうね。一番それがうまくいっていたのは「氷菓」かな。でも今回もよかった。いつもは「まだおわんないのかな」と思ってしまうほど演出を詰め込みすぎて重量オーバーに陥っているんだけど、今回はたくさんのキャラをうまくさばいて、小ネタの連続で全体として運動会に収斂させているのが実にうまい。

 それと、全体に各声優陣の演技が実にうまいですよね。キャラであると同時に自分自身でもある、という感じの微妙な演技のさじ加減が絶妙、という話は最初のころにもしたと思いますが、今回の小林の男前っぷりは、やっぱり田村睦心さんだからハマるんですよね。そういうキャスティングの絶妙さにも実に唸ったエピソードでした。

 カンナがこれだけ前に出てきたのは原作ではあり得ないことで長縄まりあ嬢のうまさが光ってます。才川の加藤えみりんもうまくキャラを作りこんで前に出てきた感じ。原作ではほとんど印象にも残ってないキャラですよ。

 それだけに、主人公であるはずのトールがただ平板な高い声で、下手ではないけど個性も作れていないのがちょっと残念ですね。桑原由気は、「なりあガールズ」では一番実力を感じたのに。確かにこの豪華極まる面々に対峙していくのは大変だろうけど、最終回までにどうか存在感を出せるようになってほしいなという感じです。彼女にとってこの作品はうまくいけばステップアップになるのだろうし。
posted by てんちょ at 23:55| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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