2017年02月19日

「昭和元禄落語心中〜助六再び篇」#7

 今シーズン髄一の衝撃回。いや、やられた。原作読んでなくてよかったと今回ほど思ったことはないですわ。



 今回のひとつの目玉は助六の映像発見場面。フィルムに詳しくない方は「なんのことやら」でしょうけど、こっちはフィルムが切れないかヒヤヒヤしながら観てましたよ。しかも意味ありげに映写機のアップなんか写すもんだから。助六の演技のいい場面でフィルムが切れて映写不可になるとかそういうオチかと思ってましたもん。素人が保管してた16ミリフィルムなんて、20年もたったら、すっかりヘタってまいますからね。

 それにしても、初期トーキーの悪い音質と上下のガタつきをわざわざ再現した凝りようには驚きました。いやあやるもんですねえ。こだわりの深さがこういうところにまで及んでいるというのは実にうれしい。別に傷だらけのモノクロにするだけでも大半の視聴者は文句言わないでしょうに。

 しかし、今回のクライマックスはそこじゃありませんでした。同行した松田さんからもたらされた思いがけない「事実」。たしかに「おかしいな」とは思っていましたけど、そんな仕掛けがあったなんて誰が予想できましょう。そしてあとから思い出してみれば、不自然に見えた部分が実は全部伏線であったという。落語心中でこんな叙述トリックじみた仕掛けが飛び出すなんて思いもしませんでしたよ。

 そして最後に、泣きながら小夏に抱き着く与太郎で締めるのもいいなあ。これ、まさに後半のクライマックスですよ。本当に後期まで出来てよかった。きっとこの作品、長く愛されるものになるはずですから。
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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