2017年02月05日

「昭和元禄落語心中〜助六再び篇」#5

 圓生が実際に死ぬ直前に演っていた演目は「くやみ」でした。十八番の「死神」だったら伝説になってたなあと後から聞いて不謹慎なことを考えたものですが、原作者の雲井はるこもどうやらおなじことを考えていた模様。



 まあ、ここまで散々「死神」を小道具に使って不吉なムードを煽ってきたわけですから、実際に死ぬ瞬間に使ったらかえってわざとらしい。というわけで「反魂香」ですか。なるほどうまい。あまり実際に演じられるのは見たことがないですね。難しいネタということなのでしょうが。

 そしてここでようやく閣下と山ちゃんが再登場。いやーなんかおなつかしい。しかし山ちゃんはともかく、みよ吉なんかに未練があるんですかねこの人は(^^; なんか自分で驚いてましたが。

 「すまねえな、ボン」

 という山ちゃんのセリフ、こっちがとことん旦那役ですやん(^^;

 悶絶の苦しみの中で必死に演じ切って倒れる。石田さん名演技ですよ。まあまだ五話だからなーここで師匠がさっさと退場ということもなかろうから、この世に帰ってくるんでしょうけどね。どうやってつないでいくのか、史実とのリンクはどうなるのかちょっと気になるところです。

 まあ、文楽師匠のように高座から遠ざかった後も生き続けてしまう人もいるわけですが。思えば米朝師匠もそうでしたなあ。或る日ぱたっと倒れるんだとばかり思っていたら、少しずつ少しずつ大樹が痩せるように衰えていき、高座が短くなり、芸談だけになり、最後は舞台にも立たなくなって、それでも生きてた。

 まあ、上方落語にとっては神のような方でしたから、生きててくれるだけでどんだけありがたかったかわからないんですが、今年の正月に久々に全盛期の口演録画を見て「ああ、もう一度生で見たかった」と思ったものでしたよ。

 さて、「落語心中」の方はどうなるか。続きが見逃せません。
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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