2016年12月24日

「バーナード嬢曰く。」#12(完)

 みんなが予想したであろう通りの「笑顔のミカン」で見事に着地。拍手。



 誰もが「こう来るだろうな」と思う方向から逃げずに真正面で勝負して、期待通りの成果をあげるってなかなかできることじゃありません。全体に完成度は高かったけど、この最終回の気合の入り方はことのほかすごかったです。全体に30分ものがいまひとつで、5分アニメ2本の完成度が抜群だったこのシーズンですが、やはりこれがベストだったなあと思います。

 原作と随分違う絵柄でなおかつ原作の雰囲気を壊さず、うまくさらにイメージを乗せてくる演出の巧みさにうならされました。今期「ウィクロス」とか「ガーリッシュナンバー」とか、この作品の演出家は何を考えているんだと首をひねるような展開が続いただけに、かくもしっかりと手堅い演出には、大変に好感がもてましたよ。

 まあ、後半三分の一はほぼド嬢と神林の二人芝居になってしまって、この最終回でもあやっぺは最後にセリフが一個あるだけだったのは残念でしたが。第二シーズンあったら、『屍者の帝国』読んで興奮して夜の街を駆けるシーンとかやってほしいなあ。

 あ、ていうかあと2エピソードDVD特典で付くのか。何が選ばれるか実に楽しみ。たぶん「ディックが死んで30年」「イーガンも分からずに書いている」「KAGEROU」あたりの、地上波に乗せにくいエピソードだと予測。予想は裏切らないスタッフなんで、きっとやってくれると期待してます。

 ともかくも本当にすばらしい出来でした。5分アニメでこんなに入れ込んだのはたぶん初めてだし、5分の尺をこれだけ無駄なく使った作品もたぶん初めて。余技でも新人修練でもなく、5分には5分の表現があるとあたりまえのことを気付かせてくれたのはこの作品のお手柄。おつかれさまでした。二期期待してます。
posted by てんちょ at 11:17| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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