2016年12月14日

生誕300年 「若冲の京都 KYOTOの若冲」

 おっと、気が付けばもう会期終わってますな。でもいい展覧会でした。結構頻繁に展示替えがあったので、もっとマメに行きたかったなあ。



 この企画が嬉しかったのは、東京で春先にあった大回顧展が、われわれからすれば再放送めいたものでほとんど未見の作品がなかったのに対し、今回は「関西であまり見せてない、まだ展覧会で登場していない作品をまとめてお見せしよう」という、東京展のさらに一周先を行く企画であったこと。

 ニワトリといったって、花鳥画といったって、いつもの定番作品ばかりだとつまらない。まだまだ若冲作品はいくらでもあって、まだまだ我々をびっくりさせてくれる。

 というわけで今回は個人蔵作品が多い。京都市美術館、がんばったなあ。「鵜にどじょう図」とか「蝶に獅子図」とか。観たこともない作品が次から次へと出るわ出るわ。そしてそのエキセントリックな構図の面白さは相変わらずすごい。本当、若冲にはマンネリということがなかったんでしょうか。生涯。

 今回の白眉はなんといっても人物画で、人間嫌いのオタクで花鳥画ばっかり描いてた、という印象が強い若冲ですが、実は人物画にも面白いものが結構ある。なかでもアッカンベーした「布袋図」のオモロさは出色のものがあります。図録の表紙にもなっておりますが、それも納得。

 今回目玉の義仲寺の花卉図は、かなり剥落が進んでしまっていて残念。構図は実にバタくさい博物画で、これがちゃんと残っていたら、さぞ迫力あったろうなあと思うのですが。

 とにかくもう無茶苦茶人が入ってて、観るのも大変でした。さて、これで終わりではなくて、本日からは、総本山・京都国立博物館にて、「特集陳列 生誕300年 伊藤若冲」が開催。これもまた見たこともないものがずらりと並ぶそうで、楽しみ。やっぱ、若冲は京都で見ないとね。
posted by てんちょ at 00:16| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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