2016年05月13日

「田中くんはいつもけだるげ」#3〜5

 えーい、決めた! これは最後まで観ます。こんなに面白くなるとは思わなかったもの。代わりに「カバネリ」切ろう。みんな盛り上がってるようだけど、なんか類型的なゾンビものを出てない。何が面白いのかわからんし、ちょうど第一部完だし(笑)



 それに対して「田中くん」の意表の突き方はまったく予想外で、我々がおよびでない女性向けアニメかと思いきや、出て来る女性キャラがみんないまどきびっくりするほどかわいい。いやかわいい女子キャラなんてふつうだろと言われそうですが、ああいう類型的な「かわいい記号」じゃなくて、ちゃんとつくりこまれたキャラクターとしてのかわいさを持ってるんですよ。第二話の宮野さんはツカミとして実によかったですが、第三話のコンバット越前さんが今時ヤンキーに憧れてるけど実はけっこう乙女という味わい深い性格。そしてクライマックスでは宮野さんが越前さんに宇宙規模の告白をするという衝撃の結末(笑)いや、これアニメ史に残るわ。何がって、近年のアニメ・コミックでは、少年は少年同士、少女は少女同士で恋をする場合、お互いのテリトリーを守ってユリとホモが同居することはありませんでした。異性は限りなく背景に遠ざけられているものでして。

 というのも、ファンタジーが壊れてしまうから。両方同居させるのは難しいんですよ。生生しくなって。原作者、ずいぶん思い切ったことをしたと思う。アニメ版もだいぶん難しかったんじゃないかと思いますが、よくここまできれいにまとめたと思う。

 そしてさらに驚くのが清楚なクラス委員長白石さんの登場。「実は秘密が」と散々煽るから「どんな黒い性格抱えてるんだろう」と思ったら、なんのことはない見栄張な元ボッチさんで、がんばってオシャレしてクラスの人気者になったという努力家さん。ただ背伸びは結構疲れて…という話。

 なーんだここまでかな…とちょっと失望したのが第五話だったのですが、第六話がまたすごかった。田中君に内面を見抜かれたことから、ちょっとだけ自然体に回帰できた白石さんが、田中君に恋し始めるという衝撃の展開。どこまでホモコミックのお約束を破るんだろうこの人は。まさに怖いもの知らず。でもこれがまた実によかった。最近のチャラいラノベのように主人公に自動的にホレるんじゃなくて「自分が自分でいられるようになったのは田中君のおかげ」とだんだん気になってきて、でもとても元ボッチの自分には声なんかかけられない、としょげているところを、友達や仲間から背中を押されて、とりあえずメアド交換までこぎつける。「ためにする」ではなく「恋する自分に酔ってる」型でもなく、ここまで自然に恋する乙女を描いてみせたのは見事でした。ホモマンガなのにな、これ(^^; 単なるホモマンガのお邪魔虫的な三角関係少女ではなく、それなりに存在感あるキャラになりそう。さて、田中×太田の老夫婦にどこまで割って入れるか。なんか応援したくなってきてしまった。いいなあ、きゅんきゅんする。ガンバレ、白井さん。
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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