2016年04月14日

「GJ部」#1

 本当に今更なんですけど、関西放映はこれが初なのですよね。本放映時はネット配信版で第一話だけ見てまったくピンとこずそのまま視聴を止めたのですが、その後これは伝説の作品となり、藤原佳幸監督の出世作となり、そのままあの「未確認で進行形」へとつながっていくのだと聞けば、見返さないわけにもいきません。



 というわけで改めて注意して見返してみました。なるほどこれは確かにどこか妙な作品です。一見「わけのわからない部活」「男子一人に大量の女子のハーレム構成」というラノベ構造なのですが、いわゆるその後テンプレートが完成する「ハーレムもの」とは明らかに何かが違う。全体がいくつかのステージに分かれていて、なにやら舞台劇(それも小劇場風の)構造を持っている。部長と主人公の蛍光灯コントはそのまま舞台にかけられそうですらある。

 作画は特に特徴は感じられません。まあ丁寧だとはいえますが、この程度の作品は残念ながらたくさんある。「未確認で進行形」のすばらしい写実性はまだ片鱗すらない。むしろここで注目すべきは会話劇の洗練ぶりでしょう。限られた予算の中で何をすべきか、藤原監督が見切った結果としてのこれなのでしょうね。

 この後、ラノベアニメ化がかくあるべしという典型にはまりこんでいく前の、まだおおらかに何でもできると錯覚し得たよき時代の最後の輝きなのかもしれない、これは。むしろここで「日常」とは何かと学んだことが、「未確認で進行形」に生かされたというべきなのでしょう。まあそのあとの「ブラメモ」は日常をはき違えたトンチンカンへ落ち込んでいくことになるわけで、演出のむずかしさというものを感じざるを得ないのですが、「未確認」「ブラメモ」を経た今だからこそ興味深くみられるものというのはありそう。というわけで、もちろん視聴決定です。しかし大変だなあ。日曜日の三本。まあ仕方ない。というわけで今期は週の後半がたいへんになりそう。
posted by てんちょ at 00:09| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック