2016年03月20日

「落語心中」#11

 いやーちび小夏かわいかったですねえ。どっちかというと重い話が多かった中で、今回は妙にほのぼのとしたあたたかい話でしたよ。永久保存版。



 これは圓生の史実には、えー、ないねこんな話(^^;

 まあ、あえて言うなら小夏のモデルは、優秀な志ん生のマネージャーであった長女・美津子かもしれません。晩年、「二階ぞめき」をやっていたはずがいつのまにか「王子の狐」に化けてしまったことを美津子に指摘され、以後高座に上がらなかったそうです。

 あと、寄席の衰退と入れ替わるように各地で盛んになったホール落語を圓生を重んじたというエピソードは、ここにちょっとヒントになっているかも。特に寄席が長く存在しなかった上方では寺や旅館、ちょっとした店での小規模な落語会がとても重んじられました。この回のエピソードの中での、菊比古が蕎麦屋や旅館でせっせと落語をしたエピソードは、こうした戦後の風潮のはしりとはいえると思います。

 まあそんなことはさておき、落語が好きで好きでたまらない小夏は、まっすぐな少女で、女性落語家がけっこう増えた現代なら、かなり人気の落語家になれただろうにとちょっともったいなくなりますよ。せめてちび小夏版の長尺落語もぜひ収録してほしい。

 なによりも絶品なのが助六・菊比古の絶妙のセッションによる二人羽織「野ざらし」。よくぞこんな場面を思いついたものだと思うし、それを完璧な形で映像化したアニメスタッフと声優陣にはまさに脱帽。

 さてそんな喧噪から一人離れていたみよ吉のもとにも二人の噂が…

「菊さん、やっと来てくれた…」

 なんか視聴者の間ではドン引きしてる人が多いみたいですが、やっぱりまだ好きなのね、と私はなんか切なくなってしまいましたよ。しかし、たぶん再会は破局しか呼ばないわけで。次回、波乱の予感…
posted by てんちょ at 01:13| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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