2015年05月28日

「神々のたそがれ」

 あ、結構前に行ったのに書くの忘れてた。いや、よかったですよ。強烈にグロいけど。



 みんな言ってますけど、まさにボッシュかブリューゲルかって世界。これをあの「道中の点検」のゲルマンが撮ったのかと茫然としてしまいます。ストルガツキー作品て、本当、凡作かカルト作かのどっちかですね。そしてカルト作は、原作からかけ離れてますけど、なんとなく原作の心意気を抑えている部分があって共感できるという。

 まさかこんなグロとカオスの大怪作が、原作にぴったり寄り添った印象を呼び覚ましてしまうとは。そういえばタルコフスキーの「ストーカー」も、原作とは全然違うけど、原作の思想や異質性の描写では見事な一致を見せてました。これもまた、まさしく「神様はつらい」という話になってます。原作はここまでグロくもエグくもないけど、イメージはぴったりと一致している。

 最近のロシア映画ってハリウッドの後追い傾向が強くて全然面白くなかったんですけど、やっぱり本当に頂点の作品というのはすごいですよね。まあソ連時代だったらこういうのはぜったい通らなかったとは思いますけど。もしゲルマンが当初の予定通り第一作としてこれを撮っていたらどういうことになったのか、興味深いところではあります。

 最近のヌルいSF映画にご不満な方はぜひ見ていただきたいけど、映画館に食べ物は持ち込まない方がいいです。いや、規則がどうこうとかそういう話ではなくて(^^;
posted by てんちょ at 02:37| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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