2013年03月18日

「浪花の映像【キネマ】の物語 朝日は輝く他」

 最近、国立国際美術館がありがたい。というわけで、貴重な作品の上映会、行ってきました。

 今回見たのは戦前の貴重なニュース映画に描かれた大阪の姿。「アサヒコドモグラフ」に紹介された傷病軍人を慰問する園児たちの様子はドン引きするすばらしさでしたが(笑)だって、慰問先でガスマスクを折り紙で作るんだよ。どんなブラックユーモアやねん。

 実は今回見に行った理由は溝口健二の戦前のレアなサイレント作品「朝日は輝く」が上映されるからだったんです。100分ほどの原本のうち残存は4分の1の25分。まさかDVDになってて簡単に見られるとは。会場で知ったんだけど(^^;



 ほんとうは、ドラマ仕立ての作品で、遭難した船から恋人を助けだす正義の新聞記者の物語だったらしいんだけど、それを切り刻んで「新聞のできるまで」のドキュメンタリーに仕立ててしまった珍品。普通のドキュメンタリーですと言われれば「そうですか」と納得してしまいそうな出来栄えで、ここはぜひとも元の原版と差異を見比べたくなる。

 つまりドラマのために作られた作り物の映像だけを使って、新聞制作のドキュメンタリーをつくってしまったわけで、もとの溝口作品がどれほど迫力があったのかと想像に難くないですね。まあどこのどなたかご存知ありませんが、それをもとにドキュメンタリーを作ってしまった強心臓の二次編集者にも賞賛の拍手を送りたい。

 でも切るな勝手に(怒)

posted by てんちょ at 02:36| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | サイレント映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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