2012年11月18日

「未来警察ウラシマン」#13、16

 ウラシマン、面白いです。デビュー作「ゴールドライタン」と見比べてみると、また真下の考え方の変化や演出技術の向上などいろいろなものが感じられて非常に興味深い。

 さすがに週2本ペースでは全話の感想を書くのは難しいですが、こうして時折気付いたことは書き留めていきたいところ。

 まず13話。


 ルードビッヒの過去が語られる非常に重要な回ですが、ほとんどストーリーを把握するのが不可能なほど断片的なストーリーの蓄積で、難解。ニコ動の親切書き込みのおかげである程度ざっくりとしたものはわかりましたが、リアルタイムにテレビで視聴した人はなんのことかさっぱりわからかったろうなあ…今のように録画して繰り返し見るというのも無理なわけだし。

 ただ、真下のトレードマークたる前衛演出の出発点がここにあったというのははっきり判りました。子供向けアニメでこういうことをやってのけた(しかも評価された)というのは本当に驚き。過去の記憶は断片的でとりとめないものである、というのは、真下がヌーヴェルバーグの申し子であることの証明なんだろうなあ。この後繰り返し試みられていき、「MADAX」で完成を見ることになるわけですが。

 そして16話。


 こちらはむしろハードボイルド演出の原点というところでしょうか。シリアスな雰囲気を盛り上げるうまさがはっきりと感じ取れます。コミカルな場面を盛り上げる力をつけるのはまだまだ先。今のところはせっかくのシリアスを台無しにしてばかりですが、このエピソードでは思い切ってシリアスに振り切ったところが成功の秘密かしれません。

 思えば「スパイダーライダーズ」は、この雪辱戦だったんだなあと思い当たりました。シリアスな悪に対してコミカルな主人公サイドを描いてきちんと成立させていたわけですから。まあ、インセクターは「敵」ではあったけど「悪」ではなかったかもしれませんが。
posted by てんちょ at 02:16| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 未来警察ウラシマン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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