2012年06月14日

「剣聖荒木又右衛門」

 というわけで地元図書館所蔵のマツダ映画活弁トーキービデオを少しずつ見てます。これはDVD化もされていないレアな一品。

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 ちなみに羅門光三郎はB級作品に大量に出演しカルトな人気を誇った人だそうで、かの中島らもも、「らも」という名は羅門光三郎のファンだったためPNにしたのだとか。

 とはいえ映画史の表舞台にあまり出てくることのない人で、こうして活弁ビデオがあり松田春翠の声が残されているというのは不思議な気分。

 で見た印象はというと「あーB級だぁー」いい意味でも悪い意味でも。て感じ。とにかくコテコテに濃く濃くしつこくうんとクサく歌舞伎調に演じてみせる人で、子供に人気があったというのは何か判ります。とはいえ「子供向け」「B級」サイレント映画がどういうものだったのか、と知ろうとしても一流作品以上にきれいさっぱり消え去っているので感覚がよくわからない。その点でこの作品は大変に貴重。「子供向け」「B級」だからといって見るに耐えないわけでもつまらないわけでも決してない。

 サイレントでも伊藤大輔以降の「お約束を外す」ことが定石である傑作群に慣れてしまっていると、「お約束を外さない」ことの楽しさに気付きにくくなってしまう。お約束は外さないことでそれはそれで独特の味が出てくるのですよ。映画史には残らないんだろうけど、まあいいじゃないか。楽しいひとときを得られたら、存在意義は十分にあるんですから。

 目をギロッと向いてドタバタと飛び回る羅門光三郎を見ているとなんだか楽しい。ひとときの楽しみをお求めの方はどうぞ。結構楽しいです。

posted by てんちょ at 00:00| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | サイレント映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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