2012年05月14日

「狂へる悪魔」

 本日もサイレント映画を一本ご紹介。これはとにかく安いので、まあ、話の種に買っていただいても損にはならないかな。

狂へる悪魔 [DVD] FRT-154 / ルイス・ウォルハイム/ブランドン・ハースト/ジョン...

狂へる悪魔 [DVD] FRT-154 / ルイス・ウォルハイム/ブランドン・ハースト/ジョン・バリモア/ニタ・ナルディ/マーサ・マンスフィールド (出演); ジョン・S・ロバートソン (監督)

 CD屋なんかだとワゴンで350円で投売りしていることもあります。私が手に入れたのもそういうバージョン。まあ、画質は推して知るべし。パソコンから落としたのかと思うほどギザギザの粗悪な画面にはさすがに凹みましたが…

 とはいえ他に見る方法があるわけでもない。オフシアターでもこの作品がかかっているのは見たことがないですよ。それぐらい珍しい作品。オープンソースと割り切って一応のストーリーを知りたいのならこれでも何もないよりはマシ。

 えらくおどろおどろしいタイトルですが、実は原題は「Dr. Jekyll And Mr. Hyde」つまりスティーヴンソンの「ジキル博士とハイド氏」なんですね。1920年に制作されたごく初期のバージョンですが、ベストの映画版とする評も多いようです。

 実際、これだけ粗悪な画質でもかなりインパクトが感じられる。優れた映画は皆そうなんでしょうが…一度マスター版で見てみたいものです。
 字幕なしでよければオープンソース版がネットで見られます。DVD版もこれを使用しているようですね。



 この映画何がすごいって、変身テーマの作品なのに、特殊メーキャップを一切使ってないんですよ。主演のジョン・バリモアが演技だけでジキル博士とハイド氏を演じ分ける。これは情報量が少ないサイレントの強みを生かした表現といえますね。トーキーではこうはいかない。絶対どこかでボロが出るでしょうから。このサイレント版は本当にすごいですよ。とても同じ人物とは思えない。それだけにハイド氏の邪悪さが大変なリアリティがあるし、ホラーとしてもかなり怖いし迫力がある。まあ、ぜひネット版でもよいので見てください。

 この作品も活弁で見ると面白いんではなかろうか。洋画の活弁バージョンも探し始めてますが、なかなかないですねえ…LDではあんなにあったのに。入手しておけばよかった。
posted by てんちょ at 02:32| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サイレント映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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