2006年10月21日

ツバサ・クロニクル第50話「決意のナカマ」

 いよいよクライマックス…ですが、なんか作画的には荒れてますなあ。真下祭りも大詰め。他の2本も終わったことだし、こちらに人員を集中すれば…と思うのは素人考えなんでしょうね。各チームのメンバーはきっちりと分割されていて、いまさら助っ人を加えても現場が混乱するだけ。まあ、限られた人数で出来ることをするしかない、ってことなんでしょう。

 しかしまあ、それでも。真下祭3本立てのクライマックスがいささか失速気味なのは残念な限りです。普通に考えれば、1本だけでもスケジュールに間に合わなくてヒーヒー言ってるスタジオがほとんどな中にあって、ほとんど狂気の沙汰である三本同時進行を平然とこなしてしまった真下の超人ぶりには敬服するほかありませんが。いつもの完成度からみると若干品質が落ちてしまったのは残念というほかありません。特にこの「ツバサ・クロニクル」がしわ寄せを受けてしまった気がします。

 それでも限られた予算と技術の中でさまざまな工夫をこらしてこれまで楽しませてくれたのは確か。最後の最後で一発逆転を期待したいところです。

 というわけで第50話。

「もし3人の仲間を超える強大な力を持つ者が現れ、サクラの護衛役の交代を迫ったら?」

 というお題だったのですね。カオスというキャラは。なるほど、相変わらず意地悪なこと考えますねえ、真下。こうしてCLAMPの世界観をじわじわと切り崩していく悪意ある演出は健在。次から次へとよく考え付くもんです。

 普通に考えれば「サクラ姫を誘拐する悪い奴」ということになるんだろうけど、小狼君は「サクラの羽根をすべて集める」ことが究極目標と考えています。そのためにより効率のよい安全な方法であれば、自分が身を引く方がましかも、とか考えてしまうのが小狼君の生真面目なところ。ふつうの股旅アクションもの(笑)とは違う歪んだ構図をわざわざあぶり出しにするのが、真下の興味深いところです。こういうメタフィクション的な演出を頻繁に織り込むのが、真下ならではといえます。

 問題は、カオスの中の人がまったくの大根だったということ(^^;

 声優は100%監督の権限で決められるものではないし、なかなか難しいところだとは思いますが、それにしても肝心要の最終盤ですべてを台無しにしかねない大根をつかまされたのには「ご愁傷様」と申し上げるしかありません。あ、そういう意味では物語を「カオス」にする存在なんだね、うーむ、奥が深い(違う)

 それにしてもあと2話…まだ出ないの?飛王。本当に終わるのか心配になってきました。ひょっとして、「カードキャプターさくら」みたいに、完結篇は劇場でやるとか?いや、でも川崎ヒロユキ氏はCLAMPと一線を画した結末を明言しているしなあ。まあ、お手並み拝見、ってところでしょうか。最終回まで、感想はかなり書きにくそう。特に次回とか。
posted by てんちょ at 23:59| 🌁| Comment(0) | TrackBack(2) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2006-10-22 22:06

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