2011年07月25日

輪るピングドラム第3話

 幾原監督の魅力というのはなぞめいた作風、ととられがちですが、個人的には非常にハイセンスな乾いたコメディ演出にあるんじゃないかと思います。ウテナの3クールにわたる長丁場の中で、一番の見所とはやはり「ドナドナ」なんじゃないかと(笑)そもそもあのゴシックな作品世界の中にここまでバカげた異質な世界を組み込んで、まったく揺るがないというのは大した演出力です。みんな表情ひとつ崩さずいつものシリアスな顔つきのままアホなことを話し合うんだもんなあ。

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輪るピングドラム 1 [Blu-ray] / 高倉冠葉(木村昴), 高倉晶馬(木村良平), 高倉陽毬(荒川美穂), 荻野目苹果(三宅麻理恵), 多蕗桂樹(石田彰) (出演); 幾原邦彦 (監督)

 そして今回も、まったくこれまでと変わらぬ均質な空気を保ったまま、壮絶にバカげた状況がバシバシ入ってきます。まあ今回はドナドナの時みたいに一話まるまるギャグで埋め尽くされているわけではなくて、シリアスなエピソードもちゃんと入ってくるんですが。

 それにしてもカレーづくしの展開、悶絶するペンギンたち、牛つなぎを着て牛乳を一気飲みする「生存戦略」と、どこかパロディのにおいを感じさせつつバカバカしい展開が加速度的に進んでいきます。彼氏とうまくいったのか…実は妄想。とかベタな展開もなかなか切り返しがうまいので吹いてしまいます。

 ただし、今回のキモは最後に登場する「猫」。これがりんごの「未来日記」に書かれていたということは・・・ただのストーカーの妄想ではないという可能性がかなり高まってきます。じゃあこの日記がピングドラムなのか。そんな簡単な話ではないでしょうねえ。まだまだ先は長そうです
 
posted by てんちょ at 03:23| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 輪るピングドラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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