へうげもの [1~11巻 全巻 最新刊] (著)山田芳裕
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まあそれはそれとして、理想家の光秀がリアリストの秀吉に滅ぼされる非情を、非情に乾いたタッチで描き出していく力技はやはり社長ならでは。さすがです。今回は秀吉はまったく出ず、利休も左介もほとんど脇役、ただひたすら光秀の死への旅路を丁寧に丁寧に描いていきます。
脱出前に部下たちとの「最後の晩餐」で桔梗の花と白石を使って「侘びの境地」をつかむ光秀の素晴らしさは、明らかに原作を凌駕していました。これはやはり、余計な要素をそぎ落とし一挙手一投足を丁寧に描き出すアニメの利点が最大限引き出されていたと思います。さすが巨匠、アニメ表現の何たるかを実に明確に理解しています。これでこその真下美学。
ここでの光秀のストイックな美意識は、もはや真下一流のハードボイルド演出とぴったりよりそって感じられるのが実に興味深い。最高です。
それにしても、「虹」もいい茶碗だったが、わたしとしては「さても」がほしいなあ……。
と、「もしカネがあったらなにを買うか」みたいなカタログ番組のように見ている。
楽しい。
まあアニメ本編が面白いからではあるが……。