2006年07月23日

ツバサ・クロニクル第39話「始まりのワカレ」

 前回は得意の省エネ作画でキビキビとした演出を見せてくれた真下社長。それに対して受ける愛弟子のモリヲカ氏はどうするか…オリジナルストーリー初の2話編成。これからいざ決戦、というところでストンと切ってしまった真下師匠。このキツさは尋常ではありませんが、これも親心というやつでしょうか。いやがうえにも期待が高まります。

 で、結構マジに「マッドマックス」ばりのアクションシーンで始まった今回。小狼君のバイク八艘飛びとか、結構師匠譲りの奇想天外なアクションシーンには驚きました。しかも、あまり作画を浪費せずに大健闘!作画バリバリが見たい人には不満タラタラかもしれませんが、私はそういうの、あんまり興味ないもんで。そりゃ、出来たものを見れば「ほほう」とため息のひとつも出ますけど、アニメは技術オリンピックじゃないんですから、枚数いっぱい使うアニメが良いアニメという価値判断はいかがなものか。「蟲師」があれほどの感動と絶賛を呼んだのは、あくまで制作陣の原作への深い愛情と理解のせいであって、その結果必然として一部に1コマ撮影も取り入れられたというだけのことですからね。

 まあ、確かに真下の「MADLAX」なんかは、リアリズム至上主義を光年のかなたに吹っ飛ばす、もっと衝撃的なインパクトを備えていて、あの人のすごいところは、それを天然でやってしまうというところなんですが、そのあたりはぜひモリヲカ氏にも盗んで自分のものとしていただきたいとおもいます。

 ただ…今回の冒頭の戦闘、

1分かよ!

 ちょっと短すぎ。まあ、そういう「肩透かし」も演出の重要なワザであるのは認めますけどね。確かに冒頭で重たい戦闘を持ってくると後半がもたないというのも確か。真下師匠も厄介な課題を出したもんだ。
 そういう意味では、この逃げ方が正解なのかもしれない。

 後半、バスとトラックのカーチェイスに鉄道がからんで最後は肉弾戦とバイクの襲撃…となかなか盛りだくさん。結構欲張ったのに、モリヲカ氏、うまくまとめてくれたと思います。

 特に、バスからレーザーを取り外して、ナビ付きで射撃させるというのは絶妙のアイデア。なるほど、あれならサクラでも撃てるかもね。たぶん、ゴーグルで標的の座標をきっちり割り出すことが可能なんでしょう。

 バスが自動運転なので、トラックのパンク修理が終わるまでにたどりつけるか…というやきもきするようなサスペンスの盛り上げもうまかったし、間に合いそうもない、というところで技術者お姉さんが名乗り出て手動に切り替え、それでも間に合わず、黒鋼のアシストで小狼がジャンプし、列車を乗り越えてトラックに飛びつく、と、そこにバイク強盗団が襲撃してきて…というつながりも実にテンポ良くまとめられていました。

 欲を言えば、モリヲカ氏独自のシャッフル編集でこれを見せてほしかったんだけど、さすがにそれはダメか。うーん、こないだのヤツは怒られちゃったんですかね。また再チャレンジしていただきたいものです。
posted by てんちょ at 14:15| 🌁| Comment(2) | TrackBack(3) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「わしは、昔は技術者をやっとったんじゃ・・・ポチっとな」

不覚にも笑ってしまいました。ボヤッキー・・・。
Posted by ポール・ブリッツ at 2006年07月24日 16:52
 私も思い出しましたよ、ボヤッキイ。さすがタツノコ四天王。…って、今回の監督はモリヲカ氏ですけどね(^^;
 なんかみんなにもウケてるなあ。うんうん。
Posted by てんちょ at 2006年07月26日 03:22
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