2006年05月14日

ツバサ・クロニクル第29話「栄光のゴール」

 今回はモリヲカ氏演出回。やはり社長と1話おきに担当することになりそうな様子なんですが…

 あらら。モリヲカ氏、2話目にして既に作画が大変なことになっているんですが。特に引き画面やバストショットがひどい。とても同じキャラに思えないよ。そもそも鉤鼻はないだろうに。あごの線もとがりすぎ。クセのある原画マンが担当したんだろうけど、ここは直すべきだった。そのための監督でしょう。

 まあ、ビィートレが3班体勢で大変な状態なのは認めますけど、どんな大変な時にも絶対に納期を守り作画的な荒れは見せないのが真下社長ですから。時間がないならないで、ないなりのスケジュールの立て方をするしかない。人物作画はアップにして、背景を動かすとかね。腕の悪い原画マンでも、アップならボロは出にくいはずだし。それでもダメだったら背景画像に車を飛ばして、音声は画面外からのオフ音声にしてしまうとか。

 といったテクニックは学んでいるはずですが、ここぞという場面で機転を利かせて使うためには、真下のような動物的カンが必要なんだろうなー
 我々素人に言われるまでもなく、社長からみっちりお小言はもらっているはずだと思うので(真下はたぶんスケジュール管理に一番うるさいはずだから)、次回、雪辱を期待しております。

 でもまあ、ラスト付近で師匠譲りのハードボイルドな演出があったのはちょっとうれしかった。黒鋼と友世の会話の場面。

「同じ、魂、か…」

という黒鋼のつぶやきが、実にシックで効果抜群。ここで今回のエピソード終わるのかと思ってしまいましたよ(^^;いいなあ、師匠譲りのハードボイルド。ビィートレにはやはりハードボイルドでシリアスな演出が似合います。この場面は、作画も実にしっかりしていたしね。なるほど、ここは力を入れたんだ。でも、力を抜いてる部分でも力を抜きすぎませんよう。全体が台無しになりますから。

 まあ、そういうことは次回の課題として。こういう、CLAMPが見逃している作品の潜在力を掘り起こす演出は大変うれしいので、どんどんチャレンジしてください。原作者にとっちゃ、こんなにイヤミな話はないだろうけどね。

 さて、次回は完全オリジナルエピソードですか。「4話おきオリジナル」という鉄則は第2シーズンも守られるのですね。これまでのオリジナルエピソードは、すべて原作に対する痛烈な皮肉となっていたので、今回もぜひ期待したいところ。ローテ通りなら、次回は真下社長担当だしね。
posted by てんちょ at 13:35| 🌁| Comment(6) | TrackBack(8) | ツバサ・クロニクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回の1〜3話、何が間違っているといって、ミステリじたての話であるにもかかわらず、1〜2話でほとんど推理の手がかりになるものが出てこない。それで意外な人物が犯人だったりしたらいいのだが、3話ではもっとも意外性のない人物が犯人であったことがわかって決着がついてしまった。なんじゃこりゃ。
知世は政治まで左右する大会社の社長として問題ありすぎだと思う。超強力なエネルギーを持つものを発掘しておきながら、レースで勝った人に賞品として渡せば波風が立たない・・・わけねえだろう(笑)!
原作もこんな話だったんですか?
Posted by ポール・ブリッツ at 2006年05月14日 15:03
原作はもっと酷い。なんならB○○KOFFにでも行って買ってくるといいと思われます。きっとすぐまた売り場に行きたくなりますからw

ご都合主義、絶対神CLAMP万歳。
Posted by トコヤミ at 2006年05月14日 20:01
……で終わってもよかったのですが、もう少し。
それでもビィートレは考える要素を与えているので、まだマシというもの。具体的には「むしろ不穏な空気を感じ取る黒鋼」が表現されていた分、かろうじて知世の企みを予測できるようにしている所とか。ていうかこれがあっても、わからねぇよ、普通。しかも原作にないと考えると……

今回厳しいとこ言うと、妨害電波のやつは入れないほうがよかったなって。最初の方(レース)はうまく機能していたのですが、発信源にいる犯人を探す段階が粗い。簡単に一般人入れるなよ。いや、むしろ知世の会社のセキュリティは根本から甘いって示すために? 考えすぎか。
ただし、犯人の目の輝きが既に最初からおかしいように描かれていたのは評価できるポイントではあります。でもこれって犯人が羽を得る機会ってないんじゃ……。オリジナル要素も気を付けて入れて欲しいところ。


というわけで実は今回評価厳しめです。次回に期待。
Posted by トコヤミ at 2006年05月14日 20:45
>ポールさん・トコヤミさん
 私も今回はちょっと…という感じです。ひょっとして今回は、わざと駄作をぶつけてどう処理するか、弟子の成長具合を見る真下のテストだったのではないかと感じたりもしたんですが、演出補としてはいくら有能でも、デビュー戦には少々酷だったのではないかと思います。
 なんと言っても原作がひどすぎますからね。ジェイド国篇のアレンジのすばらしさを思うと、つくづくアニメでミステリをやるのは難しいと思いました。
Posted by てんちょ at 2006年05月15日 09:31
あの本社にいた犯人は主犯の医者のヤロー(名前を覚えてない)に催眠をかけられた結果ああなった、とかいう裏設定でもあるんですかねえ? こう考えるとまだ話はわかるのですが。本社の男の動機が一切描かれてないのでよくわからん。もしそうだとしたら演出か脚本でもうちょっとなんとかするべきだったのではないでしょうか。「難解」と「不親切」は違うと思うのですが・・・。

知世が撒いていた、という展開は1話の時点で考えの片隅に入れてはいましたが、まさかあんなトホホな動機だとは思いませんでした。お前は社員と世界を背負って立つ責任というものをどう考えておるんやー!

ご都合主義でいいかげんな話だからといって即嫌い、というわけではないのです。原作のエンジェリックレイヤーは妙にシリアスなアニメ版より好きですし。でもハードに演出するんだったらストーリーにもそれなりの緊密さを求めたくなります。今回の話は、そのへんに齟齬があったように思いました。
Posted by ポール・ブリッツ at 2006年05月15日 17:26
>ポールさん
 まあ、CLAMPのストーリー破綻は今に始まったことではありませんし。
 モリヲカ氏にこの破綻ストーリーを修正しろというのは少々酷だったのではないかなあと思ってます。真下が全部監督したんだったら、そのへんはきっと何とかしたんでしょうけどね。
Posted by てんちょ at 2006年05月20日 02:28
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