2008年12月27日

喰霊-零-第12話

 ずいぶん遅くなりましたが、いちおう書いておきますね。

 やはり12話で最終回でした。さすがにここから「零」がとれてなお続く、なんてことはなかったなあ(笑)

 よくアニメは原作の宣伝、と言われますが、なかなかストレートにそうはならないもので。原作のイメージをいたずらに壊して不評を買ったり、原作よりずっとおもしろくなってしまって、むしろ原作がつまらなく感じてしまったりと、結構うまくいかないことが多いものです。

 ところがことこの作品に感じては、まさしく超直球、ストレートに「原作の宣伝」となったのですね。なるほどこう来たか。

 それはもう陰々滅々なラストになるかと思いきや、かなりカタルシスを感じるラストであったのは驚き。そして、すごくきれいに原作のエピソードへとつながっていく。

 この先のことが知りたいと思えば原作を読むしかないわけで。何ともまあ、うまいこと考えたなあ。原作とまるで似ても似つかない世界にしか思えなかったこのアニメ版の設定がきちんと原作の方に歩み寄ってきたのには結構驚いた。しかもそれでいて、破綻はしていないわけですからね。

 最後のシーンでは、ちゃんと神楽がロングヘアになっている。しかもそれでいて無理なく。ここまでの陰惨な展開をふまえつつ、こんなにも軽やかな結末に至ったというのには本当に驚きます。すごい。

 しかもこれでもかとばかりにぐいぐい動きまくるアクションの爽快感もたっぷりで、黄泉と神楽の対決を非常に見応えのあるものにしていたのには大拍手。刀と霊獣の二正面対決というのが実に燃えますね。

 そして最後の最後に黄泉の「願い」が神楽を一歩先へ進める、というスタイルが、悲しくも驚くほど後味のよい結末へと導き寄せたのではないかと思います。

 前代未聞の大ウソ設定で度肝を抜いて始まった本シリーズですが、それにとどまらなかったところが、より深いステージへと導いたのではないかと。本当、秀作です。たまたま出会ってリアルタイムで見ることができたこと、本当に幸せでした。スタッフの努力に謝意を示したいと思います。おつかれさまでした。
posted by てんちょ at 23:05| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 喰霊-零- | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック