2020年10月06日

「無能なナナ」#1

 完全に予備知識ゼロ、無警戒で見たからこそ、やられました。いや、久々に「とにかく1話を最後まで観ろ」と言いたくなった作品でしたね。



 超能力学園バトルもの、主人公は唯一の無能力者でいじめられっ子、そこになんとも異分子な女の子が転校してきて…… といかにもありがちな出だし。しかも絵はどことなく古臭い。ふーん、まあとりあえず見ておくかという程度でした。それでも、なんとなく職人的によくできていて、悪くないかなあ、と思っていたところで最後の最後に、とんでもないどんでん返しが待ち受けていました。

 これだけ日々大量のアニメが放映される中にあっては、埋没しないようにするのも大変。人気声優を使い、視聴者の性的嗜好におもねり、流行りに迎合し…… って結局それは埋没するのですよね。

 それで「衝撃の第一話」という仕掛け付きの展開が、時に用いられるわけですが、それはハズすと大惨事になってしまう。ギャグ作品が唐突に血まみれの残虐展開をしても、不快感しか残らず、作り手のドヤ顔だけが浮かぶことになるという。

 あと、1話の衝撃に成功しても、その後はダダ下がりになってしまうかもしれない。いわゆる出オチってやつで。

 ただ、この作品は、衝撃の1話を過ぎても、この先も面白く見られそう。というのは、伏線の張り方が実に見事なのですよね。この手の超能力学園モノの定番らしい「またかよ」な展開の中に、巧妙に仕掛けが潜ませてある。後から思い返してみれば「ああ、そういうことか」とうなってしまうというわけ。

 そして原作既読派の情報では、この先まだ2回ほどどんでん返しがある模様。となれば、これは見るしかないですよね。いや、こういう予想外の出会いがあるからこそ、まだまだ捨てたもんじゃないと思います。
posted by てんちょ at 13:35| 大阪 ☁| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする