2020年09月16日

「A.I.C.O. Incarnation」#10

 オリジナルが犠牲になることを選び、コピーたる主人公に「あなたが生き延びて」と頼む。うん、知ってた。そうなるだろうなあと。



 いや、実際音楽はキレイだし、OPもEDもよくできているんですが。さほどストーリー構造では凝れなかったというところかなあ。物足りなさが残ります。医学ネタとしては健闘したほうだとは思うんですが、アニメではあまりなくても、ゲームとかハリウッド作品とかでは割とある展開ですよね。

 結局、オリジナルが出てくるのは、何が起きたかを当事者の目から語るためだけなんですよね。ある意味究極の手札ですから、ここで衝撃の事実が出てこなかったら、あとは風呂敷を畳むだけ。もうどのみちあと2話ですしね。

 まあ、がんばって最後に「おお」と言うようなビジョンを見せられれば、それなりに成功かとは思うんですが。他のオリジナル作品と違って、大失策は犯していないんですが、特に得点らしい得点をあげられないまま最終版まで来てしまった感じ。

 なんかちょっとさびしいですね。
posted by てんちょ at 23:57| 大阪 ☁| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「NO GUNS LIFE」#22

 ああ、セブンも実は結末に向けてのダシにすぎなくて、十三が決意を新たにし、少年が一歩先へ進むことの方が大事なのですね。それはなんかわかる気がする。



 そういう意味でも、正しくハードボイルドなのですね。昔の自分は、美学を貫いているようでいて、実は何も考えていなかった、という反省がいまの十三の行動原理の原点であることが示されます。

 結局あっけなく殺されてしまう反乱ガンスレイブユニットたちの面々がもったいないですねえ。なかなか豪華な顔ぶれなのですが。そういうあたりの手厚いキャスティングも実にわかっている感じで大変すばらしい。

 実はハードボイルドの主人公の行動原理は「悔い」なわけで、普通は「昔の女」なんですが、色っぽさの欠片もない昔語りのあたり、実に十三らしいとは思います。そういう形で、顔の表情すら読み取れない奇矯なキャラクターに、実に人間臭いエピソードを積み重ねてここまでたどりついたのは、なかなか大したもんです。

 ただ気になるのは、結局なにひとつ解決していないということなんですよね。あと2話で大したことはできないだろうなあ。
posted by てんちょ at 01:57| 大阪 ☀| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする