2020年03月24日

「ID:INVADED 」#13(完)

 まさに堂々たる完結。すばらしいのひとことでした。個人的には、こういう壮大な結末ってどうも弱いな(^^;



 オリジナルって、どこかで腰砕けになりがちなんだけど、これはマジでデカい話に持ち込んできちんとSFしてました。見事です。あと、ジョン・ウォーカーと酒井戸・聖井戸コンビの対決が、ちゃんとした形でキマっているのもいい。本来ならもう捕まえられない自殺した犯人をどうやって捕まえるか、という離れ業で、なかなか大した結末を見せてくれましたよ。今までちょっとずつ見せてきた伏線を最後にバッと並べる大胆不敵な展開。そして、これでいてこその名探偵ぶり。さすがです。

 一方、百鬼室長は現実世界でボロボロになりながら(本当に骨砕けまくってボロボロに)、飛鳥井嬢を説得し井戸に戻す役回り。本当につらいし苦い。でも最後の瞬間に、酒井戸と一瞬の邂逅を見せた場面は、マジで泣けましたねえ。この小さな希望があれば、全面解決とはならなくとも、いつかきっとくる救いを待ちつつ、生きていける。彼女もまた、闘っているのですから。

 そして最後は井戸の崩壊かと思いきや、なんとそのまま酒井戸・聖井戸コンビが探偵として捜査続行エンド。むろんジョン・ウォーカーがいなくなっても、世界から犯罪は消えないわけで…… 怪しげな技術とはいえ犯罪捜査に強力な力を発揮する装置であることは変わりがないわけですから。この先、酒井戸は、数々の難事件を解きながら、カエルちゃんを助け出す方法も考えていくわけですね。かなりいばらの道。
 ですが、今や彼には頼れる相棒・聖井戸=本土町がいます。殺伐とした世界で明朗さを絶やさない本土町の快活さは、本作品の大きな力となりました。

 どうなんだろ? 続編はある? うーん、正直2期が出るほど売れるとも思えないけど…… スタッフ的には手ごたえはあったはずで、やりたい思いが強ければ、いつか再会もあるのでは? ひとまずコミック版は直接の続編になっているらしいんだけど……買ってみるかねえ

 ともかくもこれだけケッタイな作品をここまで人口に膾炙した形にまとめ得たスタッフには大感謝。これまた今期の大きな収穫となりました。本当におつかれさま!
posted by てんちょ at 00:20| 大阪 ☀| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする