2020年02月10日

「映像研に手を出すな!」#6

 今回は、金森氏の別な一面が見られるという点で印象的。残業させることになるため、前もってメシをおごったり、金策に奔走してラーメン屋でうたた寝したり…… スーパープロデューサーとはいえ、そこは人間、という一面が見られてなんかほっこりする。



 そしてもちろんプロデューサー魂も全開で、音響研に場所貸しする代わりに音源使用を迫ったり、テキパキと外部発注を取り付けたり。もちろん、美術部に背景依頼しなければならないのは、人見知りの浅草氏にはこれはつらいことで、それでも口出しせずじっと様子を見守っているのはえらい。

 さすがに煮詰まった浅草氏が「ロボットやめよう!」と言い出すのもなんかわかる気がする。完全主義者のクリエイターほど、納得できなくなったらちゃぶ台返ししたくなるんですよね。それでも「対案はある」と即座に出してくる引き出しの多さはまた感心するところなのですけど。ただ、ここまで来てそれをやられるとプロデューサーとしてはたまらない。それで「アタシはアンタを全力で支えるが、出来たものがつまらなかったら承知しないぞ!なぜならアンタが監督だからだ!」と啖呵切る男前っぷりにはしびれましたねえ。

 たぶん、浅草氏は自分が監督だという自覚すらなかったと思う。でも、金森氏にいいようにスイッチをひねられると、コロッとまたテンションが戻るというのもいい。こういうムラっ気のある天才ぶり、まさしく宮崎駿だなあ。怪人とか悪党とか散々に言われてますけど、鈴木敏夫の苦労がちょっとわかった気分になる。

 こういう作品、本当、ありそうでなかった。青春アニメだけど、仲間割れはしないのね。一致団結して目標に突き進み、それが爽快感につながっていくという。そういう意味では、「SHIROBAKO」とはずいぶん違います。でもそれがいい。
posted by てんちょ at 02:32| 大阪 | Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする