2020年01月16日

「ソマリと森の神様」#1

 おおー面白い! なんか「ハクメイとミコチ」を思い出してしまった。一見ほのぼのとしたファンタジー世界だけど、裏に隠れているテーマは結構重い。



 内容的にも、かなり濃密な世界設計はバンド・デシネの影響を感じさせますね。と思ったら美術監督・美術設計がどうも二人ともフランス人っぽい。特に美術設定のロイック・ロキャテリさんはバンド・デシネのアーチストみたい。道理で。しかしその濃厚な個性がしっかりとインパクトあるものとして効果を発揮してますね。

 ストーリーとしては、人類がほぼ滅亡した世界で生き残りの少女を仲間の元に返そうとするゴーレムの話、といたってシンプル。よくある話の裏返しなんですが、人類が嫌われているどころか、ほぼ絶滅してしまっているので、差別の対象とすらならないという。その一方で一歩間違えば大ごとになるのは必至で、観ていてハラハラする場面の連続。なにしろ、ソマリは自分の置かれた状況がまったくわかっていない小さい女の子なので、あっちへフラフラこっちへフラフラと、危なっかしくてしょうがない。

 しかしそれでいて、どうやら奴隷だったらしい辛い過去を持つはずなのにひたすら朗らかで明るく、ゴーレムのことも「お父さん」と全力でなついてくる健気さは、観ていて気持ちがおだやかになりますね。ゴーレムはひたすら動じず最強の力を発揮し常にソマリを守るので、そういう点でも見ていて安心感がある。

 そして、毎回バラエティ豊かな異形たちが登場するらしいのですが、これがなかなか豪華で…… 今回の「ネコモドキ」を演じたのは福島潤さん! いやあ相変わらず達者ですねえ。しかし気づいてみれば、いつの間にか常にどこかに出ている名脇役声優となり、その一方で「このすば」のカズマという超ハマり役を得るなど、主役クラスもコンスタントに獲得している。「琴浦さん」でその才能に瞠目させられた時はなんとか応援しなきゃと思ったものですけど、もはやその必要もない感じ。ていうか、これだけの才能、どうしてラジオをさせないんだろう。

 まあそれはそれとして、これも視聴決定。というか今期は、ブログで書きたい作品が目白押しで、それも実にうれしい。あまりに当たり作品が多いので当初見るつもりのなかった「虚構推理」も見てみたらこれが面白く、これまた視聴決定。感想は改めて書きます。いやいや、どうなってんの。これだけ面白い作品が目白押しになったのっていつぶりだろうか。こんな日はもう来ないと思ってましたよ。日本アニメはとうとう没落期に入ったんだなって遠い目をしていたのに。あなどりがたし。

 楽しみなシーズンとなりました。いや、すごいな……
posted by てんちょ at 00:47| 大阪 ☔| Comment(2) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする