2019年10月18日

「キャロル&チューズデー」#24(完)

 いまさらですが、まあ、最後まで観たので。



 結局、この作品の主人公はアンジェラだったんじゃないかと。最後、あこがれの彼との思いがけない関係が明らかになりますし。本当に主人公らしく絶対絶命まで追い詰められるのも、そこから懸命に這い上がるのも、残酷で悲しい恋に打ちのめされるのも、みんなアンジェラ。

 つまりキャロル&チューズデーは、ヒロインの復帰をお膳立てする寛大なライバルキャラ・狂言回しの立ち位置なんですね。その狂言回しを主人公にしてしまおうというのが、この作品の新しさといえばそう。でも、キャロルの父は収監されたままだし、チューズデーの母は娘と関係なくひとりで悟ってしまうし、彼女たちは伝説の舞台をお膳立てしたけれど、音楽で世界を変えたわけではない。

 こういう冷めた描きかたは、渡辺監督っぽくはありますが…… 確かに音楽にできることには限界がある。その範囲で頑張るしかないのですよね。

 そして、SF設定は、まあ背景程度。ちょっと寂しいといえばそうかなあ。無意味とまでは言いませんけど。まあこんなもんかなとは思いますけど、なんか海外で反響があればうれしい。次の一歩にどうかつながりますように。おつかれさまでした!
posted by てんちょ at 02:16| 大阪 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする