2019年02月09日

「ファイアボール オーディオ・オモシロニクス」

 なんと「ファイアボール」が10周年!! というわけで、たった3話で宙に浮いていた「ユーモラス」のブルーレイディスクとともにサウンドトラック+新録音ドラマCDの豪華セットで堂々の降臨!



 いやー常に予想の斜め上をつきぬけてくるこのシリーズですけど、オーディオドラマとは予想できなかった。しかも、サントラの合間にコマ切れに挟み込む形で断片化されているので、かなり何度も聴き返さないと細かい仕掛けが読み取れなさそう。しかしこの物語の舞台が地球ではないというのは今回初めて明かされましたね。まさかこんな起源であろうとは思いもしませんでしたけど。

 今回はCDドラマの特別篇ということもあって、ドロッセルお嬢様とゲドヒトニスの掛け合いという基本路線を外れ、これまでにないたくさんのキャラクターが登場しています。「ユーモラス」のラストで衝撃的な登場を見せたヴィントシュトレ卿もより重要な役割で登場。これまでシリーズが進むたびに時間軸を遡ってきたわけですが、今回は神谷浩史演じる同僚執事ゲボイデ=ボイデが未来へ旅しながらいろんな時間軸と並行世界のドロッセルたちに出会うというストーリー。というわけでストーリーは本当にややこしく複雑で、一回聴いただけでは「笑えるけどいろいろよくわからん」という印象しか残らない。だれか検証頼む(^^;

 とはいえ「しめさばとラッキョウは最高の食べ合わせ」とか、例によって突拍子もない単語をガンガン投げ込んでくるシュールなセンスには圧倒されるばかり。ディズニーの制作であるにもかかわらず「ちくわぶ」とか、日本人でもあまり食べない地方も結構あるぞというようなよくわからないものがえらく思い入れを込めてお構いなしに出てきます。荒川監督、別にちくわぶが好きなわけじゃないらしいですが。

 まあ、確かにかくも知的だけどワガママで趣味全開なもの作り続けていたら、知的所有権による世界支配を掲げるディズニーとしては「たいがいにしとけ」と言いたくなるだろうなあ。で、「ユーモラス」はわずか3話に押し込められてしまい、これにて収束かと思いきや、こんなわけのわからない形で復活してくるんですから、ファイアボールチームは侮れない。

 実際、「ユーモラス」を今回見ていると、お金のかけ方がすさまじい。実は、ブルーレイの隠しトラックをクリックすると正編「ファイアボール」がこっそり全編収録されているのが見られるのですが、見比べるとやはり初回は自主制作レベルにわずかな予算を刻んで13話に振り分けているのがわかります。「ユーモラス」ははるかに巨大な予算をわずか3話に配分してしまったので、ものすごい情報量の画面に圧倒されてしまう。実は普通に予算もらってるのに、配分のしかたがおかしいだけかもしれない(^^;

 もうこうなったら、次は劇場版でしょう! 何分になるか知りませんけど(笑)
posted by てんちょ at 00:22| 大阪 ☁| Comment(4) | ファイアボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする