2018年11月17日

「ベルゼブブ嬢のお気に召すまま」#6

 なんか悪魔設定から離れた、のんびりした世界が描かれてきましたけど、ここに来て結構重い設定が。



 天界から落とされた時に、ベル嬢は実は雷が苦手になっていました、というエピソード。まさにミルトンの『失楽園』的な世界。神の傲慢に抗おうとして一敗地にまみれた堕天使たち。だがそれでも自由を求める思いは消えない。

 ただ、それでカウンター的に怨嗟を増幅させるミルトンとは違って(それはそれでかっこいいのだけど)、じゃあ自分たちで自分たちのユートピアを作ってしまうわというのが、この世界でのベルたちなのかなと思ったり。それはそれでなんだか楽しい。

 確かに神に勝てなかったのは無念の極みなのだけれど、まさしく「それですべてを失ったわけではない」わけで。じゃあリターンマッチやる?それとも別リーグを立てる? なるほどこの物語はそういう話なのか。つまり神に反抗しても、別に正反対の方向に行く必要はないわけで。自分たちが楽しければ、神から罵倒されたとしても気にしなければいいだけのこと。

 だからこそ、この物語における魔界は、悪の巣窟からはほど遠く、ユートピア的なのでしょうね。ただしここにはうっとうしい上司としての神はおらず、自分たちですべて決めることができる。だったらそれでもいいじゃないか。なるほど。ちょっとわかってきたかも。さて、となると二人の行く末がどうなるか、ということになってくるわけだけど。ただし原作も完結しているわけではないので、果たしてどこまで描かれることになるのか。ちょっと気になりますけど、いい感じのシメが見たいものですね。
posted by てんちょ at 02:34| 大阪 ☔| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする