2017年05月05日

「サクラクエスト」#5

 この妙に真面目な作品がいとおしい昨今です。ある意味この生真面目ぶりがいかにもPAらしい。



 煮詰まっていたメンバーがようやく地域起こしへ向けて活路を見出す第5話。ああ、なるほど、一発逆転的な奇手ではなくて、ごく生真面目な「小さな一歩」から始めると。でも、それなりに説得力のあるあたりがさすがです。なるほど、これなら非現実的な夢物語ではなく、それでいてそれなりに将来への「夢」も感じられ、リアルな第一歩ではないかと。

 ネットではこれが散々に「つまらん」と叩かれてるんですけど、そうかなあ。ここまで引っ張ったということは、かなりリアルな地域起こしの方策を探っていくんだと思う。そのあたりPAの自叙伝になるのだろうし。地域起こしの脚を引っ張るイヤな地方人の田舎モノっぷりも散々見てきたからこそ、それでもあえて地域に生きるモチベーションについて、少女たちに夢を託す何かが描かれるはず。

 このあたり、都市住民ほど「夢物語でいいから景気よくバーッとやってくれ」とか思うんだろうなあ。でも、田舎に生きるPAとしてはそれはできないことだと思う。だからこそ逆に積み上げられた、本当に実用にも使えそうなリアルな地域再生計画が描かれそうな予感もあり、目が離せないのです。

 奇手で活路が見出せるのなら苦労はないわけで、だからこそわざわざ2クールかけて、本気の再生策を描くのでしょうね。実際、余った欄間を駅の待合所にハメるのであれば、何人か要所を押さえて根回しすれば済みますし、全国紙の地方版とローカルニュースぐらいなら取り上げてくれる。そのあたりの、妙にリアルな背丈が実に面白いんですよね。この先も目が離せません。
posted by てんちょ at 00:25| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする