2016年07月18日

「91DAYS」#1〜2

 いまどき禁酒法時代アメリカのギャングもの、しかも復讐。「巌窟王」でさえ未来に話を置き換えていたというのに、こちらはまったくそのままですよ。



ハリウッドの実写でこんなんありそうだなあ、とまさにそんな感じ。もちろんそれをアニメで再現することによって、独自の質感を持つものに仕上がるのは確かなのですが。ある意味、日本アニメの無国籍性もここまで極まったかと感慨深くなる展開。

 「ゴッド・ファーザー」の空気感がアニメで実に丁寧に再現されている。特に2話の結婚式の場面とか、パート1の冒頭シーンを思わせる展開。さんさんと日が降り注ぐ屋外パーティの雰囲気ですなあ。

 「復讐」とはいっても日本的な陰隠滅滅たる「仇討」の雰囲気ではなくて、よりミステリタッチのカラッとした「騙し合い」となっているのが面白い。アニメというのはこういうのまで再現できてしまうんだなあと。

 ハリウッドで今この脚本を実写映画にしても、こんな風には仕上がりませんよね。やっぱり今時のアクションになってしまうはず。1970年代のテイストでギャング映画を仕立ててしまうことができる。これがある意味現代日本アニメの可能性であるのかもしれない。もはや失われた過去のどんなビジョンでも再現可能。

 では、何をやるべきか。サイレント期のテイストだって、アニメだと再現できてしまうのだなあ。いろいろもっと昔の映画を引用してみる試みはあってもいい気がする。

 ともかくも、まずは様子を見ることとしましょうか。
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする