2016年04月27日

「コンクリート・レボルティオ」#16

 個人的には、新シリーズになってから格段に面白くなったと思えます。まあ今更人気を取り戻すには遅いだろうけど……



 それはあまり複雑なカットバックをやめて、1エピソード1ストーリーに徹するようになったから。実際設定にここまで凝ってるんだから、構成はシンプルな方がよかったなあ、と今にして思います。せっかくの洗練されたデザインが殺されてた気がしますよ。

 今回は札幌五輪のエピソードなのですが、アイヌの神様、ジャンプ、まつりごと、という三本柱のエピソードを非常にうまく使って戦後時評にもなっているし、文明批評にもなっている。実際、札幌オリンピックのジャンプ台は壮絶な環境破壊と叩かれた記録が残っています。しかも大会終了後に壊してしまったので、ただ破壊の爪痕だけが残った景観テロとでもいうべき失策でした。今だったらとてもただでは済まなかったでしょう。実際金銀銅独占は成し遂げられたのですが、本当にただそれだけに終わってしまったのでした。

 それらの史実を描くためにアイヌの神と架空の神事を持ち出し、テストジャンパーでつなぐという脚本はなかなか巧みだったと思います。ジャンパーそのものじゃなくてテストジャンパーをエピソード主人公にするという設定もよかった。こういう凝り方はとてもいいと思うので、ぜひ完結に向けてがんばってほしいところですね。しかし「もう一度東京で五輪をやろうとしたら大事になる」という皮肉な指摘はなかなか効いてました。いや実際炎上しっぱなしで、熱気は完全になくなってしまいましたものね。だからイスタンブールにしとけとあれほど(^^;
posted by てんちょ at 00:17| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする