2016年04月30日

「暗殺教室 2期」#16

 第二シーズンに入ってちょっと間延びしたかなあと思い、あまり取り上げてもいなかったんですが、ああこの地点に着地するための伏線だったのか、といろいろ合点がいった次第。



 こんなにも救いのない設定から、鮮やかな逆転の構図が描かれたのかと感心するばかり。「殺す」ことと「教える」ことをひとつの要素につなぎ合わせるというのは、ブラックユーモアででもなければあり得るはずもない、と思っていたのですが、両端に白コマを置いてネガをポジに一気にひっくりかえすカタルシスというのは、入念に考え抜かれているからこそあり得る物語ですよね。

 最近のジャンプは「人気がなくなるまでしゃぶりつくして捨てる」スタイルにこだわらなくなったなあとしみじみ思います。まあ、だからといって原作読もうとは思わんけどね(^^; ゴールはあらかじめ定められていて、人気が出たらある程度途中のエピソードを足していく形式だったんでしょうか、これといい「デスノート」といい。

 殺せんせーが宇宙人ではないことはあらかじめ宣言されていたし、「教師になる誓い」の話もそれとなくほのめかされてはいました。だから、このエビソードは驚きではないんですが、むしろこれを踏まえて生徒たちがどう先に進んでいくかを決めるということなのでしょうね。渚君は殺せんせーを救う道を探る、業君はそれでもあえて殺すことを選ぶ、というところかな?

 いよいよクライマックス。なににしてもあやっぺに大きな見せ場があってよかったよかった。まあ、触手繰り出して絶叫してるシーンよりは、渚君に唇奪われて、布団にくるまって転げまわってる場面の方があやっぺらしい味が出ていてよかったですよ。

 さてここからがいよいよ最終局面。目が離せません。
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2016年04月29日

今期最終的視聴顔ぶれ

 遅くなりましたが、こういう形で落着しました。今期は復活が多かったです。第二話以降で盛り返したものも多くて。結果として「普通」レベルだと落とさざるを得ず、結構悩みました。

月 くまみこ

火 プリパラ(継続)

水 文豪ストレイ・ドッグス

木 鋼鉄城のカバネリ
  暗殺教室

金 少年メイド
  坂本ですが?
  迷家

土 キズナイーバ
  田中くんはいつもけだるげ(様子見)

日 GJ部
  コンクリート・レボルティオ
  三者三葉
  銀河パトロールルル子(7分)

 「ルル子」を抜いても十三本。多いわー(^^;

 まあ「田中くん」は様子見ですが、二回目から急速に盛り返してまして。逆にありがちな傾向にはまりつつある「カバネリ」は切るかもしれない。それよりか、絶対ないと思っていた「くまみこ」がこれまた二回目からえらく面白くなってしまって…また改めて書きますが、ユニクロとしまむら談義、ズルいわ(笑)
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2016年04月28日

西明日香緊急記者会見

 西明日香ガチ勢としては結構待ちかねたこの記者会見でした。いや、シングルデビューだとは思ってましたけどね(^^; あっちんならさらにびっくりするようなプラスαがあってもおかしくないと思っていたので、ちょっと残念といえば残念かなあ。



 まあ本当にふつうにシングルデビューでした。二か月も引っ張ってそれはないよなあ。吉本で芸人デビューとか、アニメの監督デビューとか、「その発想はなかった」的ななんかすごいものが見たかった。まあ、あっちゃんならどっちもそのうちやってくれそうではありますが。テレビ進出はたぶん時期を見計らってますよね。りえしょんが炎上した直後ではありますし。いまやっても「ちょっと下ネタ好きのかわいい子」としてあっという間に消費されて終わりそうなので、焦る必要はないと思います。あっちゃんはどうせやるなら長くタレントとして生きる道をさぐってほしいし。たぶん植木さんもシーサイドのエースとしていろいろと作戦を練っているところではあるでしょう。

 とはいえ、会見自体は結構面白かったですよ。ちゃんと各社来たのね(^^; 司会が田丸氏だったり、あっちゃんがなぜか下から湧いてきたりと、面白い演出が随所に観られたのは良かったと思う。なんかお約束的に植木さんが引っ張り出されたのは観ていて笑ってしまいましたけどね。

 あっちゃんは才能ある人なので、久保ユリカのようにふつうのシングル出して満足することはしてほしくない、というかたぶん本人もそのつもりだろうし。当然作詞作曲は井上さんで途中セリフとかあって

「酒や酒や酒買うてこい〜」

とか言うものであってほしい(笑) いやあっちゃんは強烈に個性的で才能にあふれた人であるだけに、それにふさわしいものでなきゃ。あやっぺとデュエットとか。あ、それはただの洲崎西か(^^;

 唄の中に「あっちゃんが教える」コーナーとかあるといいんじゃないでしょうか。何にしても楽しみです。
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2016年04月27日

「コンクリート・レボルティオ」#16

 個人的には、新シリーズになってから格段に面白くなったと思えます。まあ今更人気を取り戻すには遅いだろうけど……



 それはあまり複雑なカットバックをやめて、1エピソード1ストーリーに徹するようになったから。実際設定にここまで凝ってるんだから、構成はシンプルな方がよかったなあ、と今にして思います。せっかくの洗練されたデザインが殺されてた気がしますよ。

 今回は札幌五輪のエピソードなのですが、アイヌの神様、ジャンプ、まつりごと、という三本柱のエピソードを非常にうまく使って戦後時評にもなっているし、文明批評にもなっている。実際、札幌オリンピックのジャンプ台は壮絶な環境破壊と叩かれた記録が残っています。しかも大会終了後に壊してしまったので、ただ破壊の爪痕だけが残った景観テロとでもいうべき失策でした。今だったらとてもただでは済まなかったでしょう。実際金銀銅独占は成し遂げられたのですが、本当にただそれだけに終わってしまったのでした。

 それらの史実を描くためにアイヌの神と架空の神事を持ち出し、テストジャンパーでつなぐという脚本はなかなか巧みだったと思います。ジャンパーそのものじゃなくてテストジャンパーをエピソード主人公にするという設定もよかった。こういう凝り方はとてもいいと思うので、ぜひ完結に向けてがんばってほしいところですね。しかし「もう一度東京で五輪をやろうとしたら大事になる」という皮肉な指摘はなかなか効いてました。いや実際炎上しっぱなしで、熱気は完全になくなってしまいましたものね。だからイスタンブールにしとけとあれほど(^^;
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2016年04月26日

「三者三葉」#3

 うーん。今週もあっちゃん出てくれると思ったんですが、甘かったか。まあ今回は薗部篠メイン回ということのようなので。



 桃河りかさん、ほとんど経歴のない新人さんですが、新井里美の大ファンで、声色で似せてるのか地声がこうなのかよくわかりませんが、こういうエキセントリックな役どころとなったという。なるほどよく聞いてみると似てるけどちょっと違う。そういう意味では面白い。

 今回はネットも大好評だったというのはわかります。確かに薗部篠のインパクトは絶大でしたから。このぬるぬる動くアニメの中で、あえて無表情を通す、でもえらくうろちょろ動くというのはなかなか斬新でした。しかも山Gとアクション作品ばりの壮絶バトルを繰り広げるという。これ日常アニメじゃなかったっけ。

 しかも傘差して空飛ぶわ、ジャム吐いて倒れるわ、振動だけでティーカップを持ち手から折るわ、なぜか制服を偽造して高校に忍び込むわ(30代)と面白エピソードのオンパレード。ある意味主役三人娘喰ってますねえこの人。

 でもでも、設定によれば、この無敵メイドさんの唯一の天敵が、あっちゃん=葉山光なんだとか。おおこれは二人の遭遇が楽しみになってきました。

 あっちゃんは既にネット版プロモ番組では三人娘を喰ってしまっておりまして、今週も出たらしい。録画だけで、本編を圧倒する存在感。すごすぎや。



 まあ、いまのところ、三者三人娘は、みでし奇跡の三人娘にまったく及んでません。キャラがみんな弱すぎて。なんかキャイキャイ言ってるうちにぼんやり番組が終わってしまう感じ。やはりカッターのような仕切り役は必須だったし、ぱるにゃす・ゆーきちのような強烈なキャラクターも感じられない。これから味が出てくることを祈りつつも… やはりみでしは特別だったんだなあ、としみじみ感じいる次第。
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2016年04月25日

「キズナイーバー」#3

 超イケメンのM男くん7人目として登場。わたしはてっきり園崎さんだとばかり思っていたので意外。新キャラ出すんやここで(^^;

 

 ただ、彼は首謀者側の人間である可能性もあるので、なんともいえません。「このすば」のダクネスみたいなのだとギャグで済みますが、これは痛覚についての物語なので、Mは逆にド直球。むしろ避けては通れない課題ですからね。本来は「痛み」は、身体損壊を避けるための警告信号であるはずですが、どうしても避けられないまま痛覚を刺激され続けると、快楽物質が出て痛みを和らげる。ところが分泌量には個人差があるし、身体は時にやりすぎてしまう。だからこそ痛みに溺れる人が出る。でも、キズナシステムで、無理やりMの自傷行為に付き合わされてしまうとしたら…それはそれである意味ホラーです。

 人間同士のつながりを発見する手段としての痛覚、という今回の使い方も面白くて、最後の一人を発見するためのセンサーとして、わざと仲間を殴って隠れている相手をあぶり出す。なるほど、それもまた「つながり」かと感心しましたよ。

 まあ、まだまだ全体像はおぼろげなのですが、あまり観たこともないものが見られる可能性は高まってきました。そういう意味ではまさに期待大、ですね。
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2016年04月24日

「坂本ですが?」#1〜2

 ギャグアニメで観ていて声をあげて笑ってしまったのは久しぶり。いや笑いました。



 これってつまりイケメン版「クロマティ高校」ですよね。野中英次もすりきれて久しいですが、女性マンガ家がやるとこういう解釈になるんだなあと。つまり女性が「ステキ」と思うイケメン男子がいかに浮世離れしたものであるかをわかった上で、それを強烈なギャグとして放ってくる戦略には関心してしまいます。

 さすがに第一話を見た時は「出オチやろ」と思ったんですが、第二話でもしっかり笑わされてしまいました。ううなんか悔しい(笑)

 そしてこのアニメ版がわかってるなあと思うのは、どんな超大作よと思うような超豪華キャストをずらりと並べてみせたこと。とにかく名もなきエキストラキャラがあの人もこの人もと唖然とするような大御所ばかり。それで浮いたり空中分解することもなく、しっかりと噛み合っているということ。ゴージャスさをきちんと生かしてリッチな画面に仕上げてみせる演出には思わず拍手。ギャグはギャグでも荒い絵で描きなぐることでスピード感を出すタイプではなく、あくまで作りこんだ完成度が笑いにつながるタイプですからね。なかなか大変だと思いますが、この先も楽しみです。いやーなかなかすごい金曜日になりそう(^^;濃いな。
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2016年04月22日

「田中くんはいつもけだるげ」#1〜2

 なんだ、イケメンのび太か(^^;



 グータラな少年と彼を介護する相方という「介護BL」かぁ…女性向けホモ市場もついにこんな特殊なところまで来てしまったか。1話は作画もかなりひどくて、田中くんの手が異様に短かったり、歩き方が前に倒れていくようだったりと、今時これかしかも1話でと頭を抱えるような展開。男性ファンの中にはここで切った人もずいぶんいるんじゃないでしょうか。

 私も当然そのつもりだったんですが、見てる人のブログチェックしてみたところ第二話に登場する宮野さんがたいへんかわいいということで、観てみましたよ。おおーこれはたしかにかわええ。やたらけなげでがんばりやさんで「わたしもけだるい大人のおんなになりたいんですぅっ!」て、ぴょんぴょんとびはねながら必死にアピールするひたむきさ。田中くんが言うように「けだるい系」向いてないわ、ぜったい(^^;

 田中くんだけだと深刻なツッコミ不足で話が成立しませんが、正反対の宮野さんがいるだけでとたんに話が動きだすというのは発見でしたね。そして次回以降もいろいろなクラスの女子たちに振り回されていく展開になるようで、いきなり果たし状受け取ってましたね。うーんどうしよう面白くなってきてしまった。次回も時間があったら見てみようかなあ。
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2016年04月21日

「迷家」#1〜2

 今更ではありますが、ちょうど2話の地上波放映がされているところでもあり、ちょっと触れておきましょうか。



 一見ありがちな突撃ネット怪談系ホラーのように見せつつ、第2話まで終えても方向性が読めないというのはなんとも新しいかもしれない。個人的には超常ホラーではなく、理詰めで解決できるホラーミステリにしてほしいところなのですが。

 ものすごい大量の登場人物が現れるのですが、皆視聴者がまったく共感できない悪党や狂人、性格破綻者ばかりで、およそ誰が死んでも特に胸が痛まないことになりそう、という(^^;この人の悪い設定はいかにも水島努監督っぽいかもしれません。まあおかげでキャラづけは強烈で、さほど混乱は起こらない。凝りすぎて意味がとりづらい作品が多い中にあって、これは注目すべき演出方法かもしれません。

 ちなみにタイトルの「迷家」は柳田国男の採録による東北の伝承だとか。からっぽの家を山奥で見付けて、無欲の人ならば宝物を持って帰れる、という話らしい。

 その伝承同様に無人の村に行きついてしまい、さてこの先どうなるのか。ところどころゾッとするほどこわい描写もありましたが、今の所誰も死んでませんし、血も流れていません。とはいえ、これだけ壊れたキャラが大量に閉鎖環境に閉じ込められたわけですから、何もなしで済むはずもなく…

 ある意味で今期の注目作と言えるかもしれません。もちろん視聴決定です。
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2016年04月20日

「コンクリート・レボルティオ」#15

 おおーあけこ姉メイン回。それだけでもファンとしては勝てる!



 あけこ姉、やっぱこういう重厚な曲と影の差したキャラやらせたら最高ですね。闇属性はダテじゃない(笑)それでもどこか華やかなイメージが残るあたりもカリスマなんだろうなあ。どこまでも明るいあっちゃんと好対照でこれもいいですよ。

 実際、博学なあけこ姉のことだから、この時代のグループサウンズのこととか調べまくってるんでしょうし。実際は70年安保の敗北で傷ついた心を癒す対象としてグループサウンズが利用された部分はあります。実際は権力者の陰謀とかではなくて、たまたまそこにあったから、なんでしょうけどね。当時のグループサウンズを聞くと過剰に甘ったるいと感じるのはここなんでしょうねえ。実際、だから批判も受けました。

 最後は巨大化ヒーローになって闘うとか、マイティガールまで視野に入れた展開がすごい。現在、京都テレビではカラー版「ウルトラQ」をやってまして、実はカラー版を観るのは初めてなんですが、あの時代の特撮はモノクロ版よりカラリゼーション版を観る方がしっくりくるのはなんでなんだろうなあ。これはハリー・ハウゼンも同じというのが面白い。モノクロだとチャチに思えたものが、カラーだとなんかしっくり心にくるんです。

 「コンクリート・レボルティオ」が面白いと思うのは、そういう「人工着色」的なテイストまで視野に入れていることでしょうね。個人的には、やはり批評性の高い作品は評価したい。これってバカにして取り上げられる「意識高い系」とは別だと思うんですがどうでしょう。
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2016年04月19日

「三者三葉」#2

 (西゚∀゚)アハハハハ八八ノヽノヽノヽノ\/\



 見どころは葉山光。以上。もうあっちゃんが無事出てくれただけで言うことはありません。

 で終わってもいいんですが、なんかあっちゃんガチ勢とそれ以外の温度差がずいぶんなんで、もう少々。「これぞ動画工房」という感じでぬるぬる動きまくり圧倒した第一話に比べて、「あれ意外とふつう」と不満を感じた層もいたようで。そうですか? ていうか、われわれとしては、Bパートであっちゃんが出ずっぱりなのに感動してストーリーはもはやどうでもよかったですよ(^^;

 主役張ってる「きんモザ」と「てさ部」以外で、あっちゃんがこれだけ出ずっぱりな作品は、近年ではほとんどなかったので、なんかもう感慨深い。あっちゃんも気合い入れて、一見本人だとまったくわからない役づくりをしてきましたね。ほわほわの天然さん。なるほどこういうのもできるんか。でも本質は鬼畜、というあたりはよくわかっているというか。そのへんを期待されて配役されてますよねやっぱり。

 そして、ニコ動ではあっちゃんの「地獄クッキング」の時間が!(^^;



 「ニンニクバナナ牛乳〜」

 なんでそんなドラえもんみたく言うか(笑)一応、キャラクター紹介で出たネタはこれですべて登場してしまったんで、勝負どころはむしろここからかな。あっちゃんのクッキングコーナーはこれからもニコ動ではやるらしいんで、ということは、いろいろとおそろしい料理がこれからも(笑)

 今回のキャスティングの中では、ある程度実績のある声優はあっちゃんと赤羽根さんだけなので、きっと若手陣にいろいろと仕掛けをしてくれることでしょう。主役三人娘へのカラミも楽しみ。なんたって相手のキャラを引き出す能力は天才的ですから。

 これからも期待大!
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2016年04月18日

「キズナイーバー」#2

 なんか若い衆の評判が悪い。まあ、わからないではないんですが。妙にモヤモヤしてカタルシス感が低く、しかもリストカットや自傷行為を想起させる展開とあればそれはまあ、ねえ。



 でも、安易に取り入れているわけではなくて、「痛覚とはなんだろう」という哲学的なレベルまでとことん考え抜いた設定がいい。「わけがわからない」と評判の悪かった「自分の一番知られたくないことを公表する自己紹介」も、いわば「人格改造セミナー」のノリで、オウムが跋扈しエヴァが流行った90年代にやたらと展開された企業流の洗脳テクニック。ただし、これは無条件の忠誠と終身雇用が等価交換だと思われていたバブル末期ならではの手口で、使い捨てが前提となったゼロ年代以降のブラック企業はその技術を継承できていません。まあ実際、やっても術にかかりませんわ。一方的に奴隷化できたら、と連中も思うはずですが、残念ながら何かエサがないと人は権利を差しだしたりしない。

 そこで、痛覚で関係者をつないで、むりやり感情を連携させていく、というこの作品ならではの手口が登場するわけです。痛みの共有は一見良いことのようにも見えますが、現象と結果のつながりを絶ってしまう、つまり「なんで痛いのかわからない」状況を生み出してしまうので、実は無気力感を誘発させる危険がある。実はそのあたりを了解の上で、市長以下いかがわしい大人たちは子供を洗脳する新しいトリックを模索しているのではないかと… まあ、この状態ではまだまだピースが足りませんが。ともかくもなんかいかがわしい感は満載。

 鋭い人は既に気付いているようですが、ここは橋一本で結ばれた閉鎖都市。つまり、実はこの街はバーチャルワールドである可能性もあるわけですが、さて。

 ともかくも先を観ていくしかなさそう。でも個人的には面白く観られそうで楽しみです。
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2016年04月17日

「ビッグオーダー」#1

 震災の真っただ中にこれどうなのという問題もあるんですが、それ以前にあんまり面白くない、これ。



 そもそも原作者に言いたいのですが、あんたは同じような話しか作れないのかと(−−; 確かに「未来日記」はなかなか面白いところがあって予知能力者同士の闘い、という無理筋な展開を、巧妙な騙し合いと探り合いで見せるアイデアが絶妙でした。今回はそれがいろんな異能力者になっただけ。能力の幅が広がったぶんなんでもありになってしまって、ただ前回と同工異曲であることがなおさら強調されてしまうのがなんだか。

 そしてアニメ版もその問題点をカバーするどころかさらに増幅する結果に終わっており、演出には大いに疑問が感じられます。キャラの狂気を表現するためにアヘ顔を多用するのはドン引きなだけで何の効果もあげていません。ただただ気持ち悪い。主人公が「警察に言うか…いやいや」と自分の気持ちを延々セリフにして丁寧に語ってくれるところに至っては、ものすごくダメな現代のテレビ番組theMovieって感じ。絵の積み重ねで語るべきでしょう、アニメも映像なんだから。絵がなくても成立するテレビアニメってどうかと。

 「未来日記」が面白かったんで期待してたんですけどねーまさかそこから一歩も進化しておらず、それがまたまたアニメになってしまう安易さには驚くばかりです。誰が見て誰が喜ぶのか。まあ、ただでさえ週末は本数多いのでありがたいといえばありがたいのですけど。視聴断念。ある意味ホッとしてる自分がいる。
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2016年04月16日

「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」#1〜2

 うーんこれは(−−;



 SF作家の野尻さんが「現実逃避にすぎる」と批判するラノベのダメな構造を代表する作品というのは、「このすば」じゃなくて、こういうのを言うんじゃないですかね。
オンラインゲームのパーティメンバーでオフ会をやってみたら

偶然同じ学校の生徒だった
偶然自分以外の全員がかわいい女の子だった
偶然自分を好きになってくれてネット内で結婚した女の子は偶然胸が大きくて従順な美少女だった

 まさしく「人生なめんな」でしょう、これは。どんな確率よ。見ていて非常にイラッとしてしまった。当然一話斬りする予定だったのですが、熊本地震の影響で目当ての作品がことごとく放映中止になってしまい、仕方なく流し見ながら第二話に付き合うハメに。

 あーなるほど。こういうことがやりたかったのね。実際、オンラインゲームで出会った少女と付き合おうとすると、こういう風にヤンデレてることが多いんだそうで。すごいな、現実と虚構の区別がつかんのか(^^;

 でも、なら残り二人のメンバーは男でもよかったんでは。この構造だとヤンデレ少女をキープしつつハーレムを築こうとしているようにしか見えない。結局願望充足なんじゃないかと。「このすば」が良かったのは、他のメンバーがまったく自分の意のままにならず常にあさっての方向に話が転がっていくところ。そんな人生の縮図的な不条理感を、ギャグとして描くセンスが大いに評価できました。物語を書くってそういうことですよね。毒や苦みを楽しませてこそエンタメ。流動食を安易に食わせてると胃がなくなってまうから。本当、洒落にならん。
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2016年04月15日

「ふらいんぐうぃっち」#1

 二週目始まりはこの作品から。というかあと「ビッグオーダー」しかない。できれば今週の二本はやりすごしたいんだけど…



 うーん。実に微妙で参った。いや、出来が微妙ということではなく評価的に判断しづらいという意味で。

 キャラクターデザインと作画的にはかなりモヤッとしてて、「ぜひ観なくては」と牽引する強さはちょっと感じない。でも、空気感は悪くはないのですよね。青森舞台にして標準語かい…という気はしないでもないのですが「青森弁さ使ったら字幕スーパーが要るぞ」との青森人の指摘にはなるほどと思うしか(^^;

 まあせっかくみかしー出てるのになあとちょっともったいない。酒屋の娘、という立ち位置はちょうどいいかもしれません。最後のマンドラゴラコント(笑)は実にいい感じの間合いでしたし。とりあえずもう一週様子見かなあ。

 良くも悪くも地味なんです。よくこんだけ地味な企画が通ったと思います。これを京アニがやってたらそれなりに迫力のある克明な描写が見せるものになったと思いますが、まあ、ほどほどでして。「青森の魔女」という世界観はどのような形で見せていくことになるか、ひとまず見てみるしかないですねえ。
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2016年04月14日

「GJ部」#1

 本当に今更なんですけど、関西放映はこれが初なのですよね。本放映時はネット配信版で第一話だけ見てまったくピンとこずそのまま視聴を止めたのですが、その後これは伝説の作品となり、藤原佳幸監督の出世作となり、そのままあの「未確認で進行形」へとつながっていくのだと聞けば、見返さないわけにもいきません。



 というわけで改めて注意して見返してみました。なるほどこれは確かにどこか妙な作品です。一見「わけのわからない部活」「男子一人に大量の女子のハーレム構成」というラノベ構造なのですが、いわゆるその後テンプレートが完成する「ハーレムもの」とは明らかに何かが違う。全体がいくつかのステージに分かれていて、なにやら舞台劇(それも小劇場風の)構造を持っている。部長と主人公の蛍光灯コントはそのまま舞台にかけられそうですらある。

 作画は特に特徴は感じられません。まあ丁寧だとはいえますが、この程度の作品は残念ながらたくさんある。「未確認で進行形」のすばらしい写実性はまだ片鱗すらない。むしろここで注目すべきは会話劇の洗練ぶりでしょう。限られた予算の中で何をすべきか、藤原監督が見切った結果としてのこれなのでしょうね。

 この後、ラノベアニメ化がかくあるべしという典型にはまりこんでいく前の、まだおおらかに何でもできると錯覚し得たよき時代の最後の輝きなのかもしれない、これは。むしろここで「日常」とは何かと学んだことが、「未確認で進行形」に生かされたというべきなのでしょう。まあそのあとの「ブラメモ」は日常をはき違えたトンチンカンへ落ち込んでいくことになるわけで、演出のむずかしさというものを感じざるを得ないのですが、「未確認」「ブラメモ」を経た今だからこそ興味深くみられるものというのはありそう。というわけで、もちろん視聴決定です。しかし大変だなあ。日曜日の三本。まあ仕方ない。というわけで今期は週の後半がたいへんになりそう。
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2016年04月13日

「コンクリート・レボルティオ」#14

 というわけで連載再開。という感じですね。一応、おさらい特番が前週にあったんですが、特に自分は何も見逃していないということがわかっただけでした(^^;



 非常にわかりやすかったですよ特番。うんうん、そんな感じだったよねという感じで。でも、じゃあいざ全体を見渡すとなんかモヤモヤするこの感情はなんなんだろうか(^^;

 いやー今回も「変わらぬ我が道っぷりだなあ」とある意味関心しましたよ。前期興業的には惨敗でしたけど、それでもあえてやりたい、とこだわるスタッフの意気込みは伝わってくるので、これは最後まで見届けるしかないだろうなと。押井守の「立喰師列伝」と一緒で、内容的には売れるとも思えないけど、作る価値は十分にあるし、アニメ史にはなんらかの形で残っていくんだろうと思います。なんせ関わってるスタッフが無駄に豪華ですから。たぶん、すみぺは一人で熱く語ってるんだろうなあ。ラジオ版聞いた方がいいかな。

 今回の再スタートは連合赤軍の予兆と治安出動の予感に世の中が騒然としていた70年代の開幕あたりから。あさま山荘事件をどう描くのか、ちょっと興味深いところではあります。怪獣を環境保護と結びつけることで公害問題と関連づける展開もうまいし。まあ実際、当時の怪獣はそのもの公害をイメージして作られたところもあったわけですものね。その頂点となるのがわれらがヘドラ。さて、あれだけの存在があるだけに、どのように歴史を読み替えていくか、見逃せない部分ではあります。

 しかし今回の冒頭の爾朗がカップラーメンすすってた場面は、まさしく時代の最先端の表現だったんですよね。大量消費時代の到来を示すアイコンとしてのカップラーメン。こういう小道具の使い方もうまい。こういう批評的に尖った作品はどうしてもぼんやり見ている視聴者には届きにくいのだけど、こちらもアンテナ感度を最大限にして迎え撃つ覚悟は必要なんだろうと思う。もちろん、今回も毎週書きますとも。楽しみです。
posted by てんちょ at 00:25| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月11日

「三者三葉」#1

 おお… 思い出しますよ。あの「未確認」の輝かしい日々を。



 本当に「あの時」が戻ってきた気分。キャストも監督も違うんですけどね。原作者・チェリー先生の面白さを忠実にアニメの中に移し替えていくとこういう形になるんだなと。これがチェリー味というやつか(^^;とにかく日常の隅々まで実に丁寧。そして驚くほどモブキャラも含めてしっかりと描きこまれている。派手なアクションものよりはるかにひょっとしてお金かかってない?これ。

 とはいえみんなうめいてますねーオレもですよ。

 「西明日香出ないやないか!」

 第一話ですからねえ。どっちだろうかと思ったんですが。主人公三人だけの話になるか、それともメインキャラの紹介回になるか。前者でしたね。まあ原作四コマだからそうなるわなあ。オリジナル第一話でも仕立てない限りは。ただ、メインキャラ三人の魅力は非常にじっくりと描き出されていたので、これはこれで十分に満足。主役はどうみても元お嬢様でしたが。三人の少女の友情物語として十分によくできていたと思いますよ。これもお嬢様の話に絞ったからうまくいったんでしょうね。そういう意味ではこの展開で正解。

 サブタイトル「カラダにいいのはおいしくないものだよ」から推察するに、たぶん次回はちゃんとあっちゃん演じる葉山光が出ますね。奇怪な健康食作るのが趣味の子という設定らしいから。さあて、どうなりますことか。本当、ちゃんとしたメインキャラであっちゃんが新しいキャストを得るのは本当に久々だから、これは期待せざるを得ない。

 というわけでもちろんこれは視聴決定。というか毎週ちゃんと書きます。これはマジで楽しみ!
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「キズナイーバー」#1

 うん、おもしろい。これは毎週取り上げることになりそう。



 「キルラキル」より確かにだいぶんとリアル寄り。そしてわかりづらい。でもなんだろう? と気になるフックはあちこちに仕掛けてあるので、観ていてイライラとはしない。若干幾原テイストに近いものを感じますね。だからたぶんヒットはしないだろうけど。でも個人的には大好きなので取り上げていこうかなと。

 痛覚をテーマにしたアニメというのはありそうでなかった。若い子たちの自傷行為も問題化して久しいので、このあたりで一度抽象化しておくのもいいかもしれません。人間の想像力の限界と痛みの共有というのは、風刺としてもなかなか面白いと思います。

 まあ、問題はどうやって「痛み」をアニメとして表現するか、でして。今回は打撃系の痛みの共有を「ポンッ」という感じで表現してました。ああ、なんとなくわかる。ただ、この先たぶんかなりいろいろな痛みが出てくることになるはずで、それをどのように描くかはかなり知恵をひねることが必要になりそう。要注目。
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「はいふり」#1

 見て最初に浮かんだ感想。

 海をなめんな



 この画面に違和感を感じないのなら、少し危機感を持った方がいい。ウソくさいどころじゃないでしょうこれ。画面として一秒たりとも成立していない。キャラクターデザインは著作権フリー画像をかきあつめてきたのかと思わせるほどの安っぽさだし、ストーリーは支離滅裂。最後の水没した日本列島をドヤ顔で見せた演出も首をかしげる展開。あれ、公式サイトに出てた設定よね? そして本当のタイトルは「ハイスクールフリート」ふーん、だから? いい悪い以前に意味不明。

 そもそも主人公が不愉快すぎるし。強烈にぶん殴りたくなるのはオレだけですか(−−; 人を海に突き落としておいて「うわー大変だねえ」って、「のんびりやさん」というレベルじゃないでしょう。猛烈なアホを艦長に仕立てて反乱を演出させられたのだ、とそこまでは読めましたが、設定が極端すぎる。こういうのは、もっとさりげない設定の中にまぎれこませてこそ生きるわけで。これではストーリーが完全に破綻してます。

 脚本と演出とキャラクターデザインが完全に落第点。やりなおし。
posted by てんちょ at 01:40| 大阪 | Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする