2015年08月18日

「ガッチャマンクラウズ インサイト」#07

 あーそう来たか。そうやってアクションに引っ張ってくるんだ。なるほど。



 なんせここまで面白いけどどうみても政治的議論に終始しそうな内容が、一気にアクションにシフトしたわけですから。ここで引きとは実に質が悪い(^^;

 あのOPの床屋モンスター、そういう意味だったのか。

 しかし寓意が実に見事で、いろいろ考えさせられてしまう。「あのカッツェさんが裸足で逃げ出した」とかそれだけで恐ろしさが伝わる、ここまでの伏線の張り方がすばらしい。

 ゲルサドラが腹をパンパンにふくらましているのに、全面的に信頼しすぎているつばさちゃんにはまったくそれが見えていないという不条理、本当、ひとごとじゃないですよね。現実の政治の安直な戯画でないぶん、実にいろいろなことを考えさせる仕組みが面白い。

 「心をひとつに」「ゲルサドラにおまかせ」が、非常にありがちな均一社会を思わせるキーワードではあるのだけど、そういう安易なディストピアにはどうもなりそうもない。ならば破局はどうやって訪れるのか。そのあたりのビジョンはかなり明晰で先進的。ここまで続編を引っ張っただけのことはあるなとかなり感心してしまう。さぞや議論を積み重ねたんでしょうねえ。

 ネットの悪意の象徴としてのベルクカッツエの次は、均一すぎる善意の象徴としてのゲルサドラ、そこまでは誰でも思いつくわけですけど、これはなかなか迫力のある第二章になったなと思います。楽しみですねこの先が。
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ガッチャマンクラウズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする