要するに使い切れてないんですよね。この殺し屋。非常に個性的でスタイリッシュで、いかにも鈴木清順的なキャラだったので、こういう形でフェイドアウトしたのは実にもったいなかった。
確かにいかにも桑島キャラ、という感じの電波少女・イリスは我々真下ファンへのサービスとしてうれしいかぎり。たぶん北山さんの意向でしょうが、いや分かってますねえとねぎらいたくなります。ただ、キャラデザイン的にやや地味だったのと、少しキャラの性格の詰めが甘くて、行動が類型的になってしまったかなという部分があって。見返すとそういう不満が見えてきます。
もう少し理解しがたく危険な少女でもよかった気が。銃の使い方をいまいち理解していなくて、まったく無秩序にガンガン発砲してきて、レオナルドとイリスの十字砲火の中でナディとエリスがオタオタするという展開が面白かったかも。あとそれと、イリスの行く末に関して、少々後味が悪い。
ただ、遊び心満載な展開は悪くなかったと思います。イリスの持ってる鶴嘴とスコップに全部クマのマークが付いているというのはDVDで初めて気付く粋な遊び心。んで、イリスの事務所にはクマのぬいぐるみもあったりして。ナディのかついでる鶴嘴。画面左上にご注目。

